エッグヘッド編で登場した正体不明のロボット「エメト」。
ジョイボーイとも交流があり、ベガパンクですら動力源を解明できなかったその正体について徹底考察していきます。
この記事では、エメトの基本情報や正体、ジョイボーイとの関係などをまとめています。
本記事は『ONE PIECE』単行本最新刊および、ジャンプ本誌最新話のネタバレを含みます。
鉄の巨人(エメト)とは
出典: one-piece.com
エメトとは、エッグヘッド編で登場した謎のロボット。通称「鉄の巨人」です。
約900年前に製造され、約200年前にはマリージョアを襲撃した危険性から完全な廃棄を命じられていましたが、ベガパンクがエッグヘッドのスクラップ場に隠して密かに研究を続けていました。
そのほかに次の情報も判明しています。
- ベガパンクでさえ動力を解明できなかった
- しかし、ギア5のリズムに呼応して目覚めた
- 約800年前にジョイボーイと交流があった
ジョイボーイの覇気を体内に閉じ込めていた
出典: one-piece.com
ジョイボーイの覇気が詰まったロープの結び目はエメト自身、もしくは誰かが危ないときに、ジョイボーイの覇気が詰まったロープの結び目をほどくというものでした。
解放された覇気は、
- 五老星らが強制撤退に追い込まれた
- エッグヘッドの海兵を全員気絶させる
- ジョイボーイの覇気を感知したイム様が絶叫した
イム様に至っては当時の記憶がフラッシュバックしたのか、五老星のダメージを肩代わりしていたからなのかは不明ですが、作中屈指の覇王色の覇気なのは間違いありません。
シャンクスもワノ国近海から花の都まで覇気を飛ばして緑牛を威嚇して撤退させていましたが、牽制程度の効果でした。
ジョイボーイの覇気がいかに桁違いの威力なのかがよく分かりますね。
大きさは推定25~50m!?
エメトの大きさについては、巨人族と五老星を比較することで推定できます。まず、巨人族の大きさを比較してみると次のようになります。
比較対象 |
身長 |
|---|---|
巨人族の平均 |
12~13m |
ブロギー |
22m |
ドリー |
22.6m |
作中の描写から、鉄の巨人≧五老星>ドリーとブロギーと読み取れるため、エメトの大きさは推定で約25~50mはあると予想されます。
象主を除くと古代巨人族が最長の約60mだったので、エメトはロキと並んで作中最長クラスのキャラということになりますね。
ベガフォース1はエメトから着想を得た
出典: one-piece.com
エッグヘッドで登場したベガパンクの兵器ベガフォース1は、鉄の巨人を倣って製造された物でした。
ベガフォース1はジェット装置、潜水、反重力システムが搭載されたサテライトに並ぶ兵器です。
メカシャークのヒレに03が付いていたりと、他のベガフォースシリーズと思われる兵器はいくつか登場していましたが、ベガフォース1以外はエメトとはあまり関係なさそうです。
エメトは今後、修復される伏線もあるので、解明したベガパンクにより強化されての再登場が期待されるでしょう。
鉄の巨人の正体について考察
鉄の巨人の正体1.人格移植された子ども
出典: one-piece.com
『フフー。ウレシイ。アリガトウ』 『ソウシタラ、オマエガ死ンデモ、ソバニイルミタイ』 『ズット…サミシクナイカナ…』エメトのこうした台詞から、子どもと結びつけたことはないでしょうか。
人格移植手術はオペオペの実の特殊能力として既に言及されており、900年前に実在した子どもの人格が機械に乗り移っている可能性は高いと考えられます。
そこで、エメトの正体が人格移植手術された子どもという説に対して以下の3点を中心に深掘りしていきます。
- エメトの語源が未完成=未成熟な存在
- オペオペの実を使えば人格移植が可能
- ベガパンクでさえ動力が分からなかった
ゴーレムの語源は未完成(未成熟な存在)
ユダヤ教の伝承に登場するゴーレムはエメトと書かれた紙を額に張り付け、主人の命令通りに動く泥人形です。そして、そのゴーレムはヘブライ語で「命を吹き込む」「未完成のもの」という意味が含まれています。
作中のエメトも、こうしたゴーレムの伝承をモデルにしていた場合、元々は意思を持たないエメトに何らかの方法で子どものような未成熟な魂を吹き込んだと予想されます。
オペオペの実を使えば人格移植が可能
出典: one-piece.com
オペオペの実の不老手術に関する解説の中で、ドフラミンゴから「人格移植手術も然り」とあったように、オペオペの実を使えば人格移植も可能であると判明しています。
さらに、イム様が800年前から生き続いているのも不老手術がかかわっている可能性が高く、ジョイボーイやイム様の関係者の中に、オペオペの実の能力者が存在していたことを裏付けています。
ベガパンクでさえ動力が分からなかった
出典: one-piece.com
エメトの動力に悪魔の実の特殊能力が関係していたとしたら、ベガパンクが動力を解明できなかった件ともつながってきます。
作者からも作中における不思議な事象は大抵悪魔の実が関係していると語られているので、それが機械と人間の魂の複合体であれば、たとえ聡明な学者であっても解明には困難を極めるでしょう。
鉄の巨人の正体2.ジョイボーイ海賊団
出典: www.youtube.com
ジョイボーイは原初の海賊と判明しており、さらに一団を率いて20の王国と戦争していたので、ここからジョイボーイ海賊団が結成されていたと推測できます。
また、エメトはジョイボーイに何度も助けられた経験があったことから、こうした付き合いの長い人物が他にも何名か存在していた可能性が高いです。
鉄の巨人の正体3.鉄巨兵の能力者
出典: one-piece.com
エメトは鉄巨兵の能力を持つ悪魔の実の能力者である可能性も考えられます。
これまで物が悪魔の実を食べた事例はいくつも登場しており、ベガパンクが発明した特殊な技術がそれを可能としていました。
そして、ジョイボーイの生まれた王国ではベガパンクの知能すら及ばない高度な文明が築かれていたので、悪魔の実に物を食べさせる技術の起源は800年前から存在していた可能性が高いです。
実際に、本来は意志を持たない毒ガスのスマイリーがゾオン系の悪魔の実を食べたことで意志を持った生物と化した前例もあります。
鉄の巨人の正体4.月のロボット
出典: one-piece.com
扉絵連載シリーズ「エネルのスペース大作戦」では、月のロボットが多数登場していました。
壁画には、月の住民がロボットたちを残して下界へ移住する様子が描かれています。
さらに、月の住民の特徴が空島とシャンドラの部族に酷似しているだけでなく、シャンドラの部族は代々ポーネグリフを守る一族でした。
大昔に襲撃を受けて都市が一度滅んだことから、ジョイボーイの一団ともつながりがあったと解釈できます。
このように、月の住民→シャンドラ→ポーネグリフ→ジョイボーイの一団と結びつけられ、ジョイボーイの一団のなかには、月でロボットを開発した者も含まれていたのではないでしょうか。
鉄の巨人の考察情報まとめ
ここでは、今後明らかになるであろう鉄の巨人エメトの謎や未回収の伏線について考察します。
- ジョイボーイとの関係
- マリージョアを襲撃した目的
- 死亡したのか否か
- 腕のバツ印がなにを意味しているのか
- ジョイボーイに謝っていたのはなぜか
- 結び目は空島の技術の応用か
- エルバフの壁画との関連性
ひとつずつ見ていきましょう。
ジョイボーイは命の恩人?
出典: one-piece.com
エメトとジョイボーイの間には、機械と製作者だけでは説明しきれない深い信頼関係が築かれていました。
過去、エメトはジョイボーイに何度も助けられた経験があるようでした。
ジョイボーイがエメトの製作者であれば、2人の掛け合いにやや違和感が残ります。そのため、2人の関係は機械と製作者ではなく、友人や仲間の関係性に近いです。
一方で、ジョイボーイはエメトの体内に結び目を作ったり、開発に一部関係していたことも描かれています。
エメトの開発については機能的に、兵器運用する目的だったのはほぼ明白で、製造時期については古代兵器とほぼ同時期の800年前です。
よって、エメトは古代兵器を開発する過程で生まれたものだったと考えられます。
しかし、エメトは子供を想起させる人格が宿っており、兵器として運用するにはやや未熟な存在です。
五老星との戦闘でこそ活躍していましたが、ジョイボーイの指示に対して不満を漏らしていたことからも命令にはあまり忠実ではありません。
こうした不完全な兵器として生み出されたエメトは、製作者たちによって廃棄されそうになったところをジョイボーイが引き取った、いわば命の恩人だったのではないでしょうか。
マリージョアを襲ったのは約束を果たすため?
出典: one-piece.com
エメトが約200年前にマリージョアを襲撃した一件は、魚人差別と深い関連性が隠されていそうです。
燃料不足により天竜人側に大きな被害はありませんでしたが、この出来事を経て次のように魚人差別が改善されています。
- 魚類から魚人・人魚と分類されるようになった
- リュウグウ王国が世界政府加盟国に加入する
- さらに世界会議の参加も認可された
ジョイボーイも魚人島とある約束を交わしており、島に隠されたポーネグリフには約束を果たせなかったこと対するジョイボーイの謝罪文が残されていました。
また、エメトはルフィのギア5に反応して動き出していましたが、ゴムゴムの実の覚醒者は数百年間現れていなかったため、誰が起動させたのかという謎も残っています。
約200年前に独断で鉄の巨人の研究を推し進めたサターン聖の関与が疑われますが、200年前の関係者はほとんど明かされていません。
そのため、現段階でエメトのマリージョア襲撃事件を推測するのは困難となり、今後の続報によるところが大きいです。
エッグヘッドで鉄の巨人は死んだ?
出典: one-piece.com
エメトは、五老星から攻撃を受けた後、眼光も消えていましたが、機能停止に陥ったというより、強制的に休眠状態に入ったように解釈できます。
エメトの声を唯一聞き取れたルフィは、去り際に笑顔で挨拶をしていました。よって、少なくとも悲しい別れではなかったことが分かります。
また、エメトの動力源については未判明な点が多い中、ギア5のリズムには反応しています。
そのため、動力不足や損傷が原因で停止したというより、一時的に休眠状態に入った可能性の方が高いでしょう。
腕のバツ印は変装を見破るため?
出典: one-piece.com
約800年前のエメトの腕には、麦わらの一味がアラバスタで仲間の証として付けたものを思わせるバツ印がありました。
一味がバツ印を付けた目的は、Mr.3のマネマネの実を見破るためでした。
マネマネの実に関しては、しばしば悪役が利用する形で描かれており、ワノ国編でも、黒炭ひぐらしがマネマネの実で光月スキヤキに変装しています。
なので、鉄の巨人のバツ印も、800年前に20の王国側に存在したマネマネの実の能力者を警戒したものだったのではないでしょうか。
ジョイボーイの王国が作ったはずの古代兵器ウラヌスを現在イム様が隠し持っている可能性が高いことからも、ジョイボーイの王国にスパイが紛れ込んでいた可能性を示唆しています。
なので、イム様がウラヌス持っているのはマネマネの実の能力者と裏でつながって古代兵器を盗み、20の王国側に流したといった予想が立てられますね。
ジョイボーイに謝っていたのはなぜ?
出典: one-piece.com
エメトがジョイボーイに「スマナイ。オマエを王にデキナクテ」と謝っていました。この謝罪の裏には、ジョイボーイの仲間だったと思われるズニーシャの罰と何らかの関係があるのかもしれません。
ズニーシャは贖罪のため、1000年間にわたって海を歩き続けています。
海底には、800年前の建物や遺跡などが存在し、それらを踏み潰しているとも解釈できます。
実際、ジョイボーイの王国が製造したはずの古代兵器ウラヌスをイム様が所有している可能性が高く、800年前の文明が悪用された前例が存在します。
なので、ズニーシャはこれ以上文明や兵器を悪用されないように自ら800年前の文明や都市の破壊して回っているのかもしれません。
エメトもまた200年前に聖地を襲い、結果的に魚人差別が改善されることになりました。
つまり、両者の行動は、敗戦国としてジョイボーイに対する罪滅ぼしや、ジョイボーイと魚人島の交わした約束を代わりに叶えようとしたからなのかもしれません。
結び目は空島の技術の応用?
出典: one-piece.com
エメトの体内に封じ込まれていた結び目は、ハレダスが披露していた空島の技術といくつか共通点が見られました。
ハレダスはエネルと同じ空島ビルカ出身で、扉絵連載「エネルのスペース大作戦」では月の古代都市ビルカも登場するなど、本編でもなにかとかかわりがあります。
また、空島では「どんとっと♪」とのニカとリズムで音頭を取る宴が行われていました。
つまり、ハレダスが披露していた結びの技術は恐らくジョイボーイの一団が起源で、空島にはジョイボーイや空白の100年につながる謎がまだ隠されているのでしょう。
麦わらの一味の冒険は、ロジャーの冒険の軌跡を辿っているとも解釈されるため、今後ロジャーの冒険と同様、空島へ再上陸する展開もあるかもしれませんね。
エルバフの壁画のロボットはエメト?
112巻1138話に登場したエルバフの壁画には、巨大な怪物に立ち向かうニカの一団が描かれています。
その中には、エメトを思わせるロボットも登場していました。
壁画は世界政府と麦わら大船団の決戦を描いた未来図と考察されており、エメトも最終決戦に参戦する可能性があります。
エメトは、エッグヘッドで左腕を損傷したり、経年劣化によって一部機能不全に陥っていましたが、壁画に描かれたロボットの左腕は通常通りでした。
よって、ベガパンクやフランキーなどがエメトを修復し、戦線に復帰するという展開が想定されます。
なお、エルバフの壁画と神典の解釈は下記記事でも考察しているので、合わせてご確認ください。
まとめ
鉄の巨人の正体に関して様々な説が考えられますが、オペオペの実で人格移植された子どもの可能性が高いと予想されます。
イム様もまた不老手術により800年前から生き続けていた可能性が高いので、当時のオペオペの実の能力者を中心に、鉄の巨人の謎も解明される流れにありそうです。
エルバフの壁画を通して再登場の伏線も張られており、なにより200年前にマリージョアを襲撃した伏線が未回収のままなので、最終局面前に再登場する展開が想定されます。

































記事の間違いやご意見・ご要望はこちらへお願いします。