「Rise of the Ronin(ライズ オブ ザ ローニン)」で主人公と同じくキャラクリエイト可能な「片割れ」
物語冒頭では主人公と離れ離れになってしまいますが、その後片割れがストーリーにどのように関わるのか本記事では紹介していきます。
ストーリーの重大なネタバレが含まれます。閲覧にはご注意ください。
目次
主人公と片割れについて
少なくとも幼少の頃から一緒の存在
オープニングでは幕府の隠密により焼き払われた村の生き残りという過酷な幼少期の姿が描かれており、後の師となる「研師」に救われ、逃げ延びた二人はそのまま黒州藩の「隠し刀」として育てられている事がゲーム中の人物事典でも記載されています。
黒船潜入任務での別れ
時が経ち、成長した二人には隠し刀として黒船に潜入し、密書を奪取し、ペリーを暗殺する任を受ける事になります。
卓越した連携で密書を入手し、ペリーをあと一歩の所まで追い詰めましたが、突如現れた凄腕の忍「青鬼」に阻まれます。
青鬼の強さに勝算は無いと見た二人は、片方だけでも任務を成すために逃げ延びることを選びます。
この時逃げ延びた方がこの物語の主人公となり、間もなくして黒船潜入の失敗がきっかけで幕府の隠密に里が襲撃されてしまいます。
隠密を研師と共に退けた主人公ですが、あの時離れ離れになった片割れを探し出したい意志を、同じく片割れを失った過去がある研師には見破られており、脱藩は許さまいとする師と対決する事になります。
師を破った主人公は事切れる研師の言葉を胸に黒州藩を脱藩し、浪人として片割れを探す旅に出る事になります。
作中における片割れの役割
ストーリー上は敵対する事に
ストーリー中、主人公と再会を果たす片割れですが、とある目的により主人公と対立し刃を交える宿敵としてたびたび登場します。
現状、最初の黒船潜入までしか共闘できず、クリア後も徒党として連れていく事はできなかったため味方として共闘する事はできないようです。
外見はいつでも変更可能
主人公と同様、最初のキャラメイク後も長屋の「身嗜み」にて片割れの外見も変更可能です。
ストーリー上、宿敵としても描かれるものなので当初のイメージと違うと感じた時もいつでも修正することができます。
第1章片割れとの再会
米国領事館での再会
片割れと思われる目撃情報をもとに、米国領事館のハリス暗殺計画に参加する主人公。
ハリスを追い詰めたその時、青鬼に斬られた腕が異形の形となった片割れが目の前に立ちはだかります。
再会を喜ぶ主人公ですが、片割れはそのような様子ではなくやむを得ず主人公と対決する事になります。
辛うじて勝利した主人公ですが、意味深な言葉を投げかけた片割れの真意はわからないまま逃がしてしまいまう事に。
ひとまず片割れは生きているという確信は得られた主人公は、異形と化した右腕の片割れが「鬼の手の侍」という異名で呼ばれる事を手掛かりに再び片割れ探しを始めます。
【選択肢により分岐】暗躍する片割れ
桜田門外の変にて井伊直弼を生かした主人公。
その後生き延びた井伊直弼も幕政に混乱を招いた責で失脚する事になり、隠居先では直前に亡くなった村山たかの形見の簪を手に余生に思いを馳せている所に刺客の刃が…。
井伊直弼を貫いた刃の血を拭う刺客の正体はなんと、米国領事館では幕府側についていたとも考えれれていた片割れだったのです。
第2章:明らかになる片割れの目的
英国領事館での意味深な発言
倒幕派の動きがあってか、いずれにせよ井伊直弼が政治の表舞台から消えたことにより久坂玄瑞を代表とする攘夷の動きが活発化し、次の標的となる英国公使館を攻撃する事に。
ハリス暗殺計画の時のように片割れがまた現れるかもしれないという期待から、主人公もその焼き討ちに参加する事になります。
主人公の予感も当たってか、ラザフォード・オールコックの護衛として片割れと再び再会、またしても刃を交える事に。
無事退けた主人公ですが、「英国を煽る手間が省けた」という意味深な言葉と主にまた去っていきます。
片割れを見失い、燃え盛る英国公使館を見つめる主人公はふと、幼少期に村を燃やされた時、憎悪の念を燃やしているあの時の片割れの姿を思い出していました。
明かされる片割れの目的と分かたれる袂
禁門の変にて倒幕派は薩摩藩の持ち出す英国式の大砲により大打撃を受け撤退を余儀なくなれ、京の町もその戦火に焼かれ酷い有様に。
そんな京の町を佇む主人公の前に再び片割れが現れ、「あの頃が懐かしいだろう?」との問いかけについに主人公もこれは片割れの目論見の一つであることを看破します。
かつて幕府に誓った復讐、戦いの中でしか生きられない隠し刀という二人が共に生きていける世界を作りたいという片割れの真意を知ることになります。
しかし片割れの理想には相容れず、今までの因縁から日本の為に奔走する人々の思いを知った主人公は日本の夜明けのために戦う事を宣言し、ついに袂を分かたれることになります。
第3章:因縁の決着
主人公と龍馬を引き離そうとする片割れ
旅立ちから長い時を共に過ごした龍馬こそが主人公の目を濁らせていると判断した片割れは、近江屋にて坂本龍馬の殺害を目論見、龍馬に致命傷を負わせます。
龍馬を守るため何とか片割れを退けますが、「間もなく戦乱の世が来る」と告げ片割れは去って行き、その後まもなくのそ予言通り、鳥羽伏見の戦い、幕府と新政府の大戦「戊辰戦争」が開戦する事になります。
鳥羽伏見の戦い、江戸での赤報隊
圧倒的な戦力で幕府が優勢となっていた鳥羽伏見の戦いでは、片割れは単身将軍である徳川慶喜の首を狙い本丸へ攻め込みます。
勝海舟の手により最悪の事態は避けられましたが幕府軍は江戸へと撤退せざるを得ない状況に追い込まれます。
そしてその江戸でも、片割れは赤報隊と合流し江戸を火の海にせんと暗躍していました。
因縁の決着
戊辰戦争や治安の悪化、これ以上の大戦を避けるため、江戸無血開城に向けた勝海舟と西郷隆盛の会談が計画されます。
しかし、それを阻止しようと必ず片割れが襲撃してくるであろうと勝は予想しており、主人公は片割れとの因縁に決着をつけるべく最後の戦いに挑みます。
主人公に敗れた片割れは己の胸の内を吐き出し、その上でこの復讐を終わらせてほしいと主人公に嘆願します。
片割れを始末するか、生かすのか、主人公に最後の選択が迫られます。
いずれを選んだにせよ、動乱の世は終わり新たな日本の夜明けを迎えるのです。
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