『薬屋のひとりごと』をもっと楽しむために、よく登場する用語や気になるキーワードの意味をやさしく解説。初心者さんにもわかりやすく、話題になった用語もまとめていますので、ぜひご覧ください。
※本記事には、アニメ第2期の最新話に関するネタバレが含まれています。ネタバレが大丈夫な方のみご覧ください。
🎯 まずは押さえたい!『薬屋のひとりごと』の基本用語10選
後宮って?宦官って何?作品を楽しむうえで欠かせない基本キーワードを解説します!
🔍 基本用語一覧
帝が手をつけた=肉体関係を持ったことがある女性のこと。
御手つきになった者は地位や待遇が上がり、他の妃たちから妬まれることもある。
帝が、自身の妃や物品などを臣下に授けること。
作中では中級妃だった芙蓉妃(フヨウひ)が、武勲を立てた幼馴染の武官に下賜され、宮廷を去っている。
去勢された男子で、後宮などに仕えた役人。
作中では、壬氏(ジンシ)、高順(ガオシュン)、やぶ医者、羅門(ルォメン)などが宦官として登場する。
皇帝の妃や子供が暮らすエリア。
権力と嫉妬が渦巻く女の花園であり、諍いが絶えない場でもある。
皇族の娘につけられる称号。
作中では、「こうしゅ」ではなく「ひめ」と呼ばれる。
玉葉妃の娘・鈴麗(リンリー)が唯一の公主として登場。
後宮の中でも特に高い地位をもつ、4人の上級妃のこと。
アニメ第2期では、以下の4人が四夫人として登場する。
- 貴妃 玉葉妃(ギョクヨウひ)
- 淑妃 楼蘭妃(ロウランひ)
- 徳妃 里樹妃(リーシュひ)
- 賢妃 梨花妃(リファひ)
女性が後宮に入ることを指す。
入内は栄誉であり、後宮での立場が始まる瞬間でもある。
宮中の衣装を担当する部署。
猫猫が最初に配属された場所でもあり、小蘭(シャオラン)や子翠(シスイ)も尚服の侍女として登場する。
皇帝に特別に気に入られている妃のこと。
現在の寵妃は翡翠宮に住む玉葉妃で、後宮でも大きな影響力を持つ存在。
次の皇帝となる予定の人物、いわゆる「皇太子」のこと。
現在の東宮の座には、皇弟・華瑞月(カズイゲツ)こと壬氏がその地位についている。
📌 物語がもっと深くなる!注目ワードまとめ
アニメで登場した新情報や話題のキーワードを、ピックアップして解説します。
🔍 最新版!話題の用語一覧
猫猫は物語の中で、園遊会で3本、狐の里で1本の簪を受け取っている。
園遊会で簪を贈る行為には、「お気に入り」「優秀な人材の勧誘」「求愛(=後宮の外へ共に出たい意志)」「参加賞」など、贈り手の意図によってさまざまな意味が込められている。
■ 園遊会で受け取った簪
- 壬氏からもらった簪:細かい彫りが施された銀製の高価な簪。求愛の気持ちが込められている。
- 李白からもらった簪:桃色の小さな珊瑚がついた簪。参加賞のような位置づけ。
- 梨花妃からもらった簪:紅水晶の玉飾りが三連ついた簪。お気に入りであることを示す。
■ 狐の里で受け取った簪
- 子翠からもらった簪:狐の里の祭りでもらった簪。猫猫が拷問「蠆盆」に挑む場面で重要な役割を果たす。
子の一族が住まう隠れた湯治場。
狐神信仰があり、特殊な風習や遺伝的な特性を持つ者たちが暮らす。
牛の胆石から採れる、貴重な生薬。
猫猫はこれを壬氏からもらった際、あまりの興奮で壬氏の話も耳に入らないほどだった。
「人を狂わせるほどの魅力がある」と語る、猫猫にとっては夢のような生薬。
特定の色を見分けにくい目の状態のこと。
作中では、王母の血筋を受け継ぐ証として描かれており、子昌(シショウ)や子翠など、子の一族に多く見られる特徴。
皇位継承者を選ぶために設けられた“試練の場”。
この場所の謎を解くカギとなるのが「色覚異常」。王母の血を引く者には、その特性が遺伝するとされ、物語の重要な伏線にもつながっている。
ローマ神話に登場する月の女神の名前。
作中では、月精に扮した壬氏が姿を消した場面で、猫猫が月を指さして「ディアーナ」という言葉を口にする。
翠苓(スイレイ)や深緑(シェンリュ)が手を合わせていた、ある女官の墓。
大宝は、現皇帝が生まれる2年前、医官との間に子をもうけたとされている女性。
彼女は、先帝の毒牙にかかった女性たちの恨みや、後宮に巣食う悪意を象徴する存在として描かれている。
毒蛇や毒虫を使った拷問のひとつ。
翠苓は過去にこの拷問を受けたとされ、蛇を極端に怖がっている。
猫猫も同様にかけられるが、まったく怯えることなく、毒蛇を簪でさばいて平然と食べてしまった。
砂欧(シャオウ)から茘(リー)の国にやってきた2人の使者、愛凛(アイリーン)と姶良(アイラ)。
このうち姶良は、子の一族の謀反に加担し、密造された禁薬「飛発(フェイファ)」を密輸したとされる。
狩の場で壬氏暗殺未遂事件に使われた、新型の武器。現代でいうところの鉄砲にあたる。
子の一族が謀反のために密造し、異国の特使・姶良(アイラ)が茘(リー)の国に持ち込んだとされている。
鬼灯は、赤くふくらんだ袋のような形をしている植物。袋の中には実が入っている。
作中では堕胎剤の材料とされ、大宝の墓に供えられていたり子翠がその実を口にしたりするなど、物語の要所で描かれている。
作中では、「ゆびきり」という呪い(まじない)が流行し、指を切って想いを伝える風習があったとされる。
かつて羅漢のもとに、鳳仙(フォンシェン)の指とともに、幼い猫猫の左手の小指も送りつけられた。
現在の猫猫の小指は、わずかに曲がっている。
翠苓(スイレイ)が使った、一時的に仮死状態になって死を装うための薬。
原料には、曼荼羅華(まんだらけ)や河豚毒(ふぐどく)などの強い毒性をもつ成分が使われているとされる。
翠苓はこの薬の作り方をエサに猫猫を誘惑し、彼女を後宮の外へと誘い出した。
📝 これでバッチリ!気になる用語をおさらい
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