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『ポケットモンスタースカーレットバイオレット(ポケモンSV)』の対人戦で有用なポケモンの1匹「パオジアン」の育成論やおすすめのテラスタイプ、対策方法を掲載・解説しています。
パオジアンの基本情報
タイプ | あく こおり |
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特性 | 災厄を呼ぶ剣の力で 自分以外の防御が弱くなる。 |
パオジアンの種族値
HP | 攻撃 | 防御 | 特攻 | 特防 | 素早さ | 合計 |
---|---|---|---|---|---|---|
80 (190位) |
120
(53位) |
80
(175位) |
90
(183位) |
65
(322位) |
135
(11位) |
570
(85位) |
パオジアンのタイプ相性
4倍 | かくとう |
2倍 | ほのお むし いわ はがね フェアリー |
0.5倍 | こおり ゴースト あく |
0.25倍 | なし |
無効 | エスパー |
パオジアンの解説
パオジアンは、今作初登場の準伝説ポケモンです。
タイプはマニューラ系統と同じあく/こおりの複合タイプです。耐性面ではメジャーな弱点が多いのでサイクル戦には不向きで、格闘に至っては4倍弱点でマッハパンチやバレットパンチなど先制技に弱いです。
その反面、攻撃する側としては優秀なタイプ、135と高い素早さ種族値、専用特性わざわいのつるぎなどの要素が嚙み合っているため非常に受けられづらい性能をしています。
イーユイのオーバーヒートのように超高火力のタイプ一致技は持たないものの、こおりのつぶてやふいうちなど強力な先制技をタイプ一致で扱うことができ、一撃技ぜったいれいどやHPを半分削るカタストロフィなどで受けポケモンを対策したり、あくタイプかつちょうはつでオーロンゲなどいたずらごころポケモンに耐性もあります。
覚える技のタイプは少ないものの、サブウェポンも苦手ないわ/はがねの弱点を突けるかくとう技、かくとうへの打点としてエスパー技などがあるため、ほとんどの相手に等倍以上が取れ、テラスタルを切ることで上から一方的に倒せる範囲を増やしたり耐性を変化させ様々な相手との撃ち合いができるなど器用な立ち回りも可能です。
専用特性「わざわいのつるぎ」について
自分以外の場のポケモンのぼうぎょを3/4にする効果があり(ダブルバトルの場合は味方のぼうぎょも低下)、かたやぶりのように場に出た際に効果の発動のメッセージがあります。
能力ランクダウン(いやなおとの効果など)とは異なる扱いのため、てんねんやクリアボディのポケモンにも効果があります。
入手方法
入手するには一手間必要で、西部に刺さっている黄色の杭を8本抜くことで祠の封印が解かれ、パオジアンとバトルできるようになります。
杭や祠の位置はこちらの記事を参考にしてください。
厳選要素についてはこちらの記事で紹介しています。C0厳選をする際は是非ご覧ください。
パオジアンの育成論
タスキアタッカー型
特性 |
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性格 |
ようき (すばやさ↑ とくこう↓) or いじっぱり(こうげき↑ とくこう↓)←オススメ |
努力値 |
A(こうげき)252 B(ぼうぎょ)4 S(すばやさ)252 |
実数値 |
ようき :155-172-101-x-85-205 いじっぱり:155-189-101-x-85-187 (C0で厳選した場合のC実数値:85) |
持ち物 |
パーティで持ち物が競合した際などのその他の候補は下記で解説 |
テラスタイプ |
こおり など (テラスタイプの考察は下記で) |
技構成 |
・つららおとし(Lv45) ・せいなるつるぎ(Lv60) ↳その他の候補 ちょうはつ・じこさいせい・くろいきり・つるぎのまい・アイススピナー・じごくづき・つばめがえし・かわらわり・サイコファング・カタストロフィ・ぜったいれいど |
パオジアンの努力値調整
- HP/耐久
↳HP無振りで奇数になります。残りはぼうぎょに4振っています。 - こうげき
↳倒せる範囲を広げるために252振っています。 - すばやさ
↳こちらも上を取れる範囲を広げるために252振っています。
パオジアンの解説
その他の育成方法や技の選択肢を紹介しています。
性格を考察
ようきにすると素早さ実数値205となります。(最速ハバタクカミと同速)
スカーフ準速サーフゴー(204)、準速ドラパルト(194),最速マスカーニャ(192)、最速トドロクツキ(188)などのポケモンより素早くなります。
いじっぱりにすると素早さ実数値が187となり、ようき個体で抜けていた上記のポケモンたちは抜けなくなりますが、111族の最速サケブシッポ(179)、110族の最速テツノドクガ(178)などのポケモンの上を取ることはできますが、119族の最速トドロクツキ(188)には抜かれています。
削り切れない相手もタスキで1発耐えて先制技で倒し、後続も削る立ち回りができるのでいじっぱりでの育成をオススメしますが、環境や仮想敵の振り方に応じて調整してください。
※いずれの数値もAS252,B4振りを前提としています
努力値振りを考察
いのちのたま
を持たせる場合、HPに28振ることで実数値159となり、反動ダメージを最小にすることができます。
持ち物を考察
・
いのちのたま
→いじっぱり+こおりテラスタルのつららおとしでHB特化カバルドンを確定1発で倒せるようになります。
・
こだわりハチマキ
→技の打ち分けができなくなるのでふいうちを安易に撃てなくなるものの、こおりテラスタルのこおりのつぶてで本来上を取られるトドロクツキを確定1発で倒すことができます
テラスタイプを考察
・こおり
→かくとうが2倍弱点になり、フェアリーも等倍となります。
こおりのつぶてなどこおり技の威力が伸びるのでドラゴン対策としても。
・あく
→かくとうが2倍弱点になり、ほのお/はがね/いわが等倍となります。
ふいうちを採用する場合に特にオススメです。主にゴーストヘの打点が強化され、ハッサムに一撃で落とされなくなる点が優秀です。
・かくとう
→受け系のポケモンや壁展開を重く見る場合に。
せいなるつるぎやかわらわりをタイプ一致で撃てるようにもなります。
・でんき
→テラバースト採用時のこおり/でんきの攻撃範囲が強力な点、まひにならないので素早さを下げられない点が強力です。
また、弱点もじめんのみになります。
・ほのお
→受け出しされやすいはがねの弱点を突くことができ、はがね技を半減できます。主にサーフゴー対策となりえます。
やけどにならずおにびなどで機能停止しなくなりますが、いわ技が変化前と同様弱点となります。
・ゴースト
→本来4倍弱点であるかくとうが無効となります。また、優先度+2でこちらの先制技よりも速く撃たれてしまうしんそくも無効に出来ます。
・ひこう
→かくとうを半減でき、メジャーなじめん技を透かせるようになります。
技構成の考察
・オススメ/確定枠
つららおとし |
その他こおり技との選択 タイプ一致のこおり技で最も威力が高い(85)です。命中率は90%と少し低いですが、30%で相手をひるませることがあり上から攻撃することが多いパオジアンと相性が良いです。 |
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かみくだく |
じごくづきとの選択 威力80のタイプ一致あく技です。20%の確率で相手のぼうぎょを下げる効果があります。 |
せいなるつるぎ |
威力90のかくとう技です。苦手なはがね/いわへの打点として。 相手の能力変化を無視して攻撃できるので、てっぺきでぼうぎょを上げてくるポケモンなどにも刺さります。 |
こおりのつぶて ふいうち |
いずれもタイプ一致先制技です。仮想敵に応じてどちらか、もしくは両方を採用してください。 こおりのつぶての場合は主にドラゴンへの打点として。 ふいうちの場合は主にゴーストへの打点として。 ふいうちの方が火力指数は高いですが、相手が攻撃技を押していないと失敗になるため、択が発生する点にはご注意ください。 |
・その他の技
その他の技の選択肢を紹介します。
ちょうはつ |
ハバタクカミと同様すばやさ種族値が135と高く、ほとんどのポケモンの上を取れます。
積みアタッカーや受けポケモンへ。 |
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じこさいせい |
HPを半分回復できます。 サイクル戦を強いられた際、流し際などに使える場合がありますが技スペースを圧迫してしまいます。 今後様々な型の開拓が進むと採用している個体が増える可能性があります。 |
くろいきり |
相手の能力変化をリセットします。 ちょうはつがあるため基本的には採用しませんが、どうしても積みポケモンが重く後出ししたパオジアンで見る必要がある場合などに。 |
つるぎのまい |
先制技と合わせて上から倒せる範囲が広がり、崩し性能を高めることができます。 こおり/あくでのタイプ受けはほぼ不可能なので、耐久振りや異なるテラスタイプの場合にオススメします。 |
アイススピナー |
威力80とつららおとしには威力で劣りますが、命中100%です。 あまり使うことはありませんが、エレキフィールドなどのフィールド効果を消すこともできます。 |
じごくづき |
かみくだくと威力/命中率は変わりません。 追加効果で2ターンの間、ハイパーボイス,フレアソングなどの音技を封じることができます。 物理受け型のラウドボーンに対して有利になります。 |
つばめがえし |
ひこうテラスタルで運用する場合に。 主にかくとうやひこう4倍(キノガッサ等)への打点となります。 |
かわらわり |
せいなるつるぎより威力は低いですが、リフレクター/ひかりのかべを破壊できます。 |
サイコファング |
唯一習得可能なエスパー打点です。 リフレクターを無視して攻撃できます。 |
カタストロフィ |
命中率90で、相手のHPを半分にするあく技です。 主に受けポケモンや、メインウェポンが通らない相手に対する誤魔化しとして。 |
ぜったいれいど |
一撃必殺技です。 一致技で弱点を突けない耐久ポケモンへの誤魔化しや、要塞化した積みポケモンの突破に。 |
テラバースト(各タイプ) |
異なるテラスタイプで使用する場合に。 主にほのお/でんき/じめんなど。 |
パオジアンの運用方法
パオジアンは高速物理アタッカーです。ようきA252命の珠ドラパルトのドラゴンアローやカイリューの鉢巻しんそくを耐えることができるなど耐久面も最低限あり弱点を突かれないと倒されることは少ないものの、あく/こおりは耐性面で貧弱なためこおり技/エスパー技/ゴースト技以外に受け出しすることがほぼ不可能なため、サイクル戦に持ち込むと交代を読まれると危険なので、対面性能を活かして戦っていく必要があります。
基本的には先発か死に出し(場のポケモンが倒された後後続として出す)で使っていき、きあいのタスキを盾に相手のポケモンを1体落とし裏のポケモンがパオジアンより遅い場合つららおとしやかみくだく、早い場合は先制技で削って退場するように動きます。メインウェポンがどちらも刺さっておらず、最低でも1:1交換が狙えないポケモンが多いパーティには選出しないことをオススメします。
互いに弱点を突けるイースイとの偶発対面が起きた場合、イーユイがこだわりスカーフを持っているかどうかはわざわいのつるぎ,わざわいのたまの特性発動順で判別することができます(素早さが高い順に発動する為、イーユイのわざわいのたまが先に発動した場合こだわりスカーフ持ちだと断定できます)。
パオジアンと相性のいいポケモン
ポケモン |
型 |
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パオジアンもじめん技等倍でじめんの一貫は切れませんが、苦手なはがねやフェアリーへの打点がある高速特殊アタッカーです。 |
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パオジアンが苦手なマリルリに受け出しでき、てんねんではらだいこのA上昇を無視して受けることができます。 |
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こだわりスカーフ型(HCS調整)など 互いに弱点を補完できます。 環境には少ないですがマッハパンチを持っていてパオジアンを1撃で倒すことができるキノガッサの対策になります。 最速スカーフ型の場合最速ドラパルトまで抜くことができ、安定して仕事ができます。 |
パオジアンの対策
パオジアンの対策方法
パオジアンの上を取れるポケモンは耐久面に難があるポケモンが多く、先制技で倒されてしまうことが多いです。余裕をもって撃ち合えるポケモンや、安定して受け出しできるポケモンなどを後投げしてサイクル戦で削ってから他のポケモンで倒すことをオススメします。
また、ステルスロック展開などでできあいのタスキを確実に潰した後バレットパンチやマッハパンチなどの先制技で処理することもできます。
パオジアン対策におすすめのポケモン
ポケモン |
型 |
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はらだいこ型(HA調整),チョッキ型(AD振り)など あく技を半減できます。 ねこだましでタスキを潰した後、格闘技などで安定して処理できます。 |
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メインウェポンを全て半減できます。 つららおとしを余裕をもって耐え、じゃれつくで確定1発です。また、アクアブレイク+アクアジェットでも確定で倒すことができます。 |
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かくとう技は等倍となりますがタイプ一致技は全て半減できます。起点作り型の場合でんじはで素早さを落とし裏で処理することができます。 |
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いじっぱりA252のバレットパンチで低乱数(25%)で1発で倒すことができ、いのちのたまやこだわりハチマキを持っている場合は確定1発で倒すことができます。 とんぼがえりでパオジアンが苦手なサイクル戦の適正もあります。 |
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パオジアン側は弱点を突くことができず押し切られることが少ないです。 |
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