『天穂のサクナヒメ』の徒長に関する情報のまとめです。原因や対策についてまとめています。
徒長の原因、症状
徒長は稲が細く長く伸びてしまうことを指しています。
細く長い稲は「倒伏」してしまったり、弱く育ってしまっているために他の病気になりやすくなったりということが考えられます。
徒長の原因として考えられているものは以下のようなものがあげられます。
- 土に含まれる養分が多すぎる(肥料に含まれる窒素が稲にとって多すぎると悪影響となる)
- 日照不足
その他、発症している馬鹿苗病、過剰生育などの影響で稲が弱り、しっかり成長できずに細く長くなってしまうパターンも存在します。
徒長の対策方法
肥料として養分を与え過ぎない
過剰な養分は稲にとって悪影響になることが多いです。
そのため、肥料はなるべく1日に消費できる量を大きく超えて与えないように気を付けましょう。
日照り乞を行う
細く伸びてしまうことを避けるにはしっかりと日照があることも大切です。
稲作会議の祈祷から日照り乞を行うなどして十分な日光を確保できるようにしましょう。
その他の要因で発生していると考えられる場合には元を断つ
以上の要素に気を付けているのに徒長が発生してしまう場合には、別の病気による影響も考えられます。
過剰生育や馬鹿苗病が併発している場合はこちらが原因になっているとも考えうるため、これらについても対策を行いましょう。
過剰生育に対しては「剪枝の妙薬」、馬鹿苗病に対しては種籾選別時点での「塩水選」がオススメの対策となります。
薬を使って直す場合
薬を使って直す場合、徒長の原因によって同じ薬を使っても効果がある場合とない場合が存在しているようです。
そのため上記の原因と照らし合わせて、使う薬を変えていかなければならず、まず原因を特定しなければなりません。
- 日照不足が原因→壮盛の妙薬
- 養分が多すぎた場合→剪枝の妙薬
- 別の病気が原因の場合→もととなっている病気に有効な薬
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