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『ポケットモンスタースカーレットバイオレット(ポケモンSV)』の対人戦で有用なポケモンの1匹「ドヒドイデ」の育成論やおすすめのテラスタイプ、対策方法を掲載・解説しています。
ドヒドイデの基本情報
タイプ | どく みず |
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特性 | 相手が「どく」「もうどく」状態の時、自分の攻撃が必ず急所に当たる。 |
麻痺状態にならない。 | |
さいせいりょく 夢特性 戦闘から引っ込むと、最大HPの1/3だけ回復する。 夢特性の入手方法 |
ドヒドイデの種族値
HP | 攻撃 | 防御 | 特攻 | 特防 | 素早さ | 合計 |
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50 (425位) |
63
(380位) |
152
(4位) |
53
(378位) |
142
(7位) |
35
(477位) |
495
(196位) |
ドヒドイデのタイプ相性
4倍 | なし |
2倍 | でんき じめん エスパー |
0.5倍 | ほのお みず こおり かくとう どく むし はがね フェアリー |
0.25倍 | なし |
無効 | なし |
ドヒドイデの解説
ドヒドイデは第7世代(サン/ムーン)で初登場したヒドイデの進化系です。
タイプはみず / どく複合で8タイプを半減でき耐性面で優れています。種族値も耐久寄りかつ夢特性がさいせいりょくのためサイクル戦に強く、受けループ(受け回し)などの構築はもちろん、クッションとしての役割も果たせます。
攻撃面は貧弱でみがわりやちょうはつなどの変化技に弱いものの、積み技に対してはくろいきりでリセットをかけたり、新技ひやみずの追加効果で攻撃を1段階下げることができるため積みアタッカーに対しては比較的強く出ることができます。
今作ではテラスタルで全てのポケモンが火力を高めやすくなった点や、過去作でメインウェポンだったねっとうの削除、じこさいせいの最大PPが8となった点で弱体化されてしまいました。
物理受け/特殊受けどちらも可能な種族値をしていますが、物理方面は最低限1発は耐えられるだけの耐久があるため、こちらの記事では特殊受けとしての育成方法を紹介しています。
特殊受けドヒドイデの育成論
特殊受けドヒドイデ
特性 |
さいせいりょく※夢特性 |
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性格 |
おだやか (とくぼう↑こうげき↓) なまいき (とくぼう↑ すばやさ↓) |
努力値 |
HP252 B防御4 D特防252 |
実数値 |
おだやか:157-75-173-73-213-55 なまいき:157-83-173-73-213–49 |
持ち物 |
など、下記で解説 |
テラスタイプ |
どく など 下記で解説 |
技構成 |
・じこさいせい(わざマシン104 てっぺき)
・どくどく(Lv30) ・くろいきり(Lv18) |
特殊受けドヒドイデの努力値調整
- HP/耐久
↳特殊耐久を最大化するためHP、とくぼうに252振り、あまりはぼうぎょに4振っています。
特殊受けドヒドイデの解説
その他の育成方法や技の選択肢を紹介しています。
性格を考察
まとわりつくを採用しない場合はおだやかで育成してください。
採用する場合少しなまいきで育成するとほん少しですがまとわりつく打点が伸びます。
持ち物を考察
→ターン終了時に最大HPの1/16を回復するアイテムです。くろいヘドロの場合、サーフゴーやロトムなどにトリックで奪われてしまった際に定数ダメージで削ることもできます。
フェアリーテラスタル個体などでタイプ受けに使う場合はデメリット効果になるためたべのこしにしておいてください。
・
メンタルハーブ
→ちょうはつ持ちにできることが少なく、安定してどくびし、どくどくなどを使いたい場合に。
また、攻撃技を採用しない場合、ちょうはつされてしまうとわるあがきしかできなくなるのでその対処法として。
シーズン1終盤から流行したアンコール採用型のカイリューにも強く出ることができます。
テラスタイプを考察
テラスタルを切ってタイプ受けすることもあるポケモンのため様々な選択肢があります。
・どく
→じめん技/エスパー技は一貫しますが、でんき技が等倍になり、ボルトチェンジで弱点を突きつつサイクルを回してくるロトム,ジバコイルに対する受けが安定します。
また、他テラスタイプと異なり、どくどくが必中になる点、競合しづらい持ち物くろいヘドロの恩恵を受けられる点が優秀です。
・くさ
→でんき技/じめん技を半減でき、エスパー技が等倍になります。
・ひこう
→でんき技は一貫しますが、じめん技や低火力ゆえヘイラッシャなどに試行回数を稼がれやすいじわれの対策として。
・フェアリー
→セグレイブやドラパルトなど数値の高いドラゴンタイプのアタッカーが火力アップ系アイテムを持っていると受からないため、それらの一致技を無効にするためにフェアリータイプもオススメです。
技構成の考察
・オススメ/確定枠
トーチカ |
まもる+直接攻撃されると相手をどく状態にする技です。 くろいヘドロでの回復ターンを稼ぐこともできます。 どく状態のため、相手によってもうどく状態にできるどくどくと使い分けるか、まもるを採用してください。 |
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じこさいせい |
自身のHPの1/2回復する技で、どくどくやトーチカと合わせて受けつつ相手ポケモンを倒すことができます。 今作から最大PPが8まで減少したので、過去作をプレイしていた方はご注意ください。 |
どくどく |
相手ポケモンをもうどく状態にします。 どくタイプのため必中で、ドヒドイデのダメージ減です。 はがねタイプには通りません。 |
くろいきり |
積みアタッカーの対策になります。 |
・その他の技
その他の技の選択肢を紹介します。
どの技も強力で受けポケモンにしてはかなりカスタマイズ性能が高く、ノーウェポン型での運用も可能です。環境やパーティによって選択してください。
どくびし |
物理受けと合わせて、サイクル戦を重視する場合に。 1回展開すると踏んだポケモンはどく状態、2回展開するともうどく状態となります。 どくタイプのポケモンが相手の場に出た場合や、こうそくスピンを使われると効果がなくなります。 |
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ひやみず |
威力50の特殊みず技で、こうげきを1段階下げる追加効果があります。 ねっとうがなくなったためこちらで物理を受けにいきます。 |
まとわりつく |
相手ポケモンに定数ダメージを与えつつキャッチできます(ゴーストタイプは交代できます)。 勝てる相手を逃がさないようにし、どくどくの定数ダメージと合わせて倒しに行ける攻めの選択肢として。 |
まもる |
トーチカでどく状態にしてしまうともうどくにならないため継続的な削り性能が落ちるため、トーチカとの選択枠です。 |
てっぺき |
防御を2段階上昇させる積み技です。 急所が怖いですが両受けとして動かしたい場合に。 |
たくわえる |
ぼうぎょ/とくぼうを1段階ずつ上昇させる積み技です。 こちらも両受けとして動かしたい場合に。 |
特殊受けドヒドイデの運用方法
特殊受けのため、特殊アタッカーに受け出ししてどくどくを入れ、攻撃に合わせてトーチカやまもるで受けつつ削っていきます。
物理方面に努力値を振っていないため、タイプ一致高火力技や弱点を突かれる技を1発は耐えられますが受からないことが多いため、物理受けを選出しておいてそちらで受けたり、無効にできるポケモンを出してさいせいりょくを活かしつつサイクルを回していきます。
積み技はくろいきりで対策できるため、ウルガモスなどの特殊技がメインの積みアタッカーを抑えることができます。
ひやみずやてっぺきを採用している個体の場合、物理に対してより安定した受けができ比較的両受けよりの運用が可能です。
まとわりつくを採用している場合、ドヒドイデを2発で処理できないポケモンをキャッチしてじこさいせいで回復したり、トーチカ,まもるで時間を稼ぎつつ定数ダメージだけで倒すことができます。特にドヒドイデ対策が薄い相手にはイージーウィンが狙えるのでオススメです。
特殊受けドヒドイデと相性のいいポケモン
ポケモン |
型 |
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ドヒドイデの弱点をすべて半減以下で受けることができ、サザンドラが苦手なポケモンをドヒドイデで受けられます。 また、ドヒドイデが手も足も出ないサーフゴーの天敵です。 火力が高く有利不利がはっきりしたポケモンのためサイクル戦向けで、こだわりメガネやいのちのたまなど火力増強アイテムを持たせることで相手のサイクルを先に崩壊させやすくなります。 |
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物理受け/両受け型(HB振り)など 相性補完が優れていて、積みアタッカーへの対策もできているポケモンです。 この並びだとチオンジェンのタイプ一致イカサマ以外に高い打点がないため、受けループ以外の場合は崩し枠としてアタッカーを入れておくことをオススメします。 |
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一致技でドヒドイデが苦手なじめんタイプ/エスパータイプの弱点を突けます。 またとんぼがえり採用個体の場合対面操作が可能で、マスカーニャが苦手な相手をドヒドイデが受けることができます。 |
特殊受け型と似た役割のポケモン
▼物理受けの育成論まとめ
▼特殊受けの育成論まとめ
ポケモン |
型 |
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両受け型など さいせいりょくによってサイクルしつつ受ける性能やフェアリータイプに後出ししやすい点が共通している。耐久型としての数値や安定度はドヒドイデの方が高いが、キノコのほうしで交代先を機能停止出来る点や火力によって起点回避しやすい点ではモロバレルが優れている |
ドヒドイデの対策
ドヒドイデの対策方法
攻撃面は貧弱で、じわじわと定数ダメージで削ることしかできないポケモンです。
瞬間火力が低いため、みがわりやちょうはつで主なダメージソースであるどくどくを妨害したり、同じ技しか使えなくなるアンコールで対策ができます。そもそもどく状態にならないはがねタイプのポケモンや、特性きよめのしお、おうごんのからだのポケモンも対策になります。
また、運要素が絡みますがじわれ、ハサミギロチンなどの一撃技での処理も可能です。
受けループ/受け回しのドヒドイデについて
ドヒドイデ自体は耐久面はぼうぎょ/とくぼうともに優秀で、物理受けでも特殊受けでも運用が可能なポケモンです。
ラッキーなどの特殊受けと組んでいる場合は物理受け型、ヘイラッシャなどの物理受けと組んでいる場合は特殊受け型であると判別できますが、受けポケモンが多い場合構築(受けループ)などの場合、選出画面での判別が難しくなります。この場合は試合中に物理アタッカーに対する後出し/特殊アタッカーに対する後出しなどの立ち回りや、攻撃した際のダメージ感覚からどちらの型で育成されているか判別してから処理しましょう。
また、受け寄りの構築と戦う場合、通りの良い技を選択して交換先に負荷をかけることも大切です。
▼物理受けの育成論まとめ
▼特殊受けの育成論まとめ
▼耐久ポケモン・受けループの対策まとめ
ドヒドイデ対策におすすめのポケモン
ポケモン |
型 |
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おうごんのからだで状態異常にならず、じこさいせいも覚えドヒドイデより火力が高いため泥試合になりますが先にドヒドイデのじこさいせいのPPが枯れます。 こだわり系アイテムを持っている場合はトリックで機能停止させることもできます。 基本的には交代されるため通りの良い技を選択するか、1サイクル目でわるだくみを隠しておき、2サイクル目で使うなどで崩しやすくなります。 |
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物理受け型(HB振り),特殊受け型(HD振り)など とくせいきよめのしおでどく/もうどく状態にならずじこさいせいも覚え、しおづけの定数ダメージがドヒドイデの火力を上回ります。 また、相手の崩し枠が物理アタッカーの場合てっぺきを積むことで要塞化できます。 |
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物理アタッカー型(HA振り),突撃チョッキ型(HA振り)など とくせいまけんきでひやみずを撃つと逆に攻撃が上昇します。 ハサミギロチンを採用しておくことで楽に処理ができます。 |
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コノヨザル:起点作り型(HS振り)、アタッカー型(HAS調整)など |
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