【ワンピース】 「海に沈む」の伏線、海面上昇の理由|ウォーターセブンや古代兵器、レイリーとギャバンとの関連など【ネタバレ注意】

攻略大百科編集部
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本記事では、ベガパンクが明らかにした「世界は海に沈む」ことに関する伏線・情報をまとめています。

本記事は『ONE PIECE』単行本最新刊および、ジャンプ本誌最新話のネタバレを含みます。

ベガパンクの発言「世界は海に沈む」

出典: one-piece.com

エッグヘッド編のラストにベガパンクは世界へのメッセージを発信し、その内容は今まで謎だった様々な事実が明らかになりました。中でも印象的だったのはベガパンクの下記の発言でしょう。

この世界は……海に沈む!!!

出典: 尾田栄一郎(株)集英社「ワンピース110巻1113話〝STAILEMATE〟」

このように、ベガパンクの口から世界が海に沈むことが明かされました。突然明かされた衝撃の事実ではありますが、今までの作中にその伏線と思われる描写がいくつかありました。

本記事では、世界が海に沈むことの伏線とそれに関わる既出情報についてまとめました。ぜひ最後までご覧ください。また、ベガパンクについては下記の記事でも考察しています。

「世界は海に沈む」伏線

出典: one-piece.com

冒頭でもご紹介した通り作中には、世界が海に沈む示唆がされている伏線がいくつかあります。ここでは、以下の10項目の伏線をご紹介します。

1つずつみていきましょう。

マザーフレイムによる海面上昇

出典: one-piece.com

1つ目の伏線はマザーフレイムによる海面上昇です。これは、数ある伏線の中でもわかりやすい伏線の1つでしょう。イム様はルルシア王国に向けてマザーフレイムを打ちました。その結果、以下のような現象が起きました。

ーこの地震により世界中の海面は
約1m上昇したー

出典: 尾田栄一郎(株)集英社「ワンピース108巻1089話〝立てこもり事件〟」

国が1つ滅ぶほどの攻撃を仕掛けた結果上がる海面は「1m」でした。一方で空白の100年に上がったとされる海面の高さは「200m」です。一体過去にどれほどの威力の兵器が使われたのでしょうか?

以上より、マザーフレイムの攻撃は「世界が海に沈む」伏線の1つと言えるでしょう。

アラバスタでの海の侵食

出典: one-piece.com

アラバスタ編では、海の水位が上がる示唆がされています。それはアラバスタにある大河、サンドラ河についてビビが説明したシーンです。

この国をずっと潤してきた大いなる河〝サンドラ〟も
近年ではかつての勢いを失って
下流に海の侵食を受けているの

出典: 尾田栄一郎(株)集英社「ワンピース18巻161話〝緑の町エルマル〟」

サンドラ河の「海の侵食」は海面上昇の原因の一つである可能性が考えられます。これも世界が海に沈む伏線の1つと予想できます。

ウォーターセブンの水位

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ウォーターセブンで描かれた海面上昇も伏線の1つでしょう。フランキーはウォーターセブンの島の構造についてこう語っていました。

海底に潜ればわかるが
今会場に見えている裏町は数百年前にあった古い町の
その屋上に建てられた町だ
<中略>
今や〝水上都市〟と呼ばれる程に海につかっちまって…
歩道は全て水路に変わった

出典: 尾田栄一郎(株)集英社「ワンピース37巻350話〝橋の下倉庫〟」

出典: one-piece.com

ウォーターセブンは海面上昇の被害を大きく受けた島の1つといえるでしょう。また、ベガパンクが発現した過去海面が上昇した期間は、空白の100年の時期であり900年前〜800年前です。つまり、フランキーの話していた「数百年前」ともリンクしていることがわかります。

以上は「過去の」海面上昇についてですが、「今後の」海面上昇についてはアイスバーグの言っていた、ウォーターセブンを島ごと海に浮かぶ船とする計画も関わってきそうです。

ポセイドンの説明

出典: one-piece.com

ポセイドンの説明の中にも「世界が海に沈む」ことが示唆されていました。これも伏線の1つだったと考えられます。オトヒメはポセイドンであるしらほし姫に関してこう語っています。

悪意を持てば「世界」を海に沈めてしまえる程の
この世で指折りの恐い力…!!

出典: 尾田栄一郎(株)集英社「ワンピース63巻626話〝ネプチューン3兄弟〟」

出典: one-piece.com

このセリフを踏まえると、ベガパンクの言っていた空白の100年に起きた海面上昇は、ポセイドンが大きく関わっていたことが予想できます。今後起きると考えられる海面上昇については、現代のポセイドンであるしらほし姫が関わってくることはほぼ確実と考えられます。

また、ベガパンクの発言の中では空白の100年における海面上昇の原因が古代兵器であることを確信しているようなセリフがありました。現在明らかになっている「プルトン」「ウラヌス」「ポセイドン」をすべて使用してしまうと、海に沈んでしまうのかもしれません。

古代兵器に関しては下記の記事でも考察しています。ぜひご覧ください。

ジンベエ扉絵連載の海底遺跡

出典: one-piece.com

扉絵連載「ジンベエの海峡一人旅」で描かれた海底遺跡も伏線の1つとして考えられます。この扉絵の物語の中で、海底に遺跡があり、その中にポーネグリフがあったことも判明します。

過去世界が海に沈んだのもポーネグリフがつくられたのも同じ空白の100年の時期であるため、海底にポーネグリフやそのポーネグリフを守っていたような遺跡があることにも納得がいきます。これらを踏まえると、ポーネグリフは現代まで守り続けることができて海上にあるものと、守りきれずに海底にあるものの2つがあることが予想できます。

また、扉絵連載については下記の記事でも考察しています。ぜひご覧ください。

ワノ国の海底

出典: one-piece.com

ワノ国編で描かれた海底にある町も「世界が海に沈む」伏線となっていると考えられます。ワノ国の構造について、光月スキヤキは以下のように語っています。

かつて巨大な藤山を有するワノ国があった
ある時島を囲む様に壁が作られ雨水が溜まってゆく
日々とは住めなくなる町を捨て…
山の中腹に新たな土地を作り国を建てた

出典: 尾田栄一郎(株)集英社「ワンピース104巻1055話〝新時代〟」

このセリフを見ると、「島を囲む壁」が誰がどういう目的でつくったものなのか示されていません。この壁は、「海が沈むと気づいていたワノ国の人々が自身の国を守るためにつくった」ものであると考えています。

また、標高の高い山の中腹に国を建て替えたのも世界が海に沈むことに備えていたからだと考えています。以上から、ワノ国の構造も伏線の1つであると予想できます。

テキーラウルフの巨大橋

出典: one-piece.com

テキーラウルフにある巨大な橋の建設も伏線の1つと考えています。その理由は、「この巨大な橋は、世界政府が海に沈んだ未来の移動手段を確保するために作られたもの」と考えているからです。

ベガパンクの配信の中には以下のようなセリフがありました。

世界とは島と島を行き来するもの
航海は困難で自国の文化しか知らず一生を終える者も少なくない…!!

この我々の持つ常識は…
千年前の世界には当てはまらぬ…!!

<中略>

大昔…世界には我々の知る由もない
いくつかの「大陸」があったと考えられる

出典: 尾田栄一郎(株)集英社「ワンピース110巻1115話〝大陸の断片〟」

このセリフから数百年前の空白の100年に起きた海面上昇によって、比較的容易な陸の移動から困難な海の移動へと変わり、移動できない人が増えた歴史が読み取れます。つまり、人間は移動しずらくなったということです。

出典: one-piece.com

これを踏まえると、未来に起きるであろう海面上昇はさらに人の移動手段を制限することが考えられます。おそらく、そこで世界政府が考えたのが「沈む前に移動手段をつくっておく」というものであり、それが巨大な橋をつかった移動であると予想します。

また、イワンコフのセリフから世界には「テキーラウルフ」だけでなく、「ウォッカウルフ」「ラムウルフ」「バーボンウルフ」という別の巨大な橋もつくられていたことが明かされました。

世界政府は、世界が海に沈んだあとの世界での移動手段を確保するため、これらの橋をつくっていると考えられます。

高台にある王宮

出典: one-piece.com

今までにルフィが冒険をしてきた王国の王宮は全て高台につくられていました。例を挙げると下の表のようなものがあります。

王国名

王宮の場所

アラバスタ王国

首都アルバーナは砂漠の中の巨大な丘の上に存在する

ドラム王国

巨大な山の上に城がある

ゴア王国

地位が高い人ほど標高が高い場所に住んでおり、王宮は一番高い場所に存在する

ドレスローザ

巨大な石の建造物の上に王宮が存在する

いずれの王国も世界会議に召集されている政府加盟国であることから、これらの国に900年前まで住んでいた王族は世界政府をつくった20の王に含まれています。おそらく彼らは「世界が海に沈むこと」知っていたでしょう。

つまり、これらの王国は「世界が海に沈むこと」を知っていた20の王が、その事実を踏まえて王宮を高台につくったのではないでしょうか?

天竜人のいる場所

出典: one-piece.com

天竜人のいる場所はレッドライン上のマリージョアであることが判明しています。世界政府をつくった20の王は自分たちの住む土地を捨てて、このマリージョアに住まいを移しました。

彼らは世界が海に沈むことを知っていて、この大規模な引越しをしていたと予想できます。作物が育たないのにも関わらず…。

また、レッドライン自体も世界政府側がつくったものである可能性もあるでしょう。

海賊王のクルーの居場所

出典: one-piece.com

海賊王のクルーはラフテルに到達し、世界の全てを知りました。きっと「世界が海に沈む」ことも知ったはずです。それを考えると、海賊王のクルーの動向も伏線の1つと考えられそうです。クロッカス、レイリー、ギャバンを1人ずつみていきます。

クロッカスは、双子岬で登場した海賊王の船医であり、巨大鯨であるラブーンとともに生活していました。また、クロッカスはラブーンの体の中でも生活ができるように改造していました。登場時はその理由について特に明かされていませんでしたが、世界が海に沈むとなった際にラブーンの体の中に避難するためにこのような改造をしていたのではないでしょうか?

出典: one-piece.com

また、レイリーはシャボンディ諸島でコーティング屋をやっていました。コーティングは、船が海中を進むために船をシャボンで包む行為です。レイリーも世界が海に沈むことを知っていて、海面の水位が上がった際にシャボンで包まれた船に避難するためにこのような場所と職業についていたと考えています。

また、ギャバンはエルバフにいることが判明しています。エルバフは島が宝樹アダムそのものであり、その大樹は雲の上まで伸びていてかなりの高さがあることがわかります。

ギャバンも海面上昇が起きたときに宝樹アダムを登って避難するためにエルバフにいたのではないでしょうか?

「世界は海に沈む」関連の既出情報

出典: one-piece.com

ここでは、ベガパンクの発言から明らかになっている以下の情報をご紹介します。

1つずつみていきましょう。

空白の100年の天変地異

出典: one-piece.com

ベガパンクは、900年前からの空白の100年の時期に起きた天変地異について、以下のように語っています。

〝空白の100年〟の中で起きた〝天変地異〟によって
世界は一度海に沈んだのだ!!!

出典: 尾田栄一郎(株)集英社「ワンピース110巻1115話〝大陸の断片〟」

世界が海に沈むほどの天変地異が空白の100年の時期に起きていたことが明らかになりました。1000年前の人々が暮らしていた生活の痕跡は海底にあることが判明します。

200mの海面上昇

出典: one-piece.com

空白の100年の中で上昇した海面の高さは「200m」であることが明らかになっています。ドフラミンゴのセリフによると、海面が5m上がっただけでも大概の都市は全滅するそうです。これを踏まえると、「200m」という数字がいかに異質な数値であるかが分かるでしょう。

ベガパンクはこの数値について以下のように語っています。

ーもし過去と何も変わらぬ世界なら…
100年分もの歴史を
世界の記憶から消すことなど不可能なことじゃが…
くしくもこれなら腑に落ちる

出典: 尾田栄一郎(株)集英社「ワンピース110巻1115話〝大陸の断片〟」

100年分の歴史を消すのに必要だった海面の上昇の高さが「200m」だったとベガパンクは考えています。

人為的災害

出典: one-piece.com

上記で見た100年間で200mの上昇という数値は、ベガパンクから見ても異質であるようです。彼はこの事実からある仮説を立てています。

私はこれを「人為的災害」であると断言する!!!
<中略>
たった100年で収まる様な〝変動〟ではないのじゃ!!!

出典: 尾田栄一郎(株)集英社「ワンピース110巻1115話〝大陸の断片〟」

このようにベガパンクは、この災害を誰かがある目的をもって行った人為的な災害であると断言しています。

海に沈めたのは古代兵器

出典: one-piece.com

では、誰がどうやって「200m」もの海面上昇を引き起こしたのでしょうか?人物こそ明かされていないものの、ベガパンクはその方法について、「古代兵器」を使って世界を海に沈めたと考えています。

また、マザーフレイムによるルルシア王国の被害とそれによって引き起こされた「1m」の海面上昇によって、ベガパンクはその古代兵器が今もなお現存していることを確信しています。

物語の中でも時折その存在が明かされ、海が沈む原因とされている「古代兵器」は今後の物語にどのように関係してくるのでしょうか?

まとめ

以上、ベガパンクの発言にあった「世界は海に沈む」ことに関する伏線と既出情報をまとめました。

この事実は物語の根幹に関わる重大な伏線となり、今後の展開に密接に関わってくるでしょう。この事実に関連する「古代兵器」「Dの一族」「世界政府」はどのように今後関わってくるのでしょうか?

物語の展開を楽しみに待ちましょう!

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