マインクラフト(Minecraft)Java版/統合版1.17で追加されたスカルクセンサーは、振動感知やレッドストーン信号を飛ばすことができるブロックです。
入手方法や基本的な使い方、バージョン1.20で変わったことも紹介します。
目次
スカルクセンサーとは?
スカルクセンサーはver1.17で導入されたブロックです。
周囲の振動を感知して、レッドストーン信号を発することができます。
レッドストーン信号を発するものは様々ありますが、従来のアイテムと異なりスカルクセンサーの振動感知機能を使うとワイヤレスで信号を発せるようになりました。
入手方法
スカルクセンサーは、自然生成されたものをシルクタッチのエンチャントがついたツールで回収することで入手できます。シルクタッチのついていないツールで破壊した場合、アイテムにならず経験値がドロップするので注意してください。
自然生成される場所は、ディープダークバイオームと古代都市です。
古代都市はレアな構造物のため、比較的見つけやすいディープダークバイオームを探すのがおすすめです。
▼スカルクセンサーが自然生成されている様子です(暗視を付与して撮影しています)。
古代都市ではチェストの中にスカルクセンサーが入っていることもあるので、シルクタッチをどうしても用意できない場合はチェストから入手することも可能です。
自然生成の他に、「スカルクカタリスト」を利用して入手する方法もあります。
やや難しく、スカルクセンサーの生成率も高くはありませんが、無限に入手することも可能です。
▼興味がある方はスカルクカタリストの記事を参考にしてください。
感知する範囲
スカルクセンサーは周囲の様々な振動を捉えることが出来ます。プレイヤーの振動だけでなく、モブの動く振動も捉えることが可能です。
▼画像の青い波のようなエフェクトがプレイヤーの動きで出た振動です。
振動を感知する範囲は最長8ブロック先までです。
▼下の画像でネザライトブロックが敷かれた場所が感知範囲です。上下方向にも同じ範囲を感知できます。
意外と広範囲なので、洞窟の探索中にスカルクセンサーを見かけた場合は感知範囲を意識することが必要になってきます。
スカルクセンサーの使い方
レッドストーン信号の出力
スカルクセンサーは振動を感知するとレッドストーン信号を出力します。
レッドストーン信号を直接繋いだ場合とレッドストーンコンパレーターを接続した場合で、出力する信号が異なります。
直接レッドストーンを繋げた場合
スカルクセンサーと感知した振動の距離に応じた信号が出力されます。振動を起こした距離が近ければ強い信号が、遠ければ弱い信号が出力されます。
▼例:スカルクセンサーから4マス離れた位置で振動を起こすと、強度8の信号を出力します。
レッドストーンコンパレーターを繋げた場合
感知した振動の種類に応じた信号が出力されます。距離は関係なくなります。
▼例:ブロックを設置すると、強度13の信号を出力します。
振動と信号の強さの対応は次の項を確認してください。
感知した振動と信号の強さの対応
スカルクセンサーが感知した振動と、レッドストーンコンパレーターを繋げた場合に出力されるレッドストーン信号の強さの対応表です。
Ver1.20以降のものを表記しています。
信号の強さ |
感知する振動 |
---|---|
1 |
モブやプレイヤーが移動する |
2 |
モブやプレイヤーが着地/着水する、アイテムが落ちる |
3 |
アイテムを使い終わる 例:盾での防御を解除する(Java版のみ)、エンダーパールを投げる |
4 |
エリトラで滑空する、モブの固有のアクションが起こる 例:オオカミが身震いする(Java版のみ) |
5 |
プレイヤーがモブから降りる(Java版のみ)、防具を装備する |
6 |
プレイヤーがモブやアイテムに行動を起こす 例:プレイヤーが馬に乗る(Java版のみ)、動物にエサを与える、ハサミでカボチャをくり抜く |
7 |
モブやプレイヤーがダメージを受ける |
8 |
アイテムの消費 例:食材を食べる、ポーションを飲む、羊が草を食べる |
9 |
ブロックがアクティブではない状態になる 例:ドアが閉まる、チェストが閉じる、レバーがオフになる |
10 |
ブロックがアクティブな状態になる 例:ドアが開く、チェストを開く、レバーがオンになる |
11 |
ブロックの状態の変更 例:焚き火に食材を置く(Java版のみ)、ジュークボックスにレコードを入れる(Java版のみ)、土を耕す |
12 |
ブロックの破壊 |
13 |
ブロックの設置 |
14 |
モブやプレイヤーがスポーン、エンダーマンなどのテレポート(Java版のみ) |
15 |
モブやプレイヤーの死亡、TNTなどの爆発 |
スカルクセンサーの小技
スカルクセンサーを利用する時に活用できる小技があるので紹介していこうと思います。
実用的な小技ばかりなので参考にどうぞ。
スニークすると感知されない
スカルクセンサーはスニークすることで近くを歩いても振動を感知しなくなります。スカルクセンサーを反応させない小技の一つです。
羊毛で振動を遮断
他にスカルクセンサーが振動を感知しなくなる方法が周りに羊毛を置くことです。スカルクセンサーが接している面6つを羊毛で覆うと全く振動を感知しなくなります。
逆に、振動を感知させたい方向があればそこだけ羊毛を取るとその方向からしか振動を感知しなくなります。上の画像の場合、スカルクセンサーの横からの振動は感知しませんが、上からの振動は感知します。
装置を作るときに応用できる小技です。
アメジストブロックとの共振
Ver1.20へのアップデートで、スカルクセンサーがアメジストブロックと共振するようになりました。
スカルクセンサーの隣にアメジストブロックを設置することで、スカルクセンサーが振動を感知した時にアメジストブロックが共振します。
アメジストブロックの共振を別のスカルクセンサーが感知することで、遠くまで振動を伝えることができます。
この時伝わる振動は最初に発生させた振動と同じと認識されるので、最初のスカルクセンサーとレッドストーン回路が離れていても、狙った強度のレッドストーン信号を出力させることができます。
▼例:アイテムが落下した振動を共振させると、強さ2の信号を出力します。
水を入れて消音
スカルクセンサーが反応するときに発する独特な音は水を使うと消すことが可能です。
上の画像のようにスカルクセンサーを水に浸すだけで全く音を発しなくなります。
振動の感知は変わらずできるので、スカルクセンサーの独特な音を鳴らしたくないときには水を使ってみましょう。
スカルクセンサー式自動ドア
スカルクセンサーは振動を感知するだけでレッドストーン信号を出力できることを応用し、歩くだけで開く自動ドアを作ることができます。作り方の一例を紹介します。
- 敷き詰め用ブロック:適量
- レッドストーンダスト:30個
- レッドストーントーチ:2個
- 羊毛:24個
- スカルクセンサー:4個
- 水バケツ:4個
- 粘着ピストン:4個
- ドア用のブロック:4個
- 初めにドアの位置を決めます。
- 決めた位置から上下3マス、左右2マス、高さは下3マス掘ります。(見やすいようにブロックを置いています)
- 上下3マス開いている真ん中にスカルクセンサーを配置して回りを羊毛で囲います。(一番下は1マス開けておいてください)
- スカルクセンサーがある位置に横一直線にレッドストーンダストを配置します。
- 両方を縦にレッドストーンダストを配置して回路を繋げましょう。(入り口側のレッドストーンダストだけ横に伸ばしましょう。画像は片方間違えて伸ばしています)回路を繋げ終わったらレッドストーンダストがないところはブロックを敷き詰めます。
- ブロックを敷き詰め終わったら羊毛をさらに上に1ブロック分設置してスカルクセンサーの中に水を浸しましょう。
- 浸したらスカルクセンサーの上にブロックで蓋をします。これで振動を感知する部分は大体終わりです。残りは回路作成です。
- 横に持ってきた回路をブロックで1段上げてその上にレッドストーンダスト、次にもう一段ブロックで上げて上にレッドストーンダストを配置、さらに横方向に1つレッドストーンダストを伸ばしてその先にブロックを一つ設置してあげてください。同じものを反対側にも作りましょう。
- レッドストーントーチを配置してその先にブロックを1つ設置、配置したブロックの上にレッドストーンダストを配置します。
- レッドスートントーチの上にブロックを設置、すると先ほど置いたブロックのレッドストーンダストが赤く光って作動するのでそれを確認しましょう。
- 赤く光ったレッドストーンダストの横の延長線上にピストンを2つと扉にしたいブロックを2つ設置します。(見やすいように扉の位置をダイヤモンドブロックにして扉にしたいブロックを1つだけつけています)
- 次で回路は終わりです。ピストンの横にブロックを設置してその上にレッドストーンダストを配置して、トーチ側のレッドストーンダストと合流させます。(同じように反対側もしてください)
- あとはレッドストーンダストが見えないようにブロックを敷き詰めて壁や家の外観をつくれば自動ドアの完成です。
このようにスカルクセンサーを応用してみたらいろんなものが作れるので参考にしてみてください。
まとめ
以上がスカルクセンサーの紹介でした。
スカルクセンサーの特徴をまとめると以下の通りです。
- 振動に反応してレッドストーン信号を出力
- レッドストーンコンパレーターの有無で性質が変化
- 1.20で振動と出力する信号の対応が変更
- 1.20からアメジストブロックとの共振が追加
- スニークするとスカルクセンサーに感知されない
- 羊毛は振動を遮断する
- スカルクセンサーの独特な音は水に浸すと消える
スカルクセンサーならではの特徴を生かして、様々な装置に組み込んでみてください。
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