猫猫と壬氏の恋は、もどかしくも甘い駆け引きの連続。本記事では、猫猫と壬氏のキスシーンを徹底解説!何巻何話で読めるのか、その背景や意味を詳しく紹介。間接キスや嫉妬の強引キスなど名場面を振り返り、2人は両思いになるのか? 最新の情報も交えてお届けします!
※この記事には、原作小説の最新刊および、これからの展開に関する重大なネタバレが含まれています。ネタバレが大丈夫な方のみご覧ください。
目次
【薬屋のひとりごと】猫猫と壬氏の恋模様
「薬屋のひとりごと」の魅力のひとつは、主人公・猫猫と壬氏のじれったくもピュアな恋模様です。特に猫猫はもともと恋愛に鈍感なうえ、壬氏は皇弟という身分のため、お互い素直に距離を縮めることができません。
だからこそ、2人の小さな行動やささいな感情の変化が特別で尊く、思わず応援したくなってしまうのでしょう。今回はそんな二人のキスに焦点を当てながら、関係性を解説します!
「薬屋のひとりごと」の登場人物の関係性を詳しく知りたい場合はこちらをご覧ください。
猫猫と壬氏の初々しいキスシーン
恋愛感情なんて無縁——そう思っていた猫猫の心を揺さぶる、衝撃の瞬間。普段は優雅で余裕たっぷりの壬氏が見せる意外な行動に、思わず息をのみます。
猫猫も赤面、間接キス(小説1巻)
猫猫が思わず動揺した、壬氏の間接キス。
出典: x.com
このシーンは、小説1巻の「終話 宦官と妓女」で描かれています。後宮を去った猫猫と再会した壬氏は、彼女が本当は戻りたがっていることに気づき、安堵。その流れで、猫猫の唇に触れた自分の指を、そのまま自分の唇へ運ぶのです。
壬氏の唇についた猫猫の口紅が妙に色っぽく、普段はクールで冷静な猫猫も、思わず赤面してしまうのでした。
アニメと漫画版では、以下のエピソードで読むことができます。
- アニメ:#12『宦官と妓女』
- 小説:第1巻 終話
- 漫画サンデー版:第3巻 第13話「解雇」
- 漫画ガンガン版:第4巻 第20話「宦官と妓女」
壬氏が猫猫を救う人工呼吸キス(小説3巻)
命を懸けて猫猫を救うために行われた、壬氏の人工呼吸キス。
出典: www.manga-up.com
このシーンは小説3巻「第19話 狩り(後編)」で描かれています。命を狙われ、猫猫と壬氏は滝つぼへ飛び込みます。意識を失った彼女を救うため、普段は余裕たっぷりの壬氏が迷わず人工呼吸。
必死な表情で猫猫を助ける姿に、心も大きく揺さぶられるシーンでした。
漫画版では、以下のエピソードで楽しめます。
- 小説:第3巻 第19話 「狩り(後編)」
- サンデー版:第13巻 第51話「壬氏の秘密」
- ガンガン版:第12巻 第63話「狩り(後編)」
嫉妬する壬氏の独占欲が爆発? 強引キス
壬氏が猫猫を想うあまり、ついに理性が崩壊。抑えきれない想いが溢れ、強引に奪ったキスの行方は――?
宴の席で見せた壬氏の嫉妬キス(小説5巻)
壬氏の嫉妬が爆発した、衝撃的で強引なキス。
出典: herobunko.com
このシーンは小説5巻「終話」で描かれています。壬氏の妻候補選びの宴の場で、猫猫が別の男性と踊り、さらに他の女性を妻にとすすめました。その結果、壬氏の理性は崩壊。激情のままに首を絞めながら、強引にキスを奪います。
壬氏の愛の深さと危うさが、これほどまでに露わになった場面はないでしょう。彼が抱える、燃え盛る炎のような執着と独占欲があふれ出しました。
しかし、猫猫も負けてはいません。花街仕込みの技で壬氏を翻弄し、まさかの逆転劇が繰り広げられます。
- 小説:第5巻 終話
激情に駆られた強引なキス(小説家になろう版 )
壬氏が感情を抑えきれず、強引なキス。これは『小説家になろう』版、市井編1「二十二、噂と面倒事」にも登場します。
舞台は花街の薬屋。猫猫が他の女性のことを気遣い、壬氏に「大切にしてあげてほしい」と助言したことで、彼の怒りが爆発。「壁に打ち付けたくなる」と荒々しい言葉を吐き、髪を掴みながら衝動的にキスを奪います。
普段は冷静な壬氏ですが、このときばかりは激情を隠すことができません。いつもの余裕ある態度はすっかり消え、自分の感情を持て余しているかのような、不器用な激しさがあふれました。
猫猫が恋を自覚するきっかけのキス
恋愛に鈍感な猫猫ですが、壬氏への特別な想いに少しずつ気づき始めます。そんな彼女の変化が描かれたキスシーンは、物語の中でも特に重要な瞬間です。
「痛いの痛いの飛んでいけ」の頬キス(小説9巻)
猫猫の心境の変化が表れる印象的な頬キス。
出典: herobunko.com
このシーンは小説9巻「第20話 壁凸」で描かれています。壬氏からの「活を入れてほしい」という頼みで、彼の頬を引っ叩く猫猫。赤くなった彼の頬を見て、「痛いの痛いの飛んでいけ」と呟き、優しく寄り添うように頬にキスをするのです。
普段は恋愛感情をほとんど見せない彼女が、無意識のうちに壬氏を気遣い、愛情をにじませた瞬間でした。冷静で淡々としているようでいて、ふとした瞬間に現れる優しさ。その不意打ちのような温もりが、壬氏の胸にどれほど深く刻まれたことでしょう。
- 小説:第9巻 第20話「壁凸」
猫猫から壬氏の初めてのキス(小説12巻)
ついに自分から…!貴重すぎる猫猫から壬氏への初キス。
出典: herobunko.com
このシーンは小説12巻「第28話 安眠」で描かれています。眠る壬氏を見つめ、精いっぱいの思いを込めて、そっと優しく口づける猫猫。そして、壬氏のぬくもりがそばにあることに、猫猫はどこか安心を覚えます。その心地よさに包まれながら、彼女も静かに眠りにつきました。
しかし、この優しいひとときは、それだけでは終わりません。今度は、眠る猫猫の額に、そっと唇を寄せる壬氏。「補充」と称したそのキスは、彼なりの愛情表現だったのでしょう。二人の距離がぐっと縮まり、特別な絆が深まる、美しく印象的な場面となりました。
猫猫が自分の想いに気づくキス(小説12巻)
猫猫が自分の気持ちに気づく重要なキス。
上のエピソードと同じく、小説12巻の「終話」には、もう一つ別のキスシーンがあります。帰りの船上で、壬氏が穏やかにさりげなく猫猫にキス。そこで過去のキスも含め「嫌じゃなかったのか?」と壬氏に問われ、猫猫は「たぶん、嫌ではないんだろうな」と感じます。
これまで意識してこなかった壬氏への気持ち。それが、今ここではっきりと形になろうとしていました。互いの想いがすれ違うことなく、確かに重なった瞬間。二人が両思いであることが、静かに、しかし確かに示された大切な場面となりました。
- 小説:第12巻 第28話「安眠」/終話
ふたりの関係はどうなった…?
猫猫と壬氏は何度もキスを交わしているものの、なかなか関係が進展しません。小説7巻では壬氏が「妻にする!」と宣言していますが、それでも二人の距離は微妙なままです。
その理由は、壬氏の立場にあります。
猫猫も壬氏に好意を抱いていますが、宮廷の争いの火種になることや、お世話になった玉葉后を裏切るような真似はしたくないと考えているのです。
壬氏も、14巻以降は強引に迫るのをやめ、距離を取るようになります。これは、猫猫の考えを理解した上で、自分の立場を自覚したからです。彼女を何よりも大切に思っているからこその選択。
猫猫が壬氏の気持ちを受け入れるほど、壬氏との距離が遠くなってしまう。両思いなのに、もどかしい関係性です。
果たして2人の関係は、この先どう変わっていくのか?無事に結ばれることができるのか…今後の展開が楽しみですね!
まとめ|猫猫と壬氏のキスシーンを振り返って2人の恋をもっと楽しもう!
「薬屋のひとりごと」の見どころのひとつが、猫猫と壬氏のじれったくも愛おしい恋模様。恋愛に鈍感な猫猫と、皇弟という立場の壬氏。素直になれない2人のやりとりに、つい応援したくなります。
特にキスシーンは関係が動く重要な瞬間。「間接キス」で猫猫が初めて動揺し、「強引キス」では壬氏の嫉妬が爆発。そして「頬キス」や「猫猫からのキス」で、彼女も気持ちを自覚し始めます。
しかし、宮廷の事情もあって関係はなかなか進展せず…。それでも少しずつ近づいている、猫猫と壬氏。この恋がどう決着するのか、今後の展開が楽しみですね!
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