『ポケットモンスタースカーレットバイオレット(ポケモンSV)』のランクマッチが、4月1日から新たなレギュレーション:Cに変わりました。
こちらの記事では新たなレギュレーションで解禁された準伝説ポケモン「パオジアン」の対策方法、主要戦法や採用されていることの多い技について解説しています。
目次
パオジアンとは?
タイプ | あく こおり |
---|---|
特性 | 災厄を呼ぶ剣の力で 自分以外の防御が弱くなる。 |
わざわいのつるぎ 夢特性 災厄を呼ぶ剣の力で 自分以外の防御が弱くなる。 夢特性の入手方法 |
パオジアンの種族値
HP | 攻撃 | 防御 | 特攻 | 特防 | 素早さ | 合計 |
---|---|---|---|---|---|---|
80 (250位) |
120
(80位) |
80
(272位) |
90
(233位) |
65
(440位) |
135
(14位) |
570
(113位) |
パオジアンのタイプ相性
4倍 | かくとう |
2倍 | ほのお むし いわ はがね フェアリー |
0.5倍 | こおり ゴースト あく |
0.25倍 | なし |
無効 | エスパー |
パオジアンの解説
パオジアンは、今作初登場の準伝説ポケモンです。
レギュレーション:C(2023/04/01~)で解禁されました。
タイプは マニューラ 系統と同じあく/こおりの複合タイプです。
耐性面ではメジャーな弱点が多いのでサイクル戦には不向きで、格闘に至っては4倍弱点でマッハパンチやバレットパンチなど先制技に弱いため対面で有利を取る立ち回りをしましょう。
その反面、攻撃する側としては優秀なタイプ、135と高い素早さ種族値、専用特性 わざわいのつるぎ などの要素が嚙み合っているため非常に受けられづらい性能をしています。
イーユイ の オーバーヒート のように超高火力のタイプ一致技は持たないものの、 こおりのつぶて や ふいうち など強力な先制技をタイプ一致で扱うことができ、一撃技 ぜったいれいど やHPを半分削る カタストロフィ などで受けポケモンの対策もでき、あくタイプかつ ちょうはつ でオーロンゲなどいたずらごころポケモンに耐性もあります。
覚える技のタイプは少ないものの、サブウェポンも苦手ないわ/はがねの弱点を突けるかくとう技、かくとうへの打点としてエスパー技などがあるため、ほとんどの相手に等倍以上が取れ、テラスタルを切ることで上から一方的に倒せる範囲を増やしたり耐性を変化させ様々な相手との撃ち合いができるなど器用な立ち回りも可能なポケモンです。
パオジアンの火力指数
性格:いじっぱり(こうげき×1.1)を前提としています。
こおり技 |
あく技 |
サブウェポン |
---|---|---|
24097.5 |
22680 |
17010 |
22680 |
19845 |
テラバースト
(でんき)等
25515 ※タイプ一致補正の×1.5を かけています |
11340 |
– |
– |
※ わざわいのつるぎ で相手のぼうぎょが3/4になるので、ここからさらに約×1.3倍となります。
※ いのちのたま などの火力アップアイテム(×1.3など)、テラスタルで2倍となったタイプ一致補正(×4/3)については考慮していません。
パオジアンのすばやさライン
いずれもすばやさ252振りを前提としています。
いじっぱり(準速) |
ようき(最速) |
---|---|
187 |
205 |
パオジアンの入手方法/厳選/育成論
▼入手方法はコチラ(杭の場所・祠の場所まとめ)
▼厳選方法はコチラ
▼パオジアンの育成論・努力値
パオジアンの戦法
アタッカー型
技の威力は低めですが、高い攻撃種族値と、自分以外の場のポケモンのぼうぎょを×0.75倍にする(≒自身のこうげきを4/3倍にする)専用特性 わざわいのつるぎ が相まって高い火力を出してくるポケモンです。
対面性能が高く、1体突破→後続に こおりのつぶて や ふいうち で削りを入れ、1:1.5交換の動きが簡単にできるポケモンといえます。
アタッカー型パオジアンに採用されていることが多い技
技名/タイプ |
威力/命中 |
効果 |
備考 |
---|---|---|---|
こおり |
威力:85 命中:90 |
30%の確率で相手をひるませる |
– |
こおり |
威力:80 命中:100 |
場のフィールド( エレキフィールド など)を解除する |
– |
こおり |
威力:40 命中:100 |
先制技 |
優先度+1 |
あく |
威力:80 命中:100 |
2ターンの間、相手の音技を封じる |
– |
あく |
威力:80 |
20%の確率で相手のぼうぎょを下げる |
– |
命中:100 |
|||
あく |
威力:70 |
相手が攻撃技を選んでいると先制できる |
優先度+1 相手が補助技を使用した場合や、相手に先制された場合は失敗する |
命中:100 |
|||
かくとう |
威力:90 |
相手の能力変化を無視して攻撃できる |
命中100%だが、自身の命中率が低下している場合は外れることがある |
命中:100 |
|||
ノーマル |
威力:80 |
テラスタルしている場合、技のタイプがテラスタイプに変わる サブウェポンとしての採用はでんきタイプが多め |
あまえる
などで攻撃実数値<とくこう実数値になってしまうと、とくこう実数値で攻撃してしまうので注意
C0厳選しておくことで対策ができる |
命中:100 |
|||
ノーマル |
威力:- |
自身のこうげきを2段階上昇させる |
– |
命中:- |
|||
あく |
威力:- |
3ターンの間、相手は変化技を使用できなくなる |
特性 どんかん のポケモンには無効 |
命中:100 |
その他、採用されている可能性のある技
四災(今作の準伝)専用技で、相手のHPを1/2にする カタストロフィ は当然習得可能です。
その他にも相手の能力変化をかき消す くろいきり や、耐久に厚く振り、テラスタルでタイプを変え、 じこさいせい でのHP管理。壁展開に強く出られる かわらわり や サイコファング 。火力で突破できないはずの耐久ポケモンも倒せる可能性のある ぜったいれいど 。
上記の技はいずれも厄介なため、習得可能であることを頭の片隅に置いておきましょう。
パオジアンに採用されていることが多いテラスタイプ
・こおり / あく
→いずれもタイプ一致技の火力が1.5倍→2倍となります。
強力な先制技 こおりのつぶて や ふいうち を強化できるのもメリット。
・ゴースト
→かくとう4倍弱点を無効にできるので、かくとう技を撃ってくるタイミングでテラスタルを合わせると1ターンフリーで動くことができ、大きくアドバンテージを稼げます。
つるぎのまい を使う場合は強力な選択肢です。
・でんき
→もともとの技範囲が優秀なためでんきテラスタル個体の数は少ないですが、 テラバースト (でんき)を技範囲に加えることでほぼすべてのポケモンに等倍以上で攻撃が可能になります。
対策になりうるポケモンたち
パオジアンの対策ができうるポケモンを一部紹介しています。
ハッサム
タイプ | はがね むし |
---|---|
特性 | HPが1/3以下になると、むしタイプの技の威力が1.5倍になる。 |
威力が60以下の技の威力が1.5倍になる。威力の変動する技や、技の影響で威力が変動している場合も効果がある。 | |
ライトメタル 夢特性 自分の重さが半分になる。 夢特性の入手方法 |
ハッサムの種族値
HP | 攻撃 | 防御 | 特攻 | 特防 | 素早さ | 合計 |
---|---|---|---|---|---|---|
70 (385位) |
130
(37位) |
100
(118位) |
55
(540位) |
80
(271位) |
65
(441位) |
500
(270位) |
ハッサムのタイプ相性
4倍 | ほのお |
2倍 | なし |
0.5倍 | ノーマル こおり エスパー むし ドラゴン はがね フェアリー |
0.25倍 | くさ |
無効 | どく |
ハッサムの解説
サイクル戦適性が高く、耐性が優秀でつららおとしを半減で受けることができ後出しが可能です。 チオンジェン にも有利がとりやすいポケモンです。
対面では ふいうち 択になりやすいですが、 とんぼがえり での対面操作や採用している場合は ふいうち を読んで つるぎのまい を積むことも可能です。
おすすめ技 |
|
---|---|
おすすめの性格/努力値 |
いじっぱり HP252/こうげき252/ぼうぎょ4 |
ステータス実数値 |
177-200-121-x-100-85 |
おすすめの特性 |
|
おすすめの持ち物 |
ハッサムの育成論一覧
▼ こだわりハチマキ 型
ウェーニバル
タイプ | かくとう みず |
---|---|
特性 | HPが1/3以下になると、みずタイプの技の威力が1.5倍になる。 |
じしんかじょう 夢特性 技で相手を倒すと「こうげき」が1.5倍になる。 夢特性の入手方法 |
ウェーニバルの種族値
HP | 攻撃 | 防御 | 特攻 | 特防 | 素早さ | 合計 |
---|---|---|---|---|---|---|
85 (220位) |
120
(80位) |
80
(272位) |
85
(259位) |
75
(326位) |
85
(256位) |
530
(169位) |
ウェーニバルのタイプ相性
4倍 | なし |
2倍 | でんき くさ ひこう エスパー フェアリー |
0.5倍 | ほのお みず こおり むし いわ あく はがね |
0.25倍 | なし |
無効 | なし |
ウェーニバルの解説
今作の御三家 クワッス の最終進化です。タイプが優秀で、パオジアンのメインウェポンを半減できる物理アタッカーです。
下記で解説するAS振りのアタッカー型はもちろん、HBやHDに厚く振り
ゴツゴツメット
を持たせた受け型も存在します。
いじっぱり個体の場合、 アクアステップ で素早さを上げても最速パオジアンと同速になります。
そのため、ようき個体をオススメ(素早さ実数値138,努力値換算で164振りで アクアステップ 後に最速135族抜きが可能)します。
数は少ないですが、 テラバースト (でんき)を採用している個体には弱点を突かれてしまう点にご注意ください。
おすすめ技 (アタッカー型) |
|
---|---|
おすすめの性格/努力値 |
ようき HP4/こうげき252/すばやさ252など |
ステータス実数値 |
161-172-100-x-95-150 |
おすすめの特性 |
|
おすすめの持ち物 |
|
マリルリ
タイプ | みず フェアリー |
---|---|
特性 | ほのおとこおりタイプのわざを受けた時のダメージを半分にする。 |
「こうげき」が2倍にアップ。 | |
そうしょく 夢特性 くさタイプの技を受けると、ダメージや効果を受けずに「こうげき」が1段階上がる。 夢特性の入手方法 |
マリルリの種族値
HP | 攻撃 | 防御 | 特攻 | 特防 | 素早さ | 合計 |
---|---|---|---|---|---|---|
100 (81位) |
50
(680位) |
80
(272位) |
60
(474位) |
80
(271位) |
50
(576位) |
420
(491位) |
マリルリのタイプ相性
4倍 | なし |
2倍 | でんき くさ どく |
0.5倍 | ほのお みず こおり かくとう むし あく |
0.25倍 | なし |
無効 | ドラゴン |
マリルリの解説
みず+フェアリー複合のため、パオジアンのメインウェポンに加え せいなるつるぎ も半減できるので、ウェーニバルよりもタイプ相性上パオジアンに有利を取れます。
火力が高いため対面で はらだいこ を積むのは難しい点にはご注意ください。
おすすめ技 |
|
---|---|
おすすめの性格/努力値 |
いじっぱり HP244/こうげき252/すばやさ12 など |
ステータス実数値 |
206-112-100-x-100-72 |
おすすめの特性 |
|
おすすめの持ち物 |
|
マリルリの育成論一覧
▼はらだいこ型(
オボンのみ
)
▼ASベースのとつげきチョッキ型(とつげきチョッキ)
パオジアンの対策方法
パオジアンの対策方法を解説しています。
先制技で攻めよう
パオジアンは火力と素早さこそ高いものの耐久面は控えめです。
タイプがこおり あくと受けが難しくかくとう技が4倍弱点となり、威力が控えめな マッハパンチ でも致命傷になりえます。
きあいのタスキ を持っていることが多いポケモンなので、ある程度削れていたら ふいうち より優先度の高い しんそく での処理が可能です。
先制技を使えるポケモン(一例) |
|||
---|---|---|---|
マッハパンチ |
マッハパンチ |
バレットパンチ しんそく |
しんそく |
しんそく |
バレットパンチ |
– |
– |
きあいのタスキを貫通する動き
※パオジアンが きあいのタスキ を持っていることを前提としています
砂嵐を展開する
カバルドン や バンギラス を選出することで、場をすなあらし状態にすることができます。
どちらのポケモンもこおり技や せいなるつるぎ 弱点を突かれるため大ダメージを受けてしまうので、対面させにいくのは得策ではありません。
ステルスロック/まきびし/どくびしを展開する
パオジアンはいわタイプが弱点のため、場に出る前に先んじて ステルスロック を展開しておくと、出てきた際に最大HPの1/4を削ることができます。 まきびし は使用回数によって、場に出たポケモンへの削りダメージが最大HPの1/8(1回目)→1/6(2回目)→1/4(3回目)と効果が上昇していきます。 どくびし も同様に使用回数によってどく(1回目)→もうどく(2回目)と効果が上昇します。
ステルスロックを覚えるポケモン(一例) |
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まきびしを覚えるポケモン(一例) |
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どくびしを覚えるポケモン(一例) |
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※特性 どくげしょう によっての展開も可能 |
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