『ポケットモンスタースカーレットバイオレット(ポケモンSV)』の対人戦で有用なポケモンの1匹「バドレックス(はくばじょうのすがた)」、「白バドレックス」の育成論やおすすめのテラスタイプ、対策方法を掲載・解説しています。
目次
白バドレックスの育成論
物理アタッカー
技名後の括弧内は習得方法です。青文字のものは入手方法にジャンプ可能です。
特性 |
|
---|---|
性格 |
いじっぱり(こうげき↑とくこう↓) |
努力値 |
H252 A252 D4 |
実数値 |
207-238-170-x-151-70 |
持ち物 |
|
テラスタイプ |
でんきなど |
技構成 |
・
ブリザードランス
(基本) / (
キズナのタヅナ
での合体時) ・ 10まんばりき (Lv64) ・ テラバースト ( わざマシン171 テラバースト ) ・ トリックルーム ( わざマシン161 トリックルーム ) ↳その他の候補 つららばり ・ にどげり ・ くさわけ ・ タネマシンガン ・ ヘビーボンバー ・ インファイト ・ のろい ・ こうそくいどう ・ つるぎのまい ・ てっぺき ・ ほえる など |
物理アタッカー型の努力値調整
- HP/耐久
↳HP252振りで奇数、余りは カイオーガ や バドレックス-こくばじょうのすがた など特殊アタッカー対策としてとくぼうに4 - 攻撃
↳最大化
調整案
性格 |
いじっぱり(こうげき↑とくこう↓) |
---|---|
努力値 |
H252 A228 B4 D4 S20 |
実数値 |
207-235-171-x-151-73 |
こちらの調整では少し火力が落ちますが、無振りのアカツキガチグマを抜けるようになります。
また、4振りアカツキガチグマを抜く場合にはSに28振る必要があります。
環境のアカツキガチグマの努力値配分を踏まえた上で調整を行ってください。 こうそくいどう を採用するのであれば、それを加味した調整も必要です。
トリル型
技名後の括弧内は習得方法です。青文字のものは入手方法にジャンプ可能です。
特性 |
|
---|---|
性格 |
ゆうかん(こうげき↑すばやさ↓) |
努力値 |
H252 A252 D4 |
実数値 |
207-238-170-x-151-49 ※トリルを活かすためS0個体推奨 |
持ち物 |
|
テラスタイプ |
でんき |
技構成 |
・
ブリザードランス
(基本) / (
キズナのタヅナ
での合体時) ・ 10まんばりき (Lv64) ・ テラバースト ( わざマシン171 テラバースト ) ・ トリックルーム ( わざマシン161 トリックルーム ) ※その他の候補は先ほど解説したため割愛 |
トリル型の努力値調整
- HP/耐久
↳HP252振りで奇数、余りは カイオーガ や バドレックス-こくばじょうのすがた など特殊アタッカー対策としてとくぼうに4 - 攻撃
↳最大化
合体時の個体値について
白バドレックスを手に入れるには、 キズナのタヅナ で バドレックス と ブリザポス を合体させる必要があります。
合体後の白バドレックスの個体値は、素のバドレックスの個体値が反映されるという仕様になっています。
そのため、S0個体を使いたいのであれば バドレックスのS0個体を入手する必要があります。
とくせい「じんばいったい」とは?
白バドレックスは、上記2つの特性を併せ持ちます。
効果としては“相手はきのみを食べられなくなり、相手ポケモンを倒すたびに自身のこうげきが1段階上昇する”というものになっています。
また、黒バドレックスも同名の特性を持っていますが、あちらは しろのいななき ではなく、とくこうが上昇する レイスポス の特性「 くろのいななき 」を内包しています。
白バドレックスの解説
その他の育成方法や技の選択肢を紹介しています。
持ち物を考察
・
いのちのたま
→攻撃するたびに最大HPの1/10を失いますが、技の威力が1.3倍になります。
技の撃ち分けや トリックルーム を展開しつつ威力の底上げができる優秀なアイテムです。
・
じゃくてんほけん
→弱点を突かれた際に、こうげき・とくこうが2段階ずつ上昇する使い捨てアイテムです。
高耐久・多弱点と噛み合っており、 こうそくいどう や トリックルーム 使用と合わせて発動することで 全抜き体制を整えることができます。
・
とけないこおり
→こおりタイプの技の威力が1.2倍になるアイテムです。
こちらは いのちのたま と異なりデメリットがありません。 ブリザードランス は一貫性の高い技で選択する機会が多いため良い選択肢です。
・
とつげきチョッキ
→変化技は使えなくなりますが、とくぼうが1.5倍になるアイテムです。
トリックルーム 展開ができなくなるため、 ミミッキュ や クレセリア などと組ませる必要が出てきます。
・
いかさまダイス
→連続技のヒット数が4~5回で固定されるアイテムです。
ブリザードランス の方が つららばり ×4より火力は出ます(×5ならつららばりの方が高い)が、 がんじょう や きあいのタスキ を1ターンで突破できる可能性があり、 タネマシンガン も採用しやすくなります。
テラスタイプを考察
・でんき
→こおり技 ブリザードランス と テラバースト (でんき)の範囲が噛み合っており、広い範囲に等倍以上を突くことができます。
弱点がじめんだけとなる点でも高耐久と噛み合っています。
・ほのお
→本来の弱点であるほのおはがねむしを半減できます。
物理アタッカーの問題点であるやけど状態にもならなくなります。
10まんばりき ではがねへの打点はあるため、 テラバースト 以外の技を採用するのが良いです。
・くさ
→ タネマシンガン 、 くさわけ を採用するのであればこれらの技の威力を伸ばすことができます。
・みず
→弱点が少なく行動回数を増やせます。
テラバースト(みず)は使いどころが少ないため、 タネマシンガン や じごくづき を採用するのが良いでしょう。
・フェアリー
→耐性をがらっと変えることができるためオススメです。
こちらも テラバースト を採用せず、 タネマシンガン などで良いでしょう。
技構成の考察
ブリザードランス |
バドレックス(白)の専用技で、威力120のこおり技です。 前作では威力130でしたが、今作から120に低下しています。 |
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サイコショック |
タイプ一致エスパー技です。 サイコキネシス より威力は10低いですが、相手のぼうぎょを参照して攻撃する仕様があり ラッキー などの特殊受けを突破しやすくなっています。 |
テラバースト |
テラスタイプと同じタイプになる攻撃技です。 採用するのであればでんきテラスタルなど、範囲を補えるタイプに変化しましょう。 |
トリックルーム |
5ターン(実質4ターン)の間、すばやさが遅い順から行動できるようになります。 |
つららばり |
2~5回攻撃するこおり技です。 5ヒット時のみ、 ブリザードランス の威力を5だけ上回ります。 |
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にどげり |
2回攻撃のかくとう技です。 パオジアン ピンポイントの対策です。 |
くさわけ |
攻撃しつつ自身のすばやさを1段階上げるくさ技です。 |
タネマシンガン |
2~5回攻撃するくさ技です。 |
ヘビーボンバー |
体重差で威力が変動するはがね技です。 |
インファイト |
攻撃後にこうげき・ぼうぎょが1段階低下するかくとう技です。 |
のろい |
自身のこうげき・ぼうぎょを1段階ずつ上げ、すばやさを1段階低下させる技です。 トリックルーム 下であれば実質的にすばやさ上昇となりえます。 |
こうそくいどう |
自身のすばやさを2段階上昇させる技です。 トリックルーム を採用せずある程度素早さに振るのであれば。 |
つるぎのまい |
自身のこうげきを2段階上昇させる技です。 |
てっぺき |
自身のぼうぎょを2段階上昇させる技です。 ボディプレス も採用するのであれば良い選択肢になるでしょう。 |
ほえる |
相手を強制的に交代させる技です。 |
白バドレックスの運用方法
白バドレックスは耐久面の数値こそ優れていますが、弱点が多く素の状態で殴り合うとなると上から殴られてしまい行動回数が限られてしまいます。
そのため、テラスタルでタイプを変えつつ 素早さが遅い方から攻撃できるようになる トリックルーム を展開し、 ブリザードランス や 10まんばりき 、 テラバースト などで殴っていくようにしましょう。 じんばいったい のこうげき上昇がかかれば非常に止められづらくなるため、なるべく相手ポケモンの数を減らせるように立ち回りましょう。
先発で出すとなると きあいのタスキ で防がれたり、交代で受け回されたりと トリックルーム のターンが足りなくなることが懸念点となります。裏からの死に出しや後攻 とんぼがえり などで場に出ていってから動くことをオススメします。
白バドレックスと相性のいいポケモン
白バドレックスは多弱点で非常にテラスタル依存が高いため、 トリックルーム ギミックを無理なく採用できるこれらのポケモン以外にも、テラスタルが不要なポケモンと組ませるのが良いです。
ポケモン |
型 |
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鈍足のため トリックルーム を共有できる特殊アタッカー |
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トリックルーム で補助ができ、高耐久のためクッション要員として出すこともできる |
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白バドレックスと似た役割のポケモン
ポケモン |
型 |
---|---|
こちらは連続技 つららばり を使用できる中速物理アタッカー | |
素早さが遅めな物理アタッカーで、 トリックルーム との相性が良い |
白バドレックスの対策
白バドレックスの対策方法
白バドレックスは先ほどから解説している通り、弱点が多いため高火力の一致技で弱点を突いていくことで比較的簡単に処理ができます。処理できないポケモンであれば、 みがわり を採用しておくことで トリックルーム のターンを凌ぐことも比較的容易と言えます。そもそも ちょうはつ で トリックルーム を発動させないのも良いでしょう。
基本的に ブリザードランス で攻撃してくることが多い為、こおり技を半減できるポケモンであれば受けていくこともできます。
また、物理アタッカーの例に漏れず、 おにび のやけどや いかく による攻撃低下なども苦手と言えます。
ランドロス-れいじゅうフォルム は4倍弱点を突かれてしまうため、一致技をどちらも半減できて いかく 持ちで すてゼリフ や おにび がある ガオガエン が良いでしょう。
白バドレックス対策におすすめのポケモン
ポケモン |
型 |
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白バドレックスのタイプ一致技をどちらも半減できる。 かみくだく で弱点を突いて大ダメージを狙える上に トリックルーム 下でも ふいうち による先制ができる | |
ひひいろのこどう 下での フレアドライブ で大ダメージが狙える | |
ふとうのつるぎで場に出るだけで攻撃を上げつつ きょじゅうざん で弱点を突いて倒すことができる |
白バドレックスの基本情報
タイプ | こおり エスパー |
---|---|
特性 | バドレックスの[きんちょうかん]と合体した馬の両方の特性をあわせ持つ。 |
バドレックス-はくばじょうのすがたの種族値
HP | 攻撃 | 防御 | 特攻 | 特防 | 素早さ | 合計 |
---|---|---|---|---|---|---|
100 (81位) |
165
(4位) |
150
(9位) |
85
(259位) |
130
(23位) |
50
(576位) |
680
(8位) |
バドレックス-はくばじょうのすがたのタイプ相性
4倍 | なし |
2倍 | ほのお むし いわ ゴースト あく はがね |
0.5倍 | こおり エスパー |
0.25倍 | なし |
無効 | なし |
バドレックス-はくばじょうのすがたの解説
バドレックス(白)は、ソード・シールドの後編DLC『冠の雪原』で追加された禁止伝説級のポケモンです。
通常のバドレックスが ブリザポス に騎乗した姿で合計種族値は680、こうげきが165 すばやさが50と非常に鈍足な物理アタッカーとなっています。
エスパーこおり複合で非常に弱点が多く鈍足なためいまいちタイプには恵まれてはいませんが耐久が非常に高く トリックルーム を安定して展開することができます。また、多弱点を活かして じゃくてんほけん を起動して全抜きを狙うこともでき単なる鈍足アタッカーではなく攻めの手段も多彩という性能をしています。
今作スカーレット・バイオレットでは、前述した多弱点をテラスタルで消しつつ立ち回ることができます。
バドレックスの入手方法
バドレックスの本体は、現在のスカーレット・バイオレット内で入手することはできません。
Pokemon HOMEを経由し、ソード・シールドで捕まえた個体を輸送することでのみ入手が可能です。
また、バドレックスが騎乗する ブリザポス は『藍の円盤』クリア後にブルーベリー学園に出現する「おやつおやじ」から ブリザポスのおやつ をもらうことで固定シンボルで出現するようになります。
ブリザポス |
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マップ(タップ/クリックで拡大可能) |
拡大マップ(タップ/クリックで拡大可能) |
最寄りのそらをとぶポイント |
ナッペ山ジム |
8世代(剣盾)からの変更点
弱体化(ナーフ)
- 専用技 ブリザードランス の威力が130→120 (-10)
※ ブリザポス は つららばり を没収されたが、白バドレックスは使用可能
強化(アッパー)
バドレックス(白)がポケモンSVで習得した技
『藍の円盤』でスカーレット・バイオレットに登場し、バドレックス(白)は下記の技を新たに習得しました。
くさわけ ※新技 |
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テラバースト ※新技 |
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