【ワンピース】デービー・ジョーンズとその一族について考察!ロックスの崇拝者、Dの一族やジョイボーイとの関連性など【ネタバレ注意】

攻略大百科編集部
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「デービー・ジョーンズって何者?」

「デービー一族が800年前にいたなら、ジョイボーイとも何かあったのでは?」

この記事では、デービー・ジョーンズとデービー一族についての考察をしています。

デービー・ジョーンズがそもそも何者かよく分からない方向けにも、これまでの登場回からオマージュ作品まで解説しています。

本記事は『ONE PIECE』単行本最新巻および、ジャンプ本誌最新話のネタバレを含みます。

デービー・ジョーンズとは

デービー・ジョーンズとは、悪魔に永久に海底で生き続ける呪いかけられた伝説の海賊です。

本名は「デービー・D・ジョーンズ」で、イム様にジョイボーイと同じくらいの脅威と見なされたDの一族でした。

概要は以下の通りです。

・強欲で嘘つきな甲板長で、船員の所持物をロッカーに隠す話で有名

・海底に沈んだものは、海底にさ迷うジョーンズがロッカーに隠してしまうから二度帰って来ないという逸話がある

・悪魔に呪いをかけられたのは、本人の悪行のせい

・世界政府が消したがるデービー一族

・子孫は闇の世界でハバを利かせながら、細々と生き永らえている

※甲板長…甲板の責任者。主な業務は貨物の整備や船内の見回りなど。

一族の本拠地はゴッドバレー

出典: www.youtube.com

ロックスの台詞から、デービー・ジョーンズの一族であるデービー一族はゴッドバレーに居住していると分かります。

ロックス・D・ジーベック

『おれは妻と子を故郷へ送り届けた…デービー一族を頼れと…!!おれの故郷はゴッドバレーだ』

出典: 『ONE PIECE』1159話〝運命の島〟

ゴッドバレーはシャンクス、シャムロックの故郷でもあります。特にシャンクスは白ひげに故郷の地酒を提供しており、故郷に対する愛着も見せていました。

故郷つながりで、シャンクスと黒ひげの因縁も隠されていそうですね。

デービーバックファイトの由来になった

出典: one-piece.com

直接的に明言されていませんが、デービーバックファイトはデービー・ジョーンズが由来となっています。

  • デービーバッグ = デービー・ジョーンズのように私物化する意味

『沈んで来るもの何でも自分のものにしちまうデービーの名前から…敵から欲しいものを奪う事を、海賊達はデービーバックと呼ぶのさ。』

出典: 『ONE PIECE』33巻306話〝ドーナツレース〟

  • デービー・ジョーンズへの宣誓が開始の合図

『オーソドックスルールによる3コインゲームを…デービー・ジョーンズに報告!!開戦だァ!!』

出典: 『ONE PIECE』33巻306話〝ドーナツレース〟

デービーバックファイトのルール

出典: one-piece.com

デービーバックファイトのルール(3か条)は以下の通りです。

<デービーバックファイトの3か条>

1.デービーバックファイトによって奪われた仲間・印全てのものはデービーバックファイトによる奪還の他認められない

2.勝者に選ばれ、引き渡された者は速やかに敵船の船長に忠誠を誓うものとする

3.奪われた印は二度とかかげる事は許されない


以上を守れなかった者は海賊の恥としてデービー・ジョーンズのロッカーに捧げる

簡単に言うと、デービーバックファイトで奪ったものは、デービーバックファイト以外では奪い返してはならないという条約です。

一族の中にバッカニア族が含まれている

出典: one-piece.com

デービー一族には、バッカニア族が含まれてます。そして、デービー一族にはロックスや黒ひげのようにDの一族にも該当する者が居ました。つまり、以下の方程式が成立します。

デービー一族 ≒ バッカニア族 ≒ Dの一族

バッカニア族は特殊能力を秘めている

出典: one-piece.com

バッカニア族は、ある特殊能力を持ち、五老星からも警戒されている一族です。また巨人族の血も引いています。

特殊能力については以下の要因から推測できます。

  • バッカニア族 ≒ Dの一族
  • 植物状態となったくまがボニーの危機に駆け付けた際に、ベガパンクが何かを察していた
  • 身体の強さではない(魂、本能と言った潜在的なもの)
  • Dの一族は全体的に権力者に対して批判的
  • Dの意思というキーワードが度々登場している
  • Dの一族は神の天敵

まとめると、くまのDの一族の血が覚醒して、本能的に権力者である五老星に攻撃したのでしょう。

バッカニア族は空白の100年の当事者?

出典: one-piece.com

バッカニア族はニカの伝承が言い伝えられていたり、奴隷に堕とされるような歴史を辿っていたと空白の100年の当事者だった疑惑があります。

今後は空白の100年の謎とバッカニア族と絡めてデービー一族が深掘りされていくことでしょう。

登場回まとめ

デービー・ジョーンズについて言及されたのは、SBSを含めると計4回です。以下は判明しているまとめ情報です。

33巻306話「初言及と概要説明」

ニコ・ロビン

『悪魔に呪われて、深い海底に今も生きているという昔の海賊よ。海底に沈んだ船や財宝は全て甲板長だった彼のロッカーにしまわれるの。』

出典: 『ONE PIECE』33巻306話〝ドーナツレース〟

甲板長は貨物の整備や船内の見回り業務などを担当する役職です。なので、船長ではありません

1155話「ロックスが崇拝している」

『男は「デービー・ジョーンズの崇拝者」だと語り─それ以上の事はしなかったし、できない事を知っていた。』

出典: 『ONE PIECE』1155話〝ロックス海賊団〟

1159話ではロックスもデービー一族と判明しました。子孫ではなく、崇拝者と語っていたのは直系の家系ではないのか、もしくは崇拝者と告げたことに意味があるのかもしれません。

1159話「デービー一族には秘密がある」

ロックス・D・ジーベック

『おれには隠し名がある…デービー・D・ジーベック。おそらく世界政府がずっと抹消したかった一族の名だ。

伝説の海賊デービー・D・ジョーンズを先祖に持つ一族。闇の世界にハバを利かせ今もまだ細々と生き永らえてる。

間が悪ィのか…おれには子供が産まれた。万が一にも2人危険が及ばねェ様に…おれは妻と子を故郷へ送り届けた…デービー一族を頼れと…!!

おれの故郷はゴッドバレーだ。』

出典: 『ONE PIECE』1159話〝運命の島〟

デービー一族も世界政府に警戒されているという今後重要になってきそうな情報です。デービー・ジョーンズ自体は本編ともかかわりの薄いサブキャラでしたが、今後も言及されることでしょう。

38巻SBS「デービー・ジョーンズの設定」

※以下38巻SBS要約

“デービーバック”という言葉は伝説上にも存在しません。DBFはワンピースの世界にのみ存在するゲームです。

「デービー・ジョーンズのロッカー」とは、昔から船乗りの間では有名な話。デービー・ジョーンズはうそつきで、ろくでもない海賊で、とても強欲な甲板長。船員の持ち物や宝など、を自分のロッカーにしまい込んでしまう事で有名でした。

海賊としても悪いやつで、ある日悪魔から永久に海底で生き続けろと呪われ、それ以来、海へ沈んだ船や船乗り、お宝などは全て海底で彼がロッカーにしまい込んでしまうために、もう二度と見つかる事はないという伝説になりました。

海賊達の使用例→「デービー・ジョーンズのロッカーにぶちこむぜ!!」

意味→「深海に沈めて殺しちまうぜ!! 」

出典: 『ONE PIECE』38巻SBS

デービー・ジョーンズは実在のモデルを参考にしていたようですね。

また38巻SBSでは、似顔絵(適当に書いた)も挿入されています。当時は、まだデービー・ジョーンズを本編と絡ませるような構想は無かったのかもしれません。

オマージュ作品など

デービー・ジョーンズまたは、それに付随するものにはいくつか他作品のオマージュ要素が見られます。SBSなどで直接的な回答はされていませんが、これまでのキャラや設定の中にも実在の海賊や国内外の俳優をモデルにしていた例が存在します。

該当するもの

類似点

出典: one-piece.com

蟹手のジャイロ

映画「パイレーツ・オブ・カリビアン」のデイヴィ・ジョーンズと同じ蟹の手。

出典: one-piece.com

ホーディー・ジョーンズ

ジョーンズの名前が一致する。

出典: one-piece.com

フライング・ダッチマン号

永久に風に逆らいながら航海し続ける呪いをかけられたという伝説の船。

作中ではバンダー・デッケンと幽霊船フライング・ダッチマン号は悪魔に呪いをかけられて海底をさ迷っている。

果たしたい一族の”約束”とは?

デービー一族が果たしたい約束はイム様にとって非常に厄介なものらしく、ロックスに対して「だから消すのだ」と珍しく感情をあらわにしていました。

イム様が警戒するような”約束”と関連してそうなのは、ジョイボーイと魚人島の約束です。

ジョイボーイと魚人島の約束とデービー一族の約束
  1. どちらの約束も果たされていない
  2. 約束が果たされるのをイム様が警戒し、阻もうとしている
  3. ジョイボーイとデービー一族はDの一族だった可能性が高い

魚人族の歴史とノアが造られた背景

昔の魚人族は魚類に分類され、激しい差別を受けていました。

200年前にはジョイボーイと協力していた鉄の巨人が聖地マリージョアを襲撃し、被害は出なかったものの魚人族の待遇が大きく改善されています。

ジョイボーイは魚人島と、ある約束を交わしており、特に入れ込んでいるのが分かります。そして、ノアはその約束を果たす日のために造られた物でした。

大槌船団が行方不明となっている

大槌船団(ガレイラ)は大昔に実在していた巨人族の船大工集団です。エルバフに残された手紙と大槌船団について語られた物などは「海深くに沈んでしまった」とヤルルが語っており、800年前に活動していた集団と考えられます。

所縁の深いエルバフですら神話上の存在として扱われていたくらいなので、歴史の改ざんや隠蔽などが図られた可能性が高いでしょう。

大槌船団が造ったと思われるノアは巨人族が乗れるくらいの大型船でした。当時迫害されていた魚人族にノアを造れる程の技術や資源があったとも考えにくいです。

 

▼直すには、ある一族(巨人族?)の力が必要だった

出典: one-piece.com

ジョイボーイはDの一族の可能性が高い

イム様は「Dとはかつて我々に敵対していた一族の名」と語っており、800年前に起きたジョイボーイの一団と20の王国の戦争を指していたのでしょう。

なので、少なくともジョイボーイの一団の中にDの一族が含まれていたことになります。

そしてジョイボーイはロジャー、ルフィと似た麦わら帽子のような物を被っていたりとDの一族の可能性が非常に高いです。

ジョイボーイがした約束と同じ?

ジョイボーイの約束は魚人島と約束して、それが果たせず、ポーネグリフに謝罪文を残していました。

昔の魚人は魚類と分類されるなど激しい差別を受けていたので、約束の内容は「魚人族が差別を受けないような平等な世界を作ること」だったとしたら、デービー・ジョーンズと若干似ているところがあります。

ルフィvs黒ひげは壮大なミスリード?

出典: one-piece.com

これまでルフィと黒ひげの関係は、先導者として似たような資質を持ちながら対比されてきました。

  • 好物や思想が正反対
  • インペルダウンの囚人を次々に引き入れるカリスマ性
  • ルフィは自由を好む一方で、黒ひげの野望は世界(世界の王) etc…

ルフィと黒ひげの関係性をなぞるように、ジョイボーイもデービー一族と対立していた…と考えそうなところですが、壮大なミスリードなのかもしれません。

例えば、ジョイボーイが差別の無い誰もが平等で平和な世界を作ることで、デービー一族は種族や出生ではなく、能力を平等に評価する世界を作ることなどが考えられます。

ロックスもイム様を倒そうとしていた

ロックスは2つの悪魔の実を探しており、目的は世界の王という野望を叶えるためでした。

また「デービー・D・ジョーンズこそがかつての世界の王」と豪語しており、現在の世界の王であるイム様との因縁が示唆されています。

「悪魔の実の捜索」と「世界の王」について、さらに深掘りしていくと、

  • 悪魔の実の捜索 = イム様を倒すため
  • 世界の王 = 世界情勢の是正のため

このように考えると、デービー・ジョーンズとロックスは、単なる悪役ではなく、ダークヒーロー的な立ち位置なのかもしれません。

ロックスが探している悪魔の実に関しては、ニカの能力を持つゴムゴムの実と、黒転支配(ドミリバーシ)を無効化出来そうなヤミヤミの実が候補になります。

実際にティーチは長年ヤミヤミの実を探し求めていたので、野望と無関係とは考えにくいですね。

ジョイボーイとデービー一族の仲間割れ?

出典: one-piece.com

そもそもの話、ジョイボーイが魚人島と約束したのは、それができると踏んだからでしょう。謝罪文まで残すくらいなので、達成したいという強い思いも見えます。

20の王国との戦争に負けたのが、古代兵器の危険性を危惧して使用をためらっていたとしても、当初はデービー一族も仲間だったとしたら、十分勝機があったことでしょう。

現代で例えるなら、麦わら大船団と黒ひげ海賊団が共闘するようなものです。五老星は多少苦戦するにしても、神の騎士団くらいならアッサリ制圧できてしまいそうです。

ジョイボーイとデービー一族が、20の王国との戦争直前で何らかの意見衝突により内部分裂して、結果としてジョイボーイの一団が20の王国に負けたというというエピソードが考えられます。

もしかしたらロックスとティーチは、ジョイボーイとルフィとやり方が極端に違うだけで、同じ世界の解放を夢見ているのかもしれませんね。

デービー一族とジョイボーイの関係性

出典: www.youtube.com

ジョイボーイとイム様の800年間に及ぶ因縁が注目されてきましたが、よく分解してみてみるとジョイボーイとデービー一族と思想的な要素での結びつきや対立が示唆されています。

今後、キーワードになってきそうなのは以下の要素です。

・デービー一族もジョイボーイもDの一族であること

・ロジャーが次世代の海賊王に期待していたのは少なくとも黒ひげではない

・”D”の意味

・ルフィ vs 黒ひげは今後、間違いなく描かれる

・イム様や五老星も、黒ひげを警戒していた

イム様に同格扱いされていた

1164話〝デービーの血〟で、ロックスはイム様に対して「どっちが恐い!?”デービー・D・ジョーンズ” “ジョイボーイ”」と問いかけていました。

これは、イム様にとってデービー・ジョーンズとジョイボーイが同じくらいの脅威であると示唆しています。

さらにDの一族はかつてイム様と敵対しており、間接的にジョイボーイもDの一族だと言及されています。

デービー・ジョーンズこそが世界の王だった

ロックスは「デービージョーンズこそが世界の王の名だ」と豪語しており、イム様との因縁を語っていました。

かつて世界の王を巡って争ったのでしょうか?

イム様が所属していたと思われる20の王国と戦争していたのはジョイボーイの一団でしたが、デービー・ジョーンズもジョイボーイの一団に含まれて居たとも考えられますね。

ジョイボーイが待つ人物 ≠ デービー一族

出典: one-piece.com

白ひげは死に際に、「ロジャーの意志を継ぐ人物は、ティーチではない」と語っていました。

直前の回想では、Dの一族の秘密を教えてもらっている場面が差し込まれており、白ひげがDの一族の秘密を知った上での発言です。

ロックスのキャラクター性

出典: one-piece.com

ロックスは聖地や海軍を陥落させて「世界の王」になるという支配的な思想を持つ一方で、情に厚い一面も見せています。

例えば、

  • 妻と息子ティーチの危機に駆け付けてゴッドバレーに向かう
  • ハラルドを友人と見込んで助言を与えたり、自身の出生の秘密を明かす
  • ハラルドをのして、無理矢理仲間にさせる提案をしたカイドウに怒る

悪の代名詞のように扱われていたロックスは大方残忍な性格だろうと思われていましたが、どちらかと言えばルフィ寄りの性格に見えます

「ロジャーの待つ人物はティーチではない」と白ひげは語っていましたが、同じDの一族同士で通じ合うところも少なからずありそうです。

ルフィと黒ひげの思想は真逆

出典: one-piece.com

ジョイボーイの意志を継いでいる人物と言えば、ルフィ。その思想は「自由・解放」など。

そして、黒ひげの野望は世界であり、支配的な思想が垣間見えます。

このようにルフィと黒ひげの思想は真逆であり、これまでも何度か対立関係が示唆されてきました。

同じDの一族であっても、思想や価値観に違いがある証拠です。つまり、Dの一族内には派閥が存在していたのではないでしょうか。

ロックスが崇拝する理由

ロックスの目的はイム様への宣戦布告?

出典: one-piece.com

ロックスが花の部屋に侵入した目的は、宣戦布告と考えられます。

花の部屋に侵入する前には5人の王を誘拐し、海軍大将を襲撃していました。

イム様は「なんの脅しにもならんぞ」ロックス「だろうな」とロックス自身も牽制にすらなっていないことを想定していました。恐らく花の部屋に侵入するためにマリージョアを混乱させる作戦だったのでしょう。

そして、自身がデービー・ジョーンズ崇拝者であると語ります。我関せずだったイム様がこの時ようやく態度が変わってました。つまり、デービー・ジョーンズはイム様にとっても因縁のある相手だったのでしょう。

実際にデービー一族は「800年の時を経て発見された」と語られていたので、空白の100年の当事者である可能性が高いです。

またイム様の初登場時にはルフィだけでなく、ティーチの手配書も切り裂いていました。

このように、デービー一族はジョイボーイと同列に扱われるぐらいイム様にとって因縁深い相手と言えます。

ロックスは古い文献を読み解いた?

出典: one-piece.com

ロックスはただ支配欲の強い人物としてだけでなく、空白の100年に関する情報もある程度持っているのが分かります。

デービー一族を政府が消したがっていると推測していたり、特に花の部屋への侵入した件には顕著に表れています。

そもそもイム様の存在は、五老星や神の騎士団クラスの人物でしか存在すら知らないトップシークレットです。コブラもイム様と出会ってしまったばかりに五老星に殺害されていました。

そんなイム様の情報を、ロックスはどこで知ったのか?

過去の文献はポーネグリフを除いて抹消されているので、逆説的にロックスはポーネグリフなどの古い文献を読み解いて空白の100年の秘密を知ったのかもしれません。

またデービー一族が闇の世界という意味深な界隈で生き永らえている、と語っていたように世界の闇に触れられる、もしくは触れた一族という解釈もできます。

D = デービー?

出典: one-piece.com

1159話〝運命の島〟より、先住民一掃大会のSR脱兎に選ばれたデービー一族を紹介する前置きに「誰もがご存じ」と挟まれていました。

天竜人なら誰もがデービー一族を知っている理由としては、コラソンの語っていた天竜人の教育から推測できます。

コラソン

『おれの故郷では子供はこうしつけられる「行儀の悪い子は”ディー”に食われてしまうぞ」』

出典: 『ONE PIECE』77巻764話〝ホワイトモンスター〟

コラソン言っていた”ディー”がデービーを指していたのであれば、子供の頃から教わっていたように天竜人の誰もが知っていたことにも説明が付きます。

空白の100年の当事者?

今大会のSR脱兎はバッカニア族のガキを加え!!

800年の時を超えてついに発見!!デービー一族~!!!

出典: 『ONE PIECE』1159話〝運命の島〟

800年前は時期的に空白の100年を指しています。

ロックス自身も「世界政府がずっと抹消したかった一族」と語っており、心当たりがあるようです。

ジョイボーイのようにデービー一族も政府に消されてしまうような大罪を犯したのでしょうか?

“D”には意味がある

出典: one-piece.com

Dの一族の”D”には、何らかの意味が込められているとイム様が語っています。

イム様

『近年各地に湧き出てきた”D”は己の名の意味も知らぬ”抜け殻”共…』

出典: 『ONE PIECE』102巻1135話〝ネフェルタリ・コブラ死す〟

ここで言う“抜け殻”と言うのは、中身の伴っていない行動を指していると解釈できます。

Dの一族の軌跡は運命的なもの

Dの一族達の軌跡は運命的なものであるとも語られています。

トラファルガー・ロー

『なァコラさん。おれはやっぱり、この数奇な運命の意味を知りてェ』

出典: 『ONE PIECE』99巻996話〝最強が居る島〟

ウープ・スラップ(フーシャ村の村長)

『夢か…運命か…』

出典: 『ONE PIECE』9巻96話〝東一番の悪〟

デービー・ジョーンズはイム様の呪い?

出典: one-piece.com

デービー・ジョーンズの逸話では、「悪魔に呪いかけられた」と語られています。

作中の悪魔と言えば、イム様が該当します。

エルバフの壁画にも、太陽を手にした巨大な悪魔がニカの一団と戦争を繰り広げる構図で描かれていました。

実際にイム様も悪魔の能力を司る能力を駆使しており、太陽を奪ったマザーフレイムに置き換えると壁画の内容と合致します。

つまり、デービー・ジョーンズとは、イム様に呪われて世界からはじき出された人物なのでしょう。

エリスの行方とルルシア王国との関連性

出典: one-piece.com

ゴッドバレー事件を経て、ロックスと一旦別行動を取っていたエリスは、その後の行方が分かっていません。

別れ際に言っていた「”ルルシア”でまた会おうよ」とは、イム様に消されたルルシア王国を指していたのでしょうか?

また、捕まったら親子で心中するつもりでしたが、事件後に孤児だったティーチが白ひげに拾われていました。

現在、エリスはどうしているのか?ルルシア王国とデービー一族にはどのようなかかわりがあるのか解明していきましょう。

ルルシア王国の国情

出典: one-piece.com

ルルシア王国は世界政府加盟国であり、国王セキと王女コマネが国民を搾取して天竜人への上納金(天上金)を貢いでいる国情です。

扉絵でエースに恋をしていた少女 モーダも国民の1人であり、国民は爪に火を点すような思いで生活している現状を喘いでいました。

イム様に滅ぼされる直前には、8か国革命により決起した国民がセキとコマネを幽閉して、革命軍により実質的に乗っ取られています。その後、国民は革命軍に入隊しています。

ゴッドバレーに居た他のデービー一族は、事件時に黒転支配を受けた後、殺されるくらいならとロックスに倒されていました。なので、ルルシア王国に逃げたデービー一族の生き残りが含まれている可能性は低そうですね。

またセキとコマネは海軍を頼って報復しようと脅していたりと、政府との関係は悪くは無さそうです。

五老星からは…

出典: one-piece.com

革命軍とサボの通信を傍受して潜伏先がルルシア王国だと判明した際、五老星からそれぞれ、

「ルルシア王国?」「何と」「成程」「運のない男だ」「いやこれが運命」と非常に意味深なやり取りが交わされています。

ルルシア王国はデービー一族が使っていたもう1つの拠点だったからで、この機会にサボと一緒に消してしまおうという魂胆だったのでしょうか?

ガーリング聖が世界政府への加盟を促していたように、最初は国王と王女を囲い込んでデービー一族の手がかりを得ようとしていたのかもしれません。

しかし、8か国革命によりセキとコマネは幽閉されてしまったので、用済みとなってイム様が攻撃したのかもしれませんね。

エリスは死亡している?生きている?

エリスは元海賊であり、正確にはデービー一族の血筋ではありませんが、デービー一族と心中する強い意志を固めていました。

捕まったらティーチと心中するとまで豪語していましたが、白ひげと出会う頃のティーチは孤児だったので、老衰により死亡した可能性が高いでしょう。

38年前にはまだルルシア王国が世界政府に加盟してなくて、事件後に逃げ道を塞ぐように政府がルルシア王国を加盟させて、仕方なく別の拠点でひっそり隠れていたのかもしれません。

ソルベ王国から別の島へ逃げた

出典: one-piece.com

最新話1164話〝デービーの血〟では、ニキュニキュの実の能力者となったくまが、エリスとティーチを島の外に脱出させている様子が描かれていました。

ニキュニキュの実は能力者であるくまが今まで上陸した島にしか飛ばせません。

幼少期のくまは故郷のソルベ王国とマリージョアでしか生活したことが無いので、事件後にエリスとティーチはソルベ王国から別の島へ逃亡したことになります。

また黒転支配(ドミリバーシ)の洗脳を受けたロックスに殺されそうになったところを間一髪のところで飛ばしていたので、イム様もエリスとティーチは殺せたと誤解している可能性もあります。

黒ひげ関連の匂わせ”桃ひげ”の登場

出典: one-piece.com

ルルシア王国と黒ひげの匂わせで、桃ひげ海賊団船長の桃ひげが登場していました。

黒ひげから名前を一部貰った海賊であり、世界会議で警備が手薄になっていたルルシア王国を襲撃していました。

モーダから国情を教えてもらって天上金に狙いを定めていましたが、タイミング悪く革命軍により阻まれています。

突然脈絡の無いモブキャラの演出は、ルルシア王国は黒ひげにとって重要な国であるとの匂わせなのでしょうか?

ちなみに桃ひげの懸賞金は5,200万ベリーとそこそこの海賊です。

バンダー・デッケンとの関連性も

バンダーデッケンとは

出典: one-piece.com

バンダー・デッケンとは、古代兵器ポセイドンを代々探し求めていた家系です。

魚人島編では現当主バンダー・デッケン九世が登場しており、ポセイドンを手に入れようと、画策していました。

ブルック

『この世にあってはならない船です!!それはもう数百年も昔のお話…!!ある大嵐の日突然錯乱した海賊船船長が、部下を次々に嵐の海へ投げ込み…皆殺しにし…神にさえツバを吐いた!!

その船長の名はバンダー・デッケン!!船の名はフライング・ダッチマン号!!彼は神の怒りを買い…永遠の拷問を受けながら海をさまよい続ける事を運命づけられた。

出典: 『ONE PIECE』62巻606話〝深海の冒険〟

ONE PIECE界の神と言えば、天竜人。天竜人に喧嘩を売った代償として永遠に海をさ迷い続ける拷問を受けているとも解釈できます。

デービー・ジョーンズとの関連性まとめ

バンダー・デッケンとデービージョーンズは、以下のような類似点が見られます。

バンダー・デッケン

に喧嘩を売ったことで、永遠の拷問を受けながら海をさ迷い続けることになった。

デービー・ジョーンズ

悪魔に永久に海底で生き続ける呪いをかけられた。

神 = 天竜人?

悪魔 = イム様?

上記のように当てはめたとすると、どちらもイム様の仕業かもしれません。

特にバンダー・デッケンは、古代兵器ポセイドンを長年追跡していました。

古代兵器に目を付けるような大物だとすれば、イム様とも空白の100年での出来事を通して接点が生まれます。

バンダー・デッケンとデービー・ジョーンズの共通点については、同じ派閥同士だったか、もしくは同一人物という線もあり得ます。

デービー・ジョーンズが呪われた理由

デービー・ジョーンズが悪魔に呪いをかけられた理由は、ワンピース上と元ネタの海洋伝承でも明らかになっていません。

そもそもの元ネタである海洋伝承では、デービー・ジョーンズは一般人ではなく悪魔そのものです。

また作中でも一部オマージュしていたと思われるパイレーツ・オブ・カリビアンでは、海の女神カリプソとのロマンスがきっかけで呪われていました。

ジョイボーイと敵対していた?

アニメのオープニングなどでも示唆された通り、物語のクライマックスは黒ひげ vs ルフィと予想されています。

黒ひげはデービー一族の、ルフィはジョイボーイのそれぞれの意志を継ぐ者として空白の100年やもしかしたら、エルバフの壁画に遭った第一世界まで遡った壮大な物語に終止符を打つような形で描かれるかもしれません。

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