『ポケットモンスタースカーレットバイオレット(ポケモンSV)』 DLC前編『碧の仮面』で登場したポケモンの1匹「ヤバソチャ」の育成論やおすすめのテラスタイプ、対策方法を掲載・解説しています。
ヤバソチャの基本情報
タイプ | くさ ゴースト |
---|---|
特性 | 登場したとき 味方を もてなして HPを 少しだけ 回復してあげる。 |
たいねつ 夢特性 ほのお技と「やけど」によって受けるダメージを半減させる。 夢特性の入手方法 |
ヤバソチャの種族値
HP | 攻撃 | 防御 | 特攻 | 特防 | 素早さ | 合計 |
---|---|---|---|---|---|---|
71 (335位) |
60
(536位) |
106
(85位) |
121
(59位) |
80
(224位) |
70
(340位) |
508
(211位) |
ヤバソチャのタイプ相性
4倍 | なし |
2倍 | ほのお こおり ひこう ゴースト あく |
0.5倍 | みず でんき くさ じめん |
0.25倍 | なし |
無効 | ノーマル かくとう |
ヤバソチャの解説
ヤバソチャは今作のDLC『碧の仮面』で新規登場したポケモンで、キタカミの里バージョン、和風デザインのヤバチャといった感じのデザインをしています。
タイプは抹茶がモチーフのためくさ/ゴースト複合となり、同タイプにはオーロット、アノホラグサなどがいます。
合計種族値はポットデスと同じ508ですが配分が少し異なり、特殊方面の種族値が下がったものの物理耐久が強化されています。
こちらの記事では物理耐久に特化し、ちからをすいとるや専用技シャカシャカほう、DLCで解禁されたねっとうなどでやけどを狙っていく個体を紹介していいます。
▼ヤバソチャの入手方法
専用技「シャカシャカほう」について
威力80、命中率90のくさ タイプの特殊技です。
与えたダメージの半分を回復しつつ、20%で相手ポケモンをやけどにする追加効果があります。
また、こおり状態になっている時に使用すると自身のこおり状態を能動的に解除する隠し効果があります。
ヤバソチャの育成論
物理受け型
特性 |
|
---|---|
性格 |
ずぶとい(ぼうぎょ↑こうげき↓) |
努力値 |
H244 B252 D12 |
実数値 |
177-58–173-141-102-90 ※A0個体 |
持ち物 |
![]() |
テラスタイプ |
みず など |
技構成 |
・シャカシャカほう(進化時習得) ・ちからをすいとる(Lv42) ↳その他の候補 エナジーボール・リーフストーム・たたりめ・テラバースト・てっぺき・めいそう・わるだくみ・しびれごな・トリックルーム・おきみやげなど |
物理受け型ヤバソチャの努力値調整
- HP/耐久
↳HP奇数且つ物理耐久の最大化、残りをとくぼう振り
特化パオジアンのつららおとし 、テラスタル中(おもかげやどし発動)+特化オーガポン(かまどのめん)のツタこんぼう(かまどのめん) 確定耐え
※パオジアンがいのちのたまを持っていたりこおりテラスタルされた場合は落とされてしまう
- 火力
↳無振り
シャカシャカほう→H252ガチグマ 確定2発、H252ディンルー確定3発
物理受け型ヤバソチャの解説
その他の育成方法や技の選択肢を紹介しています。
個体値の考察
イカサマのダメージ |
|
---|---|
A0個体の場合 |
A31個体の場合 |
不一致イカサマ:28~34 一致イカサマ:42~50 |
不一致イカサマ:34~42 一致イカサマ:50~62 |
※当育成論で紹介している努力値振りの個体でダメージ計算した場合の数値です
物理技を一切使用しないイカサマ対策としてA0厳選をオススメします。
性格を考察
トリックルームギミックを採用する場合、のんき(ぼうぎょ↑すばやさ↓)での育成もオススメです。S0+下降補正の場合すばやさ実数値67となり無振り50族 ( テツノカイナ ガチグマ マリルリ )抜かれとなります。
持ち物を考察
・
ゴツゴツメット
→接触技を受けたときに相手の最大HPの1/6に相当するダメージを与えます(連続技の場合はそれぞれ判定あり)。物理受けとして繰り出していく場面が多いので最もオススメです。
・
おんみつマント
→技の追加効果を受けなくなり、どくのくさりの追加効果も受けません。ひるまなくなり確実に受けられるため対パオジアンを意識するのであればオススメと言えます
テラスタイプを考察
・みず
→耐性が優秀でねっとうがタイプ一致になります。(テラバーストは採用する必要がありません)
・はがね
→特性たいねつと合わせて弱点がかくとうじめん だけとなります。
本来のタイプでどちらも半減以下のタイプが弱点となっているので読まれづらい点が優れています。
・ノーマル
→弱点がかくとうのみとなり非常に安定した受けポケモンとなります。
・ほのお
→テラバースト(ほのお)を採用する場合に。
前述のおんみつマントと同様に対パオジアンを重く見る場合に。ほのお弱点のハッサムなどへの対処としても。
技構成の考察
・オススメ/確定枠
シャカシャカほう |
命中率90%と少し不安要素が残りますが、相手に与えたダメージの半分を回復する効果+20%で相手をやけどにする効果があります。 隠し効果として使用時に自身のこおり状態を治す効果もありますが、相手ポケモンに当たった場合もこおり状態を治してしまいます。 |
---|---|
シャドーボール |
通りの良いタイプ一致ゴースト技です。 |
ねっとう |
30%の確率で相手をやけど状態にするみず技で、使用時に自身のこおり状態を解除します。 |
ちからをすいとる ※確定枠 |
相手の攻撃実数値分のHPを回復→相手のこうげきを1段階ダウンさせる技です。 |
・その他の技
その他の技の選択肢を紹介します。
テラバースト |
ほのおテラスタルの場合に。 |
---|---|
エナジーボール |
決定力を上げたい場合、Cに振る場合など。 |
リーフストーム |
高火力くさ技です。 サイクル適性があるので撃ち逃げに徹するのであれば適しています。 |
たたりめ |
技単体での火力はシャドーボールに劣ってしまいますが シャカシャカほう ねっとうの追加効果とシナジーがあるゴースト技です。 |
てっぺき |
対物理を更に重く見る場合に。 流し際に積んで要塞化を狙えます。 |
めいそう |
両受けとして動かすならオススメです。 てっぺきと同様、流し際に積みましょう。 |
わるだくみ |
とくしゅを2段階上げることができます。 崩し枠として動かしたい場合に。 |
しびれごな |
相手をまひにする技です。 素早さ関係の逆転による安定した受けが可能ですがやけど効果とシナジーが悪いのでめいそうなどを採用する場合にはオススメです |
トリックルーム |
ガチグマなどと組ませたトリックルーム展開をする場合にオススメです。
前述した通り最遅での育成をオススメします。 |
おきみやげ |
サイクル適性の高いポケモンなので退場技は勿体ないですが起点回避に。 |
物理受け型ヤバソチャの運用方法
ヤバソチャは特性耐熱により、ほのおタイプが実質的に等倍になり、弱点4タイプ/半減4タイプ/耐性2タイプとなります。
物理アタッカーに対して投げていくことが可能で、特に環境で強力なウーラオス-いちげきのかたのすいりゅうれんだに対して後出しし、ゴツゴツメットで削っていくことができます。
努力値振り欄で前述した通り、オーガポン(ほのお)やパオジアンなどに対しても一発であれば耐えることができ、偶発対面ではちからをすいとるで受け切ることができます。
(※パオジアンは”火力アップ系アイテム所持”,”つららおとしでの怯み”,”タイプ一致テラスタル”のどれかの条件に当てはまってしまった場合は耐えられません)
基本的に物理アタッカーと対面するように立ち回り、ちからをすいとる→シャカシャカほうやねっとう、シャドーボールのいずれかで攻撃していきましょう。相手の交代が予測できるタイミングでは裏に通りやすい技を選択していきます。めいそうなど変化技を採用している場合は流し際に積んでいきましょう。
物理受け型ヤバソチャと相性のいいポケモン
ポケモン |
型 |
---|---|
両受け型(BD振り) など ヤバソチャが苦手なゴースト技を無効にでき、ラッキーが苦手なかくとう技をヤバソチャが無効にできる。 |
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ゴースト技あく技の一貫はあるものの、おうごんのからだで変化技をシャットアウトでき、やけど状態の物理アタッカーを安定してわるだくみの起点にできる点 |
|
相性の補完が優れており、広い技範囲に加えて高いとくぼうをとつげきチョッキで補強しているため、ヤバソチャが苦手な特殊アタッカーとの撃ち合いに長けている。 |
物理受け型ヤバソチャと似た役割のポケモン
ポケモン |
型 |
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じこさいせいによる高速回復が優秀な物理受けでゴツゴツメットを持たせていることが多い てっぺきで要塞化も可能なポケモン がんじょうによる行動保証、こおり技によるカイリュー耐性が高い点が優れている |
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ウーラオス-れんげきのかたを安定して受けることができる点、ちからをすいとるで積み系の動きに抗える点と 特性てんねんで物理受けができる点が似ている |
ヤバソチャの対策
ヤバソチャの対策方法
ヤバソチャはやけど効果や高い物理耐久、ちからをすいとると対物理の面では非常に優れているものの、特殊面は弱く早めの特殊アタッカーには弱いポケモンです。弱点を突けるテツノツツミ、ハバタクカミなどの特殊アタッカーで容易に対策できます。
また、補助技が軸とした立ち回りがメインのため、ちからをすいとるを封じ込めることができるちょうはつ、みがわり、アンコールなどの補助技を扱えるポケモンであれば処理しやすいと言えます。
また、上記の要素を兼ね備えているサーフゴーなども厄介で対面での処理は難しくテラスタル択が発生してしまいます。
ヤバソチャ対策におすすめのポケモン
ポケモン |
型 |
---|---|
ちょうはつを覚えるポケモン |
トドロクツキ など ヤバソチャより早く弱点を突かれない物理アタッカーで先制してちょうはつを選択することでちからをすいとるを封じることができる |
アンコールを覚えるポケモン |
カイリュー など アンコールでちからをすいとるしか使えない状況にできる |
ヤバソチャからの特殊技はとくぼうが低いため致命傷となってしまうがフリーズドライやれいとうビームで弱点を突くことができ、こだわり型であれば交代を読んでクイックターンなどでサイクルを有利にできる |
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とくぼうが高く特殊アタッカーとの撃ち合いに長けており、安定して特殊技を受けることができる また、素早さが高くスイープ性能にも優れており汎用性が高い |
アタッカー型
特性 |
|
---|---|
性格 |
ひかえめ(とくこう↑こうげき↓) |
努力値 |
HP244 防御4 特攻252 特防4 素早さ4 |
実数値 |
177-58–127-190-101-91 ※A0個体 |
持ち物 |
など |
テラスタイプ |
みず ノーマル など |
技構成 |
・シャカシャカほう(進化時習得) ・ちからをすいとる(Lv42) ↳その他の候補わるだくみ |
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