本記事は『ONE PIECE』に登場するフクロウの図書館の考察、解説です。
本記事はジャンプ本誌最新話のネタバレを含みます。
▼1/7更新
本が大きくなる理由はビブロのイクイクの実の能力と判明しました。
目次
フクロウの図書館とは?
フクロウの図書館とは、20年前に開校された「セイウチの学校」に付属するエルバフの施設。西の村から南西へと行った先にある樹の一部が化石化・風化してできた”戦士の泉”という砂浜の畔にあります。
書棚にはオハラの文献の他に、エルバフの本と漁師達から取り寄せた新聞が収納されています。またオハラの文献は大半が考古学と歴史書で埋め尽くされていますが、僅かに医学書も存在しました。それらは館長の育成フクロウ「ビブロ」のイクイクの実の能力で巨大化します。ビブロは施設内を監視しており、その目的・詳細は不明となっています。
オハラの図書館が世界一の図書館と言われていたことから、現存する中では世界一の図書館と言えます。
ビブロとイクイクの実の能力について
ビブロとイクイクの実の能力は、サウロと悪(リリス)より語られています。
ハグワ-ル・D・サウロ
『「ビブロ」はこの図書館の”主”だで ここに何百年も前からずっとおるらしい
わかっとるのはあのフクロウが自分の”ナワバリ”に入った本を全てデカくしてくれるという事だけじゃて!!』
悪(リリス)
『おそらくイクイクの実を食うた「育成フクロウ」じゃろう
無機物に限り巨大化できる』
出典: 『ONE PIECE』1135話〝友の盃〟
人面フクロウのような見た目と数百年から存在していた事から、モサ公の正体にも挙げられています。現時点では喋る様子は無く、またロキとモサ公のやり取りがほぼ同時期であるなど関連性は未知数です。
本が大きくなる理由
本が大きくなる理由はリブロのイクイクの実の能力と判明しました。※1以下は判明前の考察です。
フクロウの図書館の本が大きくなる理由は2つの説が考えられます。
考察 |
結論 |
---|---|
サウロ、アンジェ、フクロウいずれかの悪魔の実の能力による影響 |
|
施設内には特殊な引力が作用している |
各リンク先より詳細を確認できます。
※1 1135話〝友の盃〟
悪魔の実の能力説
出典: one-piece.com
フクロウの図書館の本が大きくなる理由は、以下の悪魔の実の能力が作用していると考察しています。
- メガメガ
巨人族に因んで(mega = 巨大化) - ムクムク
ロビンの持っていた本が巨大化する際の擬音 - マシマシ
元々あるもの増す = 大きくなる
フクロウの図書館の関係者
フクロウの図書館の主な関係者は以下の3名です。
- ハグワール・D・サウロ
付属する「セイウチの学校」を開校 - アンジェ
司書 - フクロウ
施設内の天井に居る(番人?)
サウロは22年前の時点では能力者の線は低いですが、「セイウチの学校」が開校されたのは20年前です。よって20~22年前の間に能力者になった可能性が残されています。
悪魔の実の能力が島に影響を与えた前例
出典: one-piece.com
赤犬と青雉は決闘により、パンクハザードの気候を変えた前例があります。
スモーカー
『2年前…ここはまだ火も氷もないただの腐った島だった』
『驚いた事にその時すでにほとんどの有毒物質が失くなってたそうだ…だから当時…”赤犬”と”青雉”はこの「パンクハザード」を決闘の場に選んだんだ』
『天候を変えちまうほどの”大ゲンカ”の部隊に…!!!』
2人ほどの戦闘力は無かったとしても、一施設に影響を及ぼす程度であれば十分可能と言えるでしょう。
引力説
端的に言うと、引力は体積に影響を与えます。
引力とは
引力は質量が大きい程強くなる。引力が強いと、体積は小さくなる。質量が地球の64分の1の月では引力が6分の1になる。
仮にウォーランド王国の引力が他の島より極端に弱い場合は、エルバフ内の動植物が巨大な理由にも説明が付きます。
エルバフの環境
出典: one-piece.com
偉大なる航路の島はいずれかの四季を持ちますが、ウォーランド王国は第三層「冥界」が冬島のような気候である一方、中層「陽界」は穏やかと島内に複数の気候を持ちます。
さらに探検家ルイ・アーノートが「この地に長居してはいけない」と警告していたり、シャンクスが10年前に訪れた際にはルフィ達との時間軸が異なると示唆しているなど、他の島には見られない作用が働いていると考えられます。
ナミもウォーランド王国の異常性について言及していました。
ナミ
『わかる?ここがどれ程得体の知れない場所か!!これだけ広くても全く風が吹いてこないのよ!?』
出典: 『ONE PIECE』1128話〝RPG〟
エルバフとの類似点が見られる島
エルバフと類似する島は以下の通りです。
名前 |
類似点 |
---|---|
|
|
|
各リンク先より詳細に解説しています。
リトルガーデン
出典: one-piece.com
リトルガーデンは巨人族ドリー、ブロギーが初登場した島です。古代の生物である恐竜が生息しており、他の島とは異なる時間軸で進行していると分かります。
エルバフも「長居してはいけない」との警告や、シャンクスがルフィ達と異なる時間軸にある島に滞在していたりと、不確定ながら共通点が見られます。
空島
出典: one-piece.com
空島にある神の島(アッパーヤード)はエルバフ以上の巨大な植生と密林が特徴的です。その正体は約400年前に突き上げる海流(ノックアップストリーム)により島ごと打ち上げられたジャヤ。
当時はそれほど大きな樹木ではありませんでしたが、約400年の時を経て巨大な樹木へと成長しました。
月の民と空島、ジャヤの住民
出典: one-piece.com
ジャヤと空島の住民は背中に小さな羽を生やしており、月の民の特徴と一致します。
『ONE PIECE』界における月と我々の世界の月をほぼ同じ惑星と定義するならば、地球より引力の弱い月が動植物の体積を増加させている可能性があるなどエルバフとの関連性が見られます。
樹齢
サンジとロビンは神の島の経過年数は1000年以上であると推測していました。
サンジ『おい見ろ…!!なんだ!!?あのバカでけェ森は…(中略)1000年くらいなきゃこんな大樹は育たねェだろ…』
ロビン『この祭壇作られてから軽く1000年を経過してるわ』
巨人族は人間族の3倍の寿命を持っていることから、巨人族も長い年月を経て巨大な体格を持つようになったと言えるでしょう。
基本情報
名前 |
フクロウの図書館 |
---|---|
付属 |
セイウチの学校 |
司書 |
アンジェ(サウロの助手) |
地理 |
エルバフの西の村より南西 |
特徴 |
|
初登場 |
1133話〝褒めてほしい〟 |
まとめ
エルバフは気候や時間など未だ語られていない不思議な現象が続いています。特にシャンクスが関わってくる可能性は見過ごせません。
フクロウの図書館を始め、単なる島の特性か、それとも物語に影響してくるか要注目です。
記事の間違いやご意見・ご要望はこちらへお願いします。