脳筋とは?
「脳みそまで筋肉でできている」という例えの略。考えて行動するよりも力任せにプレイするスタイルを指す。他プレイヤーをからかう目的で使われてきた言葉だが、最近では本人が自称することもある。ステータスは攻撃を中心に割り振り、防御はほとんど考慮せずに戦う。パーティを組む際は攻撃力の高いキャラクターを中心に編成する。
目次
ジャンル別の脳筋スタイル
RPGにおける脳筋
RPGでは、攻撃に特化した戦闘スタイルを指します。防御やガード、回避を考えるくらいならとにかく攻撃してしまえと考えるのが脳筋です。これはアクションでもコマンドでも基本的には同じです。
また、攻撃の中でも物理攻撃主体の戦い方だと脳筋と呼ばれやすい傾向にあります。これは、筋肉という言葉が力強さと結びつきやすいことからきているものと思われます。
FPS/TPSにおける脳筋
FPSやTPSといったシュータージャンルでは、敵にばれないように近づき有利な位置から攻撃を仕掛けるのが定石とされています。相手との読み合いによる駆け引きもこのジャンルの醍醐味でしょう。
それに対し、読み合いに多くの時間をかけることなく、ある程度のところで強引に攻撃を仕掛け局面を打開するプレイスタイルが脳筋と呼ばれます。武器は短距離攻撃に強いものが好まれます。
脳筋ビルドを極める
攻撃命。防御なんていらない
キャラクターのステータス振り分けが可能なゲームにおいて、一発の攻撃力が大きくなるよう振り分けを進めるのが脳筋ビルドです。武器は大剣やハンマーといった、素早さには難があるものの一撃のダメージが大きいものが好まれます。
防御は重視されませんので、「やるかやられるか」の勝負を挑むことになります。難しいことは考えず、お互いに攻撃をぶつけ合い先の倒れたほうが負け。とても分かりやすい戦い方です。
脳筋こそテクニックが必要?
とはいえ、ゲームのすべてを脳筋スタイルで進めることは簡単ではありません。終盤に進めば進むほど特殊な攻撃を放つ敵も増え、状態異常等によりまともに攻撃が通らなかったり、動きを止められてしまったりすることもあるからです。
こうなってくると、脳筋スタイルを貫くにもそれはそれでテクニックが必要だったり、キャラクターを強化するために時間がかかったりして、考えなしに突っ込むのではなく、実際はかなりの工夫と苦労が強いられることになります。
脳筋は悪い意味ばかりではない
あえて脳筋スタイルを貫くことも
初心者であればいざしらず、ゲームにある程度習熟しているプレイヤーにとって、脳筋と言われることは決していい意味ではありませんでした。
もちろん現在でも、相手を馬鹿にする意味で使うこともあり注意が必要ですが、ある種の縛りプレイとして脳筋プレイを自称しゲームを遊ぶ人も増えてきました。その背景には、一風変わったプレイスタイルで挑み注目を集める、ゲーム実況の文化もあることでしょう。
脳筋キャラの味わい深さ
RPGなど各キャラクターの個性が際立った作品では、細かなテクニックは顧みず、高い攻撃力をもって突き進む脳筋キャラが高い確率で存在します。
深く考えて行動しないため突っ走りトラブルに巻き込まれることもあれば、その無鉄砲さが道を切り開くこともあり、物語の重要なアクセントになることも少なくありません。
脳筋の動画
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