ポケモンユナイト(ポケユナ)の2021年10月31日に開催された「第二回ポケユナチャンピオンシップ LLG produce」の優勝チームである「Family」の皆さんに独占インタビューを行いました!出場条件マスターランク以上のハイレベルな大会を制した優勝チームのマクロ戦術やチーム編成、もちもの・わざ構成やバトルアイテムなど、全て掲載していますので、ぜひご覧ください!
目次
優勝チーム概要
チーム概要
「Family」
代表である「FOX」さんが運営するポケユナ交流サーバー「Family」の選抜チームです!
交流サーバーには誰でも参加可能なので、興味のある方はぜひ参加してみましょう!
大会情報
開催日時 |
---|
10/31(日) 20:00~22:30 |
大会概要
大会レギュレーション
大会結果
チームメンバー紹介
プレイヤー名 (敬称略) |
担当ポケモン |
担当ルート |
ランクレート |
---|---|---|---|
FOX |
1600 |
||
ひいさと |
1600 |
||
ぴのザウルス |
1400 |
||
コケイシ |
1600 |
||
ファブ |
1600 |
||
リザーブ |
|||
キノりん |
– |
– |
1300 |
ふじもしこ |
– |
– |
1100 |
各ポケモンのビルド
ポケモン |
わざ構成 |
もちもの |
バトルアイテム |
---|---|---|---|
イワパレス |
からをやぶる |
エネコのしっぽ |
|
ボルトチェンジ |
なんでもなおし |
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ゴールかそくそうち |
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ゲップ |
ゴールかそくそうち |
||
プクリン |
ころがる |
だっしゅつボタン |
チームの戦術方針
ロトム>カジリガメ
「Family」チームの基本方針はロトム優先です。それだけであれば最近流行りの“Y”同様、1ロトム時点(7分)では401マクロ(上に4人下に1人)を組みのが通常ですが、「Family」チームのマクロ方針は一味違います。
なんと、「Family」チームは“Y”を採用しているにも関わらず、1ロトム(7分)では212マクロ(上に2人中央に1人下に2人)を組んでいます。
中央は様子を見て上or下にガンク
中央担当のファイアローは上下の様子を見てガンクに行く箇所を決定します。
時には上下両方にガンクをすることもあったそうなので、まさにファイアローの機動力を十分に活かしている動きと言えるでしょう。
下ルートは”遅延”狙い
下ルートの2人は亀を取りに行くのではなく、”遅延”を狙います。
自分たちから亀には決して触らず、相手ポケモンと積極的にファイトすることで、相手にカジリガメを触らせないという方針です。
ロトムとカジリガメ総取りを狙う
上記の下ルートでの”遅延”戦略は、ロトムとカジリガメを総取りする事が目的となっています。
上ルートでロトムを取って優勢を取ったあと、ロトムを餌にするなどして今度は下ルートに5人集まりカジリガメも奪取する、この動きはロトムとカジリガメに時間差が生まれるからこそ可能となる戦術です。
超積極的インベート
上記3ポケモンは積極的にインベートに向かいます。3ポケモンとも機動力・オブジェクト処理能力・単体戦闘力に優れているため、インベート向きのポケモンと言えます。
その上で、自陣側の野生ポケモンのリスポーン管理をしっかりと行い敵のインベートを阻止する事で、敵チームとのレベル差がどんどん開いていく試合展開となります。
サンダーも捨てない
サンダー前に点差を付けて勝つ“Y”に近いムーブをしながら、完璧に“Y”ではないところが「Family」チームの個性と言えるでしょう。
ラストスパート(残り2分)と同時にまずは全員で貯金したエナジーを敵陣奥のゴールに叩き込むところまでは“Y”と同じですが、その後機動力のあるゼラオラやファイアロー等が即座に反転し、サンダーのスティールに向かいます。
あまりゴール加速装置を採用するというチームは見かけませんが、「Family」チームはヨクバリスとファイアローの2名に加速装置を採用しています。
理由としては、機動力のある2人が20点以上の大きな点数をゴール加速装置を利用して入れることで、戦局を有利に運ぶマクロ方針を採用しています。

ちなみにリーダーの「FOX」さんは普段からゴール加速装置を愛用しているそうです。
勝つために意識したこと
FOXさん

小まめに点数を入れることで上のセカンドゴール破壊とユナイトゲージ短縮を同時に狙いました
FOXさんはイワパレスの特性をよく理解した上でのさすがの動きと言えるでしょう。
ゴルサポだけでなく、イワパレスは自身にシールドを付与する方法が豊富にあり、特にユナイトわざ使用時には高得点でも無理矢理ゴールが可能となります。
その上、ゴール点数に関係なく1回のゴールにつきユナイトわざの待ち時間が13秒短縮されるため、小まめに点数を入れることでユナイトわざの回転率を飛躍的に上昇させています。
ひいさとさん

まずはダンベルの回数積み。そして相手の方がレートが高いので、安全にファームを意識しました。
上記のひいさとさんもさすがの意識です。
前提として、ゼラオラのパワースパイクは8レベルと非常に遅く、それまでは他のポケモンと比べるとどうしても後手に回らざるを得ません。
その上、相手が自身より高レートのプレイヤー、つまり自分よりミクロの動きが上手い可能性が高いので、無理に戦わず安全に8レベルまでファームをしていたとの事でした。
相手が自分より操作が上手かったり、レベルが高かったりと、不利な状況というのは試合中いくらでもあります。
そういった場面で無理に戦うと相手に経験値を献上し、むしろより不利な展開に陥ってしまいます。
そのため、自分が戦っていい場面をしっかりと判断して動けるプレイヤーは”上手い”プレイヤーである一つの証と言えるでしょう。
ぴのザウルスさん

ユナイトわざは溜まり次第、即使用する。ユナイトわざの効果もそうだが、ユナイトわざ付属のバフを重視。とにかく回転率。終盤では1対1で敵を確実に倒すことも意識しました。
ぴのザウルスさんの話を伺って驚いたのはユナイトわざの使用基準です。
ユナイトわざというのは使う場面を吟味し、最適な場面までは温存”するのが普通ですが、ぴのザウルスさんはなんと敵が居ないところでタブンネ単体にすらユナイトわざを使用するとの事でした。
特に機動力とユナイトわざの回転率を重視していたとの事なので、その点ユナイトわざのバフ効果と、ファイアローの相性は抜群と言えるでしょう。
ユナイトわざの待ち時間やバフについて解説
コケイシさん

5レベルまでは敵と一切戦わず、とにかくファーム。5レベル以降はインベート優先。ユナイトわざ使用時は必ず1体は敵を倒すことを重視しました。
ヨクバリスのパワースパイクは5レベルなので、それまでは一切戦わずにファームに専念し、5レベルになって「ほしがる」を覚えたらヨクバリスの強みを活かしてひたすらインベートを意識したそうです。
加えて、ヨクバリスの大きな強みであるユナイトわざをオブジェクトよりも敵優先で使用するというのも1つの特徴でしょう。
ファブさん

自分はサポタン特化なので、他のチームメンバーと比べてファームに余裕があるから、情報共有や情報収集を特に意識。そのためにはチーム内で一番ポケユナに詳しくならなければならず、毎日1時間ポケユナの勉強時間を作っています。
このファブさんの意識はまさにサポートの鑑と言えるでしょう。
「Family」のコール担当はFOXさんですが、そのコールには試合中様々な情報収集が必須です。その部分をファブさんが大きくサポートしているため、まさにチームの縁の下の力持ち的なプレイヤーです。
大会でうまくいったこと
決勝戦が集大成
前提として、決勝戦の相手である「ご注文はロトムですか?」チームはレート的に格上のチームで、そのレート通り敵チームは非常に強く、戦術も“Y”を採用しており、終盤にはサンダーを無視して点数を決めに来ました。
「Family」チームはその動きを見てゼラオラとイワパレスの2人でサンダーを殴っていましたが、その際敵のルカリオがサンダーのスティールを狙いに来ていたところをイワパレスがキャッチしてルカリオを妨害、その間にゼラオラがサンダーを奪取しました。
味方のその他のメンバーもしっかりエナジーを貯金しており、最終的には両チーム1000点越え、非常に僅差で点数の殴り合いを「Family」チームが制しました。
この展開はまさに、上記で説明したマクロ方針をチーム全員が実践し、実を結んだ素晴らしい結果と言えるでしょう。
苦戦したこと
ミラー戦術
やはり“Y”ミラーがきついとの事です。
特に、1ロトムに対して500マクロ(上に5人全員集まる)をやられると、こちらは212マクロなので、厳しい展開に陥りやすくなってしまいます。
最後に
今後の意気込み・メッセージ

ポケモンシリーズが大好きなので、ポケユナも頑張りたいです

ジャパンチャンピオンシップがポケユナでも開催されたら出場したい。ポケモンの全国大会に出ることが子供のころからの夢です

高レートの人と殴り合えるようにミクロの技術を磨きたいです
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