『ポケットモンスタースカーレット・バイオレット(ポケモンSV)』の基本となる戦闘システムのひとつ、タイプ相性の詳細や一覧を掲載しています。
目次
タイプ相性とは
ポケモン毎に設定されている『タイプ』の有利や不利を表したものです。
攻撃する際に技タイプが相手に対して有利であれば2倍の威力、不利であれば1/2の威力となってしまい、多少のレベル差やステータス差はひっくり返してしまう程の補正力を持っています。
今作ではテラスタルというタイプを変更出来る新要素があるため、タイプ毎の有利不利をしっかり確認して活用する事で冒険や対戦を有利に進められます。
タイプ相性早見表・相性一覧
攻撃側→攻撃するわざのタイプ
防御側→攻撃を受けるポケモンのタイプ
タイプ相性によるダメージ倍率
記号 |
倍率 |
表示 |
---|---|---|
〇 |
x2 |
効果はばつぐんだ! |
– |
x1 |
コメントなし |
▲ |
x0.5 |
効果はいまひとつのようだ |
× |
x0 |
効果がないようだ |
複合タイプの場合はそれぞれのダメージ倍率が全て乗算されます。
ダメージ倍率が4倍になる例
ひこう・ドラゴンタイプのポケモンにこおりタイプの技を使用すると
ひこうタイプに2倍、ドラゴンタイプに2倍で4倍の倍率となります。
ダメージ倍率が0倍になる場合
みず・じめんタイプのポケモンにでんきタイプの技を使用すると
みずタイプに2倍、じめんタイプに0倍で0倍となり、ダメージを一切与えられません。
相性補完とは
相性補完とは主にあるポケモンが苦手なタイプを別のポケモンのタイプで対策することを指します。
例としてサザンドラとサーフゴーはよく相性補完のいいポケモン同士として挙げられます。以下の表を見ると、お互いにお互いの弱点のタイプ全てに耐性を持っていることが分かります。このようにタイプ相性を克服するためにポケモンとポケモンを組み合わせることが相性補完です。
サザンドラとサーフゴーの相性補完の例
※太字はもう一方のポケモンの弱点タイプです。
ポケモン |
弱点 |
耐性 |
---|---|---|
サザンドラ |
フェアリー こおり ドラゴン かくとう むし |
ほのお くさ あく でんき みず ゴースト エスパー じめん(ふゆうで無効) |
サーフゴー |
ほのお ゴースト あく じめん |
フェアリー こおり ドラゴン ひこう はがね いわ むし ノーマル かくとう どく |
タイプ相性の覚え方
タイプ相性を覚えるにはいくつかのコツがあります。
基になったタイプの自然現象や伝承と関連付ける
ポケモンのタイプは自然の世界の現象や伝承・イメージと関連付けて覚えやすいものが基本的に多いです。
ひこうタイプがじめんの影響を受けなかったり、くさタイプがほのおで燃やされてしまったりなど様々です。
これらのパターンに該当するものはイメージを関連付けて覚えやすいので一度覚えれば忘れにくいでしょう。
実際のタイプごとのタイプ相性の覚え方
ここで紹介しているタイプ相性の覚え方については実際のタイプ相性の由来と予想されるもの以外にもインターネット上などでこう覚えると覚えやすいとされている物や攻略大百科でイメージしたものを含みます。また、あくまでイメージでもあり、「本来は純粋は電気を通さない」など現実での実際の反応とは違う部分も多くあります。
ノーマルタイプ
ノーマルタイプは得意がなく、その分あまり不得意も広くありませんが、他のものより硬いものとゴーストにだけは有効ではないと覚えると楽でしょう。
ノーマルを無効化するタイプ |
覚え方 |
---|---|
ゴースト |
普通は幽霊に触れない |
ノーマルを半減するタイプ |
覚え方 |
---|---|
はがね |
普通の人では鋼に傷はつけられない |
いわ |
普通の人では岩を砕けない |
くさタイプ
くさタイプは植物の成長に必要なものに強く、植物を食べるものや植物を除去してしまうものにはあまり有効ではないイメージです。
くさが弱点のタイプ |
覚え方 |
---|---|
みず |
草は水で成長する |
いわ |
草の根は岩をも穿つ |
じめん |
草の根は地下に伸びる |
くさを半減するタイプ |
覚え方 |
---|---|
ほのお |
炎に草が触れると燃えてしまう |
くさ |
草同士をぶつけても意味はない |
ひこう |
飛んでいる鳥には届きにくい |
むし |
植物を食べる虫が多い |
どく |
植物は毒によって除去されやすい |
はがね |
植物で鋼に傷をつけるのは難しい |
ドラゴン |
植物では竜に傷をつけるのは難しい |
みずタイプ
みずタイプは水で押し流せるもの・消せるものに有利です。逆に水で成長する草、水そのものを操る竜には不利となります。
みずが弱点のタイプ |
覚え方 |
---|---|
ほのお |
水で消火できる |
いわ |
水で岩を流したり削ったりできる |
じめん |
水で土砂を押し流す |
みずを半減するタイプ |
覚え方 |
---|---|
みず |
水同士はぶつけても混ざるだけ |
くさ |
草は水で成長する |
ドラゴン |
竜は水を操るものが多い |
ほのおタイプ
ほのおタイプは有利が覚えやすく、燃やせるものと溶かせるものに有利です。代わりに炎で直接燃やせないものは苦手です。
ほのおが弱点のタイプ |
覚え方 |
---|---|
くさ |
草を燃やせる |
むし |
虫を燃やせる |
こおり |
氷を溶かせる |
はがね |
鋼を溶かせる |
ほのおを半減するタイプ |
覚え方 |
---|---|
みず |
水が炎を消してしまう |
ほのお |
炎同士は影響しあわない |
いわ |
岩を燃やすことはできない |
ドラゴン |
火を吹く竜には効きにくい |
でんきタイプ
でんきタイプは現実と少し異なる部分もありますが、アースで地面に電気を逃がすイメージや、水の中の不純物を電気が通り抜けていくイメージなどで相性を覚えましょう。
でんきが弱点のタイプ |
覚え方 |
---|---|
みず |
水は電気をよく通す |
ひこう |
高く飛ぶ鳥には雷が落ちやすい |
でんきを無効化するタイプ |
覚え方 |
---|---|
じめん |
地面は電気を通さない |
でんきを半減するタイプ |
覚え方 |
---|---|
くさ |
植物は地面へと電気を逃がしてしまう |
でんき |
電気同士は何も起こらない |
ドラゴン |
鱗で電気を防いでしまうイメージ |
こおりタイプ
氷は他の堅さのあるタイプに比べてしまうと柔らかいため、他の堅いタイプや自分が溶かされてしまうタイプなどには不利なタイプです。反対に、気温の低下が苦手なタイプに対しては強いです。
こおりが弱点のタイプ |
覚え方 |
---|---|
くさ |
植物には適温が必要 |
じめん |
地面を凍結させて安定しなくする |
ひこう |
羽が凍ると飛べない |
ドラゴン |
竜は寒さが苦手 恐竜は寒波で滅んだ説がある |
こおりを半減するタイプ |
覚え方 |
---|---|
みず |
氷が水に触れると溶けてしまう |
ほのお |
氷が炎に触れると溶けてしまう |
こおり |
氷同士を触れさせても何も起こらない |
はがね |
氷で鋼に傷はつけられない |
かくとうタイプ
かくとうタイプは鍛えた力が有効なタイプに強く、そうでないタイプには有効でない比較的イメージでタイプ相性を覚えやすいタイプです。ひこうやむしなどには、人を相手にすることを考えて作られた格闘術が有効でないという覚え方もあります。
かくとうが弱点のタイプ |
覚え方 |
---|---|
ノーマル |
普通の人に比べて鍛えているので有利 |
こおり |
力で氷を砕く |
いわ |
力で岩を砕く |
はがね |
鍛えた力で鋼も砕く |
あく |
鍛えた力で悪を成敗する |
かくとうを無効化するタイプ |
覚え方 |
---|---|
ゴースト |
鍛えても霊には触れられない |
かくとうを半減するタイプ |
覚え方 |
---|---|
どく |
毒に直接触れるのは危険 |
ひこう |
飛ぶ相手に拳は届かない |
エスパー |
超能力には鍛えた力も通用しにくい |
むし |
格闘術は対虫を想定してない |
フェアリー |
非科学的な存在のため苦手 |
どくタイプ
どくタイプはその名の通り毒なので、無機物や幽霊にはあまり効きません。逆にケミカルなものが苦手な傾向にある草と妖精には有効です。
どくが弱点のタイプ |
覚え方 |
---|---|
くさ |
除草剤で草を除去できる |
フェアリー |
妖精は環境の悪いところには住めない |
どくを無効化するタイプ |
覚え方 |
---|---|
はがね |
鋼は毒で溶かせない |
どくを半減するタイプ |
覚え方 |
---|---|
いわ |
岩など無機物には効きにくい |
じめん |
土など無機物には効きにくい |
どく |
同じ毒同士は効果が薄い |
ゴースト |
幽霊は毒では倒せない |
じめんタイプ
じめんタイプは地震のイメージが強いです。地面の揺れで破壊できるものに強く揺れの影響を受けにくい物にはあまり有効ではありません。
じめんが弱点のタイプ |
覚え方 |
---|---|
でんき |
電気を吸い取って無効化 |
ほのお |
土をかけて消化できる |
いわ |
地震は地盤のような固く強い岩も砕く |
どく |
土で無毒化できる毒がある |
はがね |
鉄骨の家も地震で壊れてしまうことがある |
じめんを無効化するタイプ |
覚え方 |
---|---|
ひこう |
飛んでいるものに地面の揺れは影響なし |
じめんを半減するタイプ |
覚え方 |
---|---|
くさ |
地面に根を張るので揺れても関係なし |
むし |
虫は埋まっても平気なものが多い |
ひこうタイプ
ひこうは自分から一方的に攻撃可能なタイプに強く、自分の得意な空中戦が通用しないタイプには効きにくいタイプです。
ひこうが弱点のタイプ |
覚え方 |
---|---|
くさ |
空から一方的に攻撃でき、食べる鳥も多い |
むし |
多くの鳥にとって虫は餌 |
かくとう |
空から一方的に攻撃できる |
ひこうを半減するタイプ |
覚え方 |
---|---|
でんき |
高い位置に雷が落ちやすく相性が悪い |
いわ |
嘴程度では岩を削れない |
はがね |
嘴程度では鋼を削れない |
エスパータイプ
エスパーは超能力で戦うタイプです。想像しにくいタイプですが、超常的な力で一方的に攻撃できる格闘・そして医療の発達していなかった頃に毒の治療に使われていた祈りの力なども含めて考えて毒にも有利といったイメージです。
逆にこれらの超常的な力を無視する・信じないタイプは苦手というイメージで覚えましょう。
エスパーが弱点のタイプ |
覚え方 |
---|---|
かくとう |
離れた位置から念力で攻撃可能 |
どく |
超能力で毒を治してしまう |
エスパーを無効化するタイプ |
覚え方 |
---|---|
あく |
悪人は超能力で感動しない |
エスパーを半減するタイプ |
覚え方 |
---|---|
エスパー |
超能力がある者同士のため 互いに超能力の影響が少ない |
はがね |
超能力といえど鋼鉄までは破壊できない (エスパー対策として追加されたタイプのため半減) |
むしタイプ
むしタイプは自分が食べる草と、虫が理解しないものに強いです。逆に虫が戦っても勝てなさそうなものには基本ダメージが通りにくいのでイメージしやすいタイプと言えるでしょう。
むしが弱点のタイプ |
覚え方 |
---|---|
くさ |
虫は草を食べるものが多い |
エスパー |
虫に超能力のすごさは関係ない エスパーは繊細な能力なので近くで虫に飛ばれると発揮できない |
あく |
人の「悪さ」なんて虫には関係ない 虫の人造人間が悪を成敗する |
むしを半減するタイプ |
覚え方 |
---|---|
ほのお |
虫は炎には触れない |
かくとう |
虫の力は鍛えた肉体には通じない |
どく |
虫も毒には触れにくい |
ひこう |
鳥に食べられてしまうので不利 |
ゴースト |
虫も幽霊には触れない |
はがね |
虫の力では鋼を傷つけられない |
フェアリー |
妖精は虫より優れた知性を持っている |
いわタイプ
いわタイプは岩をぶつけて潰せる・落とせる・消せるものに有利です。逆に岩より堅いものと岩をぶつけてもダメージが通らないものは苦手です。
いわが弱点のタイプ |
覚え方 |
---|---|
ひこう |
岩をぶつけられては飛べない |
ほのお |
炎より大きな岩を乗せれば消火できる 岩は無機物なので燃えない |
むし |
岩で簡単に押しつぶせる |
こおり |
岩で簡単に砕ける |
いわを半減するタイプ |
覚え方 |
---|---|
じめん |
地面に岩をぶつけてもへこむ程度でダメージ自体は低い |
かくとう |
鍛えた拳に砕かれてしまう |
はがね |
鋼の方が固い |
ゴーストタイプ
ゴーストはあまり現世の影響を受けませんが、精神体で繊細な存在なためで同じ幽霊同士は影響を及ぼしやすかったり、自分を恐れないものには弱いです。
ゴーストが弱点のタイプ |
覚え方 |
---|---|
ゴースト |
お互い幽霊同士だと干渉しやすい |
エスパー |
超能力は繊細な力なので幽霊などに乱されやすい |
ゴーストを無効化するタイプ |
覚え方 |
---|---|
ノーマル |
お互いに干渉できない |
ゴーストを半減するタイプ |
覚え方 |
---|---|
あ
|
幽霊にビビらない |
ドラゴンタイプ
ドラゴンは非常に強力な種族のため、かなり多くの攻撃に耐性を持ちます。しかし、有効な攻撃方法を持つわけでもないため、弱点を突けるタイプは少ないです。
妖精に鎮められてしまうので妖精に対して相性が悪く、非常に堅い鋼も苦手としています。
ドラゴンが弱点のタイプ |
覚え方 |
---|---|
ドラゴン |
竜同士の攻撃は他の種族の攻撃よりも有効 |
ドラゴンを無効化するタイプ |
覚え方 |
---|---|
フェアリー |
妖精は竜を鎮める |
ドラゴンを半減するタイプ |
覚え方 |
---|---|
はがね |
竜の攻撃も鋼には傷がつかない |
あくタイプ
あくタイプは分かりやすく悪なので、普通の人が苦手とするようなものや感銘を受けそうなものに対してそれを無視してダメージを与えられるイメージが近いといえるでしょう。逆に悪の美学や恐ろしさを理解しないものや正義の力に弱いです。
あくが弱点のタイプ |
覚え方 |
---|---|
エスパー |
悪には超能力は関係ない |
ゴースト |
悪は幽霊を恐れない |
あくを半減するタイプ |
覚え方 |
---|---|
かくとう |
悪には超能力は関係ない |
あく |
悪同士は特徴の影響がない |
フェアリー |
人の悪さは妖精には関係がない |
はがねタイプ
鋼はゲーム内で最も物理的に堅いタイプと考えていいでしょう。
堅さだけでダメージをより与えられるタイプと人工物に苦手な妖精に強く、自分を溶かしてしまったり砕いてしまったりなど、堅さを活かせないタイプを苦手としています。
はがねが弱点のタイプ |
覚え方 |
---|---|
こおり |
氷を砕くことができる |
いわ |
岩を砕くことができる |
フェアリー |
妖精は科学の進歩の対極に存在していて 鋼はその進歩の一例なため |
はがねを半減するタイプ |
覚え方 |
---|---|
はがね |
鋼同士は同じ堅さのため影響を与えにくい |
みず |
水を鋼でたたいても意味はなく 水の性質によってはさびてしまう |
ほのお |
炎に鋼で攻撃はできず、逆に溶けてしまう |
でんき |
電気は鋼を通り抜けてしまう |
フェアリータイプ
妖精は竜を鎮める存在として語られていたり、それ以外にも妖精という神秘的な存在が得意とする対象に有利です。逆に文明や化学を象徴するタイプを苦手としています。
フェアリーが弱点のタイプ |
覚え方 |
---|---|
ドラゴン |
フェアリーは竜を鎮める |
かくとう |
鍛えた力にも妖精の力は有効 |
あく |
人の悪さは妖精には通用しない |
フェアリーを半減するタイプ |
覚え方 |
---|---|
はがね |
妖精は科学の進歩の対極に存在していて 鋼はその進歩の一例なため |
ほのお |
炎は文明(≒科学)を象徴するもののひとつ |
どく |
妖精は科学の進歩の対極に存在していて 毒はその進歩の一例なため |
一部のポケモンだけ個別に記憶しておく(対人戦向け)
対戦でよく使用されるポケモンで複合タイプを持つポケモンは弱点を個別で覚えておくのもいいでしょう。
例として対戦でよく使用されるカイリューはドラゴン・ひこうの複合タイプのため弱点はこおり・フェアリー・ドラゴン・いわの4タイプとなります。こおりは特に4倍弱点で有効のため対策として採用するのであればカイリューに撃つわざとして記憶しておくといいでしょう。
実際の対戦の技選択の際にはタイプ相性が表示されるので選出画面などで迷いたくない人向けです。
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