『ポケットモンスタースカーレットバイオレット(ポケモンSV)』の対人戦で有用なポケモンの1匹「ミミッキュ」の育成論やおすすめのテラスタイプ、対策方法を掲載・解説しています。
ミミッキュの基本情報
タイプ | ゴースト フェアリー |
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特性 | 1回だけ敵からの攻撃ダメージを防ぎ、最大HPの1/8のダメージを受けてから姿が変わる |
フェアリーテラスタル個体の入手方法
出現場所
北2番エリアから南西の「みだれづきの滝」のさらに南西部の、山に囲まれた湖がある地点に出現します。
覚えている技/テラスタイプ
テラスタイプ:フェアリーで、レベル65の個体です。タマゴ技の「のろい」も習得しています。
じゃれつく |
かげうち |
おにび |
のろい(タマゴ技) |
ミミッキュの種族値
HP | 攻撃 | 防御 | 特攻 | 特防 | 素早さ | 合計 |
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55 (592位) |
90
(290位) |
80
(272位) |
50
(587位) |
105
(96位) |
96
(164位) |
476
(382位) |
ミミッキュのタイプ相性
4倍 | なし |
2倍 | ゴースト はがね |
0.5倍 | なし |
0.25倍 | むし |
無効 | ノーマル かくとう ドラゴン |
ミミッキュの解説
ミミッキュは、1回だけどんな攻撃を受けてもHPの1/8しか減らない「ばけのかわ」という特性を持っています。合計種族値は476と低めながらこの特性のおかげで非常に強力なポケモンです。技範囲や耐性面も優秀で、ノーマル/ドラゴン/かくとうの3タイプを無効化できます。
ミミッキュの育成論
アタッカー(AS振り)型
特性 |
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性格 |
ようき(すばやさ↑とくこう↓) or いじっぱり(こうげき↑とくこう↓) |
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努力値 |
H(HP)4 A(攻撃)252 S(素早さ)252 |
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実数値 |
ようき : 131-142-100-x-124-162 いじっぱり: 131-156-100-x-124-148 |
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持ち物 |
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テラスタイプ |
ゴースト
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技構成 |
・ じゃれつく (Lv54) ・ かげうち (Lv6) ・ シャドークロー (Lv42) ・ つるぎのまい (わざマシン88 つるぎのまい) |
アタッカー型ミミッキュの努力値調整
- HPと耐久
↳4振りでHP実数値が131と奇数になるので振っておきましょう。 - A(こうげき)252
↳こうげき種族値はそこまで高いわけではない物理アタッカーなので最大までこうげきに振っています。 - S(すばやさ)252
↳こちらも最大まで振っておきましょう。ようき個体の場合最大まで振っておかないと、基本的にミミッキュミラーで負けてしまいます。
アタッカー型ミミッキュの解説
とくせい「ばけのかわ」が非常に強力で、初心者の方でも使いやすいポケモンです。
努力値振りについて
余りをHPに振っている理由はHP実数値が奇数である131になるからです。(奇数にしておくとステルスロックなどの定数ダメージが減ったりと効率が良いです)
性格を考察
ミミッキュミラーで素早さが低いと負けてしまうためようきをオススメします。
また、新ポケモンの デカヌチャン と対面した際、デカヌチャンがAS振り+「ようき」の最速個体で、ミミッキュがAS振り+「いじっぱり」の準速個体という条件だと、上から一撃で倒されてしまうという点もあるためようきが良いでしょう。
テラスタイプを考察
テラスタイプはタイプ一致補正を1.5倍→2倍にするためにフェアリーやゴーストがオススメです。
ゴーストを選択すると、本来ミミッキュが苦手なはがねどくタイプが抜群にならなくなるかわりにドラゴンを無効にできなくなります。
フェアリーを選択するとゴースト技が抜群でなくなります。
アタッカー型ミミッキュの運用方法
基本的には特性「ばけのかわ」を盾に、 つるぎのまい で攻撃を上げ、 シャドークロー , じゃれつく のうち通りの良い技を選択して攻撃します。
相手ポケモンが削れている時は かげうち で落とし切りましょう。また、ばけのかわがない状態かつ相手ポケモンの方が素早い状況でも かげうち で少しでも削っておくと後続が戦いやすくなります。
アタッカー型ミミッキュと相性のいいポケモン
ポケモン |
型 |
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テクニシャン型(AS振り) どちらのポケモンも異常な対面性能の高さを持っています。ミミッキュが苦手な受け系のポケモンはキノガッサが上から「キノコのほうし」でハメられるポケモンが多いため相性が良いです。 |
のろい型ミミッキュ
特性 |
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性格 |
おくびょう(すばやさ↑こうげき↓) |
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努力値 |
HP12 防御244 素早さ252 |
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実数値 |
おくびょう: 132-x-131-x-125-162 (A0個体の場合実数値85) |
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持ち物 |
カムラのみ
など
下記で解説 |
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テラスタイプ |
ゴースト
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技構成 |
・ ナイトヘッド (Lv54) / シャドークロー (Lv42) ・ みがわり ( わざマシン103 みがわり ) ・ のろい (遺伝技) ・ いたみわけ (Lv60) ↳その他の候補 じゃれつく |
呪いミミッキュの努力値調整
- HPと耐久
↳12振りでHP実数値が132(4n)になり、みがわりで最大HPの1/4、のろいで最大HPの1/2消費してから カムラのみ を発動できます。HPは低い方が いたみわけ を有効に活用できるので最低限にし、残りは物理環境のためぼうぎょに振っています。 - S(すばやさ)252
↳こちらも最大まで振っています。
呪いミミッキュの解説
性格を考察
ナイトヘッド を採用せず、 じゃれつく や シャドークロー などを使う場合ようきで育成してください。
また、その場合Aの個体値が31の個体にしてください。
持ち物を考察
・ カムラのみ
→HPが1/4以下になった時に、自身のすばやさを1段階上昇させるきのみです。
みがわり 、 のろい など自身のHPを減らす技を多く採用する型のため相性が良く、自分より早いポケモンも処理できるようになる点で非常に優秀です。
カムラ発動後の素早さ実数値は243となり、最速S+1 テツノドクガ と同速です。
・ たべのこし
→毎ターン終了時に最大HPの1/16を回復するアイテムです。
居座り性能が上がります。
テラスタイプを考察
のろい型ミミッキュは基本的に定数ダメージで削り1:1交換や起点作りを狙う型でテラスタルを切ることがありません。
また、ゴーストタイプ以外にテラスタルすると のろい の効果が変わってしまい、のろい型としての運用ができなくなるため割愛します
技構成の考察
・オススメ/確定枠
ナイトヘッド |
自身のレベルと同じ定数ダメージ(50ダメージ)を与えるゴースト技です。 耐久に努力値を割いているため安定してダメージが出やすい点が魅力です。 ノーマルタイプのポケモンには無効にされてしまいます。 |
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みがわり |
自身のHPの1/4を削り、みがわり状態になります。 カムラのみ 発動以外にも流し際に置くことでアドバンテージを稼げます。 |
のろい |
自分のHPを最大HPの半分減らして相手をのろい状態にします。 のろい状態になると、毎ターン終了時に最大HPの1/4ずつ減ります。 |
いたみわけ |
自分のHP実数値と相手のHP実数値を足して2で割ります。 特に耐久の高いポケモンに刺さります。 |
・その他の技
その他の技の選択肢を紹介します。
シャドークロー |
威力80のゴースト技です。弱点に当たりやすい追加効果もあります。 |
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じゃれつく |
のろい型ミミッキュの運用方法
自分より早いポケモンに対しては、最初に みがわり を貼り、 のろい 発動後に いたみわけ で回復しながら ナイトヘッド の定数ダメージで削ったり、 みがわり で耐久していきます。
自分より遅いポケモンに対しては、 のろい を発動し いたみわけ 、 みがわり を使っていきましょう。
交代が予想できる場合は みがわり を置いておくことで、次のターン安定して後続に のろい を入れることができます。
最速ミミッキュ(実数値162)より速いポケモンたち
立ち回りやすくなるように、素早さのラインを掲載していますので参考としてください。
最速個体 |
すばやさ種族値97以上のポケモン( オノノクス など) |
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準速個体 |
すばやさ種族値111以上のポケモン( サケブシッポ など) |
最速個体 + スカーフ |
すばやさ種族値50以上のポケモン( ドドゲザン など) |
準速個体 + スカーフ |
呪いミミッキュの強み
こちらの型は、アタッカー型ミミッキュが苦手な火力が低い代わりに受け系のポケモン( キョジオーン , ヘイラッシャ など)に強く、 のろい の定数ダメージや いたみわけ でかなりのHPを削ることができます。
呪い型ミミッキュと相性のいいポケモン
ポケモン |
型 |
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じしんかじょう のポケモン |
ウェーニバル:アタッカー型(AS振り)など ギャラドス:りゅうまい型(AS振り)など ボーマンダ:りゅうまい型、スカーフ型(AS振り)など ミミッキュが削ったポケモンを じしんかじょう の起点にできます。 中でも、 ウェーニバル は専用技 アクアステップ で素早さを上げつつ相手ポケモンを倒し、 じしんかじょう を発動できます |
ミミッキュの対策
ミミッキュの対策法
数字自体は低めのため、 つるぎのまい を積まれない限り、アタッカー型は物理受け系のポケモンや、ゴースト技を無効化できるノーマルタイプ/ノーマルテラスタルのポケモンで受けることができます。中でも、今作で登場した ドオー , ヘイラッシャ などは夢特性が「てんねん」のため安定した後出しが可能です。
変化技を主体とするのろい型の場合は みがわり や のろい から入ってくるため、 ちょうはつ 、 アンコール 、こだわり系アイテムを トリック などで押し付けることで対策が可能です。また、 フレアソング などの音技は みがわり を貫通してダメージを与えることができる点で対策になります。
また、とくせい「かたやぶり」のオノノクスや連続技を使って「ばけのかわ」を貫通できるパルシェンなどで対面で処理できます。
▼物理アタッカーの育成論まとめ
▼物理受けの育成論まとめ
アタッカー型ミミッキュ対策におすすめのポケモン
ポケモン |
型 |
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物理受け型(HB振り) 原種ヌオーは ウッドハンマー を持たれていると倒されてしまうこともありました。ドオーはどく/じめんタイプなので ウッドハンマー は等倍で、 じゃれつく は半減で受けることができます。 とくせい「てんねん」でつるぎのまいの攻撃上昇を無効化でき、どくタイプの技も持っていて弱点を突くことができます。 |
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物理アタッカー型(AS振り)など 殴り合いになると、とくせい かたやぶり と、専用技 デカハンマー でばけのかわを貫通して一撃で倒すことができます。 基本的にミミッキュ側が不利で交代されてしまうため、交代先を予想して攻撃すると良いでしょう。 ※デカヌチャンが「ようき」でAS振り(最速) かつ、ミミッキュが「いじっぱり」AS振り(準速)の場合のみ、先制して倒すことができます。 |
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からやぶ型(AS)など 強力な積み技「からをやぶる」を扱えるポケモンです。いわ技「ロックブラスト」「つららばり」がメインウェポンで、先制技「こおりのつぶて」も持っています。 とくせい スキルリンク は連続技が5発当たるようになるため、ミミッキュの ばけのかわ 対策はもちろん、他ポケモンの きあいのタスキ も貫通して倒すことができます。 |
呪い型ミミッキュ対策におすすめのポケモン
ポケモン |
型 |
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いずれもこだわり系アイテムを上から押し付けることで展開を防ぐことができますが、最速ミミッキュ(実数値162)を抜ける素早さを持っている必要があります。 |
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物理受け型(HB振り),アタッカー型(HC振り)など フレアソング が身代わりを貫通するため楽に処理できます。 また、ミミッキュがアタッカー型の場合もとくせい てんねん でストッパーとなります。 |
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最速個体の場合ミミッキュより素早く、 かたやぶり で上から弱点を突けます。 みがわり の展開を防ぐことができ一方的に削られないため対策となります。 |
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強力な積み技「からをやぶる」を扱えるポケモンです。いわ技「ロックブラスト」「つららばり」がメインウェポンで、先制技「こおりのつぶて」も持っています。 とくせい スキルリンク は連続技が5発当たるようになるため、ミミッキュの ばけのかわ 対策はもちろん、他ポケモンの きあいのタスキ も貫通して倒すことができます。 |
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