コンシューマーゲームとは?
ゲーム機で楽しむゲームのこと。PCゲームやスマホ向けゲームとの比較で使われる。スマホの普及で苦しくなったと言われた時期もあるが、本格的なゲームを安心して楽しみたいという需要が衰えることはなく、社会現象を巻き起こす作品も定期的に登場する。
近年は据え置き型ゲーム機が主流
コンシュマーゲームは、テレビとゲーム機とを接続してゲームをプレイする「据え置き型」と、手軽に持ち運べるサイズに画面とゲーム機能を詰め込んだ「携帯型」のゲーム機に分かれます。
ただし、任天堂やSIEが手掛けてきた携帯型ゲーム機は2022年現在で販売を終了しており、現在は据え置き型での展開がメインとなっています。
なお、2017年に発売を開始したNintendo Switchは、据え置きでも携帯型でもゲームをプレイできるハイブリッド型を採用しており、こうした分類に当てはまらないゲーム機です。
2022年現在、コンシュマーゲームを楽しめるゲーム機の製造・販売で高いシェアを誇るのは、任天堂とSIE、Microsoftの3社です。任天堂が全世代向け作品に主眼を置くのに対し、SIEとMicrosoftはグラフィックや機能面の充実を図っており、各社の方向性には違いが見えます。
日本ではファミコンが火付け役に
PCで遊ぶスタイルのコンピューターゲームが1970年代に登場し、まもなく家庭用ゲーム機として販売される機器が登場しました。当初はゲーム機にゲームを内蔵するタイプが主流でしたが、カートリッジを交換してさまざまなゲームが遊べるゲーム機が発売されると、その市場は大きく拡大しました。
1983年に任天堂から発売されたファミリーコンピュータは「ファミコン」と呼ばれ、日本国内にも大きなインパクトを与えました。コンピューターゲームと言えばファミコンという認識があらゆる世代に定着し、後に発売された「スーパーファミコン」や「PlayStation」のゲームまでもファミコンと呼ぶ大人が少なからず存在しました。
ファミコン時代にヒットしたコンシュマーゲームの中には、「スーパーマリオ」「ゼルダの伝説」などの任天堂作品のほか、「ドラゴンクエスト」「ファイナルファンタジー」「ロックマン」といった、現代まで続く人気シリーズもあります。
時代によって形が変わる
ファミコン以来、コンシュマーゲームはゲーム機とカセットやCDなど形のあるゲームソフトのセットで遊ぶのが定番でした。やがてゲーム機にインターネット機能が搭載されるようになると、ゲームをダウンロードして遊ぶ形式が広がりました。
インターネットの登場は、ゲームの遊び方も変えました。対戦や協力プレイを離れていてもできるようになったり、バグ修正や追加コンテンツの配信により長く楽しめるようになったり。違うゲーム機を使っていても同じゲームを楽しめることすらあります。
最近では、ゲーム機やPC、スマートフォンといった端末にかかわらず同じゲームを楽しめる技術である「クラウドゲーム」の形態に注目が集まりつつあります。時代によって形を変えながらも、コンシュマーゲームはもはや文化の一部になったと言えるでしょう。
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