オーバーキルとは?
「やりすぎ」を意味する英語で、敵を倒すのに必要なダメージを超えて攻撃をし続けたり、弱い敵に必殺技を放って大きなダメージを与えたりする行為のこと。これといったメリットはない場合が多いが、圧倒的に打ちのめす爽快感を求めて行うことがある。
効率重視なら出さない方がいいけど…
より威力が低い攻撃でも倒せるにも関わらず、強力な技を使ってとどめを刺す行為は、多くのゲームにおいては無駄になります。強力な技には派手なエフェクトが用意されていることが多いため、時間がかかったり発動に必要なポイント等を大量に消費し次の戦闘に準備不足のまま突入したりする可能性があるからです。
オーバーキルを防ぐためには、どの攻撃でどれくらいのダメージを与えることができるのか把握しておく必要があります。敵の体力がゲージや数値で表示されている作品も多いでしょうから、効率よくプレイしたいのであれば活用したいところです。
無駄とは分かっていても、最後は強力な技でとどめを刺したいと考えるのは人間の性なのかもしれません。ヒーロー物のアニメを見ていても、やはり必殺技で敵を倒すシーンはかっこいいですからね。
スポーツゲームにおけるオーバーキル
スポーツゲームなどスコアを争うゲームでも、オーバーキルの表現が使われることがあります。どう考えても逆転不可能な点差がついているのになお、差を広げようと手を抜かず攻め続ける行為を指します。
相手がコンピューターであれば問題にはなりませんが、対人戦では相手への敬意に欠けた行為とみなす人もいれば、むしろ手を抜くことが失礼ではないかする人もいます。そう考えると、同程度の実力の相手とマッチングしやすいシステムが好まれる理由も、このあたりにあるのかもしれません。
FF10におけるオーバーキル
人気RPG「ファイナルファンタジーX」では、ゲームシステムとしてオーバーキルが実装されています。ボスを含むほぼすべてのモンスターに「オーバーキルHP」が設定されており、それを上回るダメージを与えて倒したとき、オーバーキルが発生します。
オーバーキルで敵を倒すと、戦闘後に獲得できるAP(アビリティポイントのこと。キャラクターの強化に必要)やアイテムの数が増える効果があります。そのため、この作品においてオーバーキルは無駄どころか、効率のよい出し方が攻略サイトで語られるほど積極的に狙いたい要素として存在しています。
オーバーキルの動画
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