『ポケットモンスタースカーレットバイオレット(ポケモンSV)』の対人戦で有用なポケモンの1匹「ガブリアス」の育成論やおすすめのテラスタイプ、対策方法を掲載・解説しています。
ガブリアスの基本情報
タイプ | じめん ドラゴン |
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特性 | 天気が「すなあらし」の時、相手の命中率が4/5になる。「すなあらし」のダメージも受けない。 天気が「すなあらし」の時に、野生のポケモンと出会いにくくなる。 |
さめはだ 夢特性 直接攻撃してきた相手に、相手の最大HPの1/8のダメージを与える。 夢特性の入手方法 |
ガブリアスの種族値
HP | 攻撃 | 防御 | 特攻 | 特防 | 素早さ | 合計 |
---|---|---|---|---|---|---|
108 (63位) |
130
(37位) |
95
(160位) |
80
(302位) |
85
(229位) |
102
(115位) |
600
(37位) |
ガブリアスのタイプ相性
4倍 | こおり |
2倍 | ドラゴン フェアリー |
0.5倍 | ほのお どく いわ |
0.25倍 | なし |
無効 | でんき |
ガブリアスの解説
ガブリアスは「ポケットモンスター ダイヤモンド/パール」で登場した通称”600族”の強力なポケモンで、 フカマル が最終進化するとガブリアスになります。
登場から第5世代(ブラック/ホワイト)にかけて圧倒的な強さを誇り、フェアリーが登場するまでは”対戦界の主人公”と呼ばれるほど強力なポケモンでした。
とくせいは”天候がすなあらしの時、相手の技の命中率を4/5にする”「すなあらし」、”接触技を受けた際に相手のHPを1/8減らす”「さめはだ(夢)」の2つです。
※こちらの記事では、さめはだの個体を紹介します。
▼その他の育成論は以下から
ガブリアスの育成論
アタッカー(AS振り)型
特性 |
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性格 |
ようき(すばやさ↑とくこう↓) or いじっぱり(こうげき↑とくこう↓) |
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努力値 |
A(攻撃)252 D(とくぼう)4 S(素早さ)252 |
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実数値 |
ようき : 183-182-115-x-106-169 いじっぱり: 183-200-115-x-106-154 |
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持ち物 |
パーティで持ち物が競合した際などのその他の候補は下記で解説 |
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テラスタイプ |
はがね
|
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技構成 |
・ じしん ( わざマシン149 じしん ) ・ げきりん ( わざマシン156 げきりん ) ・ アイアンヘッド (わざマシン99 アイアンヘッド) ・ つるぎのまい (わざマシン88 つるぎのまい) ↳その他の候補 がんせきふうじ , かみなりのキバ , ドラゴンクロー , ドラゴンダイブ , テラバースト , アクアブレイク ※かみなりのキバ、アクアブレイクは今作で初習得です。 |
アタッカー型の努力値調整
- HPと耐久
↳無振りでHP実数値が183と奇数になるのであまりはとくぼうに振っています。 - A(こうげき)252振り
↳げきりんで威嚇されるのを込みで耐久に振っていないボーマンダを高確率で1撃で倒すことができます。とくせい「さめはだ」の削りと合わせて対面で倒せる範囲が広がるので最大まで振っています。 - すばやさ面
↳252振りでようきの場合最速100族(ボーマンダなど)以下のポケモンを抜けるため最大まで振っています。
アタッカー型ガブリアスの解説
ガブリアスは耐久に振らなくてもそれなりの耐久力があり、火力の高いポケモンです。元から高めな対面性能を、きあいのタスキを持たせることでさらに上昇させています。とくせい「さめはだ」で接触技を受けた際に相手のHPを1/8削ることができ、先手を取られてもタスキを潰したりと強力です。
つるぎのまいを積むと非常に止まりづらくなり強力です。
努力値振りについて
余りをD(とくぼう)に振っている理由は、無振りでもHP実数値が奇数である183になるからです。
残りは火力を可能な限り上げ、上を取れる相手を増やすためにこうげき/すばやさに252ずつ振っています。
性格を考察
ようきにすると素早さ実数値が169になり、最速ボーマンダなどの最速100族を抜けるようになり上から殴れる範囲が広くなります。
いじっぱりにすると火力が伸びますが、上から一方的に倒せるポケモンが減ってしまうためようきでの採用をオススメします。
持ち物を考察
・
きあいのタスキ
→本来倒せない相手を2発殴ることができ倒せるようになるなど対面性能が上がります。
また、新要素「テラスタル」によるテラバースト(こおり)などでの事故を防げる点が優秀です。
・
こだわりハチマキ
→等倍範囲が広く、ほとんどのポケモンを確定2発で倒せるため受けづらくなります。
・
こだわりスカーフ
→上から殴れる相手が増えるため、本来勝てない高速アタッカーとの撃ち合いに強くなります。また、スイープ性能(削れたポケモンを何匹も倒せる性能)の上昇、既に積まれた場合も積みアタッカーを処理できるようになります。
いじっぱり個体はスカーフ込みの実数値231で、実数値228(りゅうまい後の最速セグレイブ、S+1準速100族(ボーマンダ、ウルガモスなど))を抜けます。
ようき個体はスカーフ込みの実数値253で、上記のポケモンに加えてからやぶ(S+2)後のパルシェンやS+1オノノクス(244)、S+1最速100族、S+1最速スナノケガワ(252)を抜けます。
テラスタイプを考察
テラスタイプは4倍弱点のこおりも半減にでき、フェアリーも半減できるはがねやほのおタイプがオススメです。パーティ内の相性や覚えている技によってどちらかを選択しましょう。はがねの場合は「アイアンヘッド」、ほのおの場合は「テラバースト」を採用しておきましょう。
タイプ一致で通りの良い「じしん」をより強化でき、こおりが2倍弱点まで軽減されるのでじめんタイプにテラスタルするのもオススメです。
アタッカー型ガブリアスの運用方法
ドラゴン/じめんと通りの良い技範囲で、フェアリー対策となる アイアンヘッド や技範囲を広げる テラバースト (ほのお)を採用しているので対面のポケモンの弱点を突ける技を選択していきましょう。
対面のポケモンがこちらに有効打のない時は つるぎのまい を積むことでその後の突破力を高めることができます。
また、でんきタイプのポケモンが場にいるときや、 ボルトチェンジ での交代が予想できるときは受け出しできれば無償降臨が可能です。
苦手なフェアリータイプやこおりタイプとの対面では アイアンヘッド で攻撃したり、テラスタルしてタイプを変えることで立ち回っていきましょう。
ガブリアスと相性のいいポケモン
ポケモン |
型 |
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起点づくり型(HB振り,HD振り) 「ステルスロック」を撒き、「あくび」で場作りするとガブリアスが「つるぎのまい」を積みやすい状況を作り出せます。 こおりタイプが一貫してしまうことが弱点なので他のメンバーで補ってあげるとよいです。 また、ステルスロックを撒けなかった場合も、特性「すなおこし」で相手のタスキを潰したりもでき、ガブリアス自身はすなあらしのダメージを受けない点で相性も良いです。 |
|
アタッカー型(HA振り,AS振り)など 「がんせきふうじ」で素早さ操作ができ、ガブリアスが「つるぎのまい」を積みやすい状況を作り出せます。型が多く起点作りもでき、とくせい「すなおこし」で相手のタスキを壊したり、「ステルスロック」、「でんじは」などガブリアスをサポートする手段も数多く持っています。 すなあらし中は非常にとくぼうが高くなる点や、ガブリアスの苦手なこおりタイプを倒しやすく相性が良いです。 |
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アタッカー型(HC振り),(CS振り)など 対面操作に優れており、ガブリアスに有利対面を作ってあげる立ち回りができます。タイプ相性でも苦手なこおりを半減で受けることができます。 |
ガブリアスの対策
ガブリアスの対策法
ガブリアスより早いポケモンで倒したり、一撃で倒されない物理耐久の高いポケモンが対策となります。
こおりタイプが4倍弱点なので、こおり技を使えるポケモンがオススメです。
▼物理アタッカーの育成論まとめ
▼特殊アタッカーの育成論まとめ
▼物理受けの育成論まとめ
ガブリアス対策におすすめのポケモン
ポケモン |
型 |
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物理受け型(HB振り) 物理耐久が高くメインウェポンのじしんを無効化、ドラゴン技を半減で受けることができます。「てっぺき」+「ボディプレス」のコンボが強力です。 サブウェポンに「ほのおのキバ」や「かみなりのキバ」があった場合弱点を突かれてしまいます。 |
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アタッカー型(AS振り)など ガブリアスより早く、上から専用技「ドラゴンアロー」や「りゅうせいぐん」で倒すことができます。 ※ドラゴンアローの場合、火力アップ系アイテムがないと低確率で耐えられてしまうのでご注意ください |
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アタッカー型(AS振り)など タイプ相性で有利な上、とくせい「ばけのかわ」で絶対に1発耐えることができます。 |
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からやぶ型(AS)など 連続技使いのドラゴンキラーポケモンといえばパルシェンです。 タスキを貫通できる連続技「つららばり」で4倍弱点を突いてくる上に先制技「こおりのつぶて」も持っており、強力な積み技「からをやぶる」も扱うポケモンです。 |
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アタッカー型(CS振り)など 今作初登場の未来の姿のデリバードです。 とくこう種族値が高くガブリアスより素早いポケモンで、上からこおりタイプの技をタイプ一致で放つことができます。タスキを持たせておくとガブリアスがスカーフ/タスキかかわらず対面で処理できます。 |
※いずれも、テラスタルではがねやほのおタイプに変わってしまうと相性を覆されることがあります
※その他、ガブリアスより早いアタッカーで上から倒すことも対策となりますが、ガブリアスが こだわりスカーフ を持っている場合は先制されることもあります。
ステロまきびし型
特性 |
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性格 |
陽気(素早さ↑特攻↓) |
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努力値 |
HP252 攻撃4 防御20 特防4 素早さ228 |
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実数値 |
215-151-118-×-106-166 |
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持ち物 |
or |
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テラスタイプ |
フェアリー
|
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技構成 |
・ ステルスロック ( わざマシン116 ステルスロック ) ・ まきびし (わざマシン90 まきびし) ・ みがわり ( わざマシン103 みがわり ) ・ ドラゴンテール (わざマシン44 ドラゴンテール) ↳その他の候補 じしん |
ステロまきびし型の努力値調整
ガブリアスを受けに来る可能性のある アーマーガア に対して行動回数を増やせるような調整としています。
最速 サザンドラ よりも速い為、先手で みがわり を使用する事で不毛なテラスタル読みを拒否してドラゴン技を受けずに立ち回れます。
ステロまきびし型の解説
耐久に厚く振る事で行動回数を確保し、 ステルスロック や まきびし の後に ドラゴンテール で相手を全体的に削っていく型です。
相手は交代の度にダメージが入る上に控えのポケモンが強制的に明るみに出てしまうので試合を通してのプランが崩れやすく、逆にこちらはプランを立てるのが簡単になります。特にサイクル戦が盛んな環境で有効な型です。
こだわりスカーフ を持ったドラゴンタイプや みがわり を貫通してくる特性 すりぬけ を持った ドラパルト には弱いですが、一度 みがわり を使用出来れば相手に大きな被害を与える事が出来ます。
攻撃技を ドラゴンテール に絞っている為、フェアリータイプには無力な点や本来の役割対象である電気タイプや毒タイプに大ダメージは与えられないという点には注意が必要です。
ステロまきびし型の運用方法
ロトム-ウォッシュロトム や ドオー など みがわり を残しやすい対面を作り、 みがわり から ステルスロック まきびし を使用していきます。
相手がガブリアスに対して有利なポケモンに交代してくる際には ドラゴンテール で強制交代させていきましょう。
1度 みがわり を残せているのであれば再びみがわりを使える対面があるはずなので、その対面を作った際に再び みがわり などを使用して行動回数を増やしていきます。
選出段階でフェアリータイプがどうしても厳しい場合などは選出を控えるのが無難です。
ステロまきびし型と相性のいいポケモン
ポケモン |
型 |
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物理受け型など ガブリアスの起点となる ロトム などの電気タイプを呼びやすく、ガブリアスが苦手なフェアリータイプにも打点を持てる |
ステロまきびし型と似た役割のポケモン
▼起点作りの育成論まとめ
ポケモン |
型 |
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起点作り型など ステルスロック +強制交代技で削りが行える点が共通している。耐久はカバルドンの方が高く あくび なども使えるが、ガブリアスはアタッカー型と誤認させられる可能性も高く ちょうはつ などを受けた場合でも火力を出せるという相違点がある |
ガブリアスの対策
ステロまきびしガブリアスの対策方法
通常のガブリアスと根本的な弱点は変わりませんが、受けポケモンで対処しようとすると逆に起点にされてしまう可能性があります。
一致抜群を突けてガブリアスより速いポケモンや連続技を持つポケモンで対処をしていきましょう。
▼物理アタッカーの育成論まとめ
▼特殊アタッカーの育成論まとめ
ガブリアス対策におすすめポケモン
ポケモン |
型 |
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身代わりを貫通して倒す事が出来、その後も火力を出しやすい。選出に居るだけで相手がガブリアスを選出しづらくなる |
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ガブリアスよりも素早さが高く身代わりを貫通して倒す事が出来る為、 ドラゴンテール で出てきた場合相手は退かざるを得ない状況になりやすい |
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