マインクラフト(Minecraft)の統合版Minecraftのバージョン1.14.0及びJava版Minecraftのバージョン1.15にて、中立MOB「ミツバチ」とその住処である「ミツバチの巣」が追加されました。本記事では、ミツバチや蜂の巣、ハチ関連のアイテムについて解説に加え、蜂の巣の探し方や、引っ越し方法についても紹介します。ミツバチが見つからない方や、養蜂場を作ってみたい方は、ぜひ参考にしてください。
目次
ミツバチの生態
ミツバチの主な特徴について紹介します。
ステータス
ミツバチ(ハチ、蜂)は、主に晴れた日中に活動します。「雨が降っている時・夜の時」は帰る蜂の巣がない場合を除き、外に出ず「蜂の巣」に篭ります。また「水」が苦手で雨や水に触れるとダメージを受けます。
Mob名 |
ミツバチ(統合版:ハチ) |
---|---|
プレイヤーへの行動 |
ピースフル:友好的 ノーマル〜ハード:中立的 |
体力 |
10 |
攻撃力 |
イージー:2 ノーマル:2(毒状態にする) ハード:3(毒状態にする) |
累計毒ダメージ |
ノーマル:7 ハード:14 |
毒状態持続時間 |
ノーマル:10秒間 ハード:18秒間 |
出現場所 |
平原、ヒマワリ平原、花の森、シラカバの森、シラカバの原生林、草地、サクラの林、マングローブの沼地 |
行動パターン
ミツバチは、主に晴れた日中に活動します。「花から花粉を採取する」「蜂の巣に帰る」の2パターンの行動を繰り返し、「花」と「蜂の巣」を往復しています。そのためミツバチを見かけた時には、そのミツバチの後を追うと蜂の巣にたどり着くことができます。
「雨が降っている時・夜の時」は帰る蜂の巣がない場合を除き、外に出ず「蜂の巣」に篭ります。また「水」が苦手で水に触れるとダメージを受けます(Java版のみ)。
特徴
ハチは花から花粉を採取すると、ハチの体に花粉が付着して見た目が変化します。特にわかりやすいのはお尻の部分で、白い斑点のようなものがつきます。
付着無し |
付着あり |
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花粉が付着したミツバチは花粉をこぼしながら移動し、作物の上を通過すると、こぼれ落ちた花粉が作物に授粉し成長速度を1回の授粉につき1段階早めます。
1度の花粉採取で、最大10回授粉させることができます。
スポーン場所
ミツバチは、必ず「ミツバチの巣」の傍にスポーンします。ミツバチの巣は、特定のバイオーム内に生成されたオーク、シラカバ、サクラ、マングローブの木にくっついて生成されます。
生成される木 |
生成されている様子 |
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オーク |
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シラカバ |
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サクラ |
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マングローブ |
ミツバチの巣が生成されるバイオーム一覧
以下の表は、ミツバチの巣が生成されるバイオームと、そのバイオーム内の木にミツバチの巣が生成される確率を示したものです。一部のバイオームでは、Java版と統合版での生成確率が異なります。
バイオーム |
巣の生成確率 |
バイオームの見た目 |
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平原 |
5% |
|
ヒマワリ平原 |
5% |
|
花の森 |
2% (統合版:3%) |
|
森林 |
0.2% (統合版:0.035%) |
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シラカバの森 |
0.2% (統合版:0.035%) |
|
シラカバの原生林 |
0.2% (統合版:0.035%) |
|
草地 |
100% |
|
サクラの林 |
5% |
|
マングローブの沼地 |
1% (統合版:4%) |
人為的にミツバチの巣を生成させる方法
ミツバチの巣は「花」と「苗木」を使って生成させることもできます。方法は1〜2ブロック以内に花を植えて、苗木(オーク、シラカバ、サクラ、マングローブ)を育てることです。木が育つ際に5%(マングローブのみJava版で1%、統合版で4%)の確率で「蜂の巣」が生成され、周囲にハチがスポーンします。
ミツバチが見つからない方は試してみてもよいですが、運が悪いと苗木を数十回育てても出ないことがあるので、根気がいる場合があります。
攻撃手段
ハチは中立MOBであるため、プレイヤーが下記のいずれかの行動をした場合、目を真っ赤にして怒り攻撃してきます。近くに仲間がいる場合は集団で攻撃してきます。
- ミツバチに直接攻撃する
- 蜂の巣を壊す
- ハチミツを採取する
- ハニカムを採取する
攻撃されたプレイヤーは一定時間毒状態になり、画面に毒状態を示すアイコンと緑色のモヤが出て一定時間継続ダメージを受け続けます。
▼毒状態のアイコン
また、プレイヤーを攻撃したハチは、怒り状態を解除して約1分後に死んでしまいます。「ハチに攻撃される=ハチが死ぬ」と考えていいでしょう。
繁殖方法
ハチは「花」が好物かつ餌になります。
▼増やし方
ハチに向かって右クリック(PS4/5:R2ボタン、Switch:ZRボタン)を押して花を与えると、ハートマークが出て繁殖モードになります。
繁殖モードのハチが2匹いると交配し、子供が生まれます。子供の成長速度は花を与えることで早めることができます。
ハチ関連のブロック・アイテム
ミツバチ関連のブロックとアイテムについて紹介していきます。
ミツバチの巣
ミツバチの巣は自然生成でのみ入手でき、ハチが最大で3匹まで入れます。普通に壊すと消えてしまうため、「シルクタッチ」のエンチャントがついた道具で回収しましょう。
また、ミツバチの巣を壊すと周囲のミツバチが攻撃してきます。最も安全な壊し方は、全てのハチが巣の中にいる状態でシルクタッチで回収することです。
養蜂箱
養蜂箱(蜂の巣箱)にはミツバチが最大3匹まで入れます。ミツバチの巣と機能は一緒です。
養蜂箱はシルクタッチがなくても回収できますが、シルクタッチなしで回収すると中にいるハチは飛び出し、攻撃してきます。養蜂箱を他の場所に引っ越しする場合は、ミツバチが中に入った養蜂箱をシルクタッチで回収する必要があります。
▼養蜂箱の作り方
作業台で木材6個、「ハニカム」3個でクラフトできます。
ハチミツ入りの瓶
ハチミツ入りの瓶(ハニーボトル)は、ハチミツの垂れたミツバチの巣または養蜂箱に対してガラス瓶を使用することで入手できます。
そのまま採取するとハチに攻撃されてしまうので蜂の巣の真下に「焚き火」を置くと安全に採取できます。
ハチミツ入りの瓶の主な用途
- 食料
ハチミツ入りの瓶は飲むと満腹ゲージを6回復させます。(肉マーク3個分) - 毒の治療
毒状態の時に飲むと毒を治療することができます。 - 「ハチミツブロック」のクラフト
- 「砂糖」への変換
作業台でハチミツ入りの瓶1本を砂糖3つに変換できます。
▼ハチミツ入りの瓶から砂糖を作るレシピ
ハチミツブロック
ハチミツブロック(ハチのブロック)は、ハニーボトル4本でクラフトできるブロックです。
ハチミツブロックの上を通過すると移動速度・ジャンプ力が低下します。落下途中でハチミツブロックに触れた場合、落下速度が低下します。
スライムブロックと同様に、ハチミツブロックの上に落ちた際に落下ダメージを軽減してくれたり、ピストンで押すと隣接するブロックごと移動させたりすることができます。
▼ハチミツブロックの作り方
ハニーボトル4本でハチミツブロックをクラフトできます。
ハニカム
「ハサミ」を持ち、ハチミツの垂れた蜂の巣または蜂の巣箱に向かって右クリック(PS4/5:R2ボタン、Switch:ZRボタン)を押すと、「ハニカム」というアイテムを入手できます。
ハニカムを採取する際はハニーボトルを採取する時と同じく蜂の巣の真下に「焚き火」を置くとハチを怒らせることなく安全に採取できます。
ハニカムの使い道
- 銅関連ブロックの錆止め
ハニカムを持ち、銅関連ブロックに向かって使用するか、作業台でクラフトすることで銅関連ブロックの錆止めができます。
▼作業台で錆止めをする際のレシピ
- ろうそく、養蜂箱のクラフト
「ろうそく」「養蜂箱」のクラフトにハニカムが使われます。
ろうそくは蜘蛛の糸1本とハニカム1個でクラフトできます。
ハニカムブロック
ハニカム4個でクラフトできる装飾ブロックです。建築で使ってみるといいかもしれません。
▼ハニカムブロックのレシピ
ミツバチがいない場合
ミツバチの巣を見つけたとしても、蜂がいないことがあります。蜂がいない理由と対処方法を紹介します。
巣の中に入っている
ミツバチが1匹もいない場合は、夜間か、悪天候で巣に籠っている可能性があります。マイクラのミツバチは夜間や雨の時に巣から出てきません。巣の中にミツバチがいるときは、巣からハチの羽音が聞こえてきます。
巣の中に籠ったミツバチは、夜が明けたり、天候が良くなることで再び巣から出てきます。ミツバチを持ち帰りたい場合は、出てくるのを待たずにシルクタッチで回収してしまっても問題ありません。
遠くの花へ向かっている
ミツバチは、遠くまで花を探しに行っていたり、蜜を採取しに行っていたりする場合があります。
周囲を探索し、離れた場所の花にミツバチがいないか確認しましょう。花を探しに行ったミツバチは、しばらくすると巣に戻ってきます。
巣箱を移動させた
ミツバチの巣を移動させた後にミツバチが見当たらない場合、ミツバチが巣の中にいない時に巣を移動させてしまった可能性があります。
ミツバチが入っていない状態の巣だけを移動させても、ミツバチは着いてきません。
もともと巣があった場所に探しに戻るか、新たなミツバチを探しましょう。
死んでしまっている
ミツバチの巣の近くで既にしばらく過ごしていた場合、ミツバチが死んでしまっている可能性があります。
ミツバチは、水に触れたり、作物のスイートベリーにぶつかってしまうなど、ふとしたダメージの蓄積で死んでしまいます。知らないうちにミツバチを怒らせてしまい、刺したミツバチが死んでしまうこともあります。
ミツバチが全滅してしまった場合は、新しいミツバチを連れてくるしかありません。2匹以上生存している場合は、花を与えて繁殖させることで増やすことができます。
ミツバチの巣・養蜂箱の使い方
ハチの巣箱の使い方や、細かい仕様を紹介します。
ハニカムやハチミツの採取
蜜が満タンまで溜まったミツバチの巣や養蜂箱からは、ハサミを使うことでハニカム、ガラス瓶を使うことでハチミツ入りの瓶を採取することができます。
ハニカムやハチミツを採取するとミツバチが怒って攻撃をしてきますが、巣の真下に焚き火を設置することで、巣の中にいるミツバチが攻撃を仕掛けてこなくなります。
焚き火に対してスコップを使用することで、一時的に消火することができます。
焚き火を置きっぱなしにしていても、消火している間は焚き火の効果がなくなります。再度火をつけたい場合は、火打石で着火しましょう。
巣の引っ越し方法
蜂の巣の移動や引っ越しをさせるには、ミツバチが巣の中に入った状態でシルクタッチを用いて破壊し、中のミツバチごとアイテム化する必要があります。ミツバチは夜間や雨が降っている時は巣に戻るため、夜間や雨の時に回収するとより安全です。
シルクタッチがない状態で巣箱を壊した場合や、ミツバチが外に出ている状態で巣箱を破壊した場合は、ミツバチが攻撃を仕掛けてきます。
ミツバチはプレイヤーを攻撃した後に死んでしまうため、必ずシルクタッチを使用し、全てのミツバチが巣箱の中にいることを確認してから回収しましょう。
アイテム化した蜂の巣を、引っ越したい場所に設置し直すことで、移動した場所でハチが活動するようになります。
ミツバチが増えた場合の引っ越し
1つの巣には、ミツバチが3匹までしか住むことができません。ミツバチを繁殖させることで3匹を超えてしまうと、一部のミツバチは巣に入ることができなくなります。
ミツバチが4匹以上になった場合は、付近に新たな巣を設置することで、元の巣から溢れてしまったミツバチが自動的に移住してくれます。
蜜レベル
蜂の巣または蜂の巣箱には「蜜レベル」という蜂の巣の成長段階を示す仕様が存在します。蜜レベルは0〜5まであり、蜜が溜まっていくとレベルが上がっていきます。蜜レベル0〜4の時は特に見た目に変化はありませんが、最大レベル5の時に蜂の巣または蜂の巣箱の隙間から蜜が溢れます。
蜂の巣/蜂の巣箱の状態 |
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蜜レベル0〜4 |
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蜜レベル5 |
蜜レベルはミツバチの巣や養蜂箱の後ろにレッドストーンコンパレーターとレッドストーンダストを設置することで調べることが可能です。これは蜜レベル1につきレッドストーンダストが1つ反応するという蜜レベルがレッドストーン信号の強度に直接反映される仕組みを利用しています。
▼蜜レベルの例
上の画像を例にすると、左のミツバチの巣はレッドストーンダストが2つ反応しているため、蜜レベルが2ということになります。
一方、右の養蜂箱はレッドストーンダストが1つ反応しているため、蜜レベルが1ということになります。
Java版のマインクラフトでは、F3キーを押すことでデバッグ画面を開くことができます。
ミツバチの巣や養蜂箱にカーソルを合わせた状態でデバッグ画面を見ると、右側に「honey_level」の項目が出現し、この数値が蜜レベルを示しています。
蜜レベルによってレッドストーン信号の強度が変わることを利用して「ハチミツ自動回収機」を作ることができます。
ハチミツ自動回収機を以下の記事で解説しているので是非参考にしてみてください。
まとめ
今回はハチの生態や特徴、スポーン場所、得られるブロックやアイテム、蜂の巣の仕様などについて解説していきました。ハチ関連は実装されてからアップデートを重ねて細かい部分が変わっているので、また変更点や新しい仕様があれば随時お知らせしていきたいと思います。
蜂って桜の葉っぱでも受粉するんですか?
シラカバスイッチでもありました