【ワンピース】トラファルガー・ローは死亡したのか？忌み名や火の傷の男との関連性【ネタバレ注意】

黒ひげ海賊団に敗れたハートの海賊団。

船長のローとベポは脱出して全滅は免れましたが、ローは瀕死の重傷を負い、その後の生死が分かりませんでした。

この記事では、ローは死亡したのか、忌み名のワーテルや火の傷の男との関連性なども考察しています。

ローは死亡したの？生きてるの？

出典： one-piece.com

トラファルガー・ローが最後に登場した107巻1081話〝黒ひげ海賊団10番船船長クザン〟では、瀕死の状態でベポと一緒に勝者島から逃げており、死亡したか生きてるかハッキリしていません。

しかし、110巻1117話〝も〟では、傷の手当てがされたベポが登場しており、ローもベポから治療を受け、どこかの島で療養している可能性が高いです。

ローはオペオペの実と不老手術を始め、伏線を残したままとなっているのも生存説を高める要因になっています。

黒ひげ海賊団vsハートの海賊団まとめ

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ハートの海賊団は、ワノ国出航後にロードポーネグリフを奪いに来た黒ひげ海賊団の待ち伏せに遭い、新世界の勝者島にて戦います。（105巻1063話〝たった1人の家族〟）

105巻1064話〝エッグヘッド研究層〟では、ドクQのシクシクの実によるかく乱に覇気で対処したり、バージェスからの攻撃もバールが防いだりと、互角の戦闘が繰り広げられます。

特攻する黒ひげには衝撃波動（ショックヴィレ）で迎撃、さらにシャチやペンギンの海中からの奇襲作戦など最初はハートの海賊団が押していました。

しかし、107巻1081話〝黒ひげ海賊船10番船船長クザン〟では、ハートの海賊団の潜水艇ポーラータング号は沈没し、船員は全員戦闘不能。ハートの海賊団は敗北しました。

黒ひげがローのオペオペの実を使うか、売るかと悩んでいた隙に、ベポがワノ国でチョッパーから貰った劇薬（月無しでもスーロンに変身できる薬）を飲み、その破壊力で作った隙でローと一緒に島から脱出します。

最後のコマでは、ベポが「キャプテン死なないで。お願いだから死なないで」と涙ながらに敗走しており、ローは命にかかわるレベルの重傷を負ったと読み取れます。

アニメで描かれたラストシーン

アニメ1115話〝海軍驚愕!元海軍本部大将クザン〟のラストでは、ベポとローが島から脱出するシーンを漫画より詳細に描かれています。

全く反応しないローと、海中を泳いで逃げていくベポの様子があり、ローが死亡したのか、気を失っているのか分からない描写になっていました。

キッド海賊団との対比（生存の伏線）

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ローの生死が曖昧にされていた一方で、赤髪海賊団に敗れたキッド海賊団とキッドの生死は、死亡を示唆する表現が多数用いられていました。

キッド海賊団の壊滅は1179話、ハートの海賊団の敗北は1181話と1080話を挟んで鏡のような構成になっているのも特徴です。

鏡のように両者の結末が真逆になっている仕掛けが施されているのだとしたら、キッドは死亡、ローは生存していると考えられます。

キッドは死亡したのか？

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ローの死亡フラグと過去の死亡説

ローにはいくつか死亡フラグが立てられています。

• オペオペの実の不老手術を使うと、永遠の命が得られる代わりに能力者本人は死亡する
• コラソンの意志を受け継ぎ、ドフラミンゴ討伐に成功した

特に不老手術に関しては既にイム様に使用されている疑いもあり、黒ひげやドフラミンゴもオペオペの実を狙っていました。

今後ローが使わざるを得ない状況に追い込まれるか奪われるなどして、死亡する可能性を示唆しています。

オペオペの実の不老手術を使うと死亡する

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オペオペの実の不老手術を使うと能力者本人が死亡する代わりに、永遠の命が得られます。

不老手術に関しては一部では認知されており、イワンコフが悪魔の実の資料とイム様の正体を関連付けていたり、ロー本人も認知していました。

▼不老手術の使用条件は”才気ある者”。ワノ国編でオペオペの実の能力を覚醒させたローなら、不老手術を扱えそうです。

ドフラミンゴ

『オペオペの実は才気ある者が使用すれば…古来よりの人類の夢さえも叶う。究極の悪魔の実と呼ぶ者も少ない。』

トラファルガー・ロー

『ああ、知ってるさ…おれは興味ねェがな』

出典： 『ONE PIECE』76巻761話〝オペオペの実〟

オペオペの実は究極の悪魔の実

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オペオペの実は、不老になるという作中でも極めて特異な能力性から、究極の悪魔の実と呼ばれています。

偶然手に入れた元海軍将校の海賊ディエス・バレルズは、価値が分からず政府と50億ベリーで取引する予定でしたが、価値の分かる者であれば、もっと高額な取引ができたのかもしれません。

比較対象として、当時現存していた海賊の中で最も高かったカイドウの懸賞金でも46億1,110万ベリーでした。

取引次第では、歴代最高のロジャーの55億6,480万ベリーすら超える価値を持つとも言えます。

▼不老手術の第一人者はイム様？

エンポリオ・イワンコフ

『この世には不老になる能力が存在するけど…それって誰かが証明したってことよね!?世界のどこかに死なずに生きてる奴がいるって事!』

サボ

『じゃあ、おれが見たあいつ（イム様）もそうだってのか?』

出典： 『ONE PIECE』107巻1086話〝あの日の真実〟

人生の目標を果たしている

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ローの人生の目標は、亡くなったコラソンの代わりにドフラミンゴの暴走を止めること。

ルフィに倒されたドフラミンゴが、後にインペルダウンに投獄されたことにより、ほぼ達成できています。

ロー本人も「彼（コラソン）に代わってドフラミンゴを討つためだけに生きてきた」と語っており、既に本懐を遂げています。

ただし、現在は自身の出生にもかかわる、Dの一族の数奇な運命の真相について探っていました。

博識なロビンに尋ねたり、ハチノス行きの船をジャックしてポーネグリフを探そうとするなど、かなり精力的に活動しています。

なので、現在はコラソンの意志ではなく、新たに見つけた人生の目標に向けて生きているとも言えます。

過去の死亡説と真相

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ローはドレスローザ編でも何度か死亡したと思われていましたが、結局死亡することはありませんでした。

ドフラミンゴは恩を仇で返すローに対して憤怒しており、「忌々しい」と殺意を向けていましたが、結局いたぶるだけいたぶって殺していませんでした。

オペオペの不老手術とマリージョアに隠された国宝を使って世界の実権を握ると豪語していたので、頭の片隅にはローを支配して何とか不老手術を使わせたいという思惑があったのでしょう。

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エルバフでルフィと再会する？

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ローが生きていたとしたら、今後エルバフでルフィと再会する可能性が高いです。

元々、ワノ国で麦わらの一味、ハートの海賊団、キッド海賊団は、ログポースが指し示す3つの指針に対して、それぞれ南東（エッグヘッド）、北東（勝者島）、東（ウォーランド王国）を選択していました。

ローの北東から最も近い島は東のウォーランド王国です。

ベポは勝者島から泳いで逃げていたので、避難先として1番近い島に行った可能性が高いでしょう。

またルフィが次に進む島も勝者島になる可能性も高く、エルバフ編での騒動が終わった後にローと再会して、冒険のヒントを与えてくれるかもしれません。

キッドに関しては、生きていたとしてもウォーランド王国の入国に太陽石（ペインター）が必要になるので、運良く漂流するという可能性は低そうです。

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忌み名「ワーテル」の意味とDの一族の秘密

「ワーテル」の意味

ワーテルは主に、次の2つの意味がかかっています。

1. ゲルマン語で水を意味する
2. フランスの革命家ナポレオンが敗れた「ワーテルローの戦い」

ゲルマン語で水を意味する

英語の「water」とドイツ語の「Wasser」は、どちらも水を意味する言葉で、その語源はゲルマン祖語の「wator（ワーテル）」にあるとされています。

つまり、ゲルマン祖語のwatorは、水という言葉の祖先のようなものに当たります。

これを作中に落とし込むと、ワーテルには水を司る神や水の起源にかかわるような出生が隠されているのではないでしょうか？

実際にニカを始め、『ONE PIECE』の世界には数多くの神々が存在しています。

ナポレオンが敗れた「ワーテルローの戦い」

ワーテルローの戦いとは、1815年6月18日に行われた戦いで、ナポレオン・ボナパルトが率いたフランス軍が、連合軍に敗北したことで知られています。

ナポレオンは機動力を重視した敵の隙を突く戦術が有名で、戦略家として非常に評価されています。

ローも、ドフラミンゴ失脚とカイドウの打倒計画を上手く絡めたり、ドフラミンゴに逆に嵌められた際には、すぐさま自分を囮にした陽動作戦に切り替える機転の良さがありました。

ローの先祖は、もしかしたらDの一族の軍人兼参謀役として800年前の政府との戦いで活躍していたのかもしれませんね。

忌み名があるのはローだけではない？

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現在、Dの一族で忌み名が判明しているのはローだけですが、110巻1117話〝も〟では、他のキャラにも忌み名があると示唆されていました。

• ベガパンクの放送で「世界中に点在しているDの名を持つ者達へ…お前さんたちに”も”…」と意味深なメッセージを残す
• “も”は110巻1117話のサブタイトルにも起用されており、重要なキーワードになっている
• さらに英語版のサブタイトルが”A”になっており、「～も」「～と別の」の意味を持つAnotherの略と解釈できる

忌み名とは、貴人や死者に畏敬や忌避を込めて、実名で呼ぶのを避ける慣習です。一般世界では、昭和天皇を実名の裕仁とは呼ばないというものです。

ワーテルがロー個人に付けられたものなのか、一族で継承されてきたものなのかは不明ですが、後者だとしたら、一族由来の特別な意味があると考えられるでしょう。

ベガパンクがわざわざ配信を通して伝えようとしたことにもつながってきます。

ローの忌み名を知っている人物

ローの忌み名を知っている人物は次の4名です。

消去法により、ローの忌み名が今後焦点に当たるとしたら、ロー本人かロビン絡みになってきそうですね。

また、相棒のベポにも打ち明けている可能性が高そうです。

ローは火の傷の男を知っている？

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火の傷の男が初めて言及されたシーンでは、ローが暗く俯く意味深なコマが挿し込まれていました。

ローはロードポーネグリフを探してハチノス行きの船をジャックしたり、ルフィ達とは別のルートから歴史の真相を探っていました。

旅の途中で、他のキャラには知らない火の傷の男に関する情報を持っている可能性は十分考えられるでしょう。

また、ローの趣味は放浪なので、意外なキャラとの接点も考えられます。

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ロッキーポート事件を引き起こした目的

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本当の目的はポーネグリフの探索

ローがロッキーポート事件を引き起こした本当の目的は、ポーネグリフの探索でした。

「尾田っちが答える10問10答」では、次のように解説されています。

• ローは王下七武海に、コビーが英雄と呼ばれる、黒ひげが海賊島の王となるきっかけになった事件
• 海賊島にポーネグリフがあると聞いたローが、海賊島行きの船をジャックして海賊島に乗り込んだ
• ジャックした船は巨大客船ロッキポート号で、ある国の王と要人達の乗った船だった
• 大変なトラブルが発生し、ローは海賊達と対立することになる
• そこへコビー、黒ひげが別々の目的で海賊島に乗り込み、3人は共闘することになった

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ローもDの一族の秘密を探ろうとしている

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ローはDの一族の秘密を探ろうとしており、コラソンから忠告を受けていました。

▼ロビンから教えてもらった通りロードポーネグリフを辿って、Dの一族について探ろうとする

『なぁコラさん。やっぱりおれは、この数奇な運命の意味を知りてェ』

出典： 『ONE PIECE』99巻996話〝最強がいる島〟

▼コラソンから受けていた忠告

『おれの故郷（マリージョア）ではこうしつけられる。行儀の悪い子はディーに食われてしまうぞ』

『しばしば世間で名を上げるDの名を持つ者達に対し、老人達は眉をひそめてつぶやく。Dはまた嵐を呼ぶ』

『世界各地の歴史の裏で脈々と受け継がれている名だ、そしてある土地ではDの一族をこう呼ぶ者たちもいる…』

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出典： 『ONE PIECE』77巻764話〝ホワイトモンスター〟

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途中でドフラミンゴ失脚計画にシフトした？

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ロッキーポート事件におけるローの本来の目的はポーネグリフを探すことでしたが、事件後には海賊島に居る海賊100人から回収した心臓を政府に送り届けています。

その功績により王下七武海へ加入しており、手違いや様々なトラブルを前にポーネグリフの捜索を断念して、王下七武海の加入へシフトしたのでしょう。

実際、ローは王下七武海加入後に、政府の管轄にある研究施設パンクハザードを別荘として利用し、ドフラミンゴ失脚計画の準備を進めていました。

心臓を取られた海賊の現在

ローが回収した海賊島の海賊100人の心臓は現在も政府に納められたままで、今も海賊島で怯えて暮らしていると黒ひげが語っています。

元々、海賊島は政府の流刑島だった筈が、島で金鉱脈が発見されたことで闇の組織や海賊が莫大な富を築くという誤算がありました。

なので、政府サイドから見れば、海賊島に居る海賊の心臓には非常に価値があり、それを武器に脅して、政府に寝返らせるという作戦も考案できるでしょう。

基本情報

ローは生きている可能性が高い

黒ひげ海賊団との戦いで全滅したハートの海賊団ですが、その後にベポが生存していたことからローは現在も生きている可能性が高いです。

特にオペオペの実の不老手術の伏線を残したままになっているので、今後ローと不老手術を絡めてくる展開が大いに考えられます。

既にイム様が不老手術を受けたと示唆されており、イム様への対抗手段として誰かが不老手術を受ける…なんてことになりそうですね。

不老手術の対象はルフィが候補ですが、ルフィに不老願望があるかと言うとかなり微妙であり、実際問題として本人が承諾しなさそうです。

他にもオペオペの実の前任者と絡めて不老手術の詳細について言及されるなど、ローの先祖にも言及されて、忌み名について深掘りされる展開も考えられます。