Steam版の「パルワールド」を遊ぶために必要なPCスペック(メモリやグラフィックボード、CPUなど)やおすすめのゲーミングPCについて、筆者が実際に200時間以上プレイした体験を元に解説しています。
目次
推奨スペックについて
最低 |
推奨 |
|
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OS |
Windows10 or later (64-Bit) |
Windows10 or later (64-Bit) |
CPU |
i5-3570K 3.4GHz 4Core |
i9-9900K 3.6GHz 8Core |
メモリ |
16GB RAM |
32GB RAM |
GPU |
GeForce GTX 1050 (2GB) |
GeForce RTX 2070 |
DirectX |
Version 11 |
Version 11 |
ストレージ |
40GB以上の空き容量 |
40GB以上の空き容量 |
推奨スペックはどのくらい?
2024年現在、CPUの「i9-9900K」とGPUの「GeForce RTX 2070」を求められているということは、ミドルクラス以上のゲーミングPCのスペックを求められています。
実際にプレイしてみるとさらにスペックは要求されることが一般的なので、現行機のハイエンドクラスの少し手前のスペックが求められているといっても過言ではありません。
最低スペックはどのくらい?
2024年現在、CPUの「i5-3570K」とGPUの「GeForce RTX 1050」を求められているということは、エントリーモデルのPCでも動かせるには動かせるスペックとなっています。
しかし、予想以上にスペックが必要なゲームとなっており、フレームレートを30にしたり、フルHDでは動かなかったりと…プレイすることもやっとということは起こり得えます。
実際にプレイしてみた
テスト環境について
パーツ |
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OS |
Windows10 pro (64-Bit) |
CPU |
Ryzen 7 5700X |
メモリ |
CORSAIR DDR4-3200MHz 32GB |
GPU |
GeForce RTX 3070Ti |
マザーボード |
ASRock X570 Steel Legend |
ストレージ |
Samsung SSD 980 1TB (M.2 NVMe) |
筆者がメインで使用しているPCです。
大まかなスペックですが、要求されている上記のようなハイエンドクラスの少し手前からハイエンドクラスの下程度のスペックとなっています。
DLSSについて
パルワールドは「NVIDIA DLSS 2x」に対応しています。
「NVIDIA DLSS」とは、低解像度の画像をAIの力によって高解像度にアップスケールさせて画面に表示させるシステムのことです。
要するに、AIのおかげで低負荷でも高解像度の状態でゲームをプレイできるということですが、「NVIDIA」のグラフィックボードでないとこの機能は使えないことに注意しましょう。
テスト環境では、このDLSSを「バランス」設定で使用しているため紹介させていただきました。
快適に動作するスペックの詳細
実際にプレイしてみて、フルHDで60fpsが問題なく動作していれば、十分推奨スペックを満たしているといえます。
「VALORANT」や「Apex Legends」のような競技性のあるゲームでもなく、マルチプレイだったとしてもみんなと協力していくゲームなので、平均60fpsが出ていれば問題ありません。
プレイしてみた結果
上記のテスト環境で、実際にパルワールドのグラフィック設定を最高で200時間以上プレイしてみました。
60fps、FHDでも快適に動作する
フレームレートが60、フルHDで動作が不安定になったタイミングは200時間以上プレイしても一度もありませんでした。さらに、WQHDでも動作が不安定になった場面は一度もありませんし、90fpsに上げても問題なく動作していました。
ちなみに、マルチプレイ中ならサーバーの状況によってフレームレートが下がってしまうことはあるため、一概に自身のPCだけが問題というわけではありません。
こんな状況でも快適!
拠点にNPCやパルが襲撃に来た場合、画面内に大量のキャラとエフェクトが表示されることになります。
この場合でも少しフレームレートが下がった程度なので、それが気になる方なら厳しいかもしれませんが、個人的には快適に動作していました。
要するに、上記のテスト環境なら最高設定のグラフィックでも何の不便もなく、快適にプレイできるということです。
ゲーム側の設定を変更すれば低スペックでも大丈夫
ゲーム側の設定を下げていけば低スペックのPCでも動作するようになります。
PCへの負荷が大きくなる要因として特に、
- 「高解像度」
- 「フレームレートが高い」
- 「描画距離が高い」
- 「テクスチャの品質が良い」
が挙げられます。
これらをすべて設定で下げたり低くすれば、グラフィックが落ちたり、没入感のようなものはなくなる代わりに、快適に動作するようになります。
以下の記事に詳細にゲーム側の設定を載せているので、ぜひご覧ください。
おすすめのゲーミングPC
ここからは推奨スペックを元に、おすすめのゲーミングPCをいくつか紹介します。
安定の高スペックPC:PvPが実装されても安心
出典: twitter.com
「パルワールド」は今後のロードマップにおいて、プレイヤー同士で戦うことができる「PvP(Player vs Player)」を実装することを発表しています。
PvPはマルチプレイが快適にプレイできる前提で、さらにフレームレートを上げていくことが求められます。
おしゃれなハイエンドPC
パーツ |
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OS |
Windows 11 Home 64bit |
CPU |
Core i7-14700F |
メモリ |
32GB (16GB x2) DDR4-3200MHz |
GPU |
NVIDIA GeForce RTX 4070 Ti SUPER |
ストレージ |
1TB M.2 NVMe SSD |
電源ユニット |
1000W ATX電源 80PLUS GOLD |
価格 |
319,800円(税込) |
PvPが配信されても問題ないスペックな上、このスペックならパルワールドどころか他の高負荷のゲームも余裕をもってプレイできるようなハイエンドPCです。
さらにデザインもかっこよく、メモリやストレージの増設も簡単にできるため、利便性もあります。WQHDや4K、90fps以上でも問題なく動作するので、パルワールドを最高のグラフィック設定で遊びたい方はぜひ。
高コスパスペック:マルチプレイでも快適
コスパの良いハイエンドクラスの少し手前並のPC
パーツ |
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---|---|
OS |
Windows 11 Home 64bit |
CPU |
Core i5-13500 |
メモリ |
crucial 16GB(8GBx2) DDR4-3200 |
GPU |
NVIDIA GeForce RTX 4070 12GB |
ストレージ |
1TB M.2 NVMe Gen4 SSD |
電源ユニット |
750W 80PLUS GOLD認証 |
価格 |
199,980円(税込) |
ハイエンドクラス並のスペックなのに価格が抑えめなので、非常にコスパの良いPCとなっています。
ミニタワーケースなため拡張性は少しありませんが、メモリやストレージの増設などは問題なくできるので、ゲーミングPCとして十二分の性能です。
さらに安価なハイエンドクラスの少し手前並のPC
パーツ |
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---|---|
OS |
Windows 11 Home 64bit |
CPU |
Ryzen 5 7500F |
メモリ |
16GB(8GBx2) DDR5-4800 |
GPU |
NVIDIA GeForce RTX 4060 8GB |
ストレージ |
1TB M.2 NVMe Gen4 SSD |
電源ユニット |
750W 80PLUS BRONZE認証 |
価格 |
169,800円(税込) |
上記のPCと同クラスのスペックで、さらに安価なPCが欲しいならこのPCがおすすめです。
安易にどちらが優れているのかを決めるのは難しく、違いを挙げるならこちらのPCのほうがメモリは良い性能ですが、グラフィックボードはワンランク下のグラフィックボード、CPUがAMD製となっています。
低価格スペック:プレイできる必要最低限のスペック
出典: www.ark-pc.co.jp
出典: www.ark-pc.co.jp
パーツ |
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OS |
Windows 10 Home 64bit |
CPU |
Ryzen5 5600 3.6GHz 6Core |
メモリ |
crucial 16GB(8GBx2) DDR4-3200 |
GPU |
Radeon RX 6600 8GB GDDR6 |
ストレージ |
1TB M.2 NVMe Gen4 SSD |
電源ユニット |
650W 80PLUS BRONZE認証 |
価格 |
108,000円(税込) |
パルワールドをプレイできる最低スペックを少し上回るスペックで、デザイン性などを削ることによって価格を抑え、コスパを重視したPCとなっています。
しかし、グラフィックボードがAMD製なので、「DLSS」が使用できないことは注意しましょう。
設定次第で十分プレイは可能で、10万程度で購入できる価格が大きな魅力です。
ノートパソコンでもプレイしたいなら
2024年3月現在、在庫切れとなっているので、ノートパソコンが欲しい方は2台目のノートパソコンをオススメします。
パーツ |
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OS |
Windows 11 Home 64bit |
CPU |
Core i7 11800H(2.3GHz) |
メモリ |
16GB DDR4-3200 |
GPU |
NVIDIA GeForce RTX 3050 4GB |
ストレージ |
512GB M.2 NVMe SSD |
バッテリー駆動時間 |
約7時間 |
価格 |
116,800円(税込) |
ノートパソコンでパルワールドをプレイしたいなら、このノートパソコンがおすすめです。スペックは上記の必要最低限のPCより高く、パルワールドは問題なく動作するスペックとなっています。
ノートパソコンなので、持ち運びがしやすく出先でもゲームをプレイできたりしますが、拡張性がほぼないことには注意しましょう。
パーツ |
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OS |
Windows 11 Home |
CPU |
AMD Ryzen7 7735HS |
メモリ |
16GB DDR5-4800 (増設不可) |
GPU |
NVIDIA GeForce RTX 4050 Laptop 6GB |
ディスプレイ |
15.6型ワイドTFTカラー液晶 |
解像度 |
1,920×1,080 |
ストレージ |
SSD 512GB PCI Express 4.0 |
電源 |
Φ6.0/240W ACアダプター (20V/12A) または、 リチウムポリマーバッテリー (4セル/90Wh) |
バッテリー駆動時間 |
約11.3時間 |
価格 |
166,980円(税込) |
こちらのノートパソコンが非常にスペックが高水準でまとまっていながらも、比較的安価で購入できるノートパソコンとなっています。
上記のノートパソコンと比較すると価格は高いですが、パルワールド以外のゲームもしてみたいならこちらを選んでみても良いでしょう。
このゲームの特徴として全画面化やウインドウモードで最大化を行うとその画面解像度に変更されてしまう点が割と気が付かない人居そうだなと。4k・2kモニターで重いなと思った方はMagpieや蜃気楼などウインドウ拡大アプリを使用してみると一気に改善する可能性ありますよ