『ポケットモンスタースカーレットバイオレット(ポケモンSV)』の対人戦で有用なポケモンの1匹「イルカマン」の育成論やおすすめのテラスタイプ、対策方法を掲載・解説しています。
イルカマンの基本情報
イルカマン
イルカマン
イルカマンの種族値
変身前(ナイーブフォルム)
イルカマン
変身後(マイティフォルム)
100 (81位) (6位) (158位) (132位) (221位) (121位) (36位)
HP
攻撃
防御
特攻
特防
素早さ
合計
160
97
106
87
100
650
イルカマンのタイプ相性
4倍 | なし |
2倍 | でんき くさ |
0.5倍 | ほのお みず こおり はがね |
0.25倍 | なし |
無効 | なし |
イルカマンの解説
今作初登場、イルカとスーパーヒーローをモチーフにしたみずタイプのポケモンです。
もともとの合計種族値は457と頼りないですが、いったん手持ちに戻ると発動する専用特性「マイティチェンジ」によって強力な”マイティフォルム”に変身してから戦います。
※非常に条件が緩いですが、変身以外の効果が無いので「マイティチェンジ」は実質的にはデメリット特性です。
イルカマンの育成論
ハチマキアタッカー型(AS)
イルカマン
特性 |
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性格 |
いじっぱり(攻撃↑とくこう↓) or ようき (すばやさ↑とくこう↓) |
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努力値 |
A(こうげき)252 B(ぼうぎょ)4 S(すばやさ)252 |
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実数値 |
いじっぱり:175-233-118-x-107-152 ようき:175-212-118-x-107-167 ※どちらも、変身後の”マイティフォルム”時の実数値です。 |
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持ち物 |
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テラスタイプ |
みず
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技構成 |
・ ジェットパンチ (基本技) ・ ウェーブタックル (Lv61) ・ クイックターン (進化時) ・ れいとうパンチ (わざマシン69 れいとうパンチ) |
ハチマキ型イルカマンの努力値調整
- HPと耐久
↳無振りでHP実数値が175と奇数です。残りは先制技に多い物理に対して少しでも抗えるようにぼうぎょに4振っています。 - 素早さ252
↳上から「ウェーブタックル」で倒せる範囲を広げています。イルカマンは100族(すばやさ種族値100)と速すぎるポケモンではないため調整せず、最大まで振っています。 - こうげき252
↳火力を可能な限り高めています。ウェーブタックルが物理受けのカバルドンを1撃で倒せるほどの高火力になります。
ハチマキイルカマンの解説
“ナイーブフォルム”のイルカマンののこうげき種族値は70と低いですが、手持ちに戻った後再登場すると”マイティフォルム”に変身します。
変身後の合計種族値は650になり、これは禁止伝説級のコライドン/ミライドンを除くとデメリットとくせい「なまけ」のケッキング(670)の次に高い合計種族値です。
種族値を総評すると、とてつもなく高いこうげき種族値160、防御面もぼうぎょが97、とくぼうが87あり、すばやさ種族値は100で、高速物理アタッカーとして運用すると強力なポケモンです。
選出している場合は、一度登場させてクイックターンや素引きで手持ちに戻らないととくせいが発動せずマイティフォルムになれないため、“初手投げしない≒選出していない”のがバレやすいという点が欠点として挙げられます(一応、裏から登場させることもできます)
性格を考察
ようきにすると素早さ実数値が167です。イルカマンは100族(すばやさ種族値が100)のポケモンで、同速にはボーマンダやウルガモスがいます。これらのポケモンと対面した際、対面が準速だと仮定すると上から殴ることができます。
いじっぱりにすると火力をより伸ばすことができ、先制技「ジェットパンチ」で落とせる範囲が広くなります。
テラスタイプを考察
テラスタイプは、タイプ一致補正を2倍に上昇させられるみずタイプがオススメです。
パーティ構築によっては、みずタイプが弱点をつかれるくさタイプ、でんきタイプを半減で受けられるようになるドラゴンタイプも、「げきりん」を採用する場合は選択肢の1つにしても良いと思います。
ハチマキイルカマンの運用方法
基本的に初手で選出し、クイックターン/素引きでとくせい「マイティチェンジ」を発動させ、マイティフォルムになりましょう。相手より速い場合はクイックターン、抜かれている場合は手持ちのポケモンと交代し、イルカマンを疲弊させないようにしましょう。
マイティフォルムに変身した後は、高い攻撃種族値(160)×タイプ一致補正(1.5)×こだわりハチマキ(1.5)などの補正のかかったみずタイプの専用先制技「ジェットパンチ」や、高火力の「ウェーブタックル」を上から連打していき相手に負荷をかけていきます。
みず技の通りが良い場合は相手パーティを壊滅させることができます。「ウェーブタックル」は反動があり、イルカマン自身もダメージをもらってしまうので注意してください。終盤までイルカマンを温存できると、先制技「ジェットパンチ」で残った相手ポケモンを一気に片づけることもできます。
サブウェポンには、ドラゴンに弱点をつける「れいとうパンチ」がオススメです。
ドラゴンタイプにテラスタルする場合は、小回りが利かなくなりますが、「げきりん」にしましょう。
イルカマンと相性のいいポケモン
ポケモン |
型 |
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アタッカー型(HC振り),(CS振り)など イルカマンの「クイックターン」と、ロトムの「ボルトチェンジ」で対面操作が優れている並びです。ロトム自身もサイクル戦にもってこいのポケモンです。 タイプ相性面でも、イルカマンの苦手なでんき/くさタイプの技を全て半減で受けることができ、技範囲も互いに補完できます。素早さに振らないロトムの場合は後攻ボルトチェンジで変身後のイルカマンを無償降臨させることができます。 |
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アタッカー型(CS振り),サイクル戦向け(HS振り)など イルカマンの強力なみずタイプの技を、とくせい「あめふらし」でさらに強化できる組み合わせです。 「だっしゅつボタン」を持たせていると、イルカマンが初手でクイックターン→相手の攻撃をペリッパーが受けてだっしゅつボタン発動→イルカマンが即変身という動きができます。 この並びはでんきが一貫することと、みずタイプ技に寄ってしまうことが弱点なので、構築内の他のポケモンでケアできるようにしておく必要があります(ガブリアスを入れ、でんきの一貫を切ったり、くさタイプに有利を取りやすくサイクル戦で強力なウルガモスを入れるなど) |
イルカマンの対策
イルカマンの対策法
イルカマンは、基本的に初手に出てきてクイックターンで引く立ち回りをしてきます。
上から殴れるポケモンを初手で対面させて大きく削ったり倒したりするのが有効です。
また、クイックターンを読んでとくせい「ちょすい」、「よびみず」のポケモンを後投げするのも有効です。こだわっている場合イルカマンを削られることをきらって基本的に素引きしてくるので、交代読みして対面有利を取り続けましょう。
受けポケモンの場合は、みずタイプ技を半減で受けたり、とくせい「ちょすい」などで無効にできるポケモンが安定して受けられるためオススメです。
▼物理受けの育成論まとめ
イルカマン対策におすすめのポケモン
ポケモン |
型 |
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物理受け型(HB振り)、アタッカー型(HC振り)など みずタイプの技を無効化し、とくこうを上げる「よびみず」でメインウェポンを無効化できます。 アタッカー型の場合はエナジーボールでイルカマンの弱点を突くこともでき、じめん/どく/こおり/みずタイプの技も覚えるため、技範囲が広いです。交代先を読んで立ち回っていきましょう。 |
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物理受け型(HB) とくせい「ちょすい」を持っており、イルカマンのメインウェポンを安定して受けることができます。ヒートロトムと組まれていても有利を取ることができます。 ※ドオーと比較すると、ヌオーはくさタイプが4倍弱点ですが、ほかに弱点がありません。イルカマンピンポイントの対策としてはヌオーの方がオススメです。 |
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物理受け型(HB)など こちらも、とくせい「ちょすい」を持っており、イルカマンのメインウェポンを安定して受けることができます。同様にヒートロトムと組まれていても有利を取ることができます。 ※ヌオーとの差異として、4倍弱点がないものの、こおり/じめん/エスパーが弱点のため、サブウェポンの「れいとうパンチ」や「しねんのずつき」で弱点を突かれてしまうことがあります。 |
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アタッカー型(CS振り)など とくこう種族値が高く、すばやさ種族値でもイルカマンを上回るため、初手にイルカマンが出てくることを想定して初手投げして「フリーズドライ」でイルカマンを一方的に倒すことができます。スカーフを持たせていると確実に上を取ることができます。 |
※その他、イルカマンより早いアタッカーで上から倒すことも対策となりますが、イルカマンが こだわりスカーフ を持っている場合は先制されることもあります。
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