『ポケットモンスタースカーレットバイオレット(ポケモンSV)』の対人戦で有用なポケモンの1匹「テツノカイナ」のとつげきチョッキ型、レイド用の育成論やおすすめのテラスタイプ、対策方法を掲載・解説しています。
テツノカイナの基本情報
タイプ | かくとう でんき |
---|---|
特性 | ブーストエナジーを持たせるかエレキフィールドのときいちばん高い能力が上がる。 |
クォークチャージ 夢特性 ブーストエナジーを持たせるかエレキフィールドのときいちばん高い能力が上がる。 夢特性の入手方法 |
テツノカイナの種族値
HP | 攻撃 | 防御 | 特攻 | 特防 | 素早さ | 合計 |
---|---|---|---|---|---|---|
154 (9位) |
140
(19位) |
108
(96位) |
50
(587位) |
68
(433位) |
50
(576位) |
570
(113位) |
テツノカイナのタイプ相性
4倍 | なし |
2倍 | じめん エスパー フェアリー |
0.5倍 | でんき むし いわ あく はがね |
0.25倍 | なし |
無効 | なし |
テツノカイナの解説
テツノカイナはハリテヤマの未来の姿とされているパラドックスポケモンです(進化系ではなく、バイオレットバージョンでのみエリアゼロで入手できます)。
かくとうでんきと、パーモットと同じく第9世代で初登場の複合タイプの持ち主で、かくとうタイプには珍しくひこうタイプのポケモンを呼びづらいという長所があります。
通常のハリテヤマと比較するとすばやさ種族値は同じく50、それ以外は全て上位互換となっています。覚える技や技範囲もほぼ据え置きで大きくは変わりませんが、ハリテヤマが習得可能な先制技 バレットパンチ は残念ながら使用できません。
はらだいこ や つるぎのまい 、 てっぺき など有用な補助技も覚えますが、本記事では低い特殊耐久を補うためにとつげきチョッキを持たせた型を紹介します。
テツノカイナの育成論
とつげきチョッキアタッカー型
特性 |
|
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性格 |
いじっぱり (こうげき↑とくこう↓) |
努力値 |
HP76 こうげき238 ぼうぎょ4 とくぼう172 すばやさ20 下記でマリルリ抜き調整も紹介しています |
実数値 |
239-209-129-x-110-73 |
持ち物 |
|
テラスタイプ |
ほのお くさ など (テラスタイプの選択肢は下記で詳しく解説) |
技構成 |
・ かみなりパンチ (Lv21) ・ ドレインパンチ (わざマシン73 ドレインパンチ) ・ じしん ( わざマシン149 じしん ) ・ れいとうパンチ (わざマシン69 れいとうパンチ) ↳その他の候補 ワイルドボルト ・ インファイト ・ じならし ・ いわなだれ ・ がんせきふうじ ・ れいとうパンチ ・ ほのおのパンチ ・ じゃれつく ・ ヘビーボンバー |
チョッキテツノカイナの努力値調整
- HP/耐久
↳HPを奇数かつ16n-1になるように調整し、低いとくぼうを補うためにDに厚く振っています。 - こうげき
↳倒せる範囲を広げるために252振っています。 - すばやさ
↳無振りガチグマ 抜き
チョッキテツノカイナの解説
その他の育成方法や技の選択肢を紹介しています。
努力値振りを考察
すばやさに20振り、実数値を73にすることで、Sに12振ったマリルリなどの50族(実数値72)を抜くことができるため、こちらの調整もオススメです。
無振りオーロンゲなどの60族(実数値80)を抜かしたい場合は実数値81(84振り)になるまで振っておきましょう。
努力値 |
H(HP)76 A(こうげき)252 B(ぼうぎょ)4 D(とくぼう)156 S(すばやさ)20 |
---|---|
実数値 |
239-211-129-x-108-73 |
テラスタイプを考察
・ほのお
→ほのおタイプになることで、おにびかえんほうしゃの追加効果でやけどにならないため、機能停止しづらくオススメです。ほのおのパンチを採用している場合は火力も上がります。
・くさ
→耐性面では弱くなりますが、じめん技を半減できるほか、キノガッサやモロバレルのキノコのほうしを無効にできる点が強力です。
また、
ガチグマ
に対しても地面技を半減して有利に立ち回れます。
・かくとう
じめん技を等倍で受けられるようになり、ドレインパンチの回復量も増加します。
・でんき
→弱点がじめんタイプだけになり、でんき技の威力が上昇します。また麻痺にもなりません。
・ひこう
→本来半減で受けられるいわ技/でんき技が対面で飛んでくることは少なく、じめん技を無効にできる点が強力です。
・じめん
→じめんテラスタルを切ることで、じしん2でHB特化ラウドボーンを確定2発で倒せるようになります。
技構成の考察
・オススメ/確定枠
かみなりパンチ |
威力は低めですが反動がなく扱いやすいでんき物理技です。 |
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ドレインパンチ |
威力は低めですが、与えたダメージの半分回復できるため撃ち合いに強くなり、高いHP種族値を活かせます。 |
じしん |
ほのおタイプ/どくタイプ/はがねタイプへの打点になります。 特にサーフゴーやラウドボーンにはかくとう技が通らないので採用しておきましょう。 |
れいとうパンチ |
技の補完が優秀なためオススメです。 特にガブリアスやボーマンダ、カイリューなどこおり4倍弱点への打点として。 |
・その他の技
その他の技の選択肢を紹介します。
ねこだまし |
きあいのタスキやがんじょうを潰すことができます。 カイリューはねこだましでマルチスケイルを剥がす→れいとうパンチを撃つことで処理できます。マリルリにはかみなりパンチを耐えられることが多く、ねこだまし込みで確定で倒すことができます。 また、
|
---|---|
ワイルドボルト |
でんき技最大打点ですが、反動技でHPが削れてしまうのが気になります。 かみなりパンチを採用しましょう。HB特化アーマーガアやドヒドイデを仮想敵とする場合、ワイルドボルトでもかみなりパンチでも確定2発です。 |
インファイト |
ドレインパンチとの選択 かくとう技最大打点です。反動でぼうぎょ/とくぼうが下がってしまうため撃ち逃げするようにしましょう。 |
じならし |
じしんに比べ火力は劣るものの相手のすばやさを1段階下げる追加効果があり、後続のサポートなどで便利です。 |
いわなだれ |
いわ技最大打点です。鈍足のためひるみの追加効果には期待できません。 |
がんせきふうじ |
じならしと同様相手のすばやさを1段階下げる追加効果があります。 |
ほのおのパンチ |
ハッサムが重い場合ピンポイントの対策として使えます。 |
じゃれつく |
かくとうタイプ/ドラゴンタイプへの打点として使えます。 特に サザンドラ は4倍弱点です。 |
ヘビーボンバー |
フェアリータイプへの打点として。 アイアンヘッドも使えますがテツノカイナは体重が重く最大ダメージを出しやすいためこちらをオススメします。 |
チョッキテツノカイナの運用方法
本来は物理アタッカーとの撃ち合いに向いているポケモンですが、持ち物がとつげきチョッキなので技の打ち分けもでき、特殊ポケモンとの撃ち合いも可能になっています。
でんき技/かくとう技の通りの良いパーティには選出し、対面のポケモンに通る技を選択していきましょう。ドレインパンチで回復できるため、かくとう技で弱点を突ける対面には負けづらいポケモンです。
チョッキテツノカイナと相性のいいポケモン
ポケモン |
型 |
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トリックルームを展開できるポケモン |
ブリムオン→(HC振り)など ミミッキュ→(HA振り)など 遅い素早さを逆手に取ってトリックルーム展開からテツノカイナを出すと強力です。特にブリムオンはマジックミラーで妨害されづらく、きあいのタスキを持たせて先発で出すことでほぼ確実にトリックルームを発動できます。 ミミッキュもばけのかわで行動保障があり、のろいで自主退場が狙えるためオススメです。 |
物理受け型(HB振り)など テツノカイナの弱点であるじめん技は無効、フェアリー技/エスパー技を半減で受けることができます。
|
テツノカイナの対策
テツノカイナの対策方法
鈍足で先制技を持たないため、高速アタッカーやキノコのほうしなど搦め手を使うポケモンとの対面は苦手ですまた、メインウェポンであるでんき技/かくとう技を半減以下で受けられるドオーやモロバレルなどで流すことも可能です。
テツノカイナ対策におすすめのポケモン
ポケモン |
型 |
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テクニシャン型(AS振り)など 上からキノコのほうしを撃ってから倒したり裏のポケモンの起点にしたりと様々な手段を取れます。 |
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受け型(HBD振り)など 耐久面で優秀なポケモンで、後出しから余裕をもってキノコのほうしで眠らせることができます。とくせい「さいせいりょく」のためサイクル戦に適正もあり強力です。 |
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アタッカー型(AS振り) ばけのかわを盾につるぎのまいを積み、A+2じゃれつくで倒すことができます。 |
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アタッカー型(AS振り)など じめんタイプのためでんき技を無効化できます。 ねこだましやドレインパンチなど接触技を受けるたびにさめはだの定数ダメージを与えることができ、タイプ一致じしんで大ダメージを与えることができます。 |
レイド用テツノカイナ
特性 |
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---|---|
性格 |
いじっぱり(こうげき↑とくこう↓) |
努力値 |
対ぶつり: HP4 こうげき252 ぼうぎょ252 対とくしゅ:HP4 こうげき252 とくぼう252 汎用型:こうげき252 ぼうぎょ100 とくぼう156 |
持ち物 |
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テラスタイプ |
でんき or かくとう |
技構成 |
・ ドレインパンチ ・ はらだいこ ・ かみなりパンチ ・ じしん |
補足点
テツノカイナはHP種族値が高いため、ぼうぎょ/とくぼうを伸ばした方が耐久指数の上昇の際に効率が良いため、HPではなく他耐久に振り分けという努力値振りをしています。
対ぶつり型/対とくしゅ型/汎用型 の3つを紹介していますが、スカーレットでは入手が難しく、育成コストもかかるため、1体しか入手できていない方は「汎用型」を1体育成しておきましょう。複数体持っている方は「対ぶつり型」/「対とくしゅ型」をそれぞれ育成しておくことをオススメします。
性能や立ち回りの解説
テツノカイナは「はらだいこ」で火力を大幅に上げ、「ドレインパンチ」で大ダメージを与えつつ回復のコンボが非常に強力です。とくせい「クォークチャージ」のステータス上昇(1.3倍)とはらだいこ(こうげきを6段階上昇に固定)は別の扱いで、それぞれ倍率がかかるためとんでもない火力を出すことができます。
はらだいこでHPを半分失ってしまいますが、そのターンに倒されなければその後のドレインパンチで超回復ができる為安定したダメージ&回復サイクルを行えます。
立ち回り注意点
難易度の高いレイドの場合、はらだいこを使う前に「おうえん」コマンドから「がっちりぼうぎょ」を選択してぼうぎょ/とくぼうを上昇させないと倒されてしまう場合があります。
※ポケモン名称に誤りがあったため修正いたしました。コメントありがとうございます。
有利不利について
でんきかくとう技が通りやすい相手には連れていきましょう。特にかくとう弱点相手には「はらだいこ」+「ドレインパンチ」のコンボで大活躍間違いなしです。
メインウェポンのでんき/かくとうで抜群がとれないフェアリーやエスパーのポケモンや、フェアリー/エスパー技をメインで使用してくるポケモン(サーナイトなど)のテラレイドバトルでは倒されてしまうので、ニャイキングを使用しましょう。
▼その他のおすすめレイド用育成論
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