『ポケットモンスタースカーレットバイオレット(ポケモンSV)』のDLC第二弾「藍の円盤」で追加された対人戦で有用なポケモンの1匹「ドーブル」の育成論やおすすめのテラスタイプ、対策方法を掲載・解説しています。
ドーブルの育成論
バトンタッチ型
特性 |
ムラっけ ※夢特性 |
---|---|
性格 |
ようき(すばやさ↑とくこう↓) おくびょう(すばやさ↑こうげき↓) |
努力値 |
H4 B252 S252 |
実数値 |
陽気:131-40-87-36-65-139 臆病:131-36-87-40-65-139 |
持ち物 |
![]() |
テラスタイプ |
ゴースト など |
技構成 |
・ ちいさくなる (などから習得) ↳その他の候補 はいすいのじん ・ ギアチェンジ ・ みがわり など 後述の技候補で解説 |
バトンタッチ型の努力値調整
- HP/耐久
↳防御に特化、HP奇数になるように4振り - すばやさ
↳上から行動したいため最速
バトンタッチ型の使用方法
キノコのほうし で相手を眠らせてから からをやぶる や ちいさくなる などを積んでから、後続のアタッカーなどに バトンタッチ で能力変化を引き継ぐ型となります。
相手の行動に対しても きあいのタスキ があるので一発耐えてから同じように動くことができ、ターンが経過するごとに ムラっけ の能力上昇も加算されていくため バトン先のポケモンで一気に相手を倒していくことができます。
ふういん+へんしん型
特性 |
ムラっけ ※夢特性 |
---|---|
性格 |
ようき(すばやさ↑とくこう↓) おくびょう(すばやさ↑こうげき↓) |
努力値 |
H252 B4 S252 |
実数値 |
陽気:162-40-56-36-65-139 臆病:162-36-56-40-65-139 |
持ち物 |
|
テラスタイプ |
ゴースト など |
技構成 |
ふういんへんしん型の努力値調整
- HP/耐久
↳HPに252振り、残りは薄い防御に - すばやさ
↳上から行動したいため最速
ふういんへんしん型の使用方法
対面のポケモンを キノコのほうし で眠らせてから ふういん を使用、その後 へんしん を使用するロマンコンボです。
素早さで負けていた場合も、 まもる などでターンを稼いで ムラっけ で素早さが上がれば上から行動することができます(※ へんしん 後は能力変化は引き継がれません)
ドーブルが対面のポケモンに変身した後は倒されない限り ふういん の効果が持続し、相手はいずれの技も使えなくなり わるあがき を使うか 交代を強いられるようになります。
初手での対面など交代先がいる状況での実用性はほぼ皆無なこのコンボですが、ラスト1匹に対してこのコンボを成立させた場合ほぼ確実な積み盤面を作ることができます。
アタッカー型
特性 |
|
---|---|
性格 |
ようき (すばやさ↑とくこう↓) いじっぱり(こうげき↑とくこう↓) |
努力値 |
H4 A252 S252 |
実数値 |
ようき:131-72-55-36-65-139 いじっぱり:131-79-55-36-65-127 |
持ち物 |
|
テラスタイプ |
ノーマル |
技構成 |
↳その他の候補 トリプルアクセル など |
アタッカー型の努力値調整
- HP/耐久
↳HP奇数になるように4振り - こうげき・すばやさ
↳最大限伸ばしたいので252振り
ドーブルのカスタマイズ
持ち物について
・
きあいのタスキ
→ 耐久が低く1発すら耐えられないことが多いため最もオススメです。
・
メンタルハーブ
→ ちょうはつ や アンコール に弱く、展開を潰されやすいためこれらの対策として採用することがあります。
・
しろいハーブ
→ドーブルの耐久が非常に心もとないため採用しづらいですが、 からをやぶる を バトンタッチ した際、ぼうぎょ・とくぼうの低下も引きついでしまいます。
バトン先が先制技に弱くなるのでその対策として採用することになります。
・
こうかくレンズ
→アタッカー型で ネズミざん の命中不安が気になる場合に。
・
おうじゃのしるし
→連続技主体のアタッカー型で採用する場合に。 ネズミざん や トリプルアクセル など連続技を採用する場合に1ヒットにつき10%のひるみ効果がつきます。
テラスタルについて
基本的にテラスタルを切ることは少ないですが、飛んできやすい先制技 しんそく を透かせるゴーストタイプがオススメです。
また、アタッカー型であれば ネズミざん を強化できるノーマルや、他タイプ技の打点強化のためにテラスタルを切ることもあります。
技について
・バトンタッチ型で使える他の変化技
はいすいのじん |
交代できなくなります(ゴーストタイプは交換可能)が、全能力が1段階上昇します。 からをやぶる と比較すると攻撃性能は落ちますが、ぼうぎょ・とくぼうが低下するデメリットがない点で優れています。
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みがわり |
バトン先のポケモンにみがわりを残したい場合に。 攻撃されてHPが削れると不発になるので、 キノコのほうし で上から寝かせてから使いましょう。 殆どのポケモンから習得可能 |
みをけずる |
こうげき・とくこう・すばやさが2段階上がりますが、HPが半分削れます。 攻撃を受けやすく発動機会に恵まれないため安定しづらい技ですが、 からをやぶる のぼうぎょ・とくぼう低下のデメリットが無い点で優れています。
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ちいさくなる |
回避率を2段階上昇させる技です。 前作から ムラっけ による回避上昇が削除されたので、回避系の戦術を使いたい場合はこちらを。
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ギアチェンジ |
こうげきが1段階、すばやさが2段階上昇します。 後述の ちょうのまい しょうりのまい と同様、バトン先が限られるという意味で汎用性は落ちます。
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ちょうのまい |
ぼうぎょ・とくこう・すばやさがそれぞれ1段階上昇します。
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しょうりのまい |
こうげき・ぼうぎょ・すばやさがそれぞれ1段階上昇します。
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・効果が優秀な攻撃技
はたきおとす |
相手のアイテムを無効にする優秀な効果があります。
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つけあがる |
元々の威力20に加えて、上がっている能力の数×20 威力が加算される技です。低下している能力は関係なく減算されません。 からをやぶる + ムラっけ 発動で合計8段階上昇し、威力180にまで上昇します。
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しおづけ |
毎ターン終了時にHPの1/8の定数ダメージを与える攻撃技です。 みずタイプ・はがねタイプに対しての定数ダメージは1/4となります。
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ルミナコリジョン |
相手のとくぼうを2段階低下させる攻撃技です。
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カタストロフィ |
相手のHPを現在HPの半分にする技です。 いかりのまえば と同じ効果ですがこちらには無効タイプがありません。
パルデアの準伝説から習得 |
みずあめボム |
相手をあめまみれ状態にし、3ターンの間すばやさを下げ続ける攻撃技です。 |
フェイタルクロー |
50%の確率で、相手をどく・まひ・ねむりのいずれかの状態異常にする効果があります。
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がんせきアックス |
命中不安なのがネックですが、攻撃しつつ ステルスロック を展開できます。攻撃技なので、飛んできやすい ちょうはつ などをいなせるのもメリット
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ひけん・ちえなみ |
こちらも がんせきアックス と同じで命中率が少し不安なものの まきびし を展開できる攻撃技です。
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ほっぺすりすり |
攻撃しつつ相手を確定でまひ状態にできます。
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はやてがえし |
相手の先制技より上から攻撃しつつひるませる技です。 先制技以外には失敗するので読み合いが発生し少し扱いづらいのがデメリット
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がむしゃら |
相手のHPを自分のHPの数値と同じにします。
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しんそく |
優先度+2の先制技で、無効タイプはあるものの他の先制技に対しても先に動けるというメリットがあります。
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きしかいせい |
自分のHPが低ければ低いほど威力の上がる技で 最大威力は200となります。
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・積み技以外の優秀な変化技
キノコのほうし |
必中の催眠技と非常に優秀な変化技です。 催眠技のため 特性 ふみん や やるき のポケモンや ぼうじんゴーグル 持ちなどには効かず、くさタイプにも無効となる点にはご注意ください。
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かえんのまもり |
直接攻撃してきた相手をやけど状態にする技です。 この技を採用しておくことで物理アタッカーに対して動きやすくなります。
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トーチカ |
直接攻撃してきた相手をどく状態にする技です。
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ニードルガード |
直接攻撃してきた相手に最大HPの1/8のダメージを与える技です。
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スレッドトラップ |
直接攻撃してきた相手のすばやさを1段階低下させる技です。
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どくのいと |
相手をどく状態にしつつすばやさを1段階低下させる技です。 |
ねばねばネット |
設置後に場に出てきたポケモンのすばやさを1段階低下させます。 ※ ふゆう やひこうタイプには無効
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みかづきのまい いやしのねがい |
自身はひんし状態になりますが、次に場に出たポケモンのHPが減っていた場合に全回復させることができます。 クレセリアの専用技である みかづきのまい の場合はPPも全回復させることができます。
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ドーブルと相性のいいポケモン
能力変化+バトンタッチを受けて、抜きエースとなれる強力な攻撃性能を持ったポケモンと組ませるのが良いです。
少し種族値が低めのポケモンでもバトンを受けることでエースとして動いていくことができます。
ドーブルと似た役割のポケモン
ポケモン |
型 |
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バトンタッチ型(ASベースなど) |
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瞑想バトン型(HSベース) など 専用技 ルミナコリジョン で対面性能に優れている特殊アタッカーで、 めいそう + バトンタッチ を裏に引き継ぐことができます。 |
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かるわざバトン型(BSベースなど) ゴリランダー などと組ませて フィールド下で使用できるシード系アイテムを使用し、 かるわざ を発動させて ちいさくなる を裏のポケモンに バトンタッチ で引き継ぐバトン要員です。 |
ドーブルの対策
ドーブルの対策方法
ドーブルの主要な型でも解説した通り、 キノコのほうし や からをやぶる などの変化技に頼ることが殆どです。 キノコのほうし を無効にできるくさタイプのポケモンや、 おうごんのからだ で自身にかかる変化技を無効にする サーフゴー がいれば良いでしょう。
アタッカーとしての運用も能力変化さえなければ非常に貧弱なため、 ちょうはつ や アンコール などを上から使えるポケモンがドーブルに対する普遍的な対策と言えます。 バトンタッチ 戦術への対策としては 能力変化を打ち消す くろいきり 、強制交換効果の ほえる や ふきとばし 、 ドラゴンテール を習得したポケモンが挙げられます。 バトンタッチ が成功した場合も能力変化を無視できる てんねん ポケモンがいれば殴り合いができます。
また、ターン終了時に能力変化が起こる ムラっけ によってなすすべなく負けてしまうこともありえますので、なるべく行動させないことが大切です。 きあいのタスキ を貫通して倒せる ウーラオス-れんげきのかた や ウガツホムラ などの連続技持ちのアタッカーで上から攻撃したり、攻撃技+ しんそく などの先制技で処理するのがベストです。
ドーブル対策におすすめのポケモン
ポケモン |
型 |
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など 連続技を使うポケモン |
すいりゅうれんだ や スケイルショット 、 ロックブラスト などの連続技があれば きあいのタスキ を無視して倒すことができる |
など ちょうはつ を使えるポケモン |
ちょうはつ で変化技を止めることができる。 特に パオジアン は先制技もあるため処理しやすい |
など アンコール を使えるポケモン |
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など くさタイプのポケモンや くさテラスタルのポケモン |
くさタイプやくさテラスタルで キノコのほうし を無効にできる |
おうごんのからだ で変化技が効かない |
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など てんねん のポケモン |
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など くろいきり を覚えたポケモン |
くろいきり で能力変化を打ち消すことができる |
など |
積みの段階でも妨害でき、 バトンタッチ 先の攻撃に耐えることができれば強制交換で能力変化を消すことができる |
ドーブルの基本情報
タイプ | ノーマル |
---|---|
特性 | 「こんらん」にならない。 |
威力が60以下の技の威力が1.5倍になる。威力の変動する技や、技の影響で威力が変動している場合も効果がある。 | |
ムラっけ 夢特性 ターン終了時に「のうりょく」のどれかが2段階上がり、どれかが1段階下がる。 夢特性の入手方法 |
ドーブルの種族値
HP | 攻撃 | 防御 | 特攻 | 特防 | 素早さ | 合計 |
---|---|---|---|---|---|---|
55 (592位) |
20
(824位) |
35
(774位) |
20
(821位) |
45
(683位) |
75
(357位) |
250
(792位) |
ドーブルのタイプ相性
4倍 | なし |
2倍 | かくとう |
0.5倍 | なし |
0.25倍 | なし |
無効 | ゴースト |
ドーブルの解説
ドーブルは第2世代で登場したノーマル単のポケモンです。
特性は いかく やこんらん無効の マイペース 、アタッカー運用の際に低火力の技の威力が伸びる テクニシャン に加えて バトン型などで役立つ ムラっけ を持っています。
合計種族値は250と非常に低く、攻撃面はどちらも20と壊滅的ですが スケッチ により ゲーム内に存在するほぼ全ての技を扱うことができる唯一のポケモンなので型読みは不可能になっています。
捕獲・厳選用ドーブルの育て方
ドーブルは捕獲や個体厳選にも有用なポケモンです。詳細は下記の記事をご覧ください。
使用できない技について
前述の スケッチ により今作で使えるほぼ全ての技を習得できますが、下記の技は例外となっています。
- わるあがき (※コピーできないので習得不可)
- テラクラスター (※習得不可)
- さいきのいのり (※習得不可)
-
ダークライ の「 ダークホール 」(※今作で習得も不可になりました)
-
フーパ の専用技「 いじげんラッシュ 」(※習得は可能,使用不可)
- でんこうそうげき (該当タイプがないと使用不可,テラスタルで解決できるが実用性は低い)
また、今作に登場しない技(ギルガルドのキングシールドなど)はそもそも習得できません。
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