雨の神の能力を継ぐ人物とは、ドラゴンやバギーではなく、ローかもしれません。
1182話〝ザザ〟より、空島編から言及されていた太陽の神、雨の神、森の神、大地の神に関する謎に、ようやく進展が見られました。
SNSでは、雨にまつわる能力者や雨と関係のあるキャラを中心にザザの能力が誰に引き継がれるのか考察が進められています。
そこで、この記事では、これまでの描写をもとに、雨の神の正体として有力視されているキャラを徹底検証しました。
発端となった空島編エピソードと、天竜人の文化もまとめているので、空島編を把握し切れていないという人でも最新話の内容が理解できる構成となっています。
本記事は『ONE PIECE』単行本最新刊および、ジャンプ本誌最新話のネタバレを含みます。
目次
雨の神はロー?
出典: one-piece.com
まず、本記事の結論として、雨の神の能力を引き継いでいるキャラは、トラファルガー・ローであると考察しています。最大の理由は、忌み名ワーテル(water)の語源がゲルマン系(ドイツ人やイギリス人の祖先)の言語で水を意味すること。
そのほか、次の伏線から分かるように、ローはルフィやロックスなどとも異なる非常に特殊なDの一族だと分かります。
- オペオペの実が不老手術を可能とすることから、究極の悪魔の実と呼ばれている
- 政府との取引額は50億と、ロジャー、白ひげの懸賞金に並ぶ
さらに、Dの一族の筆頭とも言えるロックスの本名がデービー・D・ジーベック(ロックスは隠し名)だったように、全てのDの一族に忌み名があるとは限りません。
忌み名の意味は、いずれ本編で明かされることとなるでしょうが、このように現状の情報だけ見てもローの異質さがよく分かります。
ゴムゴムの実を覚醒させたルフィが、空想を現実化させる能力にまで至ったので、オペオペの実が覚醒後した際にも、一件関連性の低い雨の神と結び付けてくる可能性がありますね。
また、現在、ローは生死不明となっていますが、相棒のベポが包帯姿で登場していたため、現在はどこかで養生しているのでしょう。
なお、ローの生死や忌み名については下記の記事でも詳しく説明しています。
ドラゴンやバギーなどの神の候補者を考察
SNS上で雨の神、森の神、大地の神の能力を継ぐ者として有力視されていたのは以下のキャラです。
雨の神 |
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|---|---|
森の神or大地の神 |
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1人ずつ見ていきましょう。
ドラゴンはカゼカゼの実が濃厚
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雨の神の候補者としてドラゴンが挙げられていた主な理由は、天候を操る能力者の可能性が高い点にあります。ドラゴンの登場シーンでは度々不自然な現象が確認されており、水や風といった自然現象を操る能力者なのは間違いないでしょう。
しかし、これまでの描写をまとめると、天候ではなく風を操る能力者である可能性が極めて高いです。
根拠 |
作中の描写 |
|---|---|
ドラゴンが意図的に風を吹かせていたと思われる描写 |
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革命軍の船の名前が風を指している |
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悪魔の実などでパワーアップしている可能性が高い |
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決定的なのは、突風によりルフィが脱出できた際に、「なぜあの男を助ける?」とスモーカーがドラゴンに問いかけた台詞にあり、ドラゴンが意図的に風を発生させたことが分かります。
グレイターミナルの件では爆発と表現されていましたが、直後の描写から風が強く吹く描写がなされていました。
以上のことから、ドラゴンは天候を操れるわけではなく、風を自在に操るカゼカゼの実の能力者だと考えられます。
バギーは情報不足により未知数
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バギーの正体が雨の神として挙げられた主な理由は、バラバラの実の本当の名前がヒトヒトの実 幻獣種モデルザザだからと予想されています。
しかし、上記含めて整理していくと、全体的に根拠がやや弱い印象を受けます。
根拠 |
反証 |
|---|---|
バラバラの実の本当の名前はヒトヒトの実 幻獣種モデルザザである |
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太陽の神、雨の神、森の神、大地の神は現四皇に対応している |
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バラバラの実が覚醒すると分子レベルの分解も可能となり、雨の元となる水蒸気も操られるようになる |
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ゴムゴムの実の本当の名前が隠されていた前例があったので、他の悪魔の実にも秘密があるのではないかと考えるのはごく自然な流れと言えます。
しかし、安易にゴムゴムの実と同列の悪魔の実を扱ってしまうと、ルフィの主人公としての格を下げてしまうため、メタ的に少し扱いにくい設定でしょう。
クロスギルドは他の四皇の海賊団と比較すると、総合力で明確に劣っているという現状はありますが、ひとつなぎの大秘宝をかすめ取る算段を立てているので、以降も戦力の補強が入ることも低いと言えます。
ビビは既に雨の神の能力を宿していた?
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ザザは目元や髪型の特徴から、女性的な印象を受けるため、候補者として女性が挙げられており、中でもビビが最も雨の神のイメージに近いと考察されていました。主な根拠は下記の通りです。
根拠 |
詳細 |
|---|---|
しらほしの前例と実際に雨を降らせていた描写がある |
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ビビが王女に就任することには隠された意味がある |
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ほかにも、アラバスタ王女には雨の神としての素養が脈々と受け継がれ、リリィも実は雨の神として能力を宿していて、現在はビビに渡っているとも考慮されており、イム様がリリィやビビに特別執着する件と結び付けられていました。
ビビの正体や今後の展開については下記の記事でも考察していますので、合わせてご確認ください。
森の神or大地の神はチョッパー?
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森の神と大地の神は未だ詳細不明ですが、チョッパーはいずれかに該当する可能性を秘めています。
特に疑わしいのは、叩いただけでドミ・リバーシの洗脳を解除した点にあります。
これまで、ドミ・リバーシはロックス、ドリー、ブロギーなど数々の強者を強制的に従わせる強力な能力として描かれてきましたが、ルフィとロキには無効化されていました。
また、ギャバンとシャンクスの2人がかりでも深海契約により操られたハラルドを救う手立てを見つけられませんでしたが、ニーズホッグの実を食べたロキとの戦闘後には一時的にハラルドの意識が戻っていました。
このように、一部の悪魔の実にはドミ・リバーシに対抗できる特殊能力を持っていると考えられ、チョッパーにもその素養が秘められているのでしょう。
チョッパーの宿すヒトヒトの実の本当の名前に関しては、国作りの神としての伝承があるダイダラボッチと推測されています。
ダイダラボッチが山や湖を作ったと大地に関係する伝承なので、大地の神。もしくは、元々森にすむトナカイとしての生態から森の神…と、どちらも同程度の可能性が残っています。
下記の記事でも、チョッパーのヒトヒトの実をしているので、合わせてご確認ください。
シャンドラ、天竜人と4体の神の関係性
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太陽の神、雨の神、森の神、大地の神について言及されていたのは、空島編のノーランド中心の回想です。
また、雨の神をDの一族とニカのように恐れていたというキリンガム聖の台詞から、天竜人の文化も関係してくるでしょう。
ここでは、
- シャンドラの繁栄と滅亡時期
- シャンドラの伝承
- 天竜人の恐怖の対象について
これらを整理しながら、4体の神の背景を解説しています。
シャンドラの繁栄と滅亡は1139~800年前
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シャンドラは空白の100年にもかかわる秘密が隠されている島だと判明しており、今後、シャンドラ周りの伏線が物語に大きな影響を与えてることが示唆されています。
28巻261話〝戦士ゲンボウvs神兵長ヤマ〟では、ロビンが空島にある慰霊碑を発見しており、手持ちの文献から時系列を整理して、古代都市シャンドラが繁栄していた時期が1139年前、滅亡したのが800年前と判断していました。
月の古代都市ビルカもシャンドラの住民と被り物や背中の羽など容姿が酷似していたり、代々ポーネグリフを守る住民であったり、先祖が何者かに滅ばれたことから、ジョイボーイとも何らかの関係があったと考えられるでしょう。
ポーネグリフの解読に成功し、空白の100年の真相に迫ったクローバー博士からは、政府が警戒しているのは何らかの思想であると推理していました。
いずれ、空島編のエピソードが掘り返され、シャンドラの遺跡からはジョイボーイの思想に関する秘密が出てくるのかもしれませんね。
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シャンドラの子孫に伝承が伝えられていない?
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シャンドラの子孫がポーネグリフを守っていたり、太陽の神を信仰していた件から、かつてジョイボーイ陣営に所属していた部族であると示唆されています。一方で、村の教えや伝承の内容には違和感がありました。
その筆頭が太陽の神、雨の神、森の神、大地の神とカシ神に生贄を捧げて、島の厄災から島民を守るという生贄の儀式にあります。
ニカは太陽の神以外にも解放の戦士としての側面も持ち、奴隷たちの間では救世主として言い伝えられていました。
そのニカに生贄を差し出し、村の厄災を鎮めようとする言い伝えが長年残っているのは、ニカの解放の戦士としてイメージ像と乖離します。
ただし、シャンドラの先祖が何者かに一度滅ぼされたことから、ニカや雨の神の伝承が後世に正しく伝えられず、あくまで土地の守護神として根付いたという可能性もあります。
いずれにしても、シャンドラと空白の100年のつながりは明確になっているので、後の展開でシャンドラが太陽の神を信仰していた理由が言及されることとなるでしょう。
4体の神=恐怖の対象とは限らない
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元天竜人であるコラソンは、幼少期に「悪い子はDに食べられる」と言い聞かせられていました。同様に、キリンガム聖の台詞からもDの一族、ニカ、雨の神は天竜人にとって恐れられた存在であることが明かされています。
しかし、そのほかの神も同様に恐れられているとは限りません。整理してみると、次のようになります。
Dの一族 |
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|---|---|
ニカ |
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太陽の神 |
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雨の神 |
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森の神 |
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大地の神 |
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このように4体の神は天竜人が恐れるだけの理由があるとは限らず、天竜人のルーツや文化に大きな影響を与える存在として位置づけられています。
大地の神や森の神が味方とは限らない?
現在は、太陽の神ニカ、アクマの実のイム様、エルバフの戦さ神など、海賊漫画から神話ものに徐々にスケールアップしていっています。
幻獣種の悪魔の実も加速度的に判明しており、世界観を引き上げたいという作者の意図が見えています。
こうした流れを踏まえると、遠からず大地の神や森の神にも言及される日がくるのかもしれません。
四体の神が一対となってイム様や神の騎士団に対抗するなどの展開が王道ですが、逆に黒ひげやクロスギルドなど敵陣営が神の能力の後継者として立ちはだかるという展開も大いに考えられるでしょう。


























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