【カービィディスカバリー】エフィリンの正体について|ディスカバリー全体の考察や解説

攻略大百科編集部
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「星のカービィシリーズ」と『星のカービィ ディスカバリー』のネタバレを含む考察記事です。筆者の独自解釈や考察を含む内容となっていますのでご了承ください。

『星のカービィ ディスカバリー』において、エフィリンの正体やディスカバリー全体のストーリー、設定の考察と解説を掲載しております。

エフィリンの概要


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エフィリンは、今作「星のカービィ ディスカバリー」で一緒に冒険をする相棒ポジションのキャラクターとなっています。水色の毛並み、欠けた片耳の小動物のような見た目が特徴的で、非常に可愛らしいキャラクターです。

ビースト軍団に捕まっていたところをカービィに助けられ、一緒にワドルディを助ける冒険に出ます。

出典: www.nintendo.co.jp

外伝作を除くと、カービィと一緒に冒険をするキャラクターは「星のカービィ64」の「リボン」以来となっています。

 

 

 

 

 

 

 

これより先、ネタバレにつき閲覧注意

 

 

 

 

エフィリンの正体

エフィリンの正体は、今作の黒幕である「ID-F86」こと「フェクト・エフィリス」から分離してしまった、博愛の心そのものです。要するに、発売前にまことしやかに囁かれていた「エフィリンは裏切るんじゃないか」という憶測は、結果的には違うということです。

「ビースト軍団」から狙われていた理由は、「ID-F86」が「ビースト軍団」そして、「レオンガルフ」を操ってエフィリンを取り戻そうといたからです。

ちなみに、エフィリンのコードネームは「レオンガルフ」のフィギュアの説明文に記載されており、「ID-F87」となっています。

黒幕について


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今作の黒幕である「フェクト・エフィリス」はカービィとの戦いの最中、カービィに追い込まれてしまった「フェクト・フォルガ」が、隙をついて「エフィリン」を取り込み、本来の姿である「フェクト・エフィリス」になり、カービィとの決戦が始まります。


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カービィと「フェクト・エフィリス」の決戦後に、「フェクト・エフィリス」からエフィリンを引き剥がしたことで、完全体としての能力がなくなっていきます。そして、最後の悪あがきとして、新世界とポップスターがある世界をつなげて、ポップスターもろともすべてを吹き飛ばそうとします。

「フェクト・エフィリス」は上記のようなことを行えるぐらいの超能力的な力を持っており、カービィシリーズにおいても屈指の強力なキャラクターであることがわかります。

エフィリンの能力について

エフィリン、それとフェクト・エフィリスの能力として、「空間転移能力」と「テレパシー」を持っています。まず「空間転移能力」というのは、「ナゾのうず」を開いて違う世界への移動や異なる世界同士をぶつけたりすることが可能です。

そして、「テレパシー」は「レオンガルフ」や「デデデ大王」たちを洗脳するために使っています。ビースト軍団は洗脳されているわけではなく、洗脳されている「レオンガルフ」の命令に従っていただけでした。

ちなみに、星のカービィシリーズで異空間は「アナザーディメンション」と呼ばれており、「星のカービィWii」にて初めて登場しました。

ディスカバリーの世界観について

新世界の歴史(時系列)

「新世界」とは、今作の舞台となっているカービィたちがいた世界とは異なる世界です。公式でも新世界と呼ばれており、滅んだ文明の跡と自然が融合した、少し不思議な世界となっています。

新世界は、現実の我々が住んでいるような世界に近い文明を築いていました。ショッピングモールや遊園地、高層ビルが建ち並ぶ都市などを作っており、高度な科学技術を持っていたと思われます。

知的生命体が新世界から飛び立つまでの歴史

ある時、この新世界に「侵略種」が突然飛来します。その「侵略種」こそが今作の黒幕である「ID-F86」というわけです。その「ID-F86」は、新世界の原生生物に襲いかかりますが、「ID-F86」の「空間転移能力」に目をつけた新世界の知的生命体が「ID-F86」を捕獲します。

新世界の住人は「ラボ・ディスカバール」にて「ID-F86」を研究・解明し、その結果「惑星間ワープ技術」を手に入れることに成功します。

しかし、その研究から30年後に「歴史的ワープ実験事故」が発生、その事故によって「ID-F86 フェクト・フォルガ」と「ID-F87 フェクト・エフィリン」に分離してしまいました。この分離によって、「ID-F86」の「空間転移能力」が不安定になり、その影響で新世界の各地に「ナゾのうず」が発生してしまいます。※この「ナゾのうず」はトレジャーロードのことと考えられます。

分離した「ID-F87」は研究施設から脱走、研究者たちも見つけられなかったようです。かたわれを失った「ID-F86」は体の維持が不可能になり、「エターナルカプセル」と呼ばれるカプセルの中で眠ることとなります。

新世界の原生生物は「エターナルカプセル」で眠っている「ID-F86」を見世物として楽しんでおり、「ドキドキ発見ドリームツアー」と呼ばれるツアーを観光客に見せる娯楽施設としても、「ラボ・ディスカバール」は運用されていたのでしょう。


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その後、新世界にいた知的生命体は「ID-F86」の研究にて手に入れた、「惑星間ワープ技術」を使って「かなた夢の大地」へ飛び去ってしまいました。

知的生命体が飛び去った後の歴史


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「かなた夢の大地」へ飛び去ってしまった後、文明が自然に覆われて、「オリジネシア荒野大地」で「ビースト」が発祥し、現代のような世界になりました。


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そしてある日、「アニマル」たちのリーダー「レオン」が「ID-F86」を発見しましたが、そのまま操られてしまい、「レオンガルフ」と名乗り始めます。「レオンガルフ」となったリーダーにただ従うだけの「キャロル(キャロライン)」でしたが、最後まで「レオン」を信じていたのです。


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「ID-F86」は思念波によってビースト軍団を操って完全体となるために、2つの計画を進めていきます。

1つ目は、ビーストたちを使っての食料確保や「空間転移能力」を使って異世界を繋げてワドルディを攫い、労働力にすることでエネルギーを確保すること、2つ目は、かたわれの「ID-F87」ことエフィリンの捕獲です。ちなみに、デデデ大王とメタナイトも洗脳し操ろうとします。デデデ大王の洗脳には成功しますが、メタナイトの洗脳は失敗し、メタナイトはワドルディの町の用心棒となります。

完全体になった後は、他の星へと飛び立ち、その星を侵略しようと企んでいたようです。

以上が「ID-F86」が裏で暗躍していたことすべてです。

クリア後ストーリーについて

カービィによって倒された「ID-F86」は体を失ってしまいましたが、思念は生き永らえており、カービィたちは「ID-F86」の思念によって作られた異空間の「絶島 ドリーミー・フォルガ」を冒険することになります。


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思念だけでは消滅してしまうため、「ID-F86」は「レオンガルフ」の体に取り憑いて「レオンガルフ」の体の中で生き永らえています。


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「絶島 ドリーミー・フォルガ」の冒険中にある「レオンのソウル」は、「ID-F86」が「レオンガルフ」に取り憑くために邪魔だった「レオンガルフ」の魂を捨てたので、「絶島 ドリーミー・フォルガ」のいたるところに散らばっています。

「レオンのソウル」を集めながら「レオンガルフ」を助けようとすると、「レオンガルフ」の体を使う「ID-F86」とカービィが戦うことになります。その名も「レオン・フォルガ」を倒し、「ID-F86」を引き剥がすと「思念獣 ソウル・フォルガ」となり再びカービィとの戦いになります。

戦いになると思いきや、突然飛来した極楽蝶によって「ソウル・フォルガ」は消滅、「バルフレイナイト」との戦いになります。


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「バルフレイナイト」は、前作「スターアライズ」にて初登場したボスです。審判の夢見鳥とも言われ、審判の日にアナザーディメンションから飛来し、黄泉の騎士となって降臨するのだそうですが、いまだわからないことが多く、詳細不明のボスとなっています。

「バルフレイナイト」を倒すと、カービィとビーストたちの願いによって倒れている「レオンガルフ」にソウルを宿らせ、「レオン」が復活し見事にハッピーエンドで物語は終わります。

裏ボスについて

クリア後ストーリーのさらに後日談として、「The アルティメットカップZ」にて語られます。

「バルフレイナイト」に取り込まれた「ソウル・フォルガ」は、カービィに倒されてしまった「バルフレイナイト」から「ソウル・フォルガ」だけ何とか脱出し、またまた生き永らえています。

その生き永らえた「ソウル・フォルガ」は「The アルティメットカップZ」の最後のボスで戦うことになります。その名も「魂沌新種 カオス・エフィリス」で今作の真のラスボスとなっています。


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魂だけになっていた「ソウル・フォルガ」がなぜ実体化しているのか、結論から言うと「バルフレイナイト」の夢見鳥の力が介入したことによって、かたわれがいなくても姿を保つことができるようになっているようです。

「カオス・エフィリス」には2段階目があり、2段階目はただの赤黒い球体のような不気味な姿となります。この時の攻撃パターンは、今までの作品に出てきたいわゆる「ソウル系ボス」の攻撃パターンを3D化したような攻撃を繰り出してきます。


              ブラックホール


               バウンドポンド

「マルクソウル」が繰り出してきた「ブラックホール」や「シューターカッター」、「ドロシアソウル」が繰り出してきた「デッドリーサン」や「バウンドポンド」など様々なファンサービスとなっています。

「カオス・エフィリス」を倒すと、カービィのキセキの力によって小さな光となって、エフィリンと一つになり、「ID-F86」の物語は終わります。

総括・考察

エフィリンのこと

エフィリンは黒幕じゃないかという発売前に予想されていたことは外れてはいましたが、まったく違うというわけでもありませんでした。

「エフィリンは黒幕の一部だった」が答えだったわけです。エフィリンは「ID-F86」の博愛の部分だけが分離しているため、その心は純粋に平等に愛していたのでしょう。

ID-F86の名前の由来

「フェクト・エフィリス」のコードネームである「ID-F86」の由来はおそらく、星のカービィシリーズの開発会社「ハル研究所」の語呂合わせから「86」を取っていると思われます。

ちなみに、開発会社の名前の小ネタとして、新世界にかつて存在した企業の「ホラインコーポレーション」、「アライブルホールディングス」、「ライトロンワークスカンパニー」の頭文字を取ると「HAL」となります。

旧世界の住民たち

「ID-F86」を捕獲したり、捕獲したあと研究して「惑星間ワープ技術」を確立した、新世界の元の住民たちは、「かなた夢の大地」へと飛び去っていきました。その「かなた夢の大地」とは一体どこなのかということです。


出典: kirby.fandom.com

どこなのかはゲーム中では語られず、筆者自身の妄想の域を出ませんが、おそらく「星のカービィWii」で登場した「ハルカンドラ」の元々の住民なのではないかと予想しています。


出典: w.atwiki.jp

「ハルカンドラ」とは、カービィシリーズで登場する「スターロッド」や「ギャラクティック・ノヴァ」、「ローア」などが作られた星です(「マホロア」の言及)。この星の住民はかなり高度な文明を持っていたということがわかっています。


出典: kirby.fandom.com

なぜ、「ハルカンドラ」の住民なのかというと、「惑星間ワープ技術」は言い換えると「空間転移技術」で、アナザーディメンションに干渉することのできる技術です。「ハルカンドラ」に登場するアナザーディメンションの演出と同じ演出であり、さらには「ID-F86」が使う「空間転移能力」も同じ演出となっています。※その演出とは画像のような☆型の穴

つまり、時系列順に説明すると「ID-F86」を研究し、「惑星間ワープ技術」を確立して飛び去っていった先が「ハルカンドラ」で、その「ハルカンドラ」で「スターロッド」や「ギャラクティック・ノヴァ」を製造し、今までのカービィシリーズで様々なトラブルを生んでいたのではないかということです。


上記の画像は「スターアライズ」に登場する「ディメンションホール」。

このアナザーディメンションに通じる穴、「ディメンションホール」はカービィシリーズにたびたび登場しており、「ディメンションホール」の本家本元が「ID-F86」の能力ではないのかという考察となります。

ちなみに、「ハルカンドラ」は「ポップスター」のある世界とは違う世界にあり、現時点では「ポップスター」の世界、「ハルカンドラ」の世界、「新世界」の3つの世界が登場しています。

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