この記事では、ワンピース1130話で描かれたルフィの腕のバツ印に関する情報・考察をまとめています。麦わらの一味・アラバスタの動向や扉絵連載からの伏線も予想しています。
目次
ルフィのバツ印とは?
出典: one-piece.com
エッグヘッドをあとにし、エルバフに向かう麦わらの一味。その道中で麦わらの一味は2グループに分かれます。
1つはルフィ率いる、ウォーランドに先に上陸したヤングチーム、もう1つはドリーブロギーとともに船でエルバフに向かうロビンたちがいるアダルトチームです。
そこである新聞がアダルトチームの元に届きます。そこにはエッグヘッドで撮影された「腕にバツ印のあるルフィの姿」がありました。これについてロビンはこう語っています。
手はブレてるのに
マークはくっきり……
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アラバスタで登場した腕のバツ印。当時はお互いを仲間と認識するための印として使っていましたが、今回はどんな意味があるのでしょうか?
この記事では、ルフィのバツ印に関する考察や情報をまとめています。
バツ印の意味について考察
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ここでは、バツ印の意味について考察していきます。考えられるメッセージは次の2点です。
1つずつみていきましょう。
ビビが安全を伝えるため

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バツ印の意味は「ビビが麦わらの一味とアラバスタに、自分の生存を伝えるため」と考えています。
世界経済新聞社のニュースによってビビの失踪は全世界に知れ渡っています。麦わらの一味も例外ではなく、1060話にてビビの身を心配する麦わらの一味が描かれました。また、1116話ではビビの安否を心配するイガラムやカルーが登場しました。
ビビは自分の安否を心配しているであろう彼らに、「彼らでしかわからないメッセージ」で自分が生きていること伝えたかったのではないでしょうか?
ロビンがその不自然さに気づいていたように、きっとビビは、モルガンズの目を盗んで新聞に細工をしたのでしょう。
ビビからのSOS
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もう一つの候補は「ビビが危険であることを仲間に伝えるため」です。
作中で最後に描かれたビビは、世界経済新聞社でワポルと一緒にモルガンズと一緒にいる一時的には安全です。しかし、イム様や世界政府から狙われている状況は変わっていないため、いつ襲われてもおかしくはありません。
すでにビビは世界政府に襲われてピンチな状況という可能性もあるということ、そしてSOSのメッセージを新聞のバツ印に込めたと予想します。
ルフィたちの動向について考察
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ここではルフィのバツ印を見て、麦わらの一味やアラバスタ王国がどう動いていくか考察します。考えられる今後の動向は次の4点です。
・ルフィたちがすぐに助けに行く
・バツ印に気付けず、ビビがピンチに陥る
・アラバスタ組との合流
・「一大事件」が始まる
1つずつ見ていきましょう。
ルフィたちがすぐに助けに行く
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1つ目の予想は、「エルバフを抜けてすぐに助けに行く」というものです。
麦わらの一味は現在エルバフにおり、バツ印の新聞記事はロビン側の「バツ印を知らないメンバー」が持っています。2チームに分かれた麦わらの一味が合流してバツ印の真実がわかり、すぐにビビを助けにいくのではないでしょうか?
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メタ的な視点で見ると、現在エルバフ編には「ラスボス」とされる敵キャラが登場していません。エルバフ編は「デービーバックファイト編」や「シャボンディ諸島編」のような、次の大きな章につながる「前段」的な物語になると予想します。
つまり、エルバフ編の途中で麦わらの一味はビビを救出に向かい、より大規模な物語につながっていくのではないでしょうか。
バツ印に気付けず、ビビがピンチに陥る
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2つ目の予想は「ルフィたちがバツ印を知らされないまま、ビビがピンチに陥ってしまう」というものです。
繰り返しにはなりますが、現在バツ印の新聞をもっているのはロビンたちです。彼女らはアラバスタ編ではまだ麦わらの一味にいなかったため、この印の意味を知りません。一方でバツ印の意味を知っているメンバーはすでにウォーランドに上陸しており、麦わらの一味は2グループに分かれています。
このままルフィたちがバツ印に気づかないままエルバフ編が進んでいき、ビビがピンチに陥ったというタイミングでようやく麦わらの一味がこの事実に気づくパターンも考えられます。
アラバスタ組との合流
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3つ目の予想は「麦わらの一味とアラバスタ組との合流」です。
ビビの安否を確認した、イガラム・カルー・チャカ・ペルなどの「アラバスタ組」はビビを救出しにモルガンズの元へと向かうと考えられます。ビビを救出しにいく中でルフィたちと出会って合流するでしょう。
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また、アラバスタ組に空島編で出てきた「ゲダツ」もついてくると予想します。その理由は扉絵連載にてネフェルタリ家と会っていることがわかっているからです。
扉絵連載第七弾の「ゲダツのうっかり青海暮らし」では、ゲダツが開業した温泉施設にネフェルタリ家が訪れる様子が描かれています。コビーやエースなど、扉絵連載の物語は本編につながることがほとんどです。ゲダツの扉絵連載の伏線がここで回収されると予想します。
「一大事件」が始まる
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作中では、今後麦わら大船団が一大事件が起こることが示唆されています。ドレスローザ編のラストシーンでこのようなナレーションがありました。
〝麦わら〟ルフィの子分にと名乗り集った曲者7人
この先 各個に成長を遂げ…いずれ歴史に名を残す「一大事件」を引き起こすのだが…
今はまだ…誰も知らない物語
ビビは世界政府から狙われており、世界会議編ではCP0に捕えられるシーンも描かれました。麦わらの一味やアラバスタ組のビビ救出にあたって世界政府側と衝突するのではないでしょうか。
麦わらの一味やアラバスタ組のビビ救出をきっかけとして、この一大事件が起こると予想します。
ビビの現状整理
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レヴェリー編ではコブラの事件があったり、ビビとワポルの失踪があったりと様々な出来事がありました。ここでは、レヴェリー編でのビビの動向をまとめます。
次の項目に沿って整理します。
・レヴェリーに出席
・コブラ死亡
・ワポルと脱走
・世界経済新聞社に潜入
1つずつみていきましょう。
レヴェリーに出席
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823話でネフェルタリ家の一行が、海軍のヒナを護衛につけてマリージョアへ向かう様子が描かれました。ここでコブラはこう語っています。
ニコ・ロビンに会ったあの日からずっと…
世界政府に問うてみたい事があった…
出航時にはすでに、コブラは世界政府に真実を尋ねることを考えていたことがわかります。
コブラ死亡
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世界会議編の終盤、虚の玉座にてコブラは世界政府に世界の真実を尋ねようとしますが、そこにイム様が現れます。イム様から攻撃を受けそうになったコブラはサボが一時的に救出しますが、度重なる五老星・イム様からの攻撃によってコブラは死亡してしまいます。
そして、その様子をワポルは覗き見していました。「世界の闇をみてしまった」と焦るワポルはその場から急いで逃げ出します。
ワポルと脱走
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一方その頃、ビビはCP0のジャブラとカリファに捕まってしまいます。ビビが逃げ出し方を考えていたちょうどそのとき、部屋の壁を壊して逃げてきたワポルに遭遇します。
一緒にマリージョアから逃げ出すことを考えたビビはワポルとともにエイギス王国に向かう船にのりこみ、脱出を成功させました。
世界経済新聞社に潜入
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マリージョアからは脱出に成功したものの、エイギス王国の船に侵入しているため、このまま他の人にみつかると問題が起きてしまいます。
そこでワポルは世界経済新聞社のモルガンズに交換条件を持ち掛けます。ワポルが世界の闇をモルガンズにリークする代わりに、自分の安全を確保してほしいと電伝虫で連絡をします。
その後、ビビとワポルはモルガンズのもとでかくまってもらうこととなりました。
アラバスタのバツ印とは?
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ここでは、アラバスタで登場したバツ印がどのような経緯で仲間の印とされていたかまとめます。次の項目に沿って紹介していきます。
・Mr.2との出会い
・印の本当の意味が判明
・アラバスタのラストシーン
1つずつみていきましょう。
Mr.2との出会い
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麦わらの一味がアラバスタに向かう道中、Mr.2ボンクレーの船に遭遇します。そこで明らかになってのはMr.2の能力「マネマネの実」です。
この能力は、一度触れた人であればどんな人物にでも姿や形を変えられる能力。ルフィたちは、これからアラバスタでバロックワークスと戦う際、お互いが本当に仲間かわからなくなる事態が起こると危惧します。
そこで考えたのが「腕に包帯を巻く」ことです。一味同士が出会ったら、腕の包帯を見せ合うことでお互いが仲間であることを確認し合うことを決めました。
印の本当の意味が判明
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その後アラバスタにて、ビビは一度はぐれたウソップと再会し、約束どおりウソップは包帯をビビに見せます。しかし、ビビはウソップを「敵」と判断し、その場を逃げ去ります。
そこで、印が二段構えのものだったことが明らかになります。実は、包帯をとって腕に書いてあるバツ印を見せ合うことが本当の印であることが明らかになります。
アラバスタのラストシーン
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このバツ印はアラバスタのラストシーンへと繋がります。場面は麦わらの一味がアラバスタを出港し、海軍に追われているシーンです。
ビビは最後に麦わらの一味に別れの挨拶をしようと麦わらの一味の海賊船を追います。そこでビビはルフィたちに向かってこう叫びます。
いつかまた会えたら!!!
もう一度仲間と呼んでくれますか!!!?
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「いつまでも仲間だぞー!!」とルフィが叫ぼうとしますが、ナミがそれを止めます。このとき、すぐ近くに海軍がいました。船から叫んでビビに返答すると海軍に「ビビと海賊に繋がりがある」ことがバレてしまいます。一国の王女と海賊がつながっていることは絶対に政府に知られてはいけません。
ルフィたちは声をあげなくてもビビに仲間であることを伝えるため、静かに腕を空に掲げ、仲間の印である「バツ印」をビビに見せました。作中でも屈指の名シーンとなりました。
まとめ
出典: one-piece.com
以上、ルフィのバツ印に関する情報・考察をまとめました。この記事での一番有力な説は次のようにしたいと思います。
「バツ印の目的は『ビビが仲間たちに生存を伝えるため』であり、今後ルフィたちはエルバフ編の後、ビビの救出に向かい、アラバスタ組と合流する。」
ワンピースの物語はクライマックスにさしかかり、さまざまな伏線が回収されつつあります。ルフィのバツ印の意味が判明する日を楽しみに待ちましょう!
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