『ポケットモンスタースカーレットバイオレット(ポケモンSV)』の対人戦で有用なポケモンの1匹「マスカーニャ」の育成論やおすすめのテラスタイプ、対策方法を掲載・解説しています。
マスカーニャの基本情報
タイプ | あく くさ |
---|---|
特性 | HPが1/3以下になると、くさタイプの技の威力が1.5倍になる。 |
へんげんじざい 夢特性 自分が出した技と同じタイプになる。 夢特性の入手方法 |
マスカーニャの種族値
HP | 攻撃 | 防御 | 特攻 | 特防 | 素早さ | 合計 |
---|---|---|---|---|---|---|
76 (315位) |
110
(145位) |
70
(385位) |
81
(297位) |
70
(375位) |
123
(32位) |
530
(169位) |
マスカーニャのタイプ相性
4倍 | むし |
2倍 | ほのお こおり かくとう どく ひこう フェアリー |
0.5倍 | みず でんき くさ じめん ゴースト あく |
0.25倍 | なし |
無効 | エスパー |
マスカーニャの解説
今作の御三家「ニャオハ」の最終進化系で、くさ/あくタイプの高速物理アタッカーです。
同じ夢特性「へんげんじざい」を持つゲッコウガと比べて、すばやさ種族値が1だけ高くなっています。
ゲッコウガのように、耐久調整をしたり きあいのタスキ で通常特性「しんりょく」を活かす個体と、タイプを変えつつ殴り合う「へんげんじざい」型の2つが存在します。
▼しんりょく型の育成論はこちら
へんげんじざいの弱体化について
とくせい「へんげんじざい」は”戦闘に出るたび 1回だけ 自分が出す技と同じタイプに変化する“(手持ちに戻り、場に出ると再度発動可能)というように下方修正されました。(以前は”回数制限なく、自分が技を出すタイミングで、わざと同じタイプに変化する“という効果でした)
また、テラスタルするとそれ以降はとくせいの効果が発動しません。テラスタルの発動が先に行われ、変幻自在が発動しない仕様になっています。
マスカーニャの育成論
しんりょく型(AS)
特性 |
|
---|---|
性格 |
いじっぱり(攻撃↑とくこう↓) or ようき (すばやさ↑とくこう↓) |
努力値 |
A(こうげき)252 B(ぼうぎょ)4 S(すばやさ)252 |
実数値 |
いじっぱり:151-178-91-x-90-175 ようき: 151-162-91-x-90-192 |
持ち物 |
|
テラスタイプ |
くさ or あく |
技構成 |
・ トリックフラワー (進化時) ・ とんぼがえり (Lv24) ・ ちょうはつ ( わざマシン087 ちょうはつ ) |
しんりょくマスカーニャの努力値調整
- HP/耐久
↳無振りでHP実数値が151と奇数になります。残りはぼうぎょに振っています。 - A(こうげき)252
↳素早さは高めですが火力面はいまいち足りないので、極力高いダメージを出せるように最大まで振っています。 - S(すばやさ)252
↳上を取れる範囲を広げるため、最大まで振っています。
しんりょくマスカーニャの解説
性格を考察
ようきの場合素早さ実数値が192です。こちらの場合、最速トドロクツキ/準速テツノツツミ/最速テツノドクガなど、パラドックスポケモンに先制できるようになります。
いじっぱりの場合すばやさ実数値が175になります。
タスキを持っていて行動が保証され、先制技 ふいうち もあるため、こちらで育成するのもオススメです。
テラスタイプを考察
テラスタイプは、専用技「トリックフラワー」のタイプ一致補正を2倍に上昇できるくさタイプをオススメします。
ふいうちで上から倒せる範囲が広がるため、あくタイプもオススメです。
技構成の考察
・オススメ/確定枠
トリックフラワー (確定枠) |
タイプ一致で撃つことができ、必ず命中し確定で急所に当たるため キョジオーン や ヘイラッシャ など積み技を使う耐久ポケモンに強く出られます。 |
---|---|
はたきおとす |
相手が道具を持っているとダメージが1.5倍になり、道具を持っていない状態にできます。 |
とんぼがえり |
攻撃後、手持ちのポケモンと入れ替わります。 主に不利対面で使用します。 |
ちょうはつ |
相手の変化技を封じることができます。 |
・その他の技
その他の技の選択肢を紹介します。
ふいうち |
相手が攻撃技を使っているターンは必ず先制できるあくタイプの技です。 |
---|---|
じゃれつく |
フェアリータイプの技です。 あくタイプや、ドラゴンタイプのポケモンへの打点として使えます。 |
つばめがえし |
ひこうタイプの技です。 呼びやすい モロバレル などへの打点として使えます。 |
かわらわり |
かくとうタイプの技です。 けたぐり と比較して、威力が安定する点と、追加効果で壁を破壊できるため オーロンゲ などの壁展開を封じやすい点で優れています。 |
かみなりパンチ |
でんき4倍弱点の ギャラドス ピンポイントの対策として。 |
どくびし |
どくびしパの場合に。場に出てきた浮いていないポケモンをどく状態/もうどく状態にできます。 1回撒くとどくを付与、2回展開することでもうどくを付与します。 どくタイプのポケモンが場に出てくると回収されてしまいます。 |
しんりょくマスカーニャの運用方法
きあいのタスキ を持っていて行動が保証されているので、初手で出すかスイーパーとしての運用のどちらかがメインとなります。ダメージを受けると きあいのタスキ が無効化されてしまう事から後投げすることは好ましくないので、基本的に死に出しで出していきましょう。
メインウェポンである「トリックフラワー」や「はたきおとす」、サブウエポンである「じゃれつく」などで攻撃していきましょう。苦手な対面や、交代が予想できる場合は「とんぼがえり」で他のポケモンと交代しましょう。
変化技を使用してくるポケモンには「ちょうはつ」を撃ちましょう。
マスカーニャと相性のいいポケモン
ポケモン |
型 |
---|---|
もらいび個体/アタッカー型(AS振り)など マスカーニャが苦手なほのお/フェアリー対面を「とんぼがえり」でソウブレイズに任せることができます。 |
|
アタッカー型(AS振り) マスカーニャを上から倒せるスカーフドラパルトに有利を取れます。 ドラゴン技でこだわっていた場合後出しして「つるぎのまい」を積んでテンポを取り戻すことができます。 |
|
物理受け型(HB振り) 不利対面で とんぼがえり を撃った際の引き先としてオススメです。 |
スカーフ型(AS)
特性 |
|||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
性格 |
いじっぱり(攻撃↑とくこう↓) or ようき (すばやさ↑とくこう↓) |
||||||||||
努力値 |
A(こうげき)252 B(ぼうぎょ)4 S(すばやさ)252 |
||||||||||
実数値 |
いじっぱり:151-178-91-x-90-175 ようき: 151-162-91-x-90-192 |
||||||||||
持ち物 |
|||||||||||
テラスタイプ |
くさ
|
||||||||||
技構成 |
・ トリックフラワー (進化時) ・ はたきおとす (Lv52) ・ とんぼがえり (Lv24) ・ じゃれつく (Lv47) |
スカーフマスカーニャの努力値調整
- HP/耐久
↳無振りでHP実数値が151と奇数になります。残りはぼうぎょに振っています。 - A(こうげき)252
↳素早さは高めですが火力面はいまいち足りないので、極力高いダメージを出せるように最大まで振っています。 - S(すばやさ)252
↳こだわりスカーフの補正×性格補正ですばやさ実数値288となります。マスカーニャより早いポケモン(ドラパルト、テツノツツミ、パオジアンなど)が同じくスカーフを持っていた場合は抜かれますがだいたいのポケモンには先制できます。すばやさが高すぎるので、ある程度削って耐久を高める調整もオススメです。
スカーフマスカーニャの解説
性格を考察
ようきの場合素早さ実数値が192で、スカーフ込みで288となります。最速かつS1段階上昇トドロクツキの実数値は282で、テラスタルを考慮しない場合じゃれつくで落とせるためこちらをオススメします。
いじっぱりの場合すばやさ実数値が175、スカーフ込みで262となります。対面のポケモンがスカーフを持っていないと仮定するとこちらでも確実に先制できます。決定力が足りない場合こちらで育成するのもオススメです。
テラスタイプを考察
テラスタイプは、専用技「トリックフラワー」のタイプ一致補正を2倍に上昇できるくさタイプがオススメですが、基本的にはへんげんじざいを使って戦うためマスカーニャにテラスタルを切ることはあまりありません。
スカーフマスカーニャの運用方法
先ほど解説した通り、高いすばやさ種族値とスカーフの補正を活かして先制して通りのいい技を出していくのが得意なポケモンです。
メインウェポンは急所確定+必中の「 トリックフラワー 」、アイテムを無効化できる「 はたきおとす 」もしくは「 つじぎり 」です。苦手な対面では「 とんぼがえり 」で後続を出し、サイクル戦を仕掛けましょう。ドラゴン対策に「 じゃれつく 」を入れています。
「 トリック 」を採用しておくと、耐久系ポケモンや積みアタッカーにスカーフを押し付けて機能停止させるという選択肢も生まれます。
その他に覚える技は「 つばめがえし 」、「 かわらわり 」、「 シャドークロー 」、「 かみなりパンチ 」がありますが他の技が強力なためあまり優先度は高くありません。パーティ構築次第では採用しても良いでしょう。
マスカーニャと相性のいいポケモン
ポケモン |
型 |
---|---|
もらいび個体/アタッカー型(AS振り)など マスカーニャが苦手なほのお/フェアリー対面を「とんぼがえり」でソウブレイズに任せることができます。 |
|
アタッカー型(AS振り) マスカーニャを上から倒せるスカーフドラパルトに有利を取れます。 ドラゴン技でこだわっていた場合後出しして「つるぎのまい」を積むことでテンポを取り戻せます。 |
マスカーニャの対策
マスカーニャの対策法
マスカーニャは非常に素早いので上から倒せる手段は少なく、持ち物が不明な場合対処しづらいポケモンです。
確実にマスカーニャより素早いスカーフドラパルトや、とくせい「はやてのつばさ」で先制できるファイアローなどが挙げられます。
セグレイブはマスカーニャの技を耐えることができ、「つららばり」で確実にタスキを貫通して倒すことができます。
物理受け系のポケモンを使用する場合、急所確定で積み技を実質無効にしてくる「トリックフラワー」を半減以下で受けられるポケモンを選択しましょう。
▼物理受けの育成論まとめ
マスカーニャ対策におすすめのポケモン
ポケモン |
型 |
---|---|
スカーフ型(AS振り)、(CS振り)など 上から殴ることで一方的に処理できます。同じくとんぼがえりを覚えるので、引かれた場合も上から4倍弱点を突いたり、引かれた場合も試合のテンポを取りやすくなります。 |
|
アタッカー型(AS振り) とくせい「はやてのつばさ」で確実に先制できます。対面有利はとれますが基本的に引かれる対面のため、交代に合わせて「とんぼがえり」を選択しましょう。削られない限り「はやてのつばさ」が有効です。 |
|
物理受け型(HB振り)など 物理耐久が高くトリックフラワーを1/4で受けることができます。 「かみなりパンチ」や「テラバースト(ほのお)」があった場合は弱点を突かれてしまいます。 |
記事の間違いやご意見・ご要望はこちらへお願いします。