この記事では、ネフェルタリ・ビビの考察や既出情報をまとめています。
本記事は『ONE PIECE』単行本最新刊および、ジャンプ本誌最新話のネタバレを含みます。
目次
ネフェルタリ・ビビ
出典: one-piece.com
ネフェルタリ・ビビは、アラバスタ編にて麦わらの一味の一時的な仲間になったネフェルタリ家の女王です。アラバスタ編のラストにビビはアラバスタ王国に残ることを決意したため、麦わらの一味への加入とはなりませんでした。
しかし、その後レヴェリー編にてビビは再登場し、父親のコブラ王の事件やビビのマリージョアからの逃亡など、ビビが今後の物語のキーマンとして再び活躍する布石があります。そこで本記事では、ビビに関する今後の展開の考察や既出情報をまとめました。
ぜひ最後までご覧ください。
ネフェルタリ・ビビに関する考察
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ここでは、ビビに関する考察を以下の4つご紹介します。
・「イム様はビビに好意を持っている」説
・「アラバスタ組と麦わらの一味が合流する」説
・「麦わらの一味5人目」説
・「Dは同じ意志を持つ仲間の印」説
1つずつみていきましょう。
「イム様はビビに好意を持っている」説
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1つ目の考察は、イム様がビビに好意を持っているという説です。根拠は次の3つです。
1つずつみていきましょう。
イム様の言動
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イム様には、ビビに特別な思いを持っているような描写が数々あります。まとめると下記のようなものが挙げられます。
話数 |
イム様の言動 |
---|---|
906話 |
虚の玉座の階段を登る際にビビの写真を手に持って眺めていた |
1086話 |
五老星に向けた「ビビが欲しい」というセリフ |
1116話 |
ビビに似た人物が描かれる肖像画を眺めている |
イム様はこれまで、虚の玉座に侵入してきたサボやコブラを襲ったり、ルルシア王国を島ごと潰すマザーフレイムを平気で発動している姿を見ると、ビビに対する言動は特別なものであると考えられるでしょう。
リリィとの関係
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一方で、イム様はネフェルタリ・リリィのことにも固執しているように思えます。それは、コブラが虚の玉座にて、リリィの話題を話した途端にイム様がコブラの目の前に現れたことからも分かります。
さらにイム様はリリィについてこう語っていました。
あの日のリリィのミスがなければ!!
歴史の本文なる忌々しき異物が世界中で散らばる事はなかったのだ!!
このセリフの描写は明らかに怒りをあらわにしているような描写があり、普段冷静なイム様を考えると特別な感情がリリィにあったと考えられるでしょう。
よって、イム様は「ビビ」と「リリィ」に特別な感情を持っていることが分かります。そして2人に共通するのはネフェルタリ家という点です。同じネフェルタリ家ということで、ビビとリリィは顔や容姿も似ていたのでないでしょうか?
以上から、イム様は元々リリィに好意を持っていたがそれを裏切られたため、顔や容姿が似ているビビに同じ好意の感情を抱いていたと予想します。
ワポルとビビの伏線
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では、リリィはなぜイム様を裏切ることになったのでしょうか?結論から言うと、「ジョイボーイとリリィが駆け落ちをしたから」であると予想します。
その根拠はリリィの名前が出た後のシーンです。ビビはCP0に捕まっていましたが、壁を壊しながら逃げるワポルと一緒に逃亡します。その姿を見た、ワポルの妻キンデレラはこう語っています。
駆け落ちィ〜〜!!?
この「ワポルとビビが駆け落ちをする」という展開が「ジョイボーイとリリィが駆け落ちをする」という今後明かされる物語にリンクしていると考えています。
よって、「イム様はリリィに好意を持って共に世界政府を設立する予定だったが、リリィとジョイボーイが駆け落ちしたことでイム様は失恋し、リリィと顔と容姿が似ているビビに好意を寄せることになった」と予想します。
「アラバスタ組と麦わらの一味が合流する」説
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2つ目の考察は、アラバスタ組と麦わらの一味が合流するという説です。根拠は下記の3つです。
・新聞のバツ印
・アラバスタ側の状況
・ゲダツ再登場の可能性
1つずつみていきましょう。
新聞のバツ印
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1130話では、エルバフに向かう船の上でロビン達がルフィの記事が載っている新聞を見ている描写がありました。そして、そのルフィの腕にはバツ印が描かれていました。このバツ印についてロビンはこう語っています。
手はブレてるのに
マークはくっきり……
この新聞は世界経済新聞社の新聞であることはほぼ確定しており、現状ビビは世界経済新聞社の社長のモルガンズのそばにいることもわかっています。また、このバツ印を知っているのは、アラバスタ編の時点で麦わらの一味にいたメンバーのみです。
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以上を踏まえると、バツ印はビビが麦わらの一味に向けて描いた何らかのメッセージを表していると考えられます。世間ではビビ王女が行方不明になっていることが報じられているので、ビビが「私は無事である」ということを表していると予想できます。
ルフィたちはエルバフ上陸後の現状では気付いてはいませんが、後にこのメッセージに気づき、ビビのもとへ向かう展開が来るのではないでしょうか?
ルフィのバツ印に関しては、下記の記事でも考察しています。興味のある方はぜひご覧ください。
アラバスタ側の状況
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一方、アラバスタの現状は今どうなっているのでしょうか?それはエッグヘッド編の1116話にて明らかになり、現在のアラバスタではコブラの葬式が行われ、イガラムやカルーがビビ行方不明の記事を見て悲しみ、慌てている様子が描かれています。
それ以降のアラバスタの状況は描かれていませんが、今後1130話で描かれたルフィのバツ印の新聞を見て、カルーがその意味に気づくのではないでしょうか?ビビの居場所に気づいたアラバスタのイガラムやペル、チャカたちはビビの居場所に向かうと予想します。
その道中でアラバスタの一行と麦わらの一味は合流するのではないでしょうか?
ゲダツ再登場の可能性
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ビビの居場所に向かうアラバスタ一行の中にゲダツがついてくると予想します。その根拠はゲダツの扉絵連載「ゲダツのうっかり青海暮らし」です。
この扉連載の中で、ゲダツが建てた銭湯にビビを含むアラバスタの一行が訪れるというシーンがあります。つまり、彼らは知り合いであると考えられます。ゲダツにとっての知り合いであるビビが行方不明であるとわかった今、エネルの神官としてある程度の戦闘力を持っているゲダツが一緒にビビを助けに来るのではないでしょうか?
また、扉絵連載で登場したキャラは必ずどこかで再登場する傾向があります。よって彼もこれを機に再登場するのではないかと予想しています。扉絵連載については下記の記事でも考察しています。
「麦わらの一味5人目」説
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ここでは、ビビが麦わらの一味の仲間5人目であるという説をご紹介します。根拠は次の3つです。
・◯人目のタイトル
・チョッパーとロビン
・ビビがルフィたちと合流する
1つずつみていきましょう。
◯人目のサブタイトル
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ワンピースには各話にサブタイトルがついていますが、麦わらの一味が仲間になった際には、「◯人目」というサブタイトルがつきます。下記のような例が挙げられます。
話数・サブタイトル |
加入した麦わらの一味 |
---|---|
6話・1人目 |
ロロノア・ゾロ |
94話・2人目 |
ナミ |
439話・3人目と7人目 |
ウソップ、フランキー |
68話・4人目 |
サンジ |
8人目・8人目 |
ブルック |
ウソップは、イーストブルー編ではこのタイトルはつかず、ウォーターセブン編で一度抜けてから再合流するときにこのタイトルがつくイレギュラーなパターンもありました。
これを見てみると、本来5人目と6人目に該当するであろうチョッパーとロビンがまだこのサブタイトルがついていないことがわかります。これはどういう理由なのでしょうか?
チョッパーとロビン
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チョッパーとロビンに「◯人目」のタイトルがついていない理由は、ビビの5人目をカモフラージュするためであると考えています。その理由は、実際は下記のような対応になっているからであると予想しています。
◯人目 |
加入した麦わらの一味 |
---|---|
1人目 |
ロロノア・ゾロ |
2人目 |
ナミ |
3人目 |
ウソップ |
4人目 |
サンジ |
5人目 |
ビビ |
6人目 |
ロビン |
7人目 |
フランキー |
8人目 |
ブルック |
9人目 |
ジンベエ |
こちらの表の通りであると、チョッパーがいませんが、チョッパーは「1匹目」とカウントすると考えています。チョッパーは麦わらの一味の中でも唯一人間でない種族であり、手配書でも「ペット」として捉えられているのが理由です。
以上のことから、麦わらの一味5人目は「ビビ」であると考えています。
ビビがルフィたちと再合流する
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現在物語はクライマックスにさしかかり、イム様がビビを狙っていることが明らかになりました。今後麦わらの一味の冒険の中でほぼ確実にビビが再び関わってくるでしょう。
ルフィたちが再びビビと出会うとき、サブタイトルに「5人目」とつくのではないでしょうか?
「Dは同じ意志を持つ仲間の印」説
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レヴェリー編では、コブラの口から、ビビがDの一族である可能性について語られました。そこでこの項目では、「Dは同じ意志を持つ仲間の印」であるという考察についてご紹介します。根拠は次の3つです。
また、Dの一族については下記の記事でも考察しています。
コブラのセリフ
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レヴェリー編にてイム様や五老星から襲われたコブラは、最後にサボにこう伝えます。
ルフィ君とビビに伝えてくれ…!!
(中略)
「我々も」「〝D〟である!!!」と…
ここで、コブラとビビに関してもDの一族であることが語られました。コブラがビビとルフィに伝えたかった意図としては何だったのでしょうか?
サボの過去回想
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そして上記のシーンの直後、サボの過去回想が差し込まれます。幼少期のルフィ・サボ・エースは次のようなやりとりをしています。
ルフィ「やろうか〝D〟サボ!」
サボ 「は?」
ルフィorエース 「『サDボ』!!」
サボ 「どこに入れてんだよ!!」
ここで差し込まれた意図としては、Dの意味合いを表しているからであると考えられます。つまり、Dとは、血縁関係で受け継がれるものではなく、幼少期のサボのように同じ意志を持つ仲間の印としてつけていたものだったのではないでしょうか?
イム様の発言
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では、その意志とはどのようなものだったのでしょうか?それはイム様の次のセリフから推測できるでしょう。
〝D〟とは…
かつて我々が敵対した者達の名だ
ここでいう「我々」とは、イム様が世界政府をつくった20人の王の一人である可能性が高いことから、20人の王を示していると考えられるでしょう。よって、Dの名前には「世界政府をつくった20人の王に対する反乱」という意味合いがあることがわかります。
つまり、Dとは、政界政府への反乱の意志を持った仲間の印として付けられた名前だったと予想します。
ビビの変遷
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ここでは、作中で描かれたビビの変遷についてまとめます。下記の3項目に沿ってみていきます。
エピソード |
内容 |
---|---|
アラバスタ王国を乗っ取るクロコダイルを討伐する |
|
ゲダツの開いた銭湯に訪れる |
|
マリージョアへ向かうが、その後行方不明になる |
1つずつみていきましょう。
アラバスタ編
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麦わらの一味がグランドラインに入ってすぐにビビは初登場します。当時のビビは、バロックワークスにスパイとして侵入していたので、登場時の名前は「ミス・ウェンズデー」でした。
その後、ビビがアラバスタ王国の女王であることが明らかになり、クロコダイル討伐のため、ビビを含む麦わらの一味はグランドラインを進みました。アラバスタ王国に着いた麦わらの一味は、そこでクロコダイルを含むバロックワークスを撃破。アラバスタ王国には平和が訪れました。
そしてアラバスタ編のラスト、ビビは女王としてアラバスタ王国に残ることを決意。次の海へ進む麦わらの一味を見送ります。
扉絵連載「ゲダツのうっかり青海暮らし」編
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物語の本編では描かれていませんが、アラバスタ編後のビビの様子がここで描かれました。ゲダツの扉絵連載では、青海に降り立ったゲダツが様々な人や動物たちと出会いながら銭湯をつくる様子が描かれます。
ここで、ゲダツの銭湯にアラバスタの一行が訪れている描写が描かれています。扉絵連載で描かれたキャラクターは本編に再登場するケースが多々あります。しかし、ゲダツの再登場はまだないためこれから描かれるかもしれません。
レヴェリー編
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レヴェリー編ではアラバスタ家を含む世界中の20の王家がマリージョアへと召集されました。レヴェリーでは、コブラがイム様や五老星に襲撃されたり、ビビがCP0に捕まるといった様々なトラブルが起きます。そんな中でビビはワポルとともにマリージョアから脱出し、現在は世界経済新聞社のモルガンズの元で匿ってもらっています。
1130話では新聞に載ったルフィに描かれる奇妙なバツ印が描かれ、これがビビからの何らかのメッセージなのではないかと考えられています。
ビビの基礎情報
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ここでは、ビビに関する基礎情報をまとめています。
項目 |
内容 |
---|---|
本名 |
ネフェルタリ・ビビ |
コードネーム(バロックワークス時) |
ミス・ウェンズデー |
年齢 |
16歳→18歳 |
身長 |
169cm |
肩書き |
アラバスタ王国 王女 |
出身地 |
サンディ島 アラバスタ王国 |
誕生日 |
2月2日 |
血液型 |
F型 |
好きな食べ物 |
カレー、プリン、ムルキーヤ |
嫌いな食べ物 |
スルメ |
初登場 |
単行本12巻 第103話『クジラ』 |
以下では、既出情報のうちから重要度の高いものをピックアップしてご紹介します。次の2点に沿って記載いたします。
・世界政府をつくった20の王族の一族
・ネフェルタリ家もDの一族?
1つずつみていきましょう。
世界政府をつくった20の王族の一族
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ネフェルタリ家は、世界政府をつくったであろう20人の王族の中にいたことが明らかになっています。また、当時世界政府を作る際に全ての王族はレッドラインのマリージョアに移り住みましたが、ネフェルタリ家のみアラバスタ王国にそのままいるという決断をしたということも判明しました。
また、イム様の発言によってポーネグリフを世界中にばら撒いたのがネフェルタリ・D・リリィによるものだったと明かされています。世界政府をつくった一族でありながら、世界政府の対抗勢力であるDの名前を持つネフェルタリ家の正体とは何なのでしょうか?
ネフェルタリ家もDの一族?
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レヴェリー編にてイム様や五老星から襲われたコブラは、最後にサボにこう語っています。
ルフィ君とビビに伝えてくれ…!!
(中略)
「我々も」「〝D〟である!!!」と…
このセリフから、コブラとビビについてもDの一族である可能性が高いでしょう。また、その後のサボ幼少期の過去回想のシーンでは、当時のルフィとエースが血のつながっていないサボに「Dの名前をあげる」というシーンが描かれました。
この描写から、Dの一族とは血縁に関係なく、同じ意志を持つものに分け与えて広がっていったものであると予想しています。
Dの一族については下記の記事でも紹介しています。
まとめ
以上、ビビについての考察や既出情報をまとめました。
ワンピースの物語はクライマックスに差し掛かってきましたが、現在のビビの動向を考えてみると、ビビは最終章にほぼ確実に大きく関わってくるキーマンとなるでしょう。
ビビはどのように活躍するのか、物語の展開を楽しみに待ちましょう!
記事の間違いやご意見・ご要望はこちらへお願いします。