【薬屋のひとりごと】やり手婆の正体は?若い頃の逸話と猫猫との関係を考察【ネタバレ注意】

攻略大百科編集部
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やり手婆

イラスト

漫画が2種類

ある理由

31話

「選択の廟」

32話

「皇太后」

38話

「踊る幽霊」

40話

「巣食う悪意」

41話

「狐の里」

42話

「鬼灯」

43話「祭り」

44話「砦」考察

アニメ「薬屋のひとりごと」第2期では、緑青館の店主・やり手婆(やりてばばぁ)がかつて「月の精」と呼ばれていた過去が明かされました。その逸話や猫猫(マオマオ)との関係について考察します。

 

この記事には、アニメ第2期の内容やネタバレが含まれています。問題のない方のみご覧ください。

 

「薬屋のひとりごと」のやり手婆とは?

やり手婆 キセル

出典: x.com

やり手婆は、「薬屋のひとりごと」に登場する重要なキャラクターで、緑青館という高級妓楼を取り仕切る女性です。

やり手婆の基本情報

腹パン猫猫とやり手婆

出典: x.com

項目

情報

名前

やり手婆(本名不明)

性別

女性

年齢

70歳以上

身長

若い頃は175cm

(現在は縮んでいる)

役職

緑青館の店主

好きなもの

お金

声優

斉藤貴美子

やり手婆の声優

やり手婆の声を担当するのは、実力派声優・斉藤貴美子(さいとう きみこ)さん。彼女はアニメだけでなく、洋画の吹き替えにも出演しており、幅広いジャンルで活躍しています。やり手婆の独特な声色や貫禄のある演技は、キャラクターの魅力を一層引き立てています。

やり手婆の人物像

やり手婆は、緑青館の仕切り役を務める厳しくも有能な店主です。お金が大好きで、儲け話には目がありません。しかし、ただ厳しいだけでなく、面倒見の良い一面もあります。

緑青館の才覚ある店主

緑青館?冗談だろ
一晩で銀が尽く高級妓楼だぞ

出典: 薬屋のひとりごと 3巻(ガンガン版)「第10話 簪の意味」

やり手婆は、花街の老舗高級妓楼「緑青館」の店主です。妓女たちを厳しく管理し、客とのやり取りを行う役割を担っています。経営の才覚に優れ、一度は傾きかけた緑青館を見事に立て直しました。

鋭い洞察力と抜け目ない賢さを持ち、煙管をくわえながら客を値踏みする姿が印象的です。

お金をこよなく愛する性格

やり手婆が店主として成功した背景には、根っからのお金好きという一面があります。

喜ぶやり手婆、猫猫と壬氏

出典: x.com

彼女はお金儲けに長けており、客から容赦なくお金を巻き上げることも珍しくありません。全財産を差し出した客を冷たく突き放すこともあれば、相手を堂々と値踏みすることもあります。

さらに、金目のものに目がないやり手婆。壬氏(ジンシ)が猫猫を花街から呼び戻すために差し出した、まばゆいばかりの金子(きんす)を目にした瞬間、思わず小躍りしてしまうほど喜びます。

面倒見のいい素顔

やり手婆は妓女や猫猫に対して、面倒見のいい一面もみせます。

白鈴とやり手婆、猫猫

出典: kusuriyanohitorigoto.jp

妓女たちの衣食住の世話をし、商品である彼女たちが乱暴に扱われないよう目を光らせ、適切な待遇を確保するなど、常に彼女たちを気遣っています。

猫猫が人さらいに遭い行方不明になったときには、表には出さないものの内心では心配していた様子もうかがえました。

「月の精」と呼ばれた逸話

やり手婆はその昔、緑青館きっての妓女でした。アニメ第2期では、やり手婆が「月の精」と称賛された妓女だったことが判明します。

若いときのやり手婆

出典: kusuriyanohitorigoto.jp

特使を魅了した「月の精」

異国の特使 姶良(アイラ)と愛凛(アイリーン)

出典: kusuriyanohitorigoto.jp

50年前、やり手婆は異国の特使を迎える宴で舞を披露しました。優雅な踊りと舞台を彩る光の粒が幻想的な光景を生み出し、その美しさに魅了された特使は、彼女を「月の精」と称えました。

やがて時は流れ、アニメ第2期で茘(リー)の国を訪れた別の特使たちが、「月の精に会いたい」と要望します。

しかし、今のやり手婆はかつての面影はありません。もし美女を期待する特使の前に彼女を出せば、外交問題になりかねない状況でした。

完璧な「月の精」を披露した壬氏

特使の無理難題を叶えるため、壬氏が一役買います。

猫猫とともに当時の宴を再現し、華やかな衣装をまとって特使たちだけに舞を披露したのです。その優雅な姿は、まさに「月の精」と呼ぶにふさわしいものでした。

あまりの美しさに、猫猫は「国を傾けるほどの力を持つ、まるで猛毒のような存在だ」とまで感じたほどです。

やり手婆が選ばれた理由

しかしまあ
一番の理由は体格だろうね

あたしは背も高くて身体にめりはりもあったから

出典: 薬屋のひとりごと 9巻(ガンガン版)「第47話 月精(前編)」

やり手婆が舞の主役に選ばれた理由は、当時、花街で最高級の妓女だったことに加え、見事な体つきだったからです。

彼女は175センチもの長身に、めりはりのある体を誇り、その堂々とした姿はひときわ目を引きました。主役として舞台に立つなら、なおさら体は大きいほうがよかったのです。

光の粒の正体

月と光の粒

出典: x.com

光の粒の正体は、オスの蛾でした。

宴の当日、誰かがいたずらで、やり手婆の衣装に蛾のメスの死骸を擦りつけました。やり手婆はそれに気づきましたが、動じることなく舞を披露します。

舞が始まると、メスの蛾の匂いに誘われたオスの蛾たちが次々と集まり、彼女のまわりを舞い飛びました。月明かりに照らされた蛾の翅(はね)は、まるで光の粒のように輝きます。

それが「光の粒」の正体であり、やり手婆が「月の精」と呼ばれるようになった逸話のきっかけでした。

やり手婆と猫猫の関係は?

着飾る猫猫と緑青館

出典: kusuriyanohitorigoto.jp

「薬屋のひとりごと」では、やり手婆と猫猫の関係性が物語の中で重要な役割を担っています。ここでは、そんな二人の関係について考えてみたいと思います。

猫猫の育ての親

……ここにはおやじもいる。うるさい婆さんも、にぎやかな小姐たちも――
帰る家はここにあるんだ。

出典: 薬屋のひとりごと~猫猫の後宮謎解き手帳~ 4巻(サンデー版)「第14話 外廷勤務」

「薬屋のひとりごと」の主人公・猫猫は、妓楼・緑青館で生まれ育ちました。

生みの親である妓女の鳳仙(フォンシェン)は梅毒にかかり、猫猫を育てることはありませんでした。その代わりに、やり手婆が保護者のひとりとして猫猫の面倒を見ています。

猫猫を育てた背景

寝込む鳳仙と猫猫

出典: kusuriyanohitorigoto.jp

猫猫の生い立ちには、特殊な事情があります。

かつて、緑青館の信用が地に落ちたことがありました。その原因は、鳳仙が猫猫を身ごもったことにあります。

この出来事により緑青館の経営は傾き、やり手婆もとても大変な思いをしました。普通であれば猫猫は疎まれ、追い出されてもおかしくないはずです。

しかし、やり手婆は猫猫を見捨てることなく育て上げました。そこには、何か深い理由がありそうです。

やり手婆=猫猫の祖母説は本当か?

幼い猫猫

出典: kusuriyanohitorigoto.jp

一見すると、やり手婆と猫猫に血のつながりはなさそうに見えます。しかし、ファンの間では「やり手婆は猫猫の祖母なのでは?」という説がささやかれているのです。ここでは、その理由を詳しく考察します。

鳳仙が特別待遇を受けていた

鳳仙

出典: kusuriyanohitorigoto.jp

妓楼では、病気にかかった妓女は他の妓楼に売られるか、追い出されるのが普通です。しかし、鳳仙の場合は違いました。

やり手婆は、梅毒にかかった彼女を見捨てることなく、緑青館に留めました。それどころか、一人部屋を用意し、看病までさせるなど、特別な待遇をしていたのです。

このことから、「鳳仙はやり手婆の娘なのでは?」という説が生まれました。

猫猫を妓女にせず自由にさせている

猫猫と羅門

出典: kusuriyanohitorigoto.jp

緑青館では、生まれた子どもは妓楼の一員として育てるのが一般的です。やり手婆も最初は猫猫を妓女にしようと考えていましたが、最終的に強制することはありませんでした。

やり手婆は猫猫が羅門(ルォメン)のもとで育つことを許し、薬屋を営むのも認めました。さらに、実験中に部屋を吹き飛ばした際は激怒したものの、追い出すことはしませんでした。

こうした特別に猫猫の意思を尊重する姿は、まるで家族を大切にする祖母のようだとも考えられます。

原作者のコメント

この説を裏付けるヒントとして、原作者の日向夏先生がX(旧Twitter)で語った内容があります。

先生はやり手婆について「子どもを何人か産んでいる」と発言しています。

続いて注目したいのは、病に倒れた鳳仙の待遇について。先生はXで「一人部屋を与えられ看病してもらった妓女は特例中の特例」とコメントしています。

さらに驚きの事実として、鳳仙の母も妓女だったことが判明しました。そして、やり手婆自身もかつては妓女だったことを踏まえると、自然と浮かび上がるのが「鳳仙の母=やり手婆」という可能性です。

公式では、やり手婆と猫猫の血縁関係についてはっきりと明言されていません。

しかし、物語中で明かされている事実や原作者の日向夏先生のコメントを踏まえると、「やり手婆=鳳仙の母」、さらに「猫猫の祖母」である可能性が高いと考えられます。

まとめ

やり手婆 手を口に当てる

出典: kusuriyanohitorigoto.jp

やり手婆は、今でこそ厳しくてお金にシビアな仕切り役ですが、50年前は「月の精」と称えられるほど美しい最上級の妓女でした。多くの人を魅了し、華やかな時代を生きた彼女は、引退後もその経験を活かし、敏腕経営者として妓楼を支えています。

そんなやり手婆には、猫猫の祖母ではないかという説もあります。やり手婆の過去と猫猫との関係がどう描かれるのか、アニメ2期の展開が楽しみですね!

 

 

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