天竜人の謎の組織「神の騎士団」
海軍やCP0とは異なる独自の指揮系統を持つ存在で、メンバーにも謎が多く、物語の重要な情報が隠されていると考えられています。
この記事では、神の騎士団のメンバーに関する情報や関連組織などを整理しつつ、候補となるメンバーの考察も紹介していきます。
本記事は『ONE PIECE』単行本最新刊および、ジャンプ本誌最新話のネタバレを含みます。
神の騎士団とは?
出典: one-piece.com
神の騎士団の概要は以下の通りです。
- 天竜人の中でも選ばれたメンバーで構成された武装組織
- 主な役割は、聖地マリージョアの防衛や下界の潜入など
- 組織の強さは四皇海賊団にやや劣るぐらい
- メンバーはイム様のことを知っており、五老星と同じ不死身に近い再生能力を持つ
- 世界政府の軍事組織である海軍、天竜人直属のCP0とは別の指揮系統
- 一般人でもスカウトされれば加入できるチャンスがある
- 下部組織、または候補生の集まる神の従刃という組織もある
38年前のゴッドバレー事件でロジャー海賊団、ロックス海賊団を相手にした実績から非常に高い戦闘力を持っています。
一方で、四皇海賊団との戦闘は避けようとしていたので、組織の強さは四皇幹部以下といったところでしょう。
また神の騎士団と五老星は同じ不死身に近い再生能力を持ち、イム様から力を与えられた、いわゆる神に選ばれた者同士です。
主な役割は、遠征や聖地マリージョアの警護など第一線で活躍しており、政治的な面で活躍する五老星とは明確に役割分担されています。
神の騎士団のメンバー
判明している神の騎士団のメンバーは以下の通りです。
名前 |
階級・備考 |
---|---|
フィガーランド・ガーリング聖 |
最高司令官 (現在は五老星[科学防衛武神]) |
フィガーランド・シャムロック聖 |
団長 |
マンマイヤー・軍子宮 |
不明 (38年前は神の従刃に在籍) |
シェパード・ソマーズ聖 |
不明 |
リモシフ・キリンガム聖 |
|
サッチェルズ・マッフィー宮 |
|
ロングヘアーの女性 |
不明 (38年前に在籍。現在は不明) |
魚巨人 |
|
鎌を持ったドクロ仮面 |
アニメ、漫画に登場したシルエットでは合計9名。先住民一掃大会では、神の騎士団と思われる人影が12名確認されています。
不確定ながら現在在籍しているシャムロック~キリンガムまでは能力者でまとまっており、今後判明してくるであろう他のメンバーも能力者の可能性があります。
フィガーランド・ガーリング聖
出典: one-piece.com
プロフィール
名前 |
フィガーランド・ガーリング |
---|---|
経歴 |
神の騎士団最高司令官 →五老星[科学防衛武神] |
異名 |
ゴッドバレーの王者 |
家族 |
息子: フィガーランド・シャムロック(双子の兄) シャンクス(双子の弟) |
初登場 |
漫画:1086話〝五老星〟 アニメ:1120話〝揺らぐ世界!支配者の審判と五老星の始動!〟 |
声優 |
山路和弘/木下浩之 |
作中の活躍など
38年前のゴッドバレー事件で神の騎士団を先導した功労者。ロジャーやロックスとも肩を並べる作中最強キャラの一角。
髪型や髭が三日月のようにカールしており、月と関連性の持つDの一族とのかかわりも匂わせています。
少ない言葉数の中に威厳や絶対的な自信を感じさせる威風堂々とした佇まいで、元妻には非常に穏やかに接する器量の良さもあります。
しかし、性格は天竜人らしく残忍かつ傲慢。一般人を「クズ」と見下し、出産を終えた元妻さえも、当時絶世の美女と噂されたシャクヤクを気に入ったからとアッサリ惨殺。
強さは折り紙付きで、他の神の騎士団も多数参加していた当時の先住民一掃大会でも優勝。後に五老星へ昇格。さらに作者から「強さには秘密がある」と仄めかされています。
ゴッドバレー事件で行方知れずとなった息子のシャンクスは14年以上前に聖地マリージョアへ帰還していましたが、その後に再会したかは不明です。
フィガーランド・シャムロック聖
プロフィール
名前 |
フィガーランド・シャムロック |
---|---|
悪魔の実 |
不明 |
経歴 |
神の騎士団団長 |
家族 |
父:フィガーランド・ガーリング 双子の弟:シャンクス |
年齢 |
39歳 |
誕生日 |
3月9日 |
利き腕 |
右利き (シャンクスは左利き) |
初登場 |
1134話〝フクロウの図書館〟 |
作中の活躍など
元神の騎士団最高司令官ガーリング聖の実の息子。弟のシャンクスとは瓜二つ。
肩に届く程の長髪でシャンクスと区別できますが、ローブをまとった状態では判別が付かない程似ています。
エルバフ編で軍子と島に潜入、ロキをスカウトします。後に合流したソマーズ、キリンガムの3人に子供の誘拐を指示し、本人は呼び出しを受けて聖地マリージョアへ帰還しました。
剣から異形の怪物ケルベロスを出現させ、剣が動物系イヌイヌの実 幻獣種モデル「ケルベロス」などの悪魔の実を食べている可能性が高いです。さらにエルバフの王ハラルドが殺害された現場には、ケルベロスらしき爪痕も。
直接的な戦闘描写はありませんが、団長という役職から他の神の騎士団以上、ガーリング聖以下の強さと考えられます。
エルバフ編で判明したキャラですが、世界会議編でもシャンクスと似た人物がローブをまとって五老星と謁見していました。
シャンクスがマリージョアへ戻ったのは14年以上前なので、五老星と謁見していたローブの男の正体はシャムロックとなります。
出典: x.com
マンマイヤー・軍子宮
プロフィール
名前 |
マンマイヤー・軍子 |
---|---|
年齢 |
56歳以上 |
悪魔の実 |
超人系 アロアロの実 |
経歴 |
神の従刃(38年前) →神の騎士団 |
初登場 |
1134話〝フクロウの図書館〟 |
作中の活躍など
出典: one-piece.com
イム様と特に接点の多い、オッドアイが特徴の女性。
五老星と同じく56年前から全く老化しておらず、イム様の拠点である花の間では、軍子と思われる人物が何度も登場しています。
さらに56年前は神の騎士団ですらなく、下部組織と思われる神の従刃に在籍していました。
異例の待遇を受けている一方で、イム様に肉体を乗っ取られたり、後述する記憶喪失からマインドコントロールされている疑いもあります。
性格を一言で言うなら冷徹。神の騎士団へのスカウトを断ったロキを暴力で無理矢理従わせようとしたり、コロンがギャバンの息子と知るや即座に息子の命を人質に取っています。
下着姿のソマーズを見て赤くなるなど女性らしいお淑やかな一面も。
ソウルキング(ブルックの芸名)のファンで、エルバフへ潜入中にもヘッドフォンで視聴していたり、捕えたブルックへ直属の奴隷になるよう迫る程。
記憶喪失が見られ、”父”という言葉に反応して、記憶が一部復活。回想の中では父親との死別やブルックと談笑する様子が確認されており、2人の親子関係が示唆されています。
シェパード・ソマーズ聖
プロフィール
名前 |
シェパード・ソマーズ |
---|---|
悪魔の実 |
超人系 イバイバの実 |
家族 |
不明 |
初登場 |
1140話〝スコッパー・ギャバン〟 |
作中の活躍など
自室でTシャツと下着姿でくつろいでいたり、気だるげな気質など中年親父的なキャラ。左腕にはアビスと思われるマーク有り。
年長者らしくどっしりと構えており、立場上では上司にあたるシャムロックに意見している場面も。
イバイバの実は、鋼鉄の荊を自由自在に操る能力で、透明化も可能。単純に攻撃手段として活用する以外に障害物としても使用しています。
親が子供を命懸けで助けようとする危機的な状況を作り上げて、親子が苦しむ姿を愉快に眺めるという天竜人の中でも特に狡猾で残忍な性格。
主な活躍はエルバフ編。軍子、キリンガムと共に潜入し、現在の戦績はロビンと事実上引き分け、ギャバンに敗北。
ギャバンとの戦闘では、不死身に近い再生能力が攻略され、これには覇王色の覇気が関係していると仄めかされています。
同じシェパード家である五老星のピーター聖とは髭や髪色が似ており、親子の可能性が高いです。
リモシフ・キリンガム聖
プロフィール
名前 |
リモシフ・キリンガム |
---|---|
悪魔の実 |
動物系リュウリュウの実 幻獣種モデル「麒麟」 |
武器 |
三叉層(さんさそう) |
初登場 |
1140話〝スコッパー・ギャバン〟 |
作中の活躍など
話の途中で居眠りしたり、寝坊して慌てるなど数少ない天竜人のギャグキャラ。
天竜人の中では比較的穏やかな性格で、軍子の趣味である音楽鑑賞を小馬鹿にしていたソマーズ聖を叱るシーンも。
リュウリュウの実 幻獣種モデル「麒麟」の能力は主に睡眠に関係した能力で、以下の能力を持ちます。
リュウリュウの実 幻獣種モデル「麒麟」の能力
- 眠らせた人間の夢を具現化させ、操る
- 中でも具現化させた悪夢はMMA(ムーマ)が強力
- MMAはナイトメアホールという異空間から無尽蔵に出現され、不死身
- 体の一部を麻痺させる眠酔化(みんえいか)が使える
- 戦闘に特化した人獣型とキメラ型に切り替えられる
人獣型では本来の顔立ちが現れ、サメのような鋭いを歯を持った中性的な見た目。また能力の副作用か、性格も狂暴化します。
キメラ型は麒麟の頭部と人間の下半身を持ち、一般天竜人の宇宙ヘルメットとガスマスクを装着。
サッチェルズ・マッフィー宮
プロフィール
名前 |
サッチェルズ・マッフィー |
---|---|
悪魔の実 |
不明 |
初登場 |
1161話〝矢の雨をしのいで結ぶ恋の詩〟 |
作中の活躍
38年前のゴッドバレー事件で活躍。開けた服装と葉巻を吸う粗暴な外見。
ギザギザの歯と直角に折れ曲がった角が特徴で、混血種の可能性があります。
事件中にドラゴンに奪われたシャンクスとシャムロックの捜索依頼を受け、シャムロックを取り返した直後にロックス海賊団の妨害を受けて真っ二つにされました。
その他
見た目 |
備考 |
---|---|
黒髪ロングヘアーの女性 |
菊之丞と容姿が酷似。 ワノ国と間接的なつながりを持つナス寿郎聖の血縁者の可能性が高い。 |
魚巨人 |
羽が生えていたため動物系の能力者。 |
鎌を持ったドクロ仮面 |
新巨兵海賊団の海賊船「ナグルファル号」の船首やロードの被っていた髑髏と似ており、エルバフとの関連性が高い。 |
神の騎士団の可能性がある人物
神の騎士団と示唆された人物と、ネット上で考察されたメンバーを対象にどの程度の信憑性があるか紹介します。
ブルック
出典: one-piece.com
ブルックには、元神の騎士団の疑惑があります。ただし、現在は元神の騎士団説はほぼ破綻しています。
疑惑の根拠は、麦わらの一味加入前に、とある王国の護衛戦団の団長を務めていた経歴と西の海出身にありました。
ゴッドバレーの海域も西の海で、国王が居たことから王国な点も一致。そして、現在は跡形も無く消滅しているからと国名をぼかしたという辻褄は合います。
しかし、ゴッドバレーが世界政府非加盟国であったり、実力的にも元神の騎士団だったとは考えにくいでしょう。
ヒグマ
出典: one-piece.com
ヒグマはこれまでシャンクス関連の事件から根強い考察がされており、神の騎士団説も浮上しています。
神の騎士団との共通点は、使用武器がサーベルという1点のみ。
しかし、現在はサーベルを所持していた人物は、シャンクスの双子の兄シャムロックと判明しています。また実力的にも明らかに足りていません。
ひとつなぎの大秘宝に近付いてる…?
出典: x.com
110巻1121話〝時代のうねり〟に登場したひとつなぎの大秘宝に近しいメンバーの中にも、サーベルを所持した正体不明の人物がいました。
シルエットの正体がヒグマという可能性も、無くはないかもしれません。
二刀流のガスマスク
先住民一掃大会開催前にガーリング聖をライバル視していた人物。
同一人物と思われる者が、ビッグ・マムの恩師マザー・カルメルが経営していた「羊の家」の孤児に居ました。
「羊の家」は親にも見放された孤児を保護される施設ですが、裏の顔は政府に売り渡すための人身売買用の施設です。
羊の家はビッグ・マムによりカルメルと孤児は殺害されていますが、それ以前に政府に売り渡されていれば矛盾はありません。
年齢はガーリング聖と同じくらい?
二刀流のガスマスクは、以下のように当時のガーリング聖の推定年齢と近い可能性があります。
<二刀流のガスマスクの推定年齢>
63年前:羊の家の失踪事件発生
38年前:ゴッドバレーで先住民一掃大会開催
→63年前の事件前後、二刀流のガスマスクを5歳程度と仮定すると、38年前の時点で30歳前後(ガーリング聖の推定年齢は30~40歳)
ガーリング聖をライバル視していたのは優勝候補だったからという以外にも、年が近かったのも理由の1つと考えられますね。
マンマイヤー家の女性
帽子と銃を所持していたボーイッシュな女性。
先住民一掃大会で家系の総合得点を評価する氏族戦という分野において、「軍子。あんたがいりゃ氏族戦もトロフィー取れるかも」との台詞から軍子の母親と考えられます。
また優勝候補のガーリング聖の家系フィガーランド家を追随する勢いで得点を稼いだ点からも、相当な実力者と窺えます。
パペット家
1160話〝ゴッドバレー事件〟で家名のみ登場。
ゴッドバレーでの先住民一掃大会で、優勝候補のガーリング聖のフィガーランド家と、ボーナス点を獲得して上位だったマンマイヤー家と並ぶ程の実力を持つ家系。
パペットの和訳「傀儡」というニュアンスから、死んだ(意思の無い)ドクロを被っていた人物の家系の可能性があります。
アンジェ
アンジェが神の騎士団と考えられる根拠は以下の3つです。
- シルエットの特徴と一致
- エルバフに内通者が居る
- 裏切り者の前例
シルエットの特徴と一致
アンジェと神の騎士団のシルエットの特徴は以下のように完全に一致します。
アンジェ |
シルエット |
---|---|
縁の長い帽子 |
縁の長い帽子 |
外套 |
外套 |
大柄な体格 |
大柄な体格 |
あくまでシルエットから読み取れる範囲の情報ですが、1134話で自己紹介したコマとほぼ同一の輪郭でした。
内通者の存在
エルバフには内通者の存在が仄めかされています。
- アウルスト城の王の間に五芒星がマーキングされていた
- ロキがハラルドを殺害した理由が不明確
- ハラルドの交易中心の政策を間接的に補佐していた
神の騎士団の移動手段である五芒星のマーキングは、現状は神の騎士団か五芒星にしか扱えません。ハラルドの政策を協力していたサウロの助手も務めており、王の間に侵入してマーキングするくらいなら十分可能でしょうね。
裏切り者の前例
出典: one-piece.com
メタ的な考察になりますが、裏切り者とは重要人物の影に隠れるケースが多いです。作中ではカン十郎が光月家家臣の立場を隠れ蓑にしていました。
サウロは空白の100年の真実に迫ったオハラの関係者であり、ハラルドとのコネも築いています。そして、ハラルドは国内で絶賛されており、それに尽力したサウロの助手とあれば、特に苦労せずとも国民から信頼を得ることができるでしょう。
関連組織
五老星
出典: one-piece.com
神の騎士団と五老星は、中間管理職と管理職のような関係にあります。
不遜な態度で現れたガーリング聖に向かって「慎め」と諫めるシーンもあり、序列にすると「五老星 > 神の騎士団」。
役割上では、神の騎士団が天竜人の護衛や戦闘任務など第一線で活躍していたり、時には天竜人の粛清もしています。
一方、五老星は謁見の間からほとんど出ることはなく、政策や方針決定などが主な仕事です。
メタ的な分析だと、組織内の権力が高まるにつれて実戦からは退くケースも多くなるでしょう。五老星はいずれも古傷があり、かつては神の騎士団として第一線で活躍してきたのではないでしょうか。
また、どちらも絶対的な存在としてイム様に仕えています。神の騎士団に関しては、さらに”御大”とへりくだって上下関係がよりハッキリと表れています。
イム様
出典: one-piece.com
イム様と神の騎士団の関係は主と部下にあたります。
神の騎士団のメンバーは、イム様を御大と敬っており、五老星より低い立場にあるとハッキリ表れています。
五老星と同じ不死身に近い再生能力を持っていますが、サターン聖ですら無残に殺害された件を踏まえると、イム様の忠実な手駒としてこき使われてしまうのでしょうか。
しかし、中には軍子のように五老星以上の待遇を受けているケースもあります。
ガーリング聖も事前予告なしで突然五老星に昇格したように、イム様にとっては階級や序列はほとんど関係なく、その時々でどれだけ利用価値があるかどうかが基準になっているのかもしれません。
神の従刃との関係性
神の従刃は、神の騎士団の下部組織のようなものにあたります。
38年前に軍子が在籍していた件と合わせると、神の騎士団の候補生が集まる機関とも考えられます。
神の騎士団は和風テイスト?
シェパード・ソマーズ
『おれは聖地マリージョアの懐剣。神の騎士団ソマーズ』
出典: 『ONE PIECE』1147話〝我々の恐いもの〟
“懐剣”と言うやや古風な言い回しには、和風テイストへのこだわりを感じさせますね。
懐剣とは?
女性の持つ護身用の短刀。男性の場合は懐刀と言われる。
打刀と同等の価値を持つ。
作中では性別の括りで懐剣と表現されていませんでしたが、同じ意味を持ち、もっとポピュラーな懐刀を用いられていないところにも和へのこだわりを感じさせます。
そして、江戸時代の武士は、打刀と脇差をセットで装備していました。
神の騎士団と神の従刃も打刀と脇差のような関係にあるので、神の騎士団の構想は和風テイストかもしれませんね。
神の騎士団の使うアビスについて
出典: www.youtube.com
神の騎士団や五老星が使っていた五芒星(アビス)について判明している情報は以下の通りです。
- 発動者と転移者がセットでないと術が成り立たない
- 発動者次第では強制転移が可能
- マークを持つ者しか転移できない
イム様が与えた能力?
出典: one-piece.com
アビスはイム様の副次的な能力と考えられるでしょう。
現在イム様の判明している能力では、黒転支配(ドミ・リバーシ)という洗脳術や、神の騎士団と五老星が持つ不死身に近い再生能力、さらには五老星や軍子が全く老いないのもイム様の能力の一部と言う疑惑があります。
つまり、イム様の能力は様々な能力を付与する強化術の可能性が高いです。
不死身に近い再生能力を複数人に付与するだけでも既にチート能力なので、条件さえ整えばどこへでも移動可能にする能力を付与するくらいは十分可能だと考えられます。
ただ、漫画の設定的に能力を付与された人物に何らかのデメリットが備わっていそうですね。
シャンクスにもマークが?
出典: one-piece.com
まだルフィと出会う前の14年前、シャンクスの左腕には特徴的なマークがありました。
仮にアビスの通過に必要なマークだったとすると、どのタイミングでマーキングされたのか?なぜマークを持っているのか?が重要になってきます。
タイミング的には、シャンクスはガーリング聖の実の息子なので天竜人の生来の能力か、14年以上前に聖地マリージョアへ戻った時のどちらかでしょう。
また同じマークと思われるソマーズ聖の左腕と比較すると、シャンクスの方は非常にシンプルな作りでした。
ミスリードを誘ったただのタトゥーなのか?いずれにせよ、このタイミングで神の騎士団とつながる新情報を出した点は大きな意味を感じさせますね。
センゴクからの謎の信頼
出典: one-piece.com
頂上戦争で白ひげとエースの埋葬を引き受けた際にも、センゴクからは「お前ならいい」とまるで味方側と認識しているような発言がありました。
マークを与えた件を指していたとするならば、シャンクスの立場は少なくとも神の騎士団と同等ということになります。
ルフィを助けた際に左腕を失われましたが、意図したものだったのか、それともただの事故だったのでしょうか?
また左腕が無くなってからもセンゴクから信頼されていたので、立場は変わっていないようです。
これまでの活躍
ミョスガルド聖を処刑する
出典: one-piece.com
神の騎士団の初お披露目は、世界会議編で起きた事件の1つである天竜人殺害未遂事件に関与です。
犯人のミョスガルド聖はガーリング聖に処刑されています。
騎士団という名前の通り、組織内の不穏分子を粛清するような役割も担っていると分かります。
革命軍襲撃時には現れなかった
世界会議中には、革命軍襲撃事件も同時に発生していました。
襲撃後の革命軍の会議では、ドラゴンが「神の騎士団が動き出したら戦いはそこからだ」と神の騎士団が聖地マリージョアの警備を務めている組織だと匂わせていました。
これまでの活躍から、神の騎士団は遠征任務も担当されているのが分かりますが、革命軍襲撃時に1人も現れなかったのは非常に違和感がありますね。
海軍とは違う独自の指揮系統
出典: one-piece.com
「赤犬」「黄猿」「黒馬(海軍犯罪捜査局局長)」が世界会議中に起きた事件を審議していた事件には、神の騎士団が介入していました。
神の騎士団の介入は、海軍の捜査を混乱させる程の事態に陥っており、赤犬から「好きにやらせとけばいい」と丸投げされています。
この辺りのやり取りから、神の騎士団は、海軍と全く異なる指揮系統を持っています。
ゴッドバレー事件に参戦
出典: www.youtube.com
38年前のゴッドバレー事件には、神の騎士団も先住民一掃大会に集まった天竜人の護衛として参戦していました。
中には、現在も活躍中のガーリング聖とソマーズ聖が含まれています。
敵対勢力であるロジャー海賊団とロックス海賊団との戦闘を経て生還した証拠であり、伝説の海賊団達と肩を並べられる程の実力者集団であると窺えます。
特にガーリング聖に関しては、シャンクスの親という肩書からも作中最強クラスの強さを持つと言えるでしょう。
ガーリング聖が五老星に昇格する
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エッグヘッドでの失態を受けてサターン聖がイム様に殺害された直後、後任にガーリング聖が抜擢されました。
予告無しの突然の事態に動揺する他の五老星。さらにベガパンクの裏切り者であり、世界一の天才の頭脳を持つヨークを直属の部下に引き入れると宣言。
何者かからの指示を受けてのことですが、イム様の仕業と見て間違いないでしょう。
エッグヘッドで成果を挙げられなかった他の五老星は、役立たずと判断されてしまったのでしょうか?
権力を分散する意図で五人構成だった五老星ですが、ここからヨークの頭脳を使ったガーリング聖による乗っ取りが視野に入ってきそうです。
エルバフを襲撃
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エルバフ編でシャムロック、軍子、ソマーズ、キリンガムがエルバフを襲撃します。さらにイム様も途中参戦しました。
島の脱出が目的だったエッグヘッドとは違い、エルバフでは村や戦士を守るために麦わらの一味との直接対決が予想されます。
神の騎士団の目的はエルバフの掌握
神の騎士団とイム様の目的は、エルバフを世界政府の指揮下に置くこと。
エルバフの子供を人質に取り、さらに図書館を放火させたりと徹底的に潰しにかかっています。
さらにイム様の黒転支配(ドミ・リバーシブ)により、エルバフの戦士たちは洗脳され、形勢は絶望的になりました。
イム様が黒転支配(黒化)させたように、白の戦士と呼ばれるニカが、白化(本来の姿に戻す)させてルフィだけがイム様に唯一対抗できる人物として焦点が当たってくるのでしょうか。
麦わらの一味強化フラグ
出典: one-piece.com
五老星戦と同じで不死身の再生能力に手を焼いていますが、ギャバンは覇王色の覇気で攻略していました。
現在、麦わらの一味で覇王色を扱えるのは、ルフィを除くと不完全なゾロのみ。ライバルにあたるサンジや、懸賞金だけなら一味のNo.2であるジンベエも強化されるフラグが立っています。
イム様もエルバフに直接介入していますが、流石にルフィとの直接対決は先延ばしにされると考えられるので、顔見せ程度で終わりそうです。
軍子の裏切りフラグも
他にも記憶を取り戻した軍子とブルックの親子関係が示唆されていたので、軍子がイム様の洗脳を振り切ってとブルックの再会する展開もあり得ますね。
今後の展開予想
革命軍とつながる?
出典: one-piece.com
神の騎士団は革命軍に対して不自然な動きを見せており、共謀している疑いがあります。
例えば、
- 革命軍襲撃時に1人も現れなかった
- ドラゴンが神の騎士団について知っていた
- ガーリング聖がシルエットの中に含まれていない(ガーリング聖が五老星に就任するのを知っていた?)
エルバフ編の様に神の騎士団は遠征任務にあたることがありますが、やはり革命軍襲撃時に1人も現れなかったのは非常に怪しいですね。
ドラゴンは海軍時代にゴッドバレー事件に居たので、神の騎士団について知っているのは特に不自然ではないかもしれません。
シャンクス vs シャムロックの兄弟対決
出典: one-piece.com
バトル漫画では、王道中の王道である双子対決は外せません。
実際にシャンクスとシャムロックは価値観の違いから、海賊と政府側で立場が完全に異なっており、直接対決する展開は十分考えられるでしょう。
シャムロックはシャンクスのことを「ウス汚れた下界が好きらしい」と貶していましたが、ロキに2人の容姿が似ている件を尋ねられた際には「…」と意味ありげに沈黙していました。
シャンクスにまだ未練が残っているように見えますね。
特に、2人の実の母親はガーリング聖に殺害されているので、シャムロックが母親殺害の件を知らなかったとしたら心境に大きな変化が生まれそうです。
今後の鍵はやっぱりシャムロック
軍子、ソマーズ、キリンガムと個性派揃いな神の騎士団ですが、やはり鍵となってくるのはシャムロックの立ち回りでしょう。
既に神の騎士団団長と天竜人の中でも上位の権限を持っているので、出方次第では勢力図が大きな変化が生まれそうです。
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