『Pokémon LEGENDS Z-A(ポケモン レジェンズ ゼットエー)』に登場するキャラクター「AZ(エーゼット)」についてまとめました。『ポケットモンスター X・Y』に登場するAZとの関連性も掲載しているので、ぜひ気になる人は参考にしてください。
ポケモンZAにおけるAZ
ホテルZのオーナーとして登場
本作では、AZは主人公がミアレシティを訪れた際に滞在する場所「ホテルZ」のオーナーとして登場します。さらに、ホテルZは主人公も所属するMZ団の本部としても機能しており、古びた外観ながらも主人公たちの活動拠点として重要な役割を担っています。
身長約3mで自称3000歳
公式サイトにも記載されていますが、AZは身長が約3mもある人間離れした巨体です。
さらに、「ポケモンX・Y」から変わらずに「自称3000歳」という設定も残っています。
過去作と比べると本作のAZはスーツ姿に杖を突いた洗練された外見に変化していますが、その巨体に合う服がないためか、肘や太ももから下をパッチワークで延長している様子が確認できます。
フラエッテ(えいえんのはな)が相棒
AZのもっとも大切なパートナーとして登場するのは、「えいえんのはな」と呼ばれる黒い花を持つ特殊なフラエッテです。通常のフラエッテとは、体の色や花の形状も異なり、3000年という長い時をAZと共に生きてきたと言われています。
過去作(X・Y)では離れ離れだった二人が、本作で再び一緒に行動していることは、多くのファンにとって感動的なポイントです。
都市再開発への関わり
本作のテーマとしてミアレシティの都市再開発が行われており、AZとホテルZがこの計画にどのように関わっていくのかが注目ポイントです。ホテルZは古びた外観や周囲が草に覆われていることから、未来都市とは言い難い場所となっています。
このことから都市再開発プロジェクトを進めるクエーサー社は、ホテルZに対して何かしらのアクションを起こすと予想されます。
過去作(ポケモンX・Y)におけるAZ
3000年前のカロス王
「ポケモンX・Y」におけるAZは、物語終盤に3000年という長い時を生きてきた謎の男として登場し、カロス地方の歴史に深く刻まれた悲劇の主人公であることが判明します。その正体は、3000年前のカロス地方を統治していた王その人であり、本人が現代まで生き続けているという驚愕の真実が物語の核心となっています。
フラエッテとの悲劇
AZとフラエッテの物語は、ポケモンシリーズの中でも屈指の悲劇として知られています。
カロス戦争と最終兵器の制作者
出典: www.youtube.com
3000年前のカロス地方では、大規模な戦争が行われており、戦争の中で最愛のパートナーであるフラエッテを失ってしまいます。深い悲しみの果てにAZは「ポケモンを生き返らせるキカイ」を開発しましたが、やがてAZの怒りと復讐心により「最終兵器」へと転用されます。
フラエッテとの別れ
出典: www.youtube.com
戦争で命を落としたフラエッテは小さな箱(棺)に入れられた状態でAZの元へと届けられます。深い絶望を味わったAZは、未知の技術を結集して「ポケモンを生き返らせるキカイ」を完成させてフラエッテを蘇らせますが、その怒りは収まらず世界に対する復讐として最終兵器を作り上げました。
そして、もっとも悲劇的だったことは、フラエッテが最終兵器の動力源が他のポケモンたちの命であることを知り、かつてポケモンを愛する優しい心を失ったAZに絶望し、自ら彼の元を去ってしまいます。
3000年の放浪と再会
出典: www.youtube.com
最終兵器の光を浴び、自身も永遠の命を手に入れたAZは2度失ったフラエッテを探し続ける放浪の旅を3000年と続けていました。X・Yでの物語終盤、主人公に対してAZは「ポケモントレーナーとは何なのか知りたい」とバトルを挑みます。
主人公とのバトルを通じて、かつてのポケモンを愛する心を取り戻し、悲しみに囚われていた過去の自分との決別を果たします。
そして、バトル終了後に3000年間もの間、彼を見守り続けたフラエッテが再び姿を現し、感動的な再会を果たすことになります。
AZの手持ちポケモン
X・YでのAZの手持ちポケモンは「コータス(Lv60)」「ゴルーグ(Lv60)」「シンボラー(Lv60)」です。
これらのポケモンがどのような経緯でAZのパートナーとなったかは明確にされていませんが、3000年の放浪中に出会った仲間、またはAZと同じように最終兵器の光によって寿命が延びた古い仲間である可能性があると考えられます。
AZの最終兵器が与える影響
最終兵器の仕組み
出典: www.youtube.com
AZが開発した最終兵器のエネルギー源は、大量のポケモンから強制的に奪い取った生体エネルギーです。この生体エネルギーを奪われたポケモンは死に至ることが暗示されており、AZの回想シーンではその悲惨な状況を確認できます。
メガストーンとの関連性
最終兵器が現在のポケモン世界に与えた、もっとも重要な影響の1つがメガストーンの誕生です。プラターヌ博士の仮説によるとメガストーンは「3000年前に撃たれた最終兵器の光と伝説のポケモンのパワーを浴びた特殊な石が変化したもの」とされています。
さらに、メガシンカの時には「ポケモンの生体エネルギーと、キーストーンに秘められた人間の生体エネルギーが掛け合わさることで超大なエネルギーが発生する」とされていることから、最終兵器の仕組みと本質的な部分では同じです。
AZの設定に込められた意味・考察
名前の由来:A(始まり)からZ(終わり)へ
キャラクター名「AZ」はアルファベットのA(始まり)からZ(終わり)までを表し「世界の始まりから終わりまでを見届ける存在」としての印象を持ちます。
3000年も放浪している様は、まさに「始まりから終わりまで」を体現しており、AZがポケモン世界全体の時代をつなぐ架け橋としての役割を果たしていることを示唆しています。
ZAのストーリーとの関わりと役割
「Z-A」のタイトル自体が「Z(終わり)からA(始まり)」を暗示しており、AZの物語が終わり、新たな物語が始まるという展開が示唆されています。過去と現在を両方を知り、過去と現在を繋ぐ橋渡し役割があると考えられるAZは、これから未来に進むミアレシティの都市再開発とも深く関わっていくと考えられます。
AZが過ごした3000年間の足取り
カロス地方では目撃情報が存在するため、AZが主にカロス地方を中心に活動していたことが考えられます。
メガシンカ技術がある地方(ホウエン、アローラ、カントー)では、AZの影響が及んでいた可能性を示唆しています。
特にホウエン地方のデボンコーポレーションが開発した∞エナジーは、最終兵器の技術に似ており、AZが直接的または間接的にこの技術移転に関与していた可能性もあると考えられます。
また、フラエッテが持っていた「えいえんのはな」は絶滅種の珍しい花であることを考えると、世界各地で花の痕跡を探したり、各地方の植物学者や研究者と接触していたこともあるかもしれません。
最終兵器の具体的な技術
AZが開発した最終兵器の技術は、ポケモンからエネルギーを強制的に収集、収集したエネルギーを「謎の光」に変換、変換したエネルギーを一点集中で放出するプロセスがあると推測されます。
さらに、最終兵器が残したものは、いくつもの技術に応用されていると考えられます。
∞エナジー:「継続的なエネルギー生産システム」へ転用
モンスターボール技術:「ポケモン捕獲・格納技術」に応用された可能性
Z-Aにおける最終目的
AZはホテルのオーナーになったのは、単純な生計手段ではなく、都市再開発プロジェクトを監視するための最適なポジションを確保したものと推測されます。
ホテルはプリズムタワーとクエーサー社のビルが見える場所に建っているため、監視や素早く行動できる立地にあります。
また、MZ団の本部として機能していることから、3000年間の放浪で学んだことを活かし、戦争や破壊ではなく平和的な手段を用いて解決する方針に転換したと考えられます。
AZの最終目的は「ミアレシティの平和を守る」ためと自身の3000年前に犯した罪の「完全な贖罪」ではないかと予想されます。
ポケモンZAの発売情報
発売日と対応機種
タイトル |
Pokémon LEGENDS Z-A |
---|---|
発売日 |
2025年10月16日 |
価格 |
パッケージ版:7,128円(税込)
パッケージSwitch 2 Edition版:8,128円(税込) |
対応機種 |
Switch/Switch2 |
CERO |
A |
ジャンル |
アクションRPG |
プレイ人数 |
1人(通信時2~4人) |
会社 |
株式会社ポケモン |
公式サイト |
|
公式X |
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