アニメ「薬屋のひとりごと」の第3期がついにスタートしました!
第49話『蝗(いなご)』では、花街に戻った猫猫と趙迂(チョウウ)の日常が描かれました。ところが、何気なく出されたイナゴの煮つけから、国を揺るがす大きな災害の予兆が見えてきます。さらに、第2期で楼蘭(子翠)が残した警告や、過去に登場した虫の話も重要な伏線に!
今回は、第49話の感想を交えながら、蝗害(こうがい)とは何か、楼蘭が残した警告の意味、今後の展開につながる伏線などをわかりやすく解説します。
※本記事にはアニメ第49話までのネタバレが含まれています。ネタバレが大丈夫な方のみご覧ください。
第49話『蝗』の感想|猫猫の日常が戻ってきた!
第2期の終盤では、子の一族の反乱に巻き込まれ命の危険にさらされていた猫猫。そんな大事件もようやく落ち着き、第49話では花街での日常が戻ってきました!しかし、平和な生活に戻ったのもつかの間。またなにやら事件の予感が……。
第3期の始まりから、早くも不穏な気配が漂っています。
花街に戻った猫猫と趙迂の微笑ましい日常
子の一族の事件が終わり、後宮の毒見役を解任された猫猫は、花街で薬師としての生活に戻っていました。そして、その傍らには趙迂の姿も。

第2期で命を救われた趙迂は、以前の記憶を失ってしまいましたが、今では猫猫とともに緑青館(ろくしょうかん)で暮らしています。
猫猫が趙迂の面倒を見る姿は、まるで姉弟のよう。あの壮絶な事件を思うと、こうして穏やかに過ごす2人の姿には、なんだかホッとさせられますね。

そんな趙迂は、妓女たちの似顔絵を描くなど、絵の才能を発揮しています。記憶は失っても、身につけた才能まで失われたわけではないようです。そして、相変わらずのやり手婆とのやり取りも、いかにも緑青館らしい光景でした。
第2期の緊迫した展開とは打って変わった日常。この平和な日々がいつまでも続くと良いのですが・・・。
「虫がスカスカ」?何気ない一言が不穏な展開に
ある朝、やり手婆が猫猫と趙迂に振る舞ったのは、なんとイナゴの煮つけ!人の良い緑青館のお館さまが、商人に泣きつかれて大量のイナゴの煮つけを引き取ってしまったのです。

虫を食べることに抵抗を感じる人も多いと思いますが、イナゴは昔から食用にされてきた昆虫です。筆者も幼少期にイナゴ取りに連れていかれて、佃煮を食べさせられた記憶があります(T^T;)。
そんなイナゴを食べた趙迂は、食べた虫が「スカスカ」だと言いだします。猫猫はその何気ない言葉から、あることを思い出します。それは、かつて子翠から聞いた「バッタとイナゴの違い」の話です。子翠も以前に猫猫の前で「バッタが混じっていておいしくない」という発言をしていました。
今回最初に違和感を覚えたのは猫猫ではなく趙迂です。記憶を失っているはずの趙迂が、なぜ虫の違いは覚えていたのでしょうか。この点も気になるところです。
皇弟となった壬氏の新たな役割
一方、壬氏の生活にも大きな変化が訪れていました。第2期で自身が皇弟であることを公にした壬氏は、正式に政務へ参加するようになったのです。
これまでのように後宮を管理するだけでなく、国全体に関わる問題にも向き合わなければなりません。皇帝から政治にかかわる仕事を与えられているようで、やっぱり苦労が絶えない日々が続いているようです。

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そんな壬氏を悩ませているのが、楼蘭から最後に託された「国を襲う災害の予兆」でした。国に大きな被害が出るかもしれないとなれば、皇族として見過ごすわけにはいきません。さらに、皇帝からは壬氏の婚姻を思わせる話題も……。
猫猫に特別な想いを抱いている壬氏ですが、皇弟という立場になった以上、自分の気持ちだけで結婚相手を選ぶことは難しいのでしょう。猫猫との関係はこれからどうなってしまうのか……。こちらも目が離せません!
◆皇帝がはなしていた「ユエ」について◆
帝の「ゆえにも花を選ばせようと思う」というセリフがありましたが、この「ゆえ」とは字でかくと「月」と書きます。
月(ユエ)とは、つまり壬氏様の本名である「華瑞月」からとった、壬氏様の愛称なのです。
つまり「ゆえにも花を選ばせよう」というセリフの意味は、壬氏様にもそろそろ結婚相手を選んでもらおう、ということになるのです。
蝗害(こうがい)とは?イナゴとバッタの違いが重要だった!
第49話のタイトルにもなっている「蝗(いなご)」。作中で猫猫が気づいたのは、単なる虫の違いではなく、国全体を襲う可能性がある「蝗害(こうがい)」の予兆でした。
では、蝗害とはどのような災害なのでしょうか。
趙迂が気づいた「スカスカの虫」の正体
趙迂が食べたイナゴの煮つけには、実はいつも趙迂が食べていたイナゴとは違う虫が混じっていたのです。作中では、食用にされるイナゴと、蝗害を引き起こす可能性があるバッタの違いが重要な手がかりになります。
ここで少しややこしいのが、イナゴとバッタの違いについて解説します。
実は、イナゴも生物学的にはバッタの仲間。まったく別の種類の昆虫というわけではありません。しかし、作中では両者を区別することで、虫の異変が描かれています。
趙迂が気づいたのは、単なる食感の違いだったのかもしれませんが、猫猫はそこから子翠との会話を思い出し、蝗害の可能性へと思い至ったのです。

何気ない違和感を見逃さない猫猫の観察眼には、今回も感心させられますね。
蝗害とは?大量発生したバッタが引き起こす災害
「蝗害(こうがい)」とは、大量発生したバッタ類が農作物などを食い荒らす災害のことです。特に恐ろしいのは、バッタが大群となって広い範囲を移動し、次々と植物を食べ尽くしてしまうこと。
一部のバッタ類には、周囲の環境や個体数の密度によって、体の特徴や行動が変化する性質があります。これを「相変異(そうへんい)」と呼びます。普段は単独で生活しているバッタが、特定の条件下で集団行動をとるようになることがあるのです。
こうした状態になったバッタの大群が農地を襲うと、広大な範囲の作物が被害を受けてしまいます。現実の世界でも、サバクトビバッタなどによる蝗害が実際に発生しています。ただし、すべてのバッタが同じような相変異を起こすわけではありません。

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第49話で語られた虫の異変は、こうした蝗害につながる危険な兆候なのかもしれません。
なぜ蝗害が起こると国が危険になるのか?
では、バッタが大量発生すると、なぜ国全体が危険にさらされるのでしょうか。
理由は、農作物が失われることによって、人々の生活が成り立たなくなるためです。農作物を大量に食い荒らされれば、収穫量が減ってしまいます。すると、食料が不足し、価格も高騰。食べ物を手に入れられない人が増え、深刻な飢饉へとつながる可能性があります。
さらに、食料不足が長引けば、人々の間に不満が広がり、争いや反乱が起こることも考えられます。つまり、蝗害とは単に農業に被害を与えるだけではなく、国の存続さえ脅かしかねない災害なのです。
第2期では子の一族という明確な敵が存在しました。しかし、今回の相手は自然災害。誰かを倒せば解決するという問題ではありません。猫猫と壬氏は、この大きな危機にどう立ち向かっていくのでしょうか。
楼蘭(子翠)は蝗害を予測していた?第2期の伏線を解説
第49話で気になったのは、やはり楼蘭(子翠)が残していた情報です。第2期では何気なく描かれていた虫の話が、ここにきて大きな意味を持ち始めました。
過去のエピソードを振り返ると、今回の異変につながる手がかりがいくつも隠されていたことがわかります。
楼蘭が壬氏に託した「国を襲う災害の予兆」とは
第47話『子の一族』で、楼蘭は壬氏にある情報を託していました。それは、これから国を襲う災害に関係するものでした。
当時は、いったい何が起こるのか、詳しいことは明らかになっていませんでした。しかし、第49話で蝗害の話が登場したことで、楼蘭の警告と今回の異変がつながってきました。
ここで気になるのは、楼蘭がなぜ蝗害の危険性を知っていたのかということです。彼女は単に虫が好きな少女ではなく、子の一族の内情や、砦で行われていた研究についても知っていた人物です。もしかすると、以前から蝗害につながる異変を把握していたのかもしれません。

子の一族の事件が終わった後も、彼女の残した情報が国の運命を左右することになるとは……。楼蘭の存在感の大きさを、改めて感じさせられますね。
第43話『祭り』で子翠が話していた虫の違い
ここで振り返りたいのが、第43話『祭り』です。
この回では、子翠が虫についての知識を語る場面がありました。当時は、虫好きの子翠らしい何気ない会話に思えたのですが……。第49話で猫猫がイナゴとバッタの違いに気づいたことで、その会話が重要な伏線だったことが見えてきました。何気ない日常の会話が、こんなところにつながってくるとは!

しかも猫猫が思い出したのは、子翠との思い出です。猫猫にとって子翠は、後宮で親しくなった数少ない友人の一人でした。彼女が実は楼蘭だったことを知っても、猫猫が大切にしていたのは「子翠」として過ごした時間だったのでしょう。

そんな友人から聞いた話が、今度は国を救う手がかりになるかもしれないのです。子翠が猫猫のそばにいなくなった今、少し切なくも感じられる伏線回収ですね。
砦に残されていた虫の図説と、蝗害の研究
第2期で猫猫が連れていかれた子の一族の砦。そこには、多くの専門的な図説や研究資料が保管されていました。
第49話では、猫猫が街の本屋で砦にあったものと同じ図説を発見します。不思議に思った猫猫は、李白(りはく)の協力を得て、その本を持ち込んだ人物を調べることに。すると、思いがけない人物とのつながりが明らかになります。
その人物は、かつて砦で猫猫の見張りをしていた男でした。

さらに、砦では不老不死の薬の研究だけでなく、蝗害への対策につながる研究も行われていたことがわかります。
子の一族の砦といえば、猫猫が命の危険にさらされた恐ろしい場所という印象が強いと思います。しかし、そこで行われていた研究のすべてが悪事のためだったわけではないようです。
一族が滅びた後も、そこに残された知識や研究成果は失われていません。かつて猫猫を苦しめた場所で得られた情報が、今度は多くの人々を救うために役立つのかもしれませんね。
子翠が残した知識は猫猫たちを救うのか?
楼蘭が残した警告、子翠が語っていた虫の知識、そして砦にあった研究資料。第2期では別々の出来事に思えたものが、第49話で一つにつながり始めています。これらの情報があれば、蝗害が起こる前に何らかの対策を講じることができるかもしれません。

ただし、危険が迫っているとわかったからといって、簡単に災害を防げるわけではありません。どこで最初に被害が始まるのか、大量発生する虫をどう食い止めるのか、被害が出た場合に食料をどう確保するのか……。解決しなければならない問題は山積みです。
ここで重要になるのが、猫猫の存在でしょう。猫猫には薬師としての知識と観察眼があり、壬氏には国を動かす立場と権限があります。2人が協力することで、子翠の残した情報を生かすことができるのではないでしょうか。
楼蘭が託した情報が、どのような形で国を救うことになるのか。今後の展開が楽しみですね!
蝗害が起きると皇帝が責められる?子の一族との関係を考察
蝗害が恐ろしいのは、農作物に被害を与えることだけではありません。実は、国を治める皇帝にとっても非常に厄介な問題になる可能性があります。
第49話では、後宮の勢力図や有力な一族の動きにも変化が見られました。
なぜ蝗害が「子の一族を滅ぼした天罰」になるのか
第2期では、反乱を起こした子の一族が皇帝側によって鎮圧されました。国を脅かす勢力が排除されたことで、一件落着と思われましたが……。その直後に大規模な蝗害が起これば、民衆の中には「子の一族を滅ぼしたから蝗害がおきたのではないか?」と考える者が現れるかもしれません。
古代中国には、自然災害を皇帝の徳や政治のあり方と結びつけて考える思想がありました。災害が続くのは、皇帝の統治に問題があるからだ――。
もちろん、実際に子の一族の滅亡が蝗害を引き起こすわけではありません。しかし、食料が不足し、人々が苦しんでいる状況で「皇帝が天の怒りを買った」という噂が広まれば、国への不満が一気に高まる危険性があります。蝗害による被害だけでなく、民衆の信頼を失うことも皇帝にとって大きな問題なのです。
子の一族の事件が終わった後も、まだ事件の余韻が残っているのが感じられます。
名持ちの一族とは?玉葉后の父・玉袁にも注目
第49話では、「名持ちの一族」に関する話題も登場します。
名持ちの一族とは、皇帝から特別な名を与えられた一族のこと。これまでも、羅漢や羅門の「羅」、子昌や楼蘭の「子」など、特別な名を持つ人物が登場していました。こうした一族は、国の政治にも大きな影響力を持つ存在です。
そして、新たに注目したいのが、玉葉后の父である玉袁(ギョクエン)。玉葉后が皇后となったことで、その父である玉袁の政治的な立場も重要になっています。

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玉袁は西方を治める有力者であり、国の防衛や異国との関係にも深く関わる人物です。第2期では子の一族が大きな存在感を放っていましたが、第3期ではほかの有力一族の動きにも注目する必要がありそうです。
子の一族が滅亡したことで、国の権力関係がどのように変わっていくのか……。政治面の展開も気になります。
玉葉后の立場と、皇帝が抱える政治的問題
第2期で皇子を出産した玉葉妃は、ついに皇后となりました!第49話では、新たな皇后を披露する園遊会も描かれています。
しかし、玉葉后の立場は決して安泰とはいえません。玉葉后は異民族の血を引く人物であり、その出自を快く思わない者もいるようです。さらに、梨花妃も皇子を出産しています。皇子が複数いるということは、今後の皇位継承をめぐって、それぞれの母親や実家の思惑が絡んでくる可能性もあるということ。玉葉后の父である玉袁が力を持つことを、警戒する人物が現れても不思議ではありません。
そもそも皇族の婚姻は、本人同士の想いだけで決められるものではありません。国の利益や有力一族との関係を考えた、政治的な意味を持つこともあります。

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そう考えると、壬氏様の結婚についても一筋縄ではいかないのが容易に想像できます。猫猫への想いを抱える壬氏ですが、皇弟としての責任と自分の気持ちをどう両立していくのでしょうか。
第49話で気になった人物と今後の伏線
第49話では、蝗害だけでなく、今後の物語につながりそうな人物や謎も登場しました。ここでは、特に気になったポイントを振り返っていきます。
謎の仙女は何者?冒頭の不気味な女性
第49話の冒頭では、農村に謎めいた女性が現れます。彼女は苦しむ人々に、薬のようなものを与えているようです。
一見すると、困っている人を助ける善良な人物にも思えますが……。その薬の正体や、彼女が村に現れた理由はまだはっきりしていません。そして何より、笑みを浮かべる姿は不穏でヤヴァい予感しかありません。。。

彼女はいったい何者なのでしょうか。そして蝗害とどのような関係があるのでしょうか。第3期で注目したい謎の一つです。
趙迂の記憶は戻る?失われた記憶と絵の才能
第2期の最後に記憶を失ってしまった趙迂。
以前の出来事を覚えていないのはやっぱり少し寂しいですが、第49話では絵の才能や虫の知識が残っていることがわかります。特に今回、イナゴに混じっていた虫の違いに気づいたことは、蝗害の予兆を知る重要なきっかけになりました。

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本人は意識していなくても、過去に身につけた知識は残っているようです。もしかしたらこの先、何かの拍子に失われた記憶を取り戻すことがあるかもしれません。あるいは過去のことは忘れたまま、猫猫たちと新しい人生を歩んでいくのでしょうか。
あれほど大変な経験をした趙迂だから、今度こそ穏やかに暮らしてほしいですね。
猫猫と壬氏は再び協力することになるのか?
現在、猫猫は花街の薬師、壬氏は皇弟として、それぞれ別の場所で新しい生活をしています。
第2期のように頻繁に顔を合わせる機会は減ってしまいましたが、今回の蝗害をめぐる問題が再び2人を結びつけるきっかけになりそうです。猫猫は趙迂の言葉から虫の異変に気づき、壬氏は楼蘭から託された災害の情報を元に蝗害の問題に挑みます。それぞれ別の場所で同じ問題に向き合っているのです。

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猫猫の知識や観察眼と壬氏の政治的な権限が組み合わさって、今回はどのように事件を解決してくのか、ワクワクが止まりませんね。そして、やっぱり気になるのは2人の関係!壬氏が皇弟となったことで、その立場はますます複雑になっています。
そして事件を通じて再び顔を合わせることになれば、2人の距離にも変化が生まれるのではないかとつい期待してしまいます。ぜひアニメ3期での新たな展開を期待したいですね!
まとめ|第49話『蝗』は第3期の大きな事件の始まり!
アニメ「薬屋のひとりごと」第49話『蝗』では、花街に戻った猫猫と趙迂の日常が描かれる一方、国を脅かす新たな災害の予兆が明らかになりました。朝食に出されたイナゴの煮つけから、まさか蝗害という大きな問題につながるとは……!

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そして何より驚いたのは、第2期で子翠が話していた虫の知識や楼蘭が壬氏に託した情報が、ここにきて重要な意味を持ち始めたことです。何気ない会話や出来事が、後になって大きな伏線としてつながるところは、やはり「薬屋のひとりごと」の魅力ですね。
一方、壬氏は皇弟として政務に参加し、玉葉后の立場や名持ちの一族の動向など宮中の政治にも変化が訪れています。今後、猫猫と壬氏がどのように協力して蝗害に立ち向かうのか。そして、2人の関係はどう変わっていくのでしょうか。
第3期は始まったばかりですが、早くも目が離せない展開です!




































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