『ポケットモンスタースカーレットバイオレット(ポケモンSV)』 DLC前編『碧の仮面』で登場した対戦で有用なポケモン「ジャラランガ」の育成論やおすすめのテラスタイプ、対策方法を掲載・解説しています。
ジャラランガの基本情報
タイプ | かくとう ドラゴン |
---|---|
特性 | 「アイスボール」「アシッドボム」「ウェザーボール」「エナジーボール」「エレキボール」「オクタンほう」「かえんだん」「がんせきほう」「きあいだま」「ジャイロボール」「シャドーボール」「タネばくだん」「タネマシンガン」「タマゴばくだん」「たまなげ」「でんじほう」「どろばくだん」「はどうだん」「ヘドロばくだん」「マグネットボム」「ミストボール」を受けない。 |
「いびき」「いやしのすず」「いやなおと」「うたう」「エコーボイス」「おしゃべり」「おたけび」など、音を使った技を受けない。 | |
ぼうじん 夢特性 天気が「すなあらし」「あられ」の時にダメージを受けない。「いかりのこな」「キノコのほうし」「しびれごな」「どくのこな」「ねむりごな」「ふんじん」「わたほうし」を受けない。特性「ほうし」の効果を受けない。 夢特性の入手方法 |
ジャラランガの種族値
HP | 攻撃 | 防御 | 特攻 | 特防 | 素早さ | 合計 |
---|---|---|---|---|---|---|
75 (319位) |
110
(145位) |
125
(38位) |
100
(157位) |
105
(96位) |
85
(256位) |
600
(37位) |
ジャラランガのタイプ相性
4倍 | フェアリー |
2倍 | こおり ひこう エスパー ドラゴン |
0.5倍 | ほのお みず でんき くさ むし いわ あく |
0.25倍 | なし |
無効 | なし |
ジャラランガの解説
ジャラランガは7世代 サン / ムーンで登場した600族のドラゴンで、積み技 ソウルビート 、特殊技 スケイルノイズ 2つと専用技に恵まれているポケモンです。
技範囲も広く、物理アタッカー / 特殊アタッカー / 起点作り などさまざまなことができ型読みもされづらいのですが、何かに特化させないと他のポケモンの劣化になってしまいやすいという難しい要素もあります。
タイプはドラゴン / かくとう複合で、同タイプには禁止伝説の コライドン のみと、通常の対戦ルールでは実質的に専用タイプとなります。
フェアリータイプが4倍弱点かつ弱点タイプが多めと扱いが難しいポケモンでしたが、今作の新要素「テラスタル」は自在にタイプを変えることができ噛み合っていると言えます。
また、DLC『碧の仮面』で追加された技マシンで先制技 しんくうは を新規習得しました。
こちらの記事では、前述の しんくうは を活かせる積み型の特殊アタッカーを紹介しています。
ジャラランガの入手方法
キタカミの里北西部の荒れ地に生息している
ジャラコ
]を捕獲して育てましょう。
Lv35で
ジャランゴ
、Lv45で
ジャラランガ
に進化します。
ジャラランガの育成論
積み特殊アタッカー型
特性 |
|
---|---|
性格 |
おくびょう (すばやさ↑こうげき↓) |
努力値 |
H28 B4 C252 D4 S220 |
実数値 |
154-117-146-152-126-146 |
持ち物 |
![]() |
テラスタイプ |
はがね など |
技構成 |
・ スケイルノイズ (進化時) ・ ラスターカノン ( わざマシン093 ラスターカノン ) ・ しんくうは ( わざマシン184 しんくうは ) ・ ソウルビート (Lv68) ↳その他の候補 ばくおんぱ ・ はどうだん ・ きあいだま ・ かえんほうしゃ ・ りゅうせいぐん ・ りゅうのはどう テラバースト など ※物理技 / その他の変化技は下記で解説 |
ジャラランガの努力値調整
- HP/耐久
↳4振りで3n+1 ※ ソウルビート のHP消費量は切り捨て]
↳はがねテラス時に特化
ハバタクカミ
の
こだわりメガネ
ムーンフォース
が最大で51%
↳はがねテラス時に特化
パオジアン
の
つららおとし
最大32%
↳はがねテラスなしの場合無振りハバタクカミを56%程度で1発
- すばやさ
↳素で準速 カイリュー 抜き
↳
ソウルビート
後は実数値219となり、 準速S+1
コノヨザル
、最速
ハバタクカミ
パオジアン
抜き
ジャラランガの解説
その他の育成方法や技の選択肢を紹介しています。
特性を考察
有用な特性を3つ持ち、それぞれに強い要素があるため何に重きを置くかを考えた上で好きなものを採用してください。
・ ぼうだん ★オススメ
→たま・爆発系に分類される技を無効化します。
代表的なものだと シャドーボール を無効化でき、環境に多い ハバタクカミ や サーフゴー に有利に動けるのでオススメ枠としています。
・ ぼうおん
→音系の技に分類される技を無効化します。
こちらは攻撃技では代表的なものだと フレアソング 、積み対策として使用される ほえる 、 ほろびのうた を無効にできるメリットがあります。
・ ぼうじん
→粉系の技と、 すなあらし の定数ダメージを無効化します。
厄介な キノコのほうし や ねむりごな を無効にできる点が優れています。
持ち物を考察
・
のどスプレー
→音技を使用した際に消費し、自身のとくこうが1段階上昇します。対 ハバタクカミ のダメージ量が変わり落とせなくなるのでこちらがオススメです
主要な技だと ソウルビート 、 スケイルノイズ 、 ばくおんぱ に反応します。
・
たべのこし
→ ソウルビート は最大HPの1/3を失ってしまい先制技に弱くなるので毎ターンの回復効果と合わせて補うことができます。
・
オボンのみ
→ ソウルビート を安定して積むことができます。
また、特定の相手に対して オボンのみ が確定で発動するように耐久調整を施すと安定しやすくなります。
テラスタイプ
・はがね
→耐性面が良く、本来の弱点を全て半減でき補完に優れているのでオススメです。
呼びやすいフェアリーに対してもタイプ一致 ラスターカノン で倒していくことができます。
ジャラランガは ソウルビート でHPを消耗する関係上、 しんそく に弱いのですが、ノーマル半減のため少し緩和されます。
・ほのお
→耐性の噛み合いはそこまで良くありませんが、呼びやすい ハバタクカミ の マジカルフレイム を半減できます。
特性 ぼうだん の場合 シャドーボール も無効にでき、対ハバタクカミを想定し安全に積んでいくならこちらが強力です。また、『碧の仮面』で登場した オーガポン 、特に かまどのめん のすがたに対しても強めに出られます。
技構成
・オススメ
スケイルノイズ |
攻撃後自身のぼうぎょが1段階下がるドラゴンタイプの音技です。 |
---|---|
ラスターカノン |
非常にフェアリータイプを呼びやすいので採用しておきましょう |
しんくうは |
かくとうタイプの先制特殊技です。
『碧の仮面』で習得 |
ソウルビート |
自身のHPを1/3削って全能力を1段階上昇させる音技で、 のどスプレー に反応します。 過去作のZワザ”ブレイジングソウルビート”の通常技バージョンといった感じです。 |
・その他の技
かえんほうしゃ |
ほのお打点が欲しい場合に。 |
---|---|
ばくおんぱ |
ノーマルタイプ、威力140の音技です。 |
はどうだん |
命中安定のかくとう技です。 |
きあいだま |
命中不安ですが最高打点となるかくとう技です。 |
りゅうせいぐん |
とくこう2段階低下のデメリットが大きいですがドラゴン技最大打点となります |
りゅうのはどう |
スケイルノイズ のぼうぎょ低下のデメリットを嫌う場合に |
テラバースト |
はがねほのお打点は他の技で補えるので、異なるタイプの打点が欲しい場合に。 |
ちょうはつ |
受けポケモン、特に積み技を採用している受けポケモンを機能停止させることができます |
みがわり |
・習得可能な技
習得可能な技の中で有用なものをまとめています。基本的に前述した技の採用をオススメします。
物理型などの育成の際にご覧ください。
ジャラランガの運用方法
ジャラランガはメジャーな弱点が多いですが、7タイプを半減できると有利不利が非常にはっきりしているポケモンです。
ソウルビート に依存するポケモンのため、対面しているポケモンを素のタイプで起点にできる場合や、火力の低い受けポケモンと対面している場合に ソウルビート を押し、そこから スケイルノイズ や ラスターカノン で攻撃していくことになります。
ソウルビート 後は パオジアン など高速アタッカーに対しても先制できるように育成しているので、 しんそく で優先度を上回れない限り しんくうは で先制技に対しても抗うことができます。
ハバタクカミ 対面など、テラスタル択に勝てると ソウルビート を積むことができ一気に有利になりますが、テラスタルを切るタイミングや、相手が選んだ技を 読み違えてしまった場合は 自分だけテラスタル権を失うというリスクが伴うので、なるべく ジャラランガ の体力を温存できるように おきみやげ 展開や オーロラベール 展開から出していくことが有効です。
ジャラランガと相性のいいポケモン
ポケモン |
型 |
---|---|
はがねタイプを持ち相性の補完が部分的にとれている ジャラランガが打点を持ちづらい サーフゴー などはがね枠に対して強めなのも良い |
|
ステルスロック や おきみやげ による起点作りが可能で、高耐久で受け出しもできる フェアリーは一貫してしまう |
|
起点作り型(HB振りなど) フェアリーやひこうに強く、特性 どくげしょう と ステルスロック 、 おきみやげ でジャラランガが積むための場作りが可能 |
ジャラランガと似た役割のポケモン
ポケモン |
型 |
---|---|
はらだいこ型 こちらもデメリットの大きい はらだいこ を積みづらいポケモンだが壁展開などでサポートすることで全抜きも狙える強力な物理アタッカー |
ジャラランガの対策
ジャラランガの対策方法
前述の通り型は豊富ですが、いずれの型であろうとジャラランガは ソウルビート などの積み技に依存するポケモンです。
(※ ボディプレス 型であれば てっぺき 、物理型であれば りゅうのまい ビルドアップ つるぎのまい ソウルビート など)
他の積みアタッカーと同様に、 アンコール や ちょうはつ 、 くろいきり などの技で積み技を妨害できるポケモンや、積み自体を無効化できる てんねん 持ちのポケモンであれば安定して対処が可能です。
(※ クリアスモッグ は採用率の高いはがねテラスタルが裏目となってしまいますので注意が必要)
フェアリー技で4倍弱点を突けますが、テラスタルでカバーしてくることを想定し、かくとうじめんほのおなどの打点を忍ばせておくのも良いでしょう。
特にじめん技であれば、ジャラランガがテラスタルすることが多いはがねほのおどちらに対しても弱点を突いていくことが可能です。
また、 ソウルビート の性質上先制技に弱く、削れている状態であればはがねテラスタルを切られていても カイリュー などの しんそく で処理することができます。
ぼうじん で無効にされる可能性のある キノコのほうし 、 ぼうおん で無効にされる可能性のある ほろびのうた 、 ほえる などは 確実な対策にはならないといった点にも注意が必要です。
ジャラランガ対策におすすめのポケモン
ポケモン |
型 |
---|---|
など アンコール や を採用しているポケモン |
コノヨザル:アタッカー型(AS振り) など ウーラオス:アタッカー型(AS振り)など ちょうはつ や アンコール で ソウルビート などの積み技を妨害できる。 ほとんどの場合で交代してくるが、 アンコール で ソウルビート を連打させることができた場合 毎ターン最大HPの1/3を削れる ※ ちょうはつ の場合上から選択しないと意味がないので、最速ジャラランガ(150)より速いポケモンがオススメ。 |
特殊受け型(HD振り)、物理受け型(HB振り) など くろいきり であれば場のポケモンの能力上昇を全てリセットできる |
|
積み物理アタッカー型
特性 |
|
---|---|
性格 |
ようき (すばやさ↑とくこう↓) |
努力値 |
HP164 攻撃20 防御100 特防4 素早さ220 |
実数値 |
171-133-158-×-126-146 |
持ち物 |
|
テラスタイプ |
はがね フェアリー |
技構成 |
・ みがわり ( わざマシン103 みがわり ) ・ ドレインパンチ ( わざマシン073 ドレインパンチ ) ・ じしん ( わざマシン149 じしん ) ・ ソウルビート (Lv68) |
ジャラランガの努力値調整
- すばやさ
↳素で準速 カイリュー 抜き
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