マインクラフトは見た目以上にPCへの負荷が大きく、影MOD(シェーダー)や複雑なレッドストーン装置、大規模建築やマルチプレイ環境では高性能なゲーミングPCが必要です。
この記事では、マウスコンピューターの『G TUNE DG-A7G70』で、JAVA版とWindows版(統合版)の「マインクラフト」を遊び、どれだけ快適に動作するのかを検証してみました。
目次
G TUNE DG-A7G70について
「G TUNE DG-A7G70」は、マウスコンピューターが展開するゲーミングPCブランド「G-Tune」のハイスペックに位置づけられるモデルです。
特にグラフィック性能とメモリ容量に強みがあり、最新ゲームを高画質で楽しみたいユーザーや、初めてのハイスペックPCを検討しているユーザーに適した構成となっています。
そんなゲーミングPCでマインクラフトをプレイするとどうなるのか、それをこれから見ていきましょう。
マイクラの推奨スペックについて
JAVA版
最低 |
推奨 |
|
---|---|---|
OS |
Windows 7以上 macOS 10.14.5 Mojave以上 |
Windows 10以上 macOS 10.14.5 Mojave以上 |
CPU |
Intel Core i3-3210 3.2 GHz AMD A8-7600 APU 3.1 GHz Apple M1 |
Intel Core i5-4690 3.5 GHz AMD A10-7800 APU 3.5 GHz Apple M1 |
メモリ |
2GB RAM |
4GB RAM |
GPU |
Intel HD Graphics 4000 AMD Radeon R5 |
OpenGL 4.45 対応 NVIDIA GeForce 700 シリーズ AMD Radeon Rx 200 シリーズ |
Windows10版(統合版)
最低 |
推奨 |
|
---|---|---|
OS |
Windows 10 バージョン 19041.0 |
Windows 10 バージョン 19041.0 |
CPU |
Intel Celeron J4105 AMD FX-4100 |
Intel i7-6500U AMD A8-6600K |
メモリ |
4GB RAM |
8GB RAM |
GPU |
Intel HD Graphics 4000 AMD Radeon R5 |
NVIDIA GeForce 940M AMD Radeon HD 8570D |
推奨スペックはどのくらい?
2025年6月現在、CPUの「i5-4690」とGPUの「GeForce GTX 700」を求められているということで要求スペックは非常に低いです。
しかし、MODを導入する場合、要求スペックは上がります。使うMODによって要求スペックは変動しますが、影MODなどのシェーダーや工業化MODなどの重めのMODを導入したいのなら、ミドルスペックほどのゲーミングPCが必要になってきます。
G TUNE DG-A7G70を使って実際にプレイしてみた
G TUNE DG-A7G70の基本スペックと特徴
今回のPCは「BTO」となりますので、購入時にカスタマイズが可能ですが、今回紹介するモデルのスペックを載せます。
項目 |
スペック |
---|---|
OS |
Windows 11 Home 64ビット |
CPU |
AMD Ryzen™ 7 9700X プロセッサ |
GPU |
NVIDIA® GeForce RTX™ 5070 GDDR7 12GB |
メモリ |
32GB (16GB×2 / デュアルチャネル / DDR5-5600) |
メモリその他 |
スロット2(空き×0) / 最大64GB (32GB×2) / DIMM |
SSD |
1TB (M.2 NVMe Gen4×4) |
電源 |
750W/AC 100V(50/60Hz)【80PLUS® BRONZE】 |
CPUクーラー |
水冷CPUクーラー (240mmラジエーター) |
マザーボード |
AMD A620 チップセット |
無線通信 |
Wi-Fi 6E (最大2.4Gbps) + Bluetooth 5 (モデルによる) |
USB |
USB2.0×2 (背面 Type-A×2)、USB3.0×5 (前面 Type-A×2 / 背面 Type-C×1、Type-A×2) |
LAN |
×1 (背面 1000BASE-T/100BASE-TX/10BASE-T対応(RJ-45)×1) |
無線LAN |
Wi-Fi 6E( 最大2.4Gbps )対応 IEEE 802.11 ax/ac/a/b/g/n準拠 + Bluetooth 5内蔵 |
拡張 |
PCI Express ×16 ×1(空き×0)、PCI Express ×1 ×2(空き×1) |
拡張ストレージ |
2.5型 シャドウ×2(空き×2)、3.5型 シャドウ×1(空き×1)、スリム光学ドライブ オープン×1(空き×1) |
サウンド |
前面 (マイク入力/モノラル×1、ヘッドホン出力×1)、背面 (マイク入力×1、ラインイン×1、ラインアウト×1) |
本体サイズ |
(突起物含む) 約205×411×400 |
本体重量 |
約11.3kg |
「G TUNE DG-A7G70」はミドルレンジどころか、ハイスペックモデルとなっています。つまり、マインクラフトの推奨スペックを大幅に上回っており、余裕で快適に動作します。
「G TUNE DG-A7G70」の全体的なレビューは以下の記事でしているので、このPCが気になった方はぜひご覧ください。
4K、60fpsでも快適に動作する
実際にマインクラフトのグラフィック設定を最高でプレイしてみました。
わかっていたことでもありましたが、グラフィックを最高設定にしても、バニラの状態でフレームレートが60、解像度は4Kで動作が不安定になりませんでした。
ちなみに、マルチプレイ中ならサーバーの状況によってフレームレートが下がってしまうことはあるため、一概に自身のPCだけが問題というわけではありません。
UWQHD、60fpsでの動画
UWQHD、60fpsで動画を撮影してみました。見ていただければわかりますが、かなり快適に動作していることがわかります。空中での移動でもカクつきなどは一切ありませんでした。
重いMODを導入しても大丈夫
「影MOD」などのシェーダーや「恐竜系MOD」、「武器系MOD」、「モンスター系MOD」を導入し、『4K / 60fps』でプレイしましたが、こちらでも問題なく動作していました。
「工業化MOD」や大型建築は少々処理が重くなってくるので、解像度を4Kではなく、WQHDやFHDに下げてプレイしたり、グラフィックの設定を下げてプレイすると良いでしょう。
UWQHD、60fpsでの動画
影MODの「Complementary」というMODを導入し、設定のプリセットは「High」の状態で、UWQHD、60fpsで動画を撮影してみました。
シェーダーを導入したことにより重くなっていますが、非常に快適というほどではないものの、問題なく動作しています。快適性を上げたいなら上記の通り、解像度を下げたりグラフィックの設定を下げると良いでしょう。
フレームレートの計測
フレームレートだけを「無制限」に設定し、描画距離を変更しつつフレームレートを計測してみました。
演算距離はいずれも「12チャンク」、使用MODは「OptiFine 1.21.4 HD U I3」と「Complementary Shaders v5.5.1」のみ、測定区間はリスポーン地点から30秒間前に進むだけとなっています。
描画距離 |
最小fps |
最大fps |
平均fps |
---|---|---|---|
8 |
150fps |
216fps |
190fps |
16 |
102fps |
160fps |
128fps |
32 |
60fps |
140fps |
97fps |
「G TUNE DG-A7G70」の価格について
「G TUNE DG-A7G70」は「BTO」なので、オプションとして搭載する構成によって価格が異なりますが、2025年6月現在では基本価格は382,500円からという価格帯となります。高性能なパーツを搭載しているため、価格は安価ではありません。
価格を最優先するユーザーだけでなく、相場としても少し高めの価格ですが、標準で3年間の長期保証、24時間365日対応の充実したサポート体制などを考慮すると、価格に見合った価値があると思っています。
このサポート体制などについても以下の記事で詳細に紹介しているので、ぜひご覧いただきたいです。
まとめ
「G TUNE DG-A7G70」で、マインクラフトを遊んでみました。これほど高性能なPCでプレイしてみると、余裕で快適に動作していました。
重めのMODを導入しても問題なく動作し、マイクラだけでなく、最新のゲームや動画編集、普段のPC作業まで、どんなことでも卒なくこなす非常に良いゲーミングPCとなっています。
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