『ポケットモンスタースカーレット/バイオレット(ポケモンSV)』のDLC後編『藍の円盤』で追加された「ドーブル」の捕獲要員としての育成方法や、専用技「スケッチ」の使い方を紹介する記事です。
捕獲用ドーブルの育成方法
努力値振り・実数値など
特性 |
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---|---|
性格 |
いじっぱり(こうげき↑とくこう↓) |
努力値 |
HP252 こうげき252 ぼうぎょ4 |
実数値 |
314-152-107-x-126-186 |
持ち物 |
など |
テラスタイプ |
ゴースト → すてみタックル などを無効にできる! |
技構成 |
・ みねうち ・ キノコのほうし ・ みずびたし ・ いえき |
※あくまで一例です。非常にカスタマイズ性が高いポケモンなので、捕獲対象のポケモンによって努力値振りや性格、技構成を変更してください。素早さを伸ばすのもオススメです。
耐久指数を最大にする努力値振り
たべのこし の回復量が減るというデメリットもありますが、下記の努力値振りにすることで耐久指数を最大化することができます。
努力値 |
HP88 こうげき252 ぼうぎょ124 とくぼう44 |
---|---|
実数値 |
273–152–137–x–137-186 |
捕獲用におすすめの技
主にこれらの技を使用することになります。
技スペースが5個になっていますが、 カタストロフィ は候補として加えています。
技名/タイプ |
威力/命中 |
効果 |
習得元(一部) |
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ノーマル |
威力:40 命中:100 |
通常攻撃 相手の残りHPが1残る |
など |
くさ |
威力:- 命中:100 |
相手をねむり状態にする |
など |
みず |
威力:- 命中:100 |
相手をみずタイプに変更する ※くさタイプに キノコのほうし を無効にされなくなる ゴーストタイプに みねうち が当たるようになる |
など |
どく |
威力:- 命中:100 |
相手のとくせいを無効にする ※特性 そうしょく , ふみん などをポケモンに使うと キノコのほうし が通るようになる |
など |
あく |
威力:- 命中:90 |
相手のHPを、現在のHPの半分にする (※ いかりのまえば と同じ効果だが無効タイプがないので優秀) |
パルデア準伝説 など4匹 |
個体値厳選に役立つ技
技名/タイプ |
威力/命中 |
効果 |
習得元(一部) |
---|---|---|---|
くさ |
威力:- 命中:100 |
相手の攻撃力と同じ数値だけHPを回復する (回復した実数値を参照してこうげき実数値、個体値を算出できる!) |
など |
攻撃実数値を算出するメリットがあるポケモンたち
下記のポケモンたちはこうげき実数値を低くするメリットがあります。
![]() 『藍の円盤』で追加された伝説ポケモンたち、特に特殊アタッカー運用がメインのポケモン |
自滅を防げる技・方法
自滅を防げる技
技名/タイプ |
威力/命中 |
効果 |
習得元(一部) |
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エスパー |
威力:- 命中:100 |
自分が覚えている技と同じ技を相手は出せなくなる (※後述の自主退場系のわざや、反動技と合わせて覚えさせること) |
など |
あく |
威力:- 命中:100 |
3ターンの間、相手は攻撃わざしか出せなくなる おきみやげ 対策に |
など |
ノーマル |
威力:- 命中:100 |
場にいるポケモンは、3ターン後に「ひんし」になる |
など |
ノーマル |
威力:200 命中:100 |
使用した後、自分が「ひんし」になる |
など |
ノーマル |
威力:250 命中:100 |
使用した後、自分が「ひんし」になる |
メテノ など |
あく |
威力:- 命中:100 |
自分が「ひんし」状態になる代わりに、相手の「とくこう」と「こうげき」を2段階下げる |
など |
自滅を防げる方法
とっしん すてみタックル など、ノーマルタイプの反動技に対しては、テラスタイプをゴーストにしておくことで対処が可能です。
フレアドライブ 、 ウェーブタックル など、他のタイプの反動技をドーブルで防ぐことは難しいので、これらの技を習得するポケモンを捕まえたい場合、 もらいび や ちょすい を持つポケモンを控えに入れておきましょう。
自爆・大爆発を防ぐ他の方法
特性
しめりけ
の
ゴルダック
に
スキルスワップ
で
しめりけ
を相手ポケモンにうつすことで、
じばく
や
だいばくはつ
を不発にできます。
『藍の円盤』で追加されたメテノの厳選もしやすくなります。
今作では必要ない技
過去作では存在していた各地を徘徊する伝説ポケモンといったシステムはなくなったので、相手を逃げられなくするこれらの技は必要ありません。
バトルに有用な技の組み合わせ
あくまで一例ですので、パーティに合わせた新たな型を開拓してみましょう!
シングルバトルに有用な技の組み合わせ
バトンタッチ型
相手を キノコのほうし で眠らせ、 ギアチェンジ や ちいさくなる を積んでから、 バトンタッチ で裏のポケモンへ能力上昇をつなぐ型です。
ちょうはつ
などに弱いので、
メンタルハーブ
を持たせてあげましょう。
特性は 夢特性の ムラっけ にしておくことで、運は絡みますがさらに能力を上げることができます。
アタッカー型
相手を キノコのほうし で眠らせ、 からをやぶる を積んでから 上昇した能力の数×20 威力が上がる つけあがる で攻撃していくアタッカー型です。
しんそく などの先制技の対策として はやてがえし を採用しています。
ダブルバトルに有用な技の組み合わせ
サポート特化型
ねこだまし や このゆびとまれ を使うことで横のポケモンの行動を確実に通すことを目的とした、妨害やサポートに特化した型です。
バトルで優秀な技一覧
下記の技はランクバトルでも実用性のある優秀な技となります。
バトンタッチ型で使える他の変化技
はいすいのじん |
交代できなくなります(ゴーストタイプは交換可能)が、全能力が1段階上昇します。 からをやぶる と比較すると攻撃性能は落ちますが、ぼうぎょ・とくぼうが低下するデメリットがない点で優れています。
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みがわり |
バトン先のポケモンにみがわりを残したい場合に。 攻撃されてHPが削れると不発になるので、 キノコのほうし で上から寝かせてから使いましょう。 殆どのポケモンから習得可能 |
みをけずる |
こうげき・とくこう・すばやさが2段階上がりますが、HPが半分削れます。 攻撃を受けやすく発動機会に恵まれないため安定しづらい技ですが、 からをやぶる のぼうぎょ・とくぼう低下のデメリットが無い点で優れています。
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ちいさくなる |
回避率を2段階上昇させる技です。 前作から ムラっけ による回避上昇が削除されたので、回避系の戦術を使いたい場合はこちらを。
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ギアチェンジ |
こうげきが1段階、すばやさが2段階上昇します。 後述の ちょうのまい しょうりのまい と同様、バトン先が限られるという意味で汎用性は落ちます。
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ちょうのまい |
ぼうぎょ・とくこう・すばやさがそれぞれ1段階上昇します。
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しょうりのまい |
こうげき・ぼうぎょ・すばやさがそれぞれ1段階上昇します。
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効果が優秀な攻撃技
はたきおとす |
相手のアイテムを無効にする優秀な効果があります。
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つけあがる |
元々の威力20に加えて、上がっている能力の数×20 威力が加算される技です。低下している能力は関係なく減算されません。 からをやぶる + ムラっけ 発動で合計8段階上昇し、威力180にまで上昇します。
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しおづけ |
毎ターン終了時にHPの1/8の定数ダメージを与える攻撃技です。 みずタイプ・はがねタイプに対しての定数ダメージは1/4となります。
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ルミナコリジョン |
相手のとくぼうを2段階低下させる攻撃技です。
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カタストロフィ |
相手のHPを現在HPの半分にする技です。 いかりのまえば と同じ効果ですがこちらには無効タイプがありません。
パルデアの準伝説から習得 |
みずあめボム |
相手をあめまみれ状態にし、3ターンの間すばやさを下げ続ける攻撃技です。 |
フェイタルクロー |
50%の確率で、相手をどく・まひ・ねむりのいずれかの状態異常にする効果があります。
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がんせきアックス |
命中不安なのがネックですが、攻撃しつつ ステルスロック を展開できます。攻撃技なので、飛んできやすい ちょうはつ などをいなせるのもメリット
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ひけん・ちえなみ |
こちらも がんせきアックス と同じで命中率が少し不安なものの まきびし を展開できる攻撃技です。
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ほっぺすりすり |
攻撃しつつ相手を確定でまひ状態にできます。
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はやてがえし |
相手の先制技より上から攻撃しつつひるませる技です。 先制技以外には失敗するので読み合いが発生し少し扱いづらいのがデメリット
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がむしゃら |
相手のHPを自分のHPの数値と同じにします。
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しんそく |
優先度+2の先制技で、無効タイプはあるものの他の先制技に対しても先に動けるというメリットがあります。
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きしかいせい |
自分のHPが低ければ低いほど威力の上がる技で 最大威力は200となります。
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積み技以外の変化技
キノコのほうし |
必中の催眠技と非常に優秀な変化技です。 催眠技のため 特性 ふみん や やるき のポケモンや ぼうじんゴーグル 持ちなどには効かず、くさタイプにも無効となる点にはご注意ください。
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かえんのまもり |
直接攻撃してきた相手をやけど状態にする技です。 この技を採用しておくことで物理アタッカーに対して動きやすくなります。
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トーチカ |
直接攻撃してきた相手をどく状態にする技です。
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ニードルガード |
直接攻撃してきた相手に最大HPの1/8のダメージを与える技です。
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スレッドトラップ |
直接攻撃してきた相手のすばやさを1段階低下させる技です。
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どくのいと |
相手をどく状態にしつつすばやさを1段階低下させる技です。 |
ねばねばネット |
設置後に場に出てきたポケモンのすばやさを1段階低下させます。 ※ ふゆう やひこうタイプには無効
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みかづきのまい いやしのねがい |
自身はひんし状態になりますが、次に場に出たポケモンのHPが減っていた場合に全回復させることができます。 クレセリアの専用技である みかづきのまい の場合はPPも全回復させることができます。
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スケッチで技を習得させる方法
- 野生のドーブルを見つける
- 野生のドーブルに技をスケッチさせる
- 手持ちのドーブルに交代して、スケッチをする
- 戦闘から逃げる
- 手持ちのドーブルにスケッチを思い出させる
- 手順2に戻る
更に詳しいやり方・手順は以下で解説しています。
1.テラリウムドームでドーブルを見つける
まずは、テラリウムドーム内をうろうろしている野生のドーブルを見つけましょう。
後述の通り広い範囲に生息していますが、出現率は低めなので「そうぐうパワーノーマル」を出すと手っ取り早く見つけることができます。
▼そうぐうパワーノーマルの付け方
2.コピーさせたい技を持ったポケモンを先頭に置いてドーブルとバトル!
ドーブルを見つけて戦闘になったら、先頭のポケモンで ドーブルに先制してコピーしたい技を発動しましょう。
※野生のドーブルの素早さ>先頭のポケモンの素早さ という素早さ関係が成立していると、先制して
スケッチ
を使われて何も起きないので、念のため先頭のポケモンには
こだわりスカーフ
を持たせておくのが良いです。
返しのターンで、野生のドーブルが スケッチ を使って技を習得します。すると、野生のドーブルはその技しか持っていないので今後その技しか使用してきません。
3.ドーブルに交代してスケッチ
次のターンに控えのドーブルと交代し、 スケッチ を使って技をコピーしましょう。
注意点
キノコのほうし を習得させたい場合は、ドーブルが起きる→ スケッチ を使用する という運びになるまで キノコのほうし を連打しないと失敗してしまいますのでご注意ください。
4.戦闘から逃げる
戦闘から逃げると、野生のドーブルは その戦闘で習得した技を忘れ、 スケッチ のみの個体に戻ります。
5.手持ちのドーブルにスケッチを再習得させる
Xでメニューを開き、ドーブルを選択→技を選択→「思い出す」を選択して「 スケッチ 」を再習得します。
6.手順2に戻る
習得させたい技を変えて同じように繰り返すことで、捕獲用ドーブルが完成します。
技の習得が終わったら、
ふしぎなアメ
などを与えてレベルを上げたり、
タウリン
などを与えて努力値を上昇させましょう。
仕上げに
おうかん系アイテム
で個体値を補強して育成完了です。
補足:じばく・だいばくはつの習得方法
野生ポケモンが じばく だいばくはつ などの自主退場技を使用すると強制的に戦闘が終了するので、これらの技を習得させたい場合はダブルバトルが必須となります。
『藍の円盤』の舞台であるテラリウムドームにいるトレーナーたちはダブルバトルをすることになるので、彼らに話しかけてバトルを挑みましょう。
手順と用意するものまとめ
- ゴルダック
- 適当なポケモン
- じばく・だいばくはつを使えるポケモン
- ドーブル
ターン |
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適当なポケモンの行動 |
---|---|---|
1ターン目 |
スキルスワップ
を場のポケモンに使用
※相手のポケモンが望ましい |
行動も何でもOK、 スキルスワップ 対象を倒さないように |
2ターン目 |
控えの
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ここから交代先ポケモンの行動 |
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3ターン目 |
じばく
だいばくはつ
を使用
※ しめりけ により不発になる |
じばく だいばくはつ を使用したポケモンを対象に スケッチ を使用して習得 |
補足2:おきみやげの習得方法
野生ポケモンが おきみやげ を使用した場合も強制的に戦闘が終了しますので、習得の際は一工夫が必要です。
こちらはは野生ポケモンでも習得可能で、 おきみやげ は みがわり に対して不発になる仕様を使っています。
野生で「 おきみやげ 」を使うポケモン
キタカミの里に出現する チャデス 、 ヒトモシ 系統がオススメです。
手順まとめ
ターン |
ポケモンと行動 |
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1ターン目 |
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何らかの行動 ここで おきみやげ を使用した場合、2ターン目に スケッチ を使おう |
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2ターン目以降 |
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何らかの行動 ※ おきみやげ を使用するまで待つ |
※ モトトカゲ をを使用していますが、 みがわり + バトンタッチ を両立できる ピクシー などのポケモンでも可能です。
ドーブルの入手方法
『藍の円盤』の舞台、テラリウムドームのほぼ全域で出現します。運が良ければドーブルの大量発生が起こることもあるので、色違いを狙いたい方は是非狙ってみましょう!
ドーブルの性能
タイプ | ノーマル |
---|---|
特性 | 「こんらん」にならない。 |
威力が60以下の技の威力が1.5倍になる。威力の変動する技や、技の影響で威力が変動している場合も効果がある。 | |
ムラっけ 夢特性 ターン終了時に「のうりょく」のどれかが2段階上がり、どれかが1段階下がる。 夢特性の入手方法 |
ドーブルの種族値
HP | 攻撃 | 防御 | 特攻 | 特防 | 素早さ | 合計 |
---|---|---|---|---|---|---|
55 (592位) |
20
(824位) |
35
(774位) |
20
(821位) |
45
(683位) |
75
(357位) |
250
(792位) |
ドーブルのタイプ相性
4倍 | なし |
2倍 | かくとう |
0.5倍 | なし |
0.25倍 | なし |
無効 | ゴースト |
ドーブルの解説
ドーブルは金・銀で初登場したポケモンです。
合計種族値が250と非常に低くノーマル単、 スケッチ しか覚えないため使い道がないように思えますが、後述の仕様によりゲーム内に存在するほとんどの技を使用することができます。
専用技「スケッチ」とは?
スケッチ を使うことで、直前に使用された技を習得することができます。
技一覧からスケッチは消えてしまいますが、「技を思い出す」機能を使うことでスケッチを再習得できます。
任意の技×4の構成になるように育てましょう!
使用できない技
下記の技は使用できませんのでご注意ください。
- わるあがき (※コピーできないので習得不可)
- テラクラスター (※習得不可)
- さいきのいのり (※習得不可)
-
ダークライ の「 ダークホール 」(※今作で習得も不可になりました)
-
フーパ の専用技「 いじげんラッシュ 」(※習得は可能,使用不可)
- でんこうそうげき (該当タイプがないと使用不可,テラスタルで解決できるが実用性は低い)
あれ?ちょうのまいって特防と特攻と素早さが一段階アップするんじゃなかったっけ?特防が防御になってる