『ポケットモンスタースカーレットバイオレット(ポケモンSV)』の対人戦で有用なポケモンの1匹「テツノツツミ」の育成論やおすすめのテラスタイプ、対策方法を掲載・解説しています。
テツノツツミの基本情報
タイプ | こおり みず |
---|---|
特性 | ブーストエナジーを持たせるかエレキフィールドのときいちばん高い能力が上がる。 |
クォークチャージ 夢特性 ブーストエナジーを持たせるかエレキフィールドのときいちばん高い能力が上がる。 夢特性の入手方法 |
テツノツツミの種族値
HP | 攻撃 | 防御 | 特攻 | 特防 | 素早さ | 合計 |
---|---|---|---|---|---|---|
56 (590位) |
80
(376位) |
114
(79位) |
124
(73位) |
60
(503位) |
136
(12位) |
570
(113位) |
テツノツツミのタイプ相性
4倍 | なし |
2倍 | でんき くさ かくとう いわ |
0.5倍 | みず |
0.25倍 | こおり |
無効 | なし |
テツノツツミの解説
テツノツツミはデリバードの未来の姿とされているパラドックスポケモンです(進化系ではなく、バイオレットバージョンでのみエリアゼロで入手できます)。
デリバードをそのままロボットにしたかのような見た目をしており、非常に高いすばやさととくこう種族値を併せ持った高火力特殊アタッカーとして活躍させることができます。
素早さ面でテツノツツミを上回るポケモンはマルマインとドラパルトしかおらず、同速にカマスジョーがいます。
こおり技/みず技しか有用な攻撃技を覚えないため一見範囲が狭いように見えますが、みずタイプに弱点を突けるフリーズドライを覚えるので広い範囲に等倍以上を取ることができます。
テツノツツミの育成論
クォークチャージ型
特性 |
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性格 |
おくびょう (すばやさ↑こうげき↓) or ひかえめ(とくこう↑こうげき↓) |
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努力値 |
C(とくこう)252 D(とくぼう)4 S(すばやさ)252 |
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実数値 |
おくびょう:131-x-135-176-81-206 ひかえめ :131-x-135-193-81-188 (A0の場合A実数値76) |
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持ち物 |
パーティで持ち物が競合した際などのその他の候補は下記で解説 |
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テラスタイプ |
みず
など (テラスタイプの選択肢は下記で詳しく解説) |
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技構成 |
・ ハイドロポンプ (Lv77) ・ フリーズドライ (Lv56) ・ クイックターン (Lv49) ・ エレキフィールド ( わざマシン136 エレキフィールド ) |
テツノツツミの努力値調整
- HP/耐久
↳HP無振りで131と奇数になるため、残りは低めのとくぼうを補うため4振っています。 - とくこう
↳倒せる範囲を広げるために252振っています。 - すばやさ
↳こちらも上を取れる範囲を広げるために252振っています。
クォークチャージテツノツツミの解説
その他の育成方法や技の選択肢を紹介しています。
性格を考察
おくびょうにすると素早さ実数値が206になります。クォークチャージ発動時は309にまで上昇し、環境にいるポケモンでは最速スカーフドラパルト(実数値319)以外の全てに先手を取ることができます。
ひかえめにすると素早さ実数値が188で、クォークチャージでとくこうに1.3倍のブーストがかかります。こちらの場合火力は伸びるものの最速スカーフマスカーニャ(実数値288)や、すばやさ上昇した状態の最速ハバタクカミ(実数値307)に抜かれたり、仮想敵に設定している最速トドロクツキと同速になり安定した運用が難しいため、基本的にはおくびょうでの運用をオススメします。
持ち物を考察
・
こだわりスカーフ
→技の打ち分けはできなくなるものの、すばやさが1.5倍になります。
ブーストエナジーと異なり消費しないため、一度手持ちに引っ込めた後もクォークチャージ発動時と同じ素早さで動かすことができます。サイクルしつつ安定して高い素早さも活かしたい場合はこちらを。
有用な技が少なく、自発的に2回目以降のクォークチャージを発動させつつ あくび などの催眠対策もできる エレキフィールド を採用していますが、こちらのアイテムを持たせる際はほぼ エレキフィールド を発動できることがなくなるので、 フリーズドライ より威力が10高い れいとうビーム か、異なるテラスタイプにして テラバースト を採用することをオススメします。
・
きあいのタスキ
→とくぼうが壊滅的なため特殊アタッカーとの撃ち合いには向いていないという弱点を解消できます。
持ち物が競合してしまいますが、対面気味に使う場合は行動保証があり安定して動かすことができるこちらも強力なためオススメです。
テラスタイプを考察
・じめん
→本来苦手なでんき技を無効化でき、 ボルトチェンジ でのサイクルをカットできるようになる点が強力です。
テラバーストを採用しているとでんき/どく/はがねタイプのポケモンに弱点を突けるようになります。
・かくとう
→ドドゲザンピンポイントの対策です。
テラバーストでチョッキ持ちH252ドドゲザンを高乱数で1発で倒すことができます。
・はがね
→かくとう技は一貫しますが、本来の弱点であるいわ技→等倍、でんき/くさ技→半減となります。
・こおり / みず
→どちらもタイプ一致技の火力を伸ばすことができます。
特にみずテラスタルの場合、弱点がくさ/でんきのみになり耐性面で優秀なのでオススメです。
技構成の考察
フリーズドライの場合ドラパルトが乱数1発、れいとうビームの場合確定1発で倒すことができるので、両採用もオススメです。
・オススメ/確定枠
ハイドロポンプ |
命中率80%と少し不安なものの、これ以外の特殊みず技はみずのはどうしかないため確定枠となります。 |
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フリーズドライ |
他のこおり技と比較すると威力70と低めですが、みずタイプに抜群で入ります。広い範囲に等倍以上を取るために採用しておきましょう。 |
クイックターン |
物理技のため威力は低めですが、不利対面になった際に裏のポケモンにつなぐことができます。 |
エレキフィールド |
ブーストエナジーは発動するとなくなってしまうため、2回目以降に クォークチャージ を発動させるために採用しています。 あくび や キノコのほうし など、ねむり技の対策としても使えます。 |
・その他の技
その他の技の選択肢を紹介します。
フリーズドライ以外のこおり技はみずタイプに抜群とならないため、撃ち分けたい場合はどちらも採用するのもオススメです。
とんぼがえり |
|
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こごえるかぜ |
威力は低めですが、後続をサポートすることができます。 |
れいとうビーム |
フリーズドライより高火力なこおり技です。 |
ふぶき |
命中率70%と低いものの、こおり技最大打点となります。 ゆきふらし を持つ ユキノオー や、 さむいギャグ を覚える ヤドキング などと組ませてゆき展開をする際は必中となるのでオススメです。 |
ちょうはつ |
ステルスロック展開やどくびし展開、積み系ポケモンに強く出るこができます。 |
アンコール |
ちょうはつと同様に変化技を使うポケモンを無力化できます。 アンコールの場合積み技メインのポケモンを無理やり引かせることもできます。 |
テラバースト |
特殊技はみず/こおりしか扱えません。 みず/こおり以外のタイプにテラスタルする個体の場合オススメです。 |
クォークチャージテツノツツミの運用方法
前述した通りクォークチャージ発動時の素早さ実数値は309、非発動時は206と非常に素早いポケモンです。みず/こおりの優秀な攻撃範囲を活かして上から通りの良い技を撃っていくだけで活躍させることができます。
クイックターンやとんぼがえりを採用しておくことで、苦手なポケモンとの対面で裏のポケモンに引くことができサイクル戦でも強力です。終盤まで残しておくと削れた相手を上から処理するスイーパーとして活躍します。
物理方面の耐久はドラパルトのドラゴンアローを確定2発に抑えたり、トドロクツキのスケイルショットが5ヒットしない限り耐えたりと優秀な反面、とくぼう種族値は60と特殊方面の耐久は低いので特殊アタッカーとの撃ち合いには適性がありません。
この育成論では エレキフィールド を採用しているため、カバルドンやヘイラッシャのあくびに後出ししてエレキフィールドを展開することでねむり状態を防ぎつつアドバンテージを稼ぐことや、2回目以降の クォークチャージ を発動させる(実質的にすばやさ×1.5の積み技として使用できる)ことができます。
クォークチャージテツノツツミと相性のいいポケモン
ポケモン |
型 |
---|---|
など、未来のパラドックスポケモン |
– 本来はブーストエナジーの取り合いとなる場合がありますが、エレキフィールドを採用することで後続のパラドックスポケモンたちもクォークチャージを発動させることができます。 中でもテツノカイナやテツノイバラはでんき技を一致で使えるポケモンで、エレキフィールドの効果を最大限に活かすことができます。 |
起点作り型(HB/HD振り)、アタッカー型(HA振り)など どちらもくさ弱点のためくさ技は一貫してしまうものの、でんき技を無効にしたりとくせい「わざわいのうつわ」で特殊技を受けることができ、引き先として優秀です。 ステルスロック+ふきとばしやカタストロフィの定数ダメージで相手パーティを削り、テツノツツミのダメージ圏内に入れることができます。 |
テツノツツミと似た役割のポケモン
▼特殊アタッカー育成論まとめ
ポケモン |
型 |
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アタッカー型など 高速特殊アタッカーという点は共通している。抜群が取れる範囲はハバタクカミの方が広く変化技も様々で器用な他、テツノツツミは物理耐久が高くハバタクカミは特殊耐久が高いという違いがある |
テツノツツミの対策
テツノツツミの対策方法
先発で出てくることを想定して特殊アタッカーを選出しておきましょう。みず技/こおり技で弱点を突かれないサーフゴーなどの特殊アタッカー、後攻ボルトチェンジでテツノツツミを一撃で倒すことができサイクル戦で活躍できるHP振りウォッシュロトムなどをオススメします。
物理アタッカーで対処する場合、タスキで行動保障があり先制技があるキノガッサやマスカーニャなどがオススメです。
ほぼ全てのポケモンは上を取られてしまうため、上から確実に倒すにはすばやさに補正をかけてスカーフを持たせたドラパルトのりゅうせいぐんのみです。
▼特殊アタッカーの育成論まとめ
▼特殊受けの育成論まとめ
テツノツツミ対策におすすめのポケモン
ポケモン |
型 |
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スカーフ特殊アタッカー型(CS振り) 最速スカーフドラパルトはすばやさ実数値319で、環境に少ないマルマインを除くと上からテツノツツミを殴れる唯一のポケモンです。 C特化りゅうせいぐんで確定1発で倒すことができオススメです。 |
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しんりょく型(AS振り)など きあいのタスキで耐えてトリックフラワー→ふいうちで処理できます。 |
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テクニシャン型(AS振り)など きあいのタスキを持たせていることが多く、マッハパンチ2発で倒すことができます。 |
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ラッキー→特殊受け型(BD振り) ハピナス→特殊受け兼アタッカー型(BC振り)などどちらも特殊受けとして活躍しており、規格外の特殊耐久を誇るポケモンです。ほとんどの特殊アタッカーでは突破できません。 |
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こだわりメガネ型(CS振り)など 特化サーフゴーのゴールドラッシュで確定1発で倒すことができます。 テツノツツミ側はテラバースト以外に有効打がありません。 |
こだわりメガネ型
特性 |
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---|---|
性格 |
おくびょう (すばやさ↑こうげき↓) |
努力値 |
特攻252 特防4 素早さ252 |
実数値 |
おくびょう:131-x-135-176-81-206 (A0の場合A実数値76) |
持ち物 |
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テラスタイプ |
みず こおり |
技構成 |
・ ハイドロポンプ (Lv77) ・ フリーズドライ (Lv56) ・ クイックターン (Lv49) ・ ふぶき (Lv.91) |
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