この記事では、ONE PIECEの中でも重要人物である赤髪のシャンクスと、映画「ONE PIECE FILM RED」で初めて出てきたフィガーランド家との関係についてご紹介していきます!
※この記事には「ONE PIECE FILM RED」や単行本最新巻のネタバレが含まれますので、未読、未視聴の方はご注意ください。
目次
フィガーランド家とは?
世界貴族とも呼ばれる天竜人の家系の1つで、ドフラミンゴ家と同じように、昔からかなりの権力を持った特権階級です。
さらには「神の騎士団」という、世界政府の中でも高いポジションにある家系だということも明らかになりました。神の騎士団はなんと天竜人を裁くことができるという大きな特権を持っています。
そんな神の騎士団の最高司令官であるフィガーランド・ガーリング聖が、シャンクスの父親である可能性が浮上しています。フィガーランド・ガーリング聖は天竜人が罪を犯した際に、取り調べや処刑を担当する役割を担っています。
そんな権力者がシャンクスの父親となると、シャンクスの今後がますます気になってきますね!
ガーリング聖とシャンクスの関係について考察
フィガーランド・ガーリング聖とシャンクスの親子関係を示す伏線について4つのポイントに分けてご紹介します!
①五老星の会話
映画「ONE PIECE FILM RED」内で、五老星たちが話していた内容が、シャンクスがフィガーランド家の血筋だということを示していたと言われています。
シャンクスがフィガーランド家の末裔だと判明した流れは以下のとおりです。
1. ウタの処罰について話し合っていた
そもそも五老星たちは、映画の中でウタが引き起こした事態(ウタワールドの中に世界中の人々を閉じ込めた)に対しての処罰を検討していました。
ウタのしたことは、世界政府や海軍も出動するような大問題になっていたからです。
2. ウタはシャンクスの娘だ、というルフィの発言
そんななか、ルフィが「ウタはシャンクスの娘だ」と発言してしまいます。
これによって五老星たちは本当にウタがシャンクスの娘だと思い込み、ウタへの対応を考え直し始めるのです。
実際のところ、ウタはシャンクスの養子なので血は繋がっていません。
3. 動揺した五老星の「フィガーランド家の娘」という発言
ウタがシャンクスの娘だということを事実だと思いこんだ五老星たちは慌てました。
そこで出てきた会話が以下の通りです。
「赤髪に娘がいたのか」
「サイファーポールの報告通り、大海賊時代を全否定する全く新しい敵の出現だな」
「厄介なことに民衆も彼女についている。革命の芽を早めに摘んでおかねば、手遅れになる」
「あの娘がフィガーランド家の血筋でもか」
-五老星たち- 「ONE PIECE FILM RED」
最後の「イーザンバロン・V・ナス寿郎聖」の一言が決定的でした。
つまり、「シャンクスがフィガーランド家の血筋だから、その娘であるウタを殺してしまっても大丈夫なのか?」という議論をしていたということです。
4. 間接的にシャンクスの血筋が判明した
以上の流れから、シャンクスの娘=フィガーランド家の娘、と示されたことから、五老星たちの間で「シャンクスはフィガーランド家の血筋」だという前提があることがわかったのです!
②シャンクスとフィガーランド・ガーリング聖は顔が似ている?
出典: one-piece.com
シャンクスとフィガーランド・ガーリング聖との親子関係を示すポイントの2つ目は、顔が似ていることです!
1095話において若き日のフィガーランド・ガーリング聖の姿が明らかになったのですが、かなりシャンクスに似たイケメンなのです。
また、過去にシャンクスと対峙したときの白ひげの発言も、2人が似ていることを示しています。
出典: one-piece.com
「てめェの顔(ツラ)ァ見ると
あの野郎から受けた傷が疼きやがる」
この時の発言の中の「あの野郎」というのは、これまではロジャーのことだと思われていました。
出典: one-piece.com
しかし、フィガーランド・ガーリング聖の若い頃の姿が明らかになった今、この時の白ひげが指していたのはガーリング聖のことなのです!
③シャンクスがフィガーランド家の末裔だと示す行動
シャンクスがフィガーランド家の末裔だったとするとこれまでの行動にも辻褄が合ってきます。
それは、バンゲア城に出入りできていたことです。
第907話において、聖地マジョーリアにあるパンゲア城”権力の間”に、シャンクスは入ることができていました。
この権力の間というのは天竜人の中でも最高クラスの立場である五老星がいるための場所であり、いくら四皇であるといえども、本来は海賊が入れる場所ではありません。
しかし、シャンクスは難なく入っていました。
さらに五老星はシャンクスに対して、
「君だから時間を取った」
-シェパード・十・ピーター聖- 90巻907話
と言って出迎えたのです!
この、「君だから」という部分がいかにシャンクスが世界政府にとっても一目置かれた特別な存在かを象徴していたのですが、この理由がシャンクスがフィガーランド家の血筋だったから、だと考えられるのです。
④シャンクスはゴッドバレー事件後に宝箱から発見された
40億巻において当時1歳のシャンクスが宝箱から発見されたことが明らかになりました。
これはゴッドバレー事件においてロジャーが天竜人から奪った財宝の中の宝箱のことです。
767話においても海賊は宝箱を見つけると自分の船に持ち帰る習性があると書かれていました。
さらに1096話のゴッドバレー事件の話において、人間狩りの競技を始める際にガーランド聖が「見ていろ、子供達」と発言しています。
この発言によってガーリング聖には2人以上の子供がいることがわかりますよね。
そのうちの1人がシャンクスなのではないかといわれているんです。
以上4つの点から、シャンクスはフィガーランド家の血筋だという考察が広まっています!
神の騎士団とは?
それでは、フィガーランド家と深い関係にある神の騎士団についてもう少しご紹介します!
①天竜人の中でも特別なフィガーランド家
冒頭でも書きましたが、フィガーランド家は天竜人の家系で、過去にDの一族と戦った20の王族の1つとして世界を支配してきました。
またウタのことをフィガーランド家の血筋と勘違いしたときの五老星たちの反応から、天竜人の中でも更に特別な一家、だと考えることもできます。
もしただの天竜人であれば、フィガーランド家、という名前が出てきただけでウタの処遇を躊躇するような必要はなかったはずなのです。
つまり、あれほどの大事件を起こしても処罰を考え直すほど権力のある家名、と捉えることができます。
②聖地マジョーリアの治安組織「神の騎士団」
そんな力のあるフィガーランド家が作り上げた団体が「神の騎士団」なのです。
ONE PIECEの世界を裏で支配する「世界の王」と呼ばれるイム様がいる、聖地マジョーリアの治安組織として機能しています。
1054話の中の海軍本部会議において、赤犬が初めてその名を話題に出したことで、存在が明らかにされました。
出典: one-piece.com
「”神の騎士団”が動き出したら
戦いはそこからだ!!!」
-モンキー・D・ドラゴン- 107巻1083話
これは革命軍の総司令官ドラゴンが作戦会議をしている際にサボたちに向けた発言です。
あのドラゴンがここまで特別視するほど、神の騎士団とは世界政府側の最強戦力だということがわかります!
フィガーランド登場回一覧
漫画
107巻
- 1086話”五老星”
歴史を知りすぎた代償としてCP0に命を狙われるベガパンク! ルフィ達に助けを求め共に島を脱出しようと動くが、本体が行方不明に。島で一体何が起きている!? “ひとつなぎの大秘宝”を巡る海洋冒険ロマン!!
108巻
- 1095話”死んだ方がいい世界”
- 1096話”くまちー”
未来島からの脱出を図るルフィ達だが海軍の大船団が島を取り囲む。率いるのは大将“黄猿”!! その中には五老星の姿もあり、かつてない規模の戦闘の予感が渦巻く…。“ひとつなぎの大秘宝”を巡る海洋冒険ロマン!!
まとめ
最後にフィガーランド家について、シャンクスとの関係も含めてまとめていきましょう!
- 映画「ONE PIECE FILM RED」に初めて出てきた家名
- 五老星が対応を躊躇うほど天竜人の中でも特別な家系
- 天竜人を裁くことの出来る権力のある家系
- そんなフィガーランド家の血を引くのが、赤髪のシャンクス
- 海軍や革命軍も特別視するほどの最強戦力「神の騎士団」を作り上げた一族
これらのことから、シャンクスがこれまでに世界政府から特別扱いを受けていたのも、フィガーランド家の血筋だからだ、と考えると納得がいきますよね。
Dの一族と戦った歴史のあるフィガーランド家。その血筋だということを、シャンクス自身はどう捉えているのか?そして、ルフィとの関係はどうなっていくのか?
今後もますますONE PIECEから目が離せません!
以上、フィガーランド家に関する考察でした。
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