『ポケットモンスタースカーレットバイオレット(ポケモンSV)』で、4月1日から新たなレギュレーション:Cに変わります。
こちらの記事では新たなレギュレーションでの環境の変化を予想しておりますので、準伝説ポケモンがランクマッチで解禁される前に是非ご覧ください。
目次
新レギュレーションについて
新レギュレーションでは準伝説ポケモンが解禁!
レギュレーションCでは、パルデア地方の準伝説ポケモンたちが解禁されます。
マップ中を旅し、刺さっている杭を抜く必要があるため入手に手間はかかってしまいますが、いずれも非常に強力なポケモンです。
4/1からのランクマッチに備えて捕獲しておきましょう。
▼準伝説ポケモンの入手方法(杭や祠の場所)
▼効率の良い厳選方法
▼新たに使用可能になるポケモン
– |
新レギュレーションで環境がどう変わるか?
専用技「カタストロフィ」について解説
専用技 カタストロフィ は、相手のHPを現在HPの1/2にする(端数切捨て)命中90のあくタイプの技です。
オンバーン
や
イッカネズミ
が習得する
いかりのまえば
と似たような効果を持ちますが、非接触である点(
ゴツゴツメット
のダメージを受けない)、無効タイプが存在しない点で優れています。
過去作をプレイしていた方は、カプ系の専用技しぜんのいかりと同じと言えばわかりやすいと思います。
各ポケモンの特徴や、すばやさラインなどを考察
各ポケモンのすばやさ種族値
ポケモン |
すばやさ種族値 |
---|---|
70 |
|
135 |
|
45 |
|
100 |
チオンジェンについての考察
HP | 攻撃 | 防御 | 特攻 | 特防 | 素早さ | 合計 |
---|---|---|---|---|---|---|
85 (220位) |
85
(320位) |
100
(118位) |
95
(197位) |
135
(16位) |
70
(389位) |
570
(113位) |
チオンジェン は、専用特性 わざわいのおふだ で相手のこうげきを3/4に低下させつつ、 やどりぎのタネ + みがわり でちまちまと削ったり、 カタストロフィ で相手のHPを半分にする運用がメインになると思われます。
たべのこし や やどりぎのタネ 、 ギガドレイン で粘り強く戦うことができ、弱点タイプは多いものの得意な相手には強く、特性も相まって物理特殊両受けも可能です。
無振りチオンジェンのすばやさ実数値は90となります。
チオンジェンより遅く、火力の低めな受けポケモンは やどりぎのタネ + みがわり で完封される可能性があるので、 ヘイラッシャ や キョジオーン などは少し数を減らすと予想します。
▼チオンジェンの育成論
パオジアンについての考察
HP | 攻撃 | 防御 | 特攻 | 特防 | 素早さ | 合計 |
---|---|---|---|---|---|---|
80 (250位) |
120
(80位) |
80
(272位) |
90
(233位) |
65
(440位) |
135
(14位) |
570
(113位) |
パオジアン は高い攻撃種族値を持ち、専用特性 わざわいのつるぎ で相手のぼうぎょを3/4に低下させることができます。
ハバタクカミと同じ高い素早さ種族値が目を引き、最速個体はすばやさ実数値205、準速個体の場合はすばやさ実数値187となります。
近い素早さ種族値のポケモンは、最速での育成が多くなるのではないかと予想します。HBに厚く振ったハバタクカミなども減り、最速での育成が流行する可能性があります。
パオジアンに近い素早さ種族値・実数値のポケモンたち(一部抜粋)
※性格の記載がなく実数値が2つあるポケモンは最初の数値が準速個体、もう1つの数値が最速個体のものです。
素早さ種族値:142 素早さ実数値:194~213 |
素早さ種族値:136 素早さ実数値:188~206 |
素早さ種族値:135 素早さ実数値:187~205 |
+ 素早さ実数値:207 |
+ 素早さ実数値:204 |
+ 素早さ実数値:213 |
最速 + りゅうのまい 素早さ実数値:217 |
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備考
ドラパルトやテツノツツミは、すばやさに補正をかけた性格(ようき、おくびょうなど)で育成しないと最速パオジアンに抜かれてしまうのでご注意ください。
ハバタクカミはどちらも最速/もしくは準速で育成されている場合、同速となります。
スカーフサーフゴーを使用する場合、最速個体を使わないとパオジアンに抜かれてしまいます。
▼パオジアンの育成論
ディンルーについての考察
HP | 攻撃 | 防御 | 特攻 | 特防 | 素早さ | 合計 |
---|---|---|---|---|---|---|
155 (8位) |
110
(145位) |
125
(38位) |
55
(540位) |
80
(271位) |
45
(629位) |
570
(113位) |
ディンルー はすばやさは低いものの非常に高い物理耐久を誇り、 わざわいのうつわ で自分以外のとくこうを3/4にするため物理・特殊どちらも安定して受けることができるポケモンです。
その耐久を活かし ステルスロック 、 カタストロフィ 、 ふきとばし で起点作りや後続のサポートを安定して行えるので、そういった運用が流行すると思われます。
攻撃種族値もそれなりに高く、高い防御実数値を活かせる
ボディプレス
も覚えるため、型の開拓が進み環境が進むと
こだわりハチマキ
や
とつげきチョッキ
を持たせたアタッカー型なども増えてくるのではないかと思います。
素早さ実数値は無振りで65となります。
ディンルー側の努力値の振り方にもよりますが、こだわりメガネを持った特化ハバタクカミのムーンフォースも耐えも実現できる種族値を持っています。
基本的に一撃で倒すことは難しいため、純粋な殴り合いで勝てるポケモンが必要です。
また、上からの ちょうはつ して変化技を封じたり、こだわりアイテムを トリック などで押し付ける、[ キノコのほうし で行動自体を封じ込めるといった動きが対策になりえると予想しています。
▼ディンルーの育成論
イーユイについての考察
HP | 攻撃 | 防御 | 特攻 | 特防 | 素早さ | 合計 |
---|---|---|---|---|---|---|
55 (592位) |
80
(376位) |
80
(272位) |
135
(25位) |
120
(40位) |
100
(121位) |
570
(113位) |
イーユイ は耐久が低めで、すばやさ種族値は100と少し物足りなさを感じますが、とくこう種族値135と高い攻撃性能を持ち、専用特性 わざわいのたま で相手のとくぼうを3/4にできるため、数値で受けることはほぼ不可能と言っていいレベルです。
最速個体はすばやさ実数値167、準速個体の場合はすばやさ実数値152となります。
スカーフを持っていると最速個体のすばやさ実数値は250、準速個体のすばやさ実数値は228です。
技範囲は狭く、あく /ほのお/ エスパー / ゴースト/ノーマル 以外の技範囲を持ちません(テラスタル+ テラバースト を除く)。
上から一貫のある技や、ひるみ効果のある
あくのはどう
を撃たれるだけで試合展開が厳しくなってしまうため、物理の先制技を持つポケモンや、すばやさ種族値が近いポケモンの
こだわりスカーフ
採用率が上がる要因になると予想しています。
イーユイに近い素早さ種族値・実数値のポケモンたち(一部抜粋)
※性格の記載がなく実数値が2つあるポケモンは最初の数値が準速個体、もう1つの数値が最速個体のものです。
素早さ種族値:105 素早さ実数値:157~172 |
素早さ種族値:102 素早さ実数値:154~169 |
イルカマン 素早さ種族値:100 素早さ実数値:152~167 |
素早さ種族値:100 素早さ実数値:152~167 |
素早さ種族値:100 素早さ実数値:152~167 |
素早さ種族値:96 素早さ実数値:148~162 |
▼イーユイの育成論
ポケモンたちの使用率の変動を予想!
新たなレギュレーションで使用できるようになる準伝ポケモンはすべてあくタイプ+他のタイプの複合です。
そのため、特性 いたずらごころ のポケモン( オーロンゲ や クレッフィ など)や、それらのポケモンで でんじは などを使って妨害していく展開が少しやりづらくなると予想します。
強力なあくタイプのポケモンが参戦してくることで、あく技に耐性のないエスパータイプ、ゴーストタイプのポケモンは使用率が下がるのではないかと予想します。
中でも、エスパー技はあくタイプに無効となってしまうため、エスパー技がメインとなる クエスパトラ 、 アシストパワー をメインウェポンとして運用する型の ミガルーサ や サケブシッポ などのポケモンが使いづらくなります。
反面、あくタイプの対策になりうるかくとうタイプ、 フェアリータイプのポケモンは数が増えると予想します。
中でも、現時点で使用率20~30位付近にいる テツノブジン や テツノカイナ などの使用率が上がるのではないでしょうか。また、シーズン1で非常に数の多かった マリルリ も復権する可能性もあります。
構築についての考察
クエスパトラ や サケブシッポ 、 ポットデス などのポケモンで めいそう や からをやぶる を使い アシストパワー で全抜きを狙う構築が動かしづらくなるのではないかと予想します。
テラスタイプについて予想!
あくタイプの弱点を突ける、フェアリー / かくとうテラスタルの個体が増え、あくタイプに弱いゴースト テラスタルは使いづらくなり数が減ると予想しています。
また、フェアリーテラスタル、かくとう テラスタルが増えてきた場合、フェアリー技とかくとう技をどちらも半減できるどくテラスタルの価値が相対的に上昇してくると読んでいます。
強いかくとうポケモンが環境に増えるという考察が正しいとすると、はがね ノーマル にテラスタルしづらくなります。また、はがねテラスタルは イーユイ のタイプ一致ほのお技を受けられなくなる点が厳しくなり、ノーマルテラスタルはあく対策のかくとうポケモンでついでに対策されるのではないかと考察しています。
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